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2016年1月31日 (日曜日)

サヴァリッシュ/アンドレア・シェニエ(1956)

Wlcd0197_2 ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
ハンス・ホップフ (アンドレア・シェニエ)
ヨーゼフ・メッテルニヒ (カルロ・ジェラール)
マリアンネ・シェッヒ (マッダレーナ・ディ・コワニー)
エリザベート・レヴ=セーキ(コワニー伯爵夫人)
キート・エンゲン(ルーシェ)
ヴァルター・ベリー(マテュー)
パウル・キューン(密偵)
バイエルン放送交響合唱団
バイエルン放送交響楽団
ウォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
録音: 1956, Munchen, Germany
ドイツ語歌唱、モノラル
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本日、棚の奥から発見。ずいぶん前に半額セールで買って、そのままになっていたらしい。聴いた記憶がない。まあ、もうすぐ新国立でもこの曲上演するらしいし(行く予定はないが・・・わからん)、聴いてみたらなかなか興味深い演奏だったので、感想を。
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ワルハルレーベルの一連のドイツ放送録音のCD化のようである。モノラルながら大変状態がよい。観客の雑音が全くない。なので名アリアがちりばめられたこの曲でも、聴衆のブラヴォーなどは入っていない・・・ので多少寂しい。
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例によってドイツ語歌唱。ワーグナーやシュトラウスのオペラでお馴染みの面々が出演しているため、私のようなドイツ・オペラ好きにとっては全く違和感はないものの・・・普段この曲に慣れ親しんでいるイタオペ好きには、もしかして違和感があるかもしれない。
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ジークフリートやトリスタン、そして「影のない女」の皇帝などの諸役を得意としたホップフなので、ここでも堂々たる歌唱を繰り広げているものの、やや鼻にかかった歌い方は相変わらず。デル・モナコとかドミンゴに慣れている人には違和感あるかも。
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マリアンネ・シェヒのマッダレーナもなんだか(ローエングリンの)エルザとかアラベラみたいな感じで、これはこれで・・・いいのかな、ヒロインなのにそんなに歌うとこないみたいだし。とにかく清澄な歌唱が素敵。
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チョイ役?にパウル・キューンが出てて、彼が歌っているとホントにワーグナーのオペラっぽくなるのが面白い。ヴァルター・ベリーなんかもなんかワーグナーとかシュトラウスみたいに聞こえてしまう。
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とはいうものの、まだ30代前半のサヴァリッシュの超イキのいい指揮はホントに素晴らしい。あんまりこの曲の演奏を色々聴いたことがないので(上記、古いカラスとデル・モナコのCDしか他にない)、ホントはどんなんだかよくわからんのだが、とにかくこの演奏は心震えるというか・・・西野カナのごとく震えるのである。内容がよくわかんなくてもグイグイと引き込まれてしまう。
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こんなイキのいい演奏で実演が聴けるのであれば、高いお金を払ってオペラ・パレスに出かけたっていいかもって思った程。シェニエの有名なアリア「ある日空を見上げて」とか、(歌唱もアレだが伴奏が)きゅんきゅんしてしまう。が、終幕二人で断頭台に向うシーンはなんだかワーグナーのオペラにしか聞こえない。オケも歌唱も。ローエングリンかよ。
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まあとにかくイタリアオペラともまたはフランス革命ともあんまり(全く?)関係ない演奏ではあるが(というか、サヴァリッシュは「ダナエの愛」のライブをCD化してほしい)、まあ1000円くらいだったもんで買って正解だったかなと思う名演?である。
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毎週、深夜番組の「久保みねヒャダこじらせナイト」を楽しみに見ているが、「脳内BGM」の話題でたまに盛り上がってるので(「この行動をするときに必ず頭の中でかかる音楽」を視聴者から募集する、というコーナー。例えばおみくじを引くときに「何が出るかな何が出るかな」の曲が脳内で再生される、等)、私のいかにもクラヲタらしい「脳内BGM」を発表しよう。しかも時事ネタ。
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・ベッキーとゲス絵音が正月に長崎の実家に行った帰りに「ぶんしゅん」に撮られた時の写真を見ると、「トリスタンとイゾルデ」第2幕の、二人の逢瀬がメロートに見つかる場面、クルヴェナールの「お逃げ下さい、トリスタン様!」の音楽が脳内に流れる。
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・ベッキーが謝罪会見している写真を見ると、オネゲルの「火刑台上のジャンヌダルク」の羊とか豚とかと裁判やってる時の音楽が脳内に流れる。
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マニアック過ぎて、番組には応募できないのが難点。あ、ゲスの極み乙女。の曲では「ラスカ」が好きです。

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コメント

若い頃のサヴァリッシュは本当にイキがよかったですね。特にウィーン交響楽団を振っていた1960年代後半頃はアンチカラヤンの評論家(福永陽一郎さんとか)にとって期待の星だったようです。それにしても一流演奏家の若い頃の記録には輝かしいものが多いですね。
こんな映像を見つけました。
https://www.youtube.com/watch?v=wZrjQczASrc
ポリーニもアバドも顔と姿が実にフレッシュです。ピアノの音も一つ一つが宝石のよう。

投稿: toutelanuit | 2016年2月 3日 (水曜日) 19時54分

>>toutelanuit さん

ええ、確かにイキはいいです。いいんですが・・・・
サヴァリッシュの「カヴァレリア」のドイツ語版の時もそうだったんですけど、やっぱりワーグナーに聞こえてしまいますね。それはそれで面白いのですけど。

投稿: naoping | 2016年2月 5日 (金曜日) 22時35分

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