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2016年5月28日 (土曜日)

カラヴァッジョ展

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夜のカラヴァッジョ展。
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カラヴァッジョといえば、この看板のバッカスちゃんが有名だが、昔からこの絵の酒の神様の外見はヘンだと思ってた。頭にブドウの木ぶっさした、眉毛が特徴的な丸顔の飲兵衛(シュトラウスのオペラに出てくるバッカスはもっとカッコイイと思う)。突然こんな人が街中で現れたらひくわあ。個人的には俳優の加藤諒さんにコスプレしてもらいたい。
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金曜日は夜8時まで絶賛営業中なので、会社の定時ぴったりにぶっとんでったものの、現地外には意外にも行列が。世界遺産になっちゃったし、みんな考えることは一緒?とか思ったらなんと「いせしまさみっと」の厳戒態勢中だったので荷物検査のために並んでいる列だったのだ。あたしはお腹が空いて「ぐううう」って鳴ってしまうのを防止するため、お弁当の残りの手造りおにぎりを並んでいる最中にもぐもぐ食べた。道の途中で買った80円のペットボトルのお茶も飲みつつ。おにぎりは食べ終わったものの、お茶は半分残してカバンに。そったら、荷物検査でお茶没収されてしまった。なによう、お茶でなんか何ができるっての。しかも「いせしまさみっと」は上野とは全然遠いじゃないの。オバマさんは今日は広島でしょ。金属探知機まで体中わらわらとされて、ここは空港か。
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などと半分不機嫌になりながら会場入り。中は普通の混み具合。展示物は約50点ほどでうちカラヴァッジョの絵は11点ほど。他は同時代の同じコンセプトの画家の絵である。真っ黒の画面に人物や静物に光が当たって浮き上がるというしかけのもので、黒い絵の具の消費量半端ない(たぶん)。無論、同じコンセプトのラ・トゥールの絵なんかもあった。
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テレビでカラヴァッジョのドキュメンタリーを見てたので、こいつがどんなに悪党で、乱暴者で、死刑囚で、銃刀法違反で、逃亡生活を送ってきたかは知ってる(でしょ?)。芸術家イコール善人なんて思ってたら大間違いである。この画家の記録はあまり残ってない・・・残っているのは裁判記録ばっかりというのはドキュメンタリーで言っていた。裁判記録の展示もあった。アーティチョークが油炒めなのかバター炒めなのかもめて、そんなの食ってみればわかるで的な裁判記録もあった。そういえばアーティチョークって食べたことない。
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「この男を見つけたら殺しちゃっていいぜえ」みたいな悪党だったので、いつも死と隣り合わせだった。「ならどうして殺人なんかしちゃうの?なんでどんどん罪を重ねちゃうの?」とか一般市民な私たちは思うけれど、そういった人生を送っていたからこそ、こんな狂気に満ちた絵が描けるのかもなあと思うこともあった。
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今回の一番のハイライトは、新たに発見されて「これカラヴァッジョでしょ」と専門家に認められた「法悦のマグダラのマリア」の絵の世界初公開だったのだけど、コレはもしカラヴァッジョ作でなくっても凄い素晴らしい絵だと思う。作者がずっと手放さずに持ってた(らしい)というのもよくわかる。「こりゃうまく描けたわ~」って思ってたんじゃないかな。古今東西たくさんマグダラのマリアの絵はあるけど、この絵の表情は凄い。死を目前にして宗教によって罪を許された法悦感(いや、キリスト教の知識がバッハの受難曲とかでしかないのでちょっと違ってるかも)。印刷やテレビでは見えなかった(ウチ14型テレビだからかもしれんが)、茨の十字架もくっきりと光に照らされて見えて、感銘深い。真言宗でもこの感じはすごく心に来る。
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あと、カラヴァッッジョの絵で印象的だったのは「トカゲに噛まれる少年」という絵で、「あっ痛ててっ!!」という衝撃感が400年の時を超えて伝わってくる。
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カラヴァッジョの絵以外で印象的だったのは、タンツィオ・ダ・ヴァラッロという画家の「長崎におけるフランシスコ会福者たちの殉教」という絵で、何でも長崎のキリシタンが十字架に沢山掛けられているところを描いたもので、日本史が全くダメな私はいろいろ「???」であった。そんな時代のことようろっぱの人々にも伝わったの?とか。調査が必要。
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6時半に観はじめて、時間切れにならないよう速足で観てたら45分くらいで観終わってしまった。ボッティチェリの時にあまりに作品が多くて時間切れになってしまったので、そうならないようにだったんだけど、カラヴァッジョは結構作品数少なかった。もっとじっくり観ればよかった。残念。
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販売グッズはそんなに色々なく。ワインや食べもの関係が何故か多かったけど、高くて買えなかった。カルディでいいわ、そんなの。
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夜なので、お外の見なれた彫刻たちもライトアップ。なかなかかっこいい。
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夕飯に大好きなメルヘンのサンドイッチを上野で買ったのだけど、いつも買う豚カツサンドのカツが異常に分厚くなっていた。しかも断面の見える部分しか肉がなかった。だったら前みたいに薄い肉にして全面にしてほしいな。美味しかったけど。

