神奈川フィル オール・プッチーニ プログラム
プッチーニ:交響的奇想曲
歌劇「ラ・ボエーム」より
歌劇「蝶々夫人」より
歌劇「妖精ヴィッリ」より
歌劇「トゥーランドット」ハイライト(演奏会形式)
大隅智佳子(ソプラノ並河寿美(ソプラノ) 西村悟(テノール)ジョン・ハオ(バス)井上雅人(バリトン)
神奈川フィル合唱団(合唱)
現田茂夫指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
(神奈川県民ホール)
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本日は神奈川県民まで。代理で行かせて頂いたのだった。(そもそも行こうかなとは思ってたが)
有難いことに全部プッチーニ。前半はプッチーニのデビュー曲?的な管弦楽曲と有名なアリア集。後半は「トゥーランドット」のハイライト。しかしハイライトというよりは「ピンポンパンが出ないのでそれ以外はずいぶん演奏した」というイメージ。パンフレットによると、80分くらいやった。時間は計ってないので実際はよくわからない。
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ところで。
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私の神奈川フィルのトゥーランドット率は非常に高い。今まで見聞きしたトゥーランドット、人生最初のトゥーランドットがスカラ座引っ越し公演なのは除き、他は全部神奈川フィルである。まあ、そのうち2回はハイライトだけど。
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どうも、「トゥーランドット」というと開演前に中華街で中華料理食べて、そのあと鑑賞するっていうイメージである(私の中で)。まさか、神奈川フィルが中華街が近いからと言って、トゥーランドットを得意としている・・・とかじゃないよね。
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さて。
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一曲目は初めて聴く曲。何でもミラノ音楽院の卒業作品だという。初めから「なんか悲劇が起こりそう」的な感じである。いかにもプッチーニ的な。で、普通に聴いているとそのうち突然非常に耳慣れた音楽が流れてくる。
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あ、これか。これが(解説書によく書いてある)プッチーニの若き日の作品の引用か。
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そう、「ボエーム」の冒頭が出てくる。結構重要なメロディ。これによって「ボエーム」ってオペラのの中の「若さ」とか「青春」的なものを表しているんだよね。しかし、オペラの冒頭に自分の実質最初の作品のメロディーを引用するなんて、きっとこの曲に自信があったんだろう。
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そして「ボエーム」の第一幕の有名なミミとロドルフォの場面。お二人ともとてもフレッシュな歌唱。素敵だ。なんかカワイイとさえ思ってしまう(失礼)。
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そして本日トゥーランドットを歌う予定の、並河さんが登場。「ある晴れた日に」を歌った。お綺麗で堂々たるスタイル。声も堂々としていて、声量もあり、凄い。期待できそう。
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後半は「トゥーランドット」。前記のようにピンポンパンがいないので、奴らの活躍する部分とクイズを3問出す部分はカツ・アイ。なので、並河さんの歌う部分は結構少ない感じがした。かなすい。
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いや、ホントに並河さんが他を圧倒してて物凄い声量でよかった。体中に声が響き渡っててぴんぴん響いている感じだった。ワーグナーとか歌ってもよさそう。ヴェーヌスとか歌っているそうだが。
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ジョン・ハオさんが結構好きなので、楽しみにしていたのだけど、やっぱりそもそも歌うとこ少ない。もっと聴きたかったな。前半でアリア一曲歌ってもよかったのに。
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この曲の最後はいつも盛り上がり、拍手大喝采となるのだが(みんなこの曲好きだよね)、本日もそうであった。だのに、マエストロ現田さんは早々に「バイバイ」と手を振って帰った。オケもしかり。打ち上げが控えていたのかなあ。
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何にしろ、中華街のコース料理みたいな美味しい楽しい演奏会でありました。いい演奏を有難うございました。
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演奏会で売ってるオケのグッズは(いかにも感が強いので)あまり買わないのだけど、このキャラは大変可愛いし色のセンスもいいので、ちっちゃいタオルを買ってしまった。安かったし。それと中華街であまりに色々な食べものを買ってしまい(海軍カレーやらベビースターラーメンやらシュウマイやら)、結構反省している。.
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