オーケストラ・ダヴァーイ 第10回演奏会
スヴィリードフ:時よ、前進!
ポポフ:交響曲第1番作品7(アマオケ日本初演)
ショスタコーヴィチ:交響曲第10番
オーケストラ・ダヴァーイ
(8月28日 すみだトリフォニー大ホール)
もう一週間経ってしまった。忘れないうちに覚書。
初めて行かせて頂くアマオケさんである。ロシアもん専門アマオケとして君臨している(?)。開演前の場内放送も日本語→ロシア語という徹底ぶり。見渡したところ、ロシア人観客は見当たらなかったが誰得。最後の「スパシーバ」しかわからず。
解説のパンフレットを事前に見ようと思ったら、全部ツィッター形式だった。ポポフやらスターリンとかが色々呟いている(という設定)。こないだのショスタコーヴィチのラヨークの時の解説書も会話形式?の甚だ凝った物だったので、ロシア好きクラヲタは全般的に頭良すぎてよくわからんなあ、という印象。
「時よ、前進!」はソチ五輪の開会式で使われていた音楽である。映画音楽なので、曲的には結構新しいかと。(因みに、リオ五輪の新体操団体で、ロシア代表がこの曲使用していた・・ような。しかもそん時の出し物の前半はハルサイだった。さすがだロシア。日本代表も伊福部とかで踊ったらいいのに。)
スヴィリードフ、かっこいい、いかにもロシア!って感じの曲。コルホーズ!ソフホーズ!スパシーバ!(なにそれ)。ロシア国営ニュース。
ポポフ。プロオケでも最近演奏したらしい。勿論聴きにいってない。ポポフ一枚だけCD持ってる(別の曲)。しかしそれはとても聴きやすい曲だったもんで、全然違うかんじ。
交響曲第1番はもう、ただうるさいうるさいうるさい、って印象。なんかさー、絵で言ったらジャクソン・ポロックの絵を、「筆でタラタラなんてめんどくさい、バケツごとぶっかけちゃえ!」みたいな感じ。メロディなんかどこにあるの。3階席なのに、歯を食いしばって耐えた。苦しいよう。まあ、あとの方はだんだん慣れてきてちょっと快感になってきたけど。ドSか。
まあ、お陰でメインのタコ10が古典音楽のように聞こえた。始まったとたん、ベートーヴェンかと(いやマジで)。あれだけ「よくわからん」と苦しんでたタコ10が、こんなに親しみやすくわかりやすかったなんて。という訳で、ポポフは素晴らしい音楽である。
| 固定リンク
コメント