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2016年5月25日 (水曜日)

アウローラ管弦楽団第15回演奏会 プロコフィエフ

歌劇「戦争と平和」序曲(S.S.プロコフィエフ)
交響的物語「ピーターと狼」(S.S.プロコフィエフ)
交響曲第5番変ロ長調(S.S.プロコフィエフ)

米津俊広指揮/アウローラ管弦楽団
武藤祐子(ナレーター)
5月22日 すみだトリフォニーホール)
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パソコンが末期症状のため、備忘録的に。(画面がしましまなんてもんじゃない。完全にぶっ壊れてくれれば買いに行くのに中途半端に使えるのが困る)
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プロコフィエフ、交響曲は1番か2番くらいしか聴いたことないのだけど、ご招待頂いたので。たまにはいいかなと。プロオケではあんまりオール・プロコはなさそうな気もするので(そんなでもないのかな)、アマオケさすがである。気合いの入った解説書素晴らしい。30分前に会場入ったけど読み切れなかった。
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「戦争と平和」序曲。オペラ本体が成功しなかったので、あんまりやらない曲らしい。もちろん初めて聴く曲だ。ざっくりとした印象として、わくわくするとてもいい曲だと思った。
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ーターと狼」。ナマで聴いたの初めて。ちゃんと全部聴くの久しぶり。実は筋書きもあんまり知らんかった。音楽の授業で聴いたなあ。しかし。思うのは「子供向けだからといって、音楽の授業でこれを聴いてクラシック音楽にハマった人を見たことはない」ということだ。今回の演奏会だって観客にお子様はあんまりいなかった印象。アマオケでも観客のオッサン率が非常に高いと思った。なぜかしら。
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5番交響曲は前日にYouTubeで予習したのみ。1番よりは革新的で2番よりはわかりやすい。プロコは実は2番が大好きでヤルヴィ盤を昔よく聴いていたので、2番をどっかでやってくんないかなと思った。5番が一番有名なんだろうかプロコ。とりとめのない感じがいいなって思った。
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プロコフィエフは「ロメジュリ」のバレエの舞台を(もちろんナマオケで)観るのを夢見ているが、なかなか機会に恵まれない。高いお金を支払えばすぐ叶うのであろうが・・・(結構ケチである)。アンコールはロメジュリで嬉しかった。
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終演後、観にいらしてたアマオケの方々と飲んでいたのだけど、女性の団員さんは話題が「楽譜のうまい製本の仕方」とか非常に実用的な話題となるんだなあと。わたしはどっちかっつーとクラヲタのオッサン脳なもんで(作曲家とか演奏の話しかしないもんで)、ちょっと不思議に思った。ポポフを練習中とのことだが、とくに作曲家ポポフの話題にはならない。「ポポフって名前は可愛いのに、曲はぜんぜんポポフっぽくないの。どっちかっつーとトゥランガリラの方がポポフっぽい」という感じ。よくわからない。
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ボーナス出たらパソコン買おうか、それともティーレマンのラインゴールトの券買うか迷うなあ。ウィーン国立もあるしなあ。まあ・・・ケチなので結局どれも買わないかも。

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2016年5月11日 (水曜日)

