バッハ/ヨハネ受難曲 ラミン/ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
エルンスト・ヘフリガー(テノール:福音史家)
カール・ケルヒ(バス:イエス)
アグネス・ギーベル(ソプラノ)
マルガ・ヘフゲン(アルト)
ハンス=オラフ・ヒューデマン(バス)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ギュンター・ラミン(指揮)
録音:1954年
(注:このジャケットは持ってるのと違うんだけど、こっちのほうがかっこいいので載せました。演奏は同じものです。それにしても安いなあ。)
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もうすぐ人生初ヨハネに行くので、予習。でもまあ、内容的にはマタイと変わらないのでそんなに怖くはない。マタイより短いし。
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<第一部>
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イエスが弟子たちと園の中に入る。
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ユダが兵士たちとともにやってきた。
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イエス「誰を探しているのか?」
ユダたち「イエスだ」
イエス「それは私だ」
イエス捕まる。
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下女「お前もイエスの弟子の一人ではないのか?」
ペテロ「違う」
群衆「お前はあの男の仲間ではないのか?」
ペテロ「違うって」
大司教の手下「園であの男と一緒にいたではないか」
ペテロ「違うってば」
鶏が三回鳴く
ペテロはイエスの予言を思い出し激しく泣いた。
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<第二部>
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ピラトのイエスに対する尋問。
「イエスは何をしたのだ?」
ユダヤ人たち「この男は自らをユダヤの王と名乗った。こいつを死刑に!」
兵士たちはイエスに茨の冠を被せ、嘲笑しべしべしと平手打ちを浴びせる。
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ピラト「この男は何の罪があるのか?」
ピラト「この男は何の罪があるのか?」
民衆「イエスを十字架につけろ!」と叫ぶ。
ピラトはイエスを釈放しようとする。
民衆「自らを王と名乗る者を釈放することは、皇帝を裏切ることになる!」
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ピラトはイエスをユダヤ人に引き渡す。
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イエスは罪人二人とともに十字架に張り付けにされる。
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兵士たちがイエスの着てるものを剥がして分け合う。何を貰うかくじびきする。(聖書の言葉の実現である)
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イエスは十字架の傍らにいる母をヨハネに託す。
イエス死ぬ。
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すると地震が起こり大地が裂け、お墓が開きたくさんの人が甦る。
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イエスを十字架から下ろす。イエスのわき腹を槍で突くと、血と水が流れ出す。(聖書の言葉の実現)
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弟子たちによって手厚く埋葬される。
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リヒターでも鈴木さんでもラトルでもなく、うちにある唯一のヨハネはラミンの指揮である(しぶい)。ラミンさんはなんでもリヒターの師匠なんだそうである。このCDを(マタイのついでに入ってたんで)入手しなければ、この指揮者はとんと知らんかったが、この分野ではかなり偉大な人のようである。
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まあ、時代的にはモノラルなんだけども、聴きづらい音ではなく普通に聴ける。合唱団は2012年にマタイを聴きに行った聖トーマス合唱団である。しかしまあ、ここで歌っているお子たちは現在の団員のじーちゃん?に当たるくらいの世代なのかね。そしてオケはもちろんゲヴァンドハウス。
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合唱や演奏は勿論本家本元の素晴らしいものだが、とにかく若きヘフリガーのエヴァンゲリオン・・・じゃなくてエヴァンゲリストが美しすぎる。この声ならば安心してキリスト様も成仏できそうである。他の歌手(エルダ役でお馴染みマルガ・ヘフゲンとか)も素晴らしいけど、ヘフリガーを聴くためだけにこのCD買ってもいいくらいだ。
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マタイの券取れなくてがっかりしてたけど(鈴木王子人気だなあ)、ヨハネも美しい。楽しみ。
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