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2016年10月30日 (日曜日)

神尾真由子&クルティシェフ リサイタル  (ミューズ)

1477821791672ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲より10番・15番・16番・24番
チャイコフスキー:「青春は遠く過ぎ去り」(「エフゲニー・オネーギン」より)
チャイコフスキー:メロディ(「なつかしい土地の思い出」より)
プロコフィエフ:行進曲(「3つのオレンジへの恋」より)
ショスタコーヴィチ:ロマンス(映画「馬あぶ」より)
ハチャトゥリアン:剣の舞(バレエ「ガイーヌ」より)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
バッジーニ:妖精の踊り

神尾真由子(ヴァイオリン)
ミロスラフ・クルティシェフ(ピアノ)

(所沢市民文化センター ミューズ)
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初めて行ってきた、ミューズ。ミューザじゃないぜ、ミューズ。所沢まで行ってきたのさ。所沢、小平より遠いぜ。うう。
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何で所沢までわざわざ行ったのか?というと。
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ここのホール、とってもチケット代が安いのである。「ぶらあぼ」でちょくちょく見て「なんでこんなに安いの?」って思ってた。ショパコン実況で見聞きして以来、クルティシェフをナマで聴きたいなって思ってたのだけど、チャンスを逃していた。で、今回は彼のソロコンサートは聞き逃してしまったので、ヨメとのデュオコンサートに行くことに。いや、クルティシェフのソロコンサートは2500円だったのである。これってラ・フォル・ジュルネ並みの安価である。行きたかったなあ・・・でもまた来るでしょ。ヨメが日本人なんだし。
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今日出かけたデュオ・リサイタルはなんとS席で3500円。このコンビ、サントリーで聴いたら8000円、最安でも5000円である。しかもサントリーはブラームスのソナタばっかり。ちょっと敷居が高い。
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でも、私の行ったのは前半はベートーヴェンとブラームスのソナタでちょっとしんどかったものの、後半は楽しい楽しい小曲集だった。なのでコンサート自体はとても楽しめるものだった。
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が。駅からコンサート会場までの道のりが長かった(普段は徒歩10分くらいのようだが)。
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今日はたまたま、このホールのある所沢の航空公園では、市民の大々的なお祭りだったのである。お祭りってことはもちろん知ってたんだけど、あのね、こういう広い公園のお祭りっていうのは私のような大都会住みの者には想像がつかないような巨大なものなのね。
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もう、見渡す限り屋台のテント。なんかおっきなフェスみたいな感じ。そんで、所沢市市民の半分は集まったのではというほど人にあふれており。(まあ・・・渋谷のハロウィンほどじゃないけどね。)
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コンサート会場まで行くのに、間違えて公園の中を通ってしまったばっかりに、「ホールなんかどこにあるの?」って思った。
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で、やっとミューズの前までたどり着いたと思ったら、そこはそこでまたお祭り(レッツ☆ゴー!!ミューズ横丁)をやっていた。地ビールの屋台が何個もあって、ちょっと惹かれたけど飲んだらコンサート中寝てしまいそうだったので我慢我慢。今ちょっと後悔(別に我慢することなかったじゃん。飲めばよかったよう)。
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コンサートまで結構時間があったので、「ガマの油売り」と「バナナのたたき売り」と「七味唐辛子売り」の絶滅危惧種芸人さんたちの口上を堪能して、やっとコンサート。すいませんバナナも唐辛子も何にも買わず。そーいえばチンドン屋さんもいたなあ。
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で、ホールの中。(ラグジュアリーに見えるが)写真で見るよりは現実ははるかに普通な、クラシックのコンサートホールである(よーするに大変写真映えがする)。杉並公会堂に印象は近い。音はよさそう(ネットで見ると「よい」という評判である)。しかし、市民ホールであるからクラシック以外のものもたくさん上演する。演歌歌手のコンサートもやるし、いっこく堂だってやるし、よしもとお笑いライブもやる。「ここでロバートとか中川家とかバンビーノがコントやったりするのか。ダンソン!!フィーザキーとかやるのか」とか胸熱。
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で、コンサート。
席が一階席の19番めだったので、ちょっと音が遠い感。席が少々右側だったのでピアノはすごく聞こえたけど、ヴァイオリンはやや控えめな聞こえ方(もちろん全然聴こえなかったわけではない。残響は長めできれいだった)。席のせいだったのだろうかそれとも楽器のせいなんだろうかわからない。
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ところで今、神尾さんは何の楽器を使われているのだろう。日経のインタビューでは「最近はじーちゃんの形見のカッパって古い楽器を使っている」って言ってたけど、カッパって有名なの(←私はヴァイオリン素人)。ストラディバリとかガダニーニとかガルネリじゃないの。
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神尾さんはシックな黒のドレス。独身時代はもっと派手なドレス着てたのかなあ。なんとも若奥様風情で素敵である。もう一歳児のママだもんね。クルさんも黒ずくめの上下(タキシードや、よく着ている詰襟みたいのではなく、黒いシャツ)。見かけは「今日はソロじゃないんで、黒子に回りますぜ」という感じではあったものの、演奏自体は全然黒子ではなく。ブラームスなど、終楽章ではめっちゃダイナミックで(腰を浮かせて打鍵する)、奥さんを食ってた気が。
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考えると、ああ、やっぱりクルさんのソロのリサイタルに行きたかったなあ。ピアノは「伴奏」などでは全然なく、ヴァイオリンと対等なのがすごい。夫唱婦随というよりは、お互いに化学反応を起こしている感じ(だから神尾さんは彼を選んだんだろうな)。この取り合わせはもっともっと進化しそうな気がする。
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ダンナがロシア人だし、二人ともチャイコフスキーコンクールの最上位ということだからなのか、後半はロシアものがほとんど。印象に残ったのは、ショスタコーヴィチの24の前奏曲からの曲は「いかにもショスタコ」的な不安げなメロディがよかった。あと、ヤッシャ・ハイフェッツの編曲もののプロコと剣の舞が超絶技巧で素晴らしかった。アンコールは2曲で「夢のあとに」と「熊蜂の飛行」。
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サイン会が行われた模様だが、やっぱり行かず。あ、帰りはちゃんと公園の中でなくバス通りを通って帰ったのでスムーズに帰れた。
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今度来日したら、クルさんのソロコンサートに行こう。やっぱり好きだ、クルティシェフのピアノ。ところでお子さんはどっかに預けてきたのだろうか。
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(ちなみに、ミューズだとアンスネスは4500円、ヤルヴィ&カンマーフィルは9000円で行けるんだよ。安いねえ。たぶんどっちも行かないけど。)
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航空公園なので飛行機が飾ってあったりする。次回は「所沢航空発祥記念館」とやらにも行ってみたいものだ。 文章めちゃくちゃでごめんなさい。
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