チャップリン/モダン・タイムス C・デイヴィス/新日本フィル

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新日本フィルの生オケ・シネマ
チャップリン/モダン・タイムス
カール・デイヴィス[指揮]
新日本フィルハーモニー交響楽団[管弦楽]
山本光洋[オープニング・チャップリン・パフォーマンス]
(5月7日 すみだトリフォニーホール)
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ゴールデンウィーク終盤の、一番の楽しみだった演奏会。映画「モダン・タイムス」をすみトリで上映し、世界的映画音楽指揮者カール・デイヴィス指揮の新日本フィルの超絶シンクロ生演奏を楽しむという企画。「映画で6000円もするって何」って思ったんだけど、ペア券なら一人当たり4800円になるというので、友人を巻きこんで鑑賞。
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(この券を予約したあと、凄くうれしい気持ちで近所のスーパーに買い物に行ってこの映画の中の一曲「スマイル」を鼻歌で歌っていると、なんと場内でナット・キング・コールの「スマイル」が流れてきて、なんて偶然!って思ったのを思い出した。普段からナイスBGMなスーパーではあるけれど。)
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カール・デイヴィス指揮のチャップリンは以前「街の灯」を観ていた。その時もとても見事な演奏で感激したものの、最初は「ああ!生演奏だ!素晴らしいなあ!やっぱりいいなあ生演奏は!」と思いながら聴いていたけど中盤くらいになってあまりにチャップリンのギャグの連発に引き込まれてゲラゲラ笑いまくって、結局は生演奏であることは忘れちゃうって感じだったんだよね。
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さて今回の演奏会。30分ほど早く着いて作ってきたおにぎりを食べようと思ったら、ロビーでチャップリンの扮装の山本さんがパフォーマンスをしていた。子供も大人もおじいちゃんもおばあちゃんもみんな爆笑してて、それはそれは平和な日本のホリデイな風景だった。連れてこられたお子様たちもきっといい思い出になったんだろうなって思う(遊園地行くくらいの値段するんだけど)。
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チャップリンの扮装の山本さんは、演奏(上映)直前になってまたホール内に現れた。女性客の何人かにお花を配ると(わたしらは中央の席だったので貰えず)、舞台上で演奏前のご注意のアナウンスに合わせてパントマイム。まるで映画上映前に出てくる「映画泥棒」さんみたいな感じ。
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この映画は初めて観たが、断片的には色々有名なシーンの連続で(自動食事マシーンとか、手すりが工事中のデパートで目隠ししてローラースケートするシーンとか、車のCMでも有名なあの歌とか)、全く初めてではない感じがした。勿論、ギャグの連続でめちゃくちゃ笑った。あんまり笑わないで演奏を楽しもうと思ったんだけどダメだった。本当に面白かった。こんなに笑えるものって近頃のテレビや映画であったかしらん。80年も前の映画で、現在と同じクオリティで笑えるってやっぱり凄いことだと思う。きっともう100年先の人類でも同じものを見て笑えるんだと思う。しかしまた、そもそも作曲がチャップリンていうのも(今さらだけど)凄い。譜面も書けないし編曲は別の人がしたにしろ。大好きな「スマイル」もだけど、どれも美しい音楽。
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それにしてもまあ、最初の工場のシーンであれだけハイテクの工場なのにねじを巻いたりトンカチで叩いたり?みたいなローテクなことは人間にやらせるの何故なんだろうと思ったことは思った(それは言っちゃなんねーよお客さん)。
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まあ、映画的にはいろいろあるんだけど、とにかくチャップリンの演技のすごさ、器用さにはホントにまいった。相手役の女優さんもとっても可愛い。「少女」というにはちょっとアレなんだけど、最後のほうになったら心の底から応援してあげたくなった。
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観ているうちにすっかり忘れてしまう(ちょっと気の毒な)デイヴィスと新日本フィルの演奏は本当に映画とぴったりで、最初のほうでちょっとトランペットかなんかの音がひっくり返ったりした時は「ああっ!!本当にこれ生演奏なんだ!すごいなあ」とか思った。効果音とかも全部オケがやってるんだよねこれ。しょっちゅう拍子が変わってて、これってやっぱり熟練の指揮者じゃないとできないなって思った。映画がよく見える席にしたものの、普段自分が好きで取っている二階席のオケが見渡せる両側の席にしてもよかったかなと思った(まあ、友人が一緒だったので今回はダメだけど)。オケの一生懸命合わせている所をよく見たい。
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感動的な最後(二人で夕日に向かって歩き出すシーン)が終わり、もちろん拍手大喝采。なかなか拍手が鳴りやまなかった。最後にスクリーンに映し出された大きなチャップリンの写真にまた、拍手。普段とは違う疲労感があったんじゃないかな新日本フィル。いやはや本当にありがとうございました、お疲れ様でした。あとでツイッター見たらエレキテル連合のどっちかの人(細貝さんのほうかおしゃべりワイフのほうか忘れた)が観にいらしてたらしい。最近すっかりテレビで見なくなったけど、元気なのね。いや、お笑いやってる人は観た方がいいねチャップリン。
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終演後、友人と錦糸町の美味しい飲み屋さん(名前忘れた。唐揚げとかなんでも美味しいしちゃんとお店で作ってる感じ。しかも安い)で食事をしていたのだが、私が先日大変に感動した上野での「ジークフリート」のシャーガーさんの話をしたら、彼女は興味を持ちだした。で、YouTubeで鍛冶屋の場面を見せたら「きゃー!!かっこいい!!声も素晴らしいしなんかセクシー!!名前もかっこいい!!今度来日したら誘って!!連れて行って!!」とか言ってたんだけど、いつ来日するのかなあ。つか、友人は長いワーグナーの上演に耐えられるのかなあ(「オランダ人」なら全曲上演に連れて行ったことあり)。

