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2016年8月10日 (水曜日)

フェスタサマーミューザ 飯守さんのワーグナー リハーサルの部

有給が35日残っており、有給取るよう推奨されたので、本日お休み。前日トンでもないトラブルを起こしたので、出社を危ぶまれたが、何とかなったので、有給取っちゃった。ホントのところ会社はどうなってるのか、知らん。


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という訳でミューザ。夜コンサートだったけど、3時から公開リハーサルという事なので、有り難く参加。飯守さんのワーグナーへの思いを垣間見ることができるかも。

リハーサルはせいぜい一時間くらいなのかと勝手に思ってたら、二時間ちょいも見せてもらった。大体全曲聞いた。

それにしても今日は普通の日のはずなんですが、結構リハーサルの観客の多かったのは驚いた。リタイア組か大学生ばかり・・・というわけでもなく。私みたいに、わざわざ有給取ったのかな?

飯守さんも、「このクソ暑い中、ワーグナーに集まって頂き、ご苦労様です」みたいな感じで。いやいや、夏だからこそのワーグナーでしょうよ。ロビーではおっちゃんたちが、今年のバイロイトの話とかで盛り上がってたりとか。

で、リハーサル。何故かアンコール曲のローエングリン第三幕への前奏曲から演奏。いきなりネタバレ。次はタンホイザー序曲。普通に通して演奏したが、飯守さんは「タンホイザーの巡礼の苦しみを表している。巡礼は苦しいです。腰痛です、腰痛。」とか仰ってた。知らんかったなあ。タンホイザーが腰痛とは。

しかし。

あんなに素晴らしいタンホイザーのあとのトリスタンは、もう別格な位凄くて。やはりこの曲は飯守さんにとってもオケにとっても特別なんだなあと。前にこのコンビで演奏会形式で全曲聴いたもんね。イゾルデの哀しみ、トリスタンの苦しみがこんなに現れた演奏もそうないのではと。ここまでくると、リハーサルは演奏云々ではなく、楽員の精神論になってしまう。曲への向かいかた、取り組みかた等。

コンウォールの海に投げ出された観客は、いきなり腕を捕まれて、ニーベルングの深い森へ連れてこられた。最後はワルキューレ。ローゲの魔法の炎が目の前に現れる。あ、もうすぐ新国立劇場で観られるんだなあと、想いを馳せる。大迫力のワルキューレの騎行。もうリハーサルだけでお腹一杯。本番へ続く。


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