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2016年5月 7日 (土曜日)

LFJ2016 ラウタヴァーラ/鳥と管弦楽のための協奏曲

ドヴォルザーク:糸杉(管弦楽版/抜粋)
ラウタヴァーラ:鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥス・アルクティクス(北極圏の歌)
ハンガリー・ジュール・フィルハーモニー管弦楽団
マールトン・ラーツ (指揮)
(5月5日 ホールC)
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Cホールの最終公演。席がまだ残ってたので購入。前から9番目という良席。
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ドヴォルザークは初めて聴く曲だが、いかにもドヴォ・・・はあ、という感じ。美しいメロディに満ち溢れているが、8曲演奏して正直どれがどの曲なのか(どこまで行っているのか)わからない。やや退屈になり、前のカッポーのいちゃいちゃを眺めていた(見たくなくても目に入る)。女の子のほうはやっぱり退屈そうだったので、彼氏に小声で話しかけたり、肩にもたれかかったり。でも彼氏はちゃんと聴く人だったようでやや迷惑そうであった。
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やはり、メインはエイノユハニ(なんだかハニホヘトイロハみたいな名前)・ラウタヴァーラ。大き目の編成の管弦楽と鳥さんの声を録音したものの協奏曲である。曲が始まったとたんになんか妙な既視感(というか既聴感というべきか)。よくよく考えてみたらこの曲のナクソス盤 icon、持ってた。でもまあ、ナマで聴くのはもう一生ないかもしれないし(どっかでやってても情報が入らなそう)、なかなか貴重であったといえよう。まだ生きてる作曲家なので、現代音楽の部類だけど、メロディのあんまりないシベリウスのようでとても聴きやすい。指揮者は鳥の声もちゃんと指揮するのねえ(というか、キューを出してるだけ?)。
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さて、今回LFJに初めてやってきたと思われるハンガリー・ジュール・フィル。今年はウラルとポーランドとハンガリーのオケを見聴きして、見た目も音もまるで違うなと。たったの3日間の間にヨーロッパのオケを東京にいながら三種類聴けるなんて贅沢である。連休中に「ヨーロッパ人が4人出てきてどこの国の人か当てる」みたいな企画をテレビで見たのだけど、ウラル人とポーランド人とハンガリー人の違いって結構明らかだなと思った。ハンガリーの人はちょっと目が鋭い感じ。女性は白髪に近い金髪が多い、黒いドレスもなんだかキンキラ感。
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今年のLFJは自分的にはあんまり盛り上がらなかったのだが、声楽好きなのに声楽ものを取らなかったせいかも。「天地創造」はやってたものの、ハイドンってあまり縁がない作曲家だし、わざわざCDを求めて勉強する暇もなく(仕事が忙しいので)。コルボ先生がこなかったのもある。オペラ「森は生きている」もなんだかなあ・・・行ってないコンサートの事を言うのもどうかと思うけど。今年行けなくて残念だったのはケクランくらい(かぶった)。
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それと・・・LFJでもワーグナーやRシュトラウスをやってほしい。なんでアルプス交響曲を東京でやらんねん。

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LFJ2016 スメタナ&シマノフスキ

スメタナ:交響詩「モルダウ(ヴルタヴァ)」(連作交響詩《わが祖国》から) 
スメタナ:交響詩「ボヘミアの森と草原から」(連作交響詩《わが祖国》から)
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.35

アンナ・マリア・スタシキェヴィチ (ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ロベルト・トレヴィーノ (指揮)
ジョニー・ラス (鳥のさえずり)
ジャン・ブコー (鳥のさえずり)

(5月5日 ホールC)
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曲の始まる前に、鳥のさえずりをする人間二人が客席より登場。・・・というか私のすぐ横にいたので声を上げそうになるほどびっくり。長身・黒スーツでスタイリッシュな江戸屋猫八さんという風情。
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今年のLFJで一番演奏が多かった曲は、どうもモルダウらしい(とネットで読んだ)。来年のテーマはダンスらしいので、きっとブラームスのハンガリア舞曲が一位になるんじゃないかな、という勝手な予想。
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スメタナって名前は知らなくても異常に有名で日本人の人気も高いと思われるモルダウだが、ナマで聴くと本当に素晴らしいものである。実は前日にキオスクの無料演奏でも聴いたのであんまりナマ素敵!感は薄らいでしまったんだけど。日本人じゃなくてしかもプロオケで聴いたので(しかも東欧オケ!)、それはそれでやっぱりいいなと思った。
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そういえば、昔は我が祖国は全曲聴いてたはずなんだけど、モルダウしかあまり記憶にないという偏った聴き手なので二曲目のボヘミアなんちゃらは新鮮であった。
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さて、お目当てのシマノフスキだが、本物のポーランド人オケとポーランド人のヴァイオリニストの演奏で聴けるなんて何とも贅沢である。これで指揮者がポーランド人だったらなあ、とか思ったけんども。ゴブラン織りみたいなシマノフスキの不思議な音色に酔いそうになり。普段録音で聴いているような音だったので、やっぱり本場の人の演奏には叶わないなと。
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あと、どうでもいいことだが、シンフォニア・ヴァルソヴィアはイケメン・美女が多く、とくにオーボエ奏者のお兄さんがめっちゃ素敵でクラクラした。ヴァイオリン独奏の方もお綺麗でした。
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最後の最後に曲が終わる直後に「ぴろぴろぴろりん」と観客の一人の携帯音が鳴り、ヴァイオリニストも指揮者もオケも苦笑いで終わった。普通の演奏会だったら激怒していいレベル。
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演奏については(あまり曲を聴き込んでないため)なかなかよかったなあと思ったのだが、友人に出口でばったり会い、「ひどかった~ヴァイオリンも指揮も」と言われてしまったので、携帯の音の件もあり心が少し暗くなった。自分の耳ってホントにいい加減だわ。

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LFJ2016 無料コンサート覚書②

(5月4日)

<東京ビルTOKIA1階ガレリア>
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番より第1楽章(短縮版)
ローゼンブラット:日本の歌によるファンタジー
(ピアノ連弾)須藤千晴、山本恵利花、小林侑奈、大貫夏奈、酒井麻里
チャイコフスキーはまあ・・・そうよねって思ったんだけど、謎の作曲家ローゼンなんとかの曲はなかなか面白かった。よくある日本の歌(さくらさくらとか夕焼け小焼けとか)のゆったり感だけじゃなくて後半はダリウス・ミヨー的な超絶技巧な。MCで何度も「私たちはスクリャービンの全曲録音を行っておりまして」とか言うから、スクリャービンを期待してたのに結局弾かず。
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TOKIAは前も行ったんだけど、場所はわかりづらいし狭いので立ち見になると背の低い私は全然見えなかったりして酷いのだけど、音響は(他のショッピングビルの会場などよりは)とてもよいのでもうちょっとなんとかならないかなって思う。
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(5月5日)
<ホールEキオスク>
ホルスト:「惑星」より火星、木星 J・ウィリアムズ:「スターウォーズ」メインテーマ
東京音楽大学打楽器アンサンブル
これの1時間前より座席に鎮座。この日は次のスターウォーズ組曲まで座席に居座るつもりで、おにぎりを何個かこさえてお茶持って待機。もう立ち見はこの日は絶対しないことに(立ち見は腰に来ることが判明。椎間板ヘルニアがどんなに辛いものか、会社で他の社員で見ているので、腰は大事に)。
全部打楽器でするという珍しい惑星とスターウォーズに心踊る。大体がマリンバ中心になるわけだが、原曲なら大活躍する金管がないので曲のダイナミックレンジが広く、鐘の音もカンカンして謎の宇宙感。
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J・ウィリアムズ:「スターウォーズ」メインタイトル、帝国のマーチ、エピソード1ファントムメナスよりオージーの大楽隊と運命の戦い、王座の間とエンドタイトル
アマデウス・ソサエティー管弦楽団、曽我大介(指揮)、一音入魂合唱団
すべてのプログラムの中で(有料含む)一番楽しみにしていたプログラム。合唱まで入る本気ぶり。これ、もしも新日本フィルあたりで有料演奏会でやったとしても絶対行くもんね。だってスターウォーズの曲大好きなのに(何枚もCD持ってる。映画は1作しか映画館で見てないのに)、生で聴いたことなかったんだもーん。合唱団が自前で買ったと思われるスターウォーズTシャツやオビワンケノービの扮装も羨ましい。指揮者はかぶりもので登場し、ライトセーバー型指揮棒で指揮。(スターウォーズは演奏権利代?著作権代?が高いってプロオケの友人に前に聞いたけど。).
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<地上広場キオスク>
シベリウス:ピアノ三重奏曲ハ長調「ロヴィサ」
大坪俊樹(sax)斎藤健太(sax)八谷晃生(p)
元の曲を聴いたことないので(←え)よくわからないのだが、サックスの重奏が結構好きで(綺麗じゃね?)鑑賞。時間的に丁度よかったというのもあったが。なんとなく日本のメロディ的なものも感じさせるよい曲。
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新緑も初夏の風も感じられ、やや騒がしいながらも外のコンサートもなかなかよいなと思った(座ってなら)。この日はビールは飲んでないよ。

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2016年5月 5日 (木曜日)

LFJ2016 テンペスト集

シベリウス:劇音楽「テンペスト」op.109
チャイコフスキー:交響幻想曲「テンペスト」op.18
フィビヒ:交響詩「嵐」
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス (指揮)
(5月4日 ホールC)
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クラシック超初心者の友人を連れて参戦。クラヲタ友人に話したら「初心者にこのプログラムはキツイんじゃないの?」と前日言われた。が、「だって。今さらお金払って新世界だの田園だの私が行くと思う?」と反論。初心者友人にしたら「クラシックのコンサートに行ってみたい(つれてけ)」だけなのだから、まあ難解な現代ものに行くわけではないので、大丈夫だろうと思った。
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それに。
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普通なら誰でも知っていると思われる曲に連れて行ってあんまりよく知らなくて、「ええっこんな有名な曲も知らないの?」と驚愕するよりは、「あたしもこの曲聴くのほぼ初めてなんだ~  てへ」っていうほうが、同じ土俵なのだからいいんじゃないかな?と思った。
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普段日本人オケばっかり聴いているので、LFJは外人オケを安価で聴ける貴重な場。「あ~外人がいっぱいだ~」と嬉しくなる。昨日のポーランド人とは何か違う感。女性も昨日の繊細なポーランド美人(?)とか違う、いかにもロシア女な感じ。
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で、曲。シベリウスは何か「曲」というよりは、ただ嵐の激しさを描写しただけのような音の連続。メロディがあるわけでもなく、嵐!嵐!ふえええ、三曲ともこんなだったらどうしよう。
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いやそんな心配は無用。チャイコフスキー大先生は最初は嵐の激しさを描写していたものの、途中からはちゃんとチャイコフスキーらしき綺麗なメロディ(しかも聴いたことない)を聞かせており。あんまり演奏されない曲だけどさすがに音楽室に肖像画が貼ってあるようなレギュラースターティングメンバーたる作曲家の作品である。
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で、今回の券を購入した理由のフィビヒ。名前は聴いたことあるけど曲は知らんな。どこの国の人だろうと思ったらチェコだった。そうねえ、ポーランドの近代の作曲家だったら大体知ってるけどもチェコは穴場なのよね、わたし的に。
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このフィビヒの曲、なかなか私のツボをグリグリするいい曲だった。すこーしだけだが、カルウォーヴィチの曲に似ており。ロウマンティックなメロディに溢れている。ちょっとだけやぼったいのもなかなか好み。もう一回聴いてみたいな、と思ったの期間中だけ?ナクソスのライブラリーで聴けるので何回もリピート。うむ、ハマった。他の交響曲とかも聴いてみたいな。
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最後はなかなか盛り上がって(結構座席は埋まってた感じ、昨日よりは)、ブラボーも出た(サクラかな?)。今回は当たりだなって思った、わたし的には。
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友人はあまり感情を表に表現しない性格なので、二人ともそれぞれ頭に「?」マークを乗っけたまま(私は私で『友人は演奏をどう思ったかな?』と思って)、ホールを退出。わたしはクラシック音楽関係のことなら何を質問されてもまあ、大丈夫だと思っているので「さあ、何かご質問は?」とばかり待ち構えてはいたのだが。
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「あの楽団は有名なの?」とか普通の質問に「んー、その地方では一番有名な楽団(たぶん)だけど、日本ではあんまり知られてなかった。ラ・フォル・ジュルネに出演して知ったくらい」と答え、「ふうん」。が、「あの、あのね、指揮者ってどうして一曲おわるたびに引っ込むの?そんでまた出てくるの?」という質問には「えー・・・・それは多分、慣習だから?昔っからそうだから・・・としか言えない」と困った。そんなこと考えたこともなかった。でもずっと出っぱなしだったら間が持たないよねえ。
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誰か教えてくれ、うまい答えを。
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そのあと、有楽町界隈でご飯を食べてハッピーアワー半額のお酒を飲んでいたところ、それこそそこそこお腹がいっぱいになったというのに、「とんこつラーメン食べたい。とんこつラーメン食べて帰りませんか?」と友人がのたまうものだから、「もう、食べらんないよう」とか思いながら、とんこつラーメン屋を検索。「俺式」というラーメン屋がひっかかったため、東京駅まで移動。
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ラーメンストリートに入っていたため、10人くらい並んでいた。大人しくその列に並んでいると、後ろから20代とおぼしきおにいちゃんたちの英語の会話が。どこの国の人かは不明だが、片方のおにいちゃんは日本のラーメン通らしく、いろんな地方のラーメンを食べているようで熱弁をふるっていた。「長野ではこうで、京都ではこうで」的な。リアル「Youは何しに日本へ」を見たようで、とっても嬉しかった。日本のラーメンを食しにわざわざ日本にやってきていると思ったら嬉しいよね、ラーメン屋さんも。
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ラーメンは意外とこってりしてた。普通に美味しかったが、あの外人さんはどう思ったかすこし気になった。
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(麺は「堅めで」って言ったけど、「バリ堅」って言えばよかったなあとあとで思った。)
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あ、付け加えておきますが、初心者友人は「楽しかった」そうです。何が楽しかったのかは不明だけど(笑)。

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2016年5月 4日 (水曜日)

LFJ2016 大草原&嵐の中の火事

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ノスコフスキ:交響詩「大草原」
ジョン・フィールド:ピアノ協奏曲第5番「嵐の中の火事」
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
リオ・クォクマン指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィア
(5月3日 ホールC)
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今年はあんまり有料コンサートを取ってない。無料コンサートを堪能しようかなと。お金かからないGWを目指すよ。
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コンサート始まる前に、ルネ・マルタンと通訳とオーケストラのコーディネーターだかプロデューサーが登場。「今日は特別なコンサートです」などと言うからなんじゃろうと思ったらヴァルソヴィアの100回目の記念コンサートらしい。何の100回目かよくわからんかったが、東京でのコンサート100回目なんでしょうな(それともLFJでの?)。というわけでマルタンは美味しそうなケーキをプレゼント。オケには日本酒をプレゼントしたそう。しかしワタシ的にはどうでもいいんだが。
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珍曲マニアは外せないプログラム。珍曲とは言え、曲自体はまあ普通である。LFJには毎年登場するエル=バシャだが、ワタシは初めての気がす。こんなプログラムで初めてってのもなんだか。指揮者はマカオ出身という。「東京03」にいそうな風貌。マルタンは今年はマカオで色々仕入れてきた感。
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ノスコフスキ、大草原。大草原っていうとネット的には「WWWWWWWWWWWWWWW」って感じだが、普通の管弦楽曲である。しかしいかにもノスコフスキの他の曲みたいな感じで、しかもポーランドのオケで聴いたのでまるでポーランド・ラジオで聴いているような感じであった。
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ジョン・フィールドの「嵐の中の火事」はごくごく普通のベートーヴェンの初期かモーツァルトの亜流みたいな平易なピアノ協奏曲である。「えええいつになったら嵐になるの?火事になるの?」という不安感でいっぱいになった。まあ、第1楽章の後半くらいでオケは激しくなるし、半鐘?らしき鐘も鳴ったりと、何となく火事っぽく。災害をテーマにした珍しいピアノ協奏曲である(?)。しかし年代的にはちょっと古すぎたので、「ふうん」って感じ。まあ、解説書紙っぺらを見ると、「クレメンティの弟子」とあり。古いはずだよう。
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演奏会終って、同志の友人らにバッタリ(というか、趣味趣向が一緒なのでLFJは一緒のものを取っていると思われ)。「ピアノ協奏曲眠かった。年代的に古すぎる。」という感想。当然の事ながら外の屋台で緑色の紙コップのものを飲んだ。食べものを入れても1000円チョイで飲めるのはよい。座るところを探すのは大変だが。

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LFJ2016 無料コンサート覚書①

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今年も始まったラ・フォル・ジュルネ。まずは丸の内界隈の無料コンサートの覚書。ずいぶん見たなあ。1日で。
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(5月3日)
<丸の内オアゾ ○○広場>
ヴォーン=ウィリアムズ:弦楽四重奏曲第1番ト短調
東邦音楽大学弦楽四重奏団
列にまだ余裕があったので並んでたら、ちゃんと椅子に座って鑑賞できた(嬉しい)。音大の可愛らしいお嬢さん達の四重奏団。弦楽クワルテットなのに一世一代の大舞台にふんわりドレスがキラキラしい。しかし音楽は美しい。いかにもRVWらしい田園風景的なイギリス民謡的な感じ。英国音楽好きでもあんまり室内楽は聴かないんで、こんな素敵な曲が知れて嬉しい。渋い選曲、いい演奏をありがとう。
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ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」(ハイライト)
丸の内フェスティバルシンガーズ、丸の内交響楽団(岸本祐有乃指揮)、古澤利人(オトカール)大澤恒夫(クーノー)浪川佳代(アガーテ)大音絵莉(エンヒェン)土師雅人(マックス)清水那由太(カスパール・隠者)
前プログラムで観客が座っていたパイプ椅子を反対側に向けて、フルオーケストラが鎮座。当然観客はほとんど立ち見。毎年ながら、デパートの一角で本気オペラ上演がすばらしい。合唱団も女性はティアンドルだし男性もあの当時の服装だしお帽子。独唱陣はプロの方で、アガーテの方は大変声量があって素晴らしかった。しかし何より不思議だったのがイタリア人のMCで、最初近隣のイタリア料理屋の店長かなんかが紛れ込んできたのかと思った。日本人だけのドイツオペラ上演にイタリア人が日本語で解説するというグローバル感。誰なの彼。堪能させて頂いたが、ハイライトとは言え、リハーサル含め1時間半立ちっぱなしはしんどい。腰痛。
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<丸ビル マルキューブ>
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調
上里はな子(ヴァイオリン)松本和将(ピアノ)
さすが、プロは学生とは違うのよ、という演奏。タダで聴かせてもらえて申し訳ない感。
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本部国際フォーラムでの無料演奏会より。
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<ホールEキオスク>
ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲より、ベートーヴェン交響曲第7番よりフィナーレ
麻布学園OBオーケストラ 鈴木優人指揮
鈴木王子は麻布学園出てるのか、頭いいな。楽団員たちはオレンジ色のTシャツ、王子も曲が始まる直前にジャケットを脱ぐと、Tシャツの背中はド派手な火の鳥の絵が。夜遅かったせいか赤子・小児もおらず静かに正面で座って鑑賞。
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初日はそれほど混んでなく、人に酔うこともなく快適。東京者だからこのくらいなら全然平気。有料プログラムのマニアックな曲目選考のせいなのかは不明。
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屋台にて狙ってた、カルピスバター添えワッフルを食す。アイスとキャラメルソースを乗っけて。人間をダメにする食べものである。ウマー。
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2016年5月 2日 (月曜日)

LFJ前夜祭 みんなでジュピター(見てるだけ)

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ぱっと見何の写真かよくわかりませんが、LFJ前夜祭です。ホルストの惑星の木星短縮版を楽器を持ってきたみんなで演奏。
学生時代に木星は吹いたことあるんですが、楽器が実家にあってしかも何年も触ってないのであきらめました。歌うのも恥ずかしいのでやめました。休日出勤の会社より直行。
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ビール飲んで屋台の牛肉食べて見てました。演奏なかなか上手でした。参加できる人羨ましい。
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何の写真か見た目よくわかりませんが、例のキオスクです。指揮者が指揮しています。明日からLFJです。楽しみです。

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2016年5月 1日 (日曜日)

Notung! Notung!

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ロック版ノートゥングなのかしらん。
でもなんかあたし・・・馴染めないの。

やっぱりこっちよね。.

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キャー!!シャーガーさん キャー!!
こっちのほうがロックコンサートっぽいのは何故。

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それはそうと・・・シモーネお姉様が二期会でナクソス振りにいらっしゃるというのでどうしよう・・・でも、どうせならトリスタン振って欲しかったなあと。

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