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2015年2月22日 (日曜日)

バンクス花譜集展 Bunkamuraザ・ミュージアム

14_banks_pic昨日行ってきた。先々週だか一人で行こうと思ったが時間的に遅くて見送ったら、その後友人からタダ券入手の知らせが。さっさと行かなくてよかった。ロンドンのキューガーデンとか自然史博物館に行ったことあるので、こういう画集があるのは「ぼんやり」とは知っていたけれど、成り立ちはよくわかってなかった。展示もまあ面白かったけれど、どっちかというとこのバンクスさんていう昔の冒険家兼植物学者のほうに興味が湧いた。

初代准男爵、サー・ジョゼフ・バンクス(Sir Joseph Banks, 1st Baronet,(1743年2月2日 − 1820年6月19日)は、イギリスの博物学者、植物学者、プラントハンター、準男爵、王立協会会長。科学の擁護者としても知られ、自然史の父とも言うべき存在でもある。ジェームズ・クックの第一回航海(1768 - 1771年)に同行し、南太平洋地域に関する多くの博物学的知見を西欧にもたらす。航海で収集された膨大な新種のうち、75種の命名にバンクスの名が遺る。ユーカリ、アカシア、ミモザを西欧にはじめて紹介した。植物属バンクシアも、彼の名に因んでいる。 (ウィキペディアより)

いつもなら土曜の夕方にこのミュージアムに行くと、「何でこんなに混んでるの?」と当惑するものだが、今回はちっとも混んでない。ガラガラといってもいいくらい。とても快適。展示が地味すぎるからであろう。正直、植物学に興味があるか、あたしみたいにロンドン渡航歴があって博物館めぐりをしたか、あたしみたいに植物柄が好きか、あたしみたいに版画やってた経験があるか、オーストラリアやニュージーランドの原住民文化に興味があるか、あたしみたいにタダ券回ってきた人か、でないと行かないと思う。(お花の絵なのに)色彩的にもあまり派手なものではない。

展示された絵は、キャプテン・クックの第1回航海の時に船に乗っていた植物画家、シドニー・パーキンソンのドローイングをもとに、船が帰国してから(パーキンソン自身は航海中にジャワで死んでしまったので)5人の水彩画家によりドローイングの未完成部分の完成後、彫版師が銅板にエングレービング技法の銅版画で作成したものである。とはいうものの、今のような姿になるまでには200年くらいの期間がかかっている。大英博物館と出版社が全作品を多色刷りで出版したのは1980年代だったそうなんで。

その筆致(っていうのか)は日本の紙幣のように細かく、驚嘆させられる。ホントに人間の手で彫ったものなの?って思うくらい。まあ、植物の写真なんてカメラがあればもちろん写真に収めるところなのだけれど、なにしろまだ写真機なんてなかった時代。絵に描くしかなかったんだろうな。

展示より、バンクスさんの生涯のほうが冒険家として面白い。何でも大地主の家に一人息子として生まれ、おやじさんが亡くなったので若くして大金持ちに。億万長者なんてレベルじゃなかった。まあ道楽息子なんだけど、その道楽は歴史上に名を残すほど有益に使われた。もともと興味のあった植物学を学び、同乗したクック船長の航海の資金も1万ポンド負担したそうな。(当時で億単位の額かな?)

ICUによるこのサイトが結構詳しそう。長いので全部読んでないけど。

ジョセフ・バンクス卿の生涯 – 18世紀の偉大な植物研究家・探検家 -

グッズ類はそこそこ。もうちょっと色々あったらなあと思いつつ(本家キューガーデンでのグッズの充実を見ているもので)、いつもは購入しない図録と、全然関係ないフランス製のアンティーク布地のハギレセットを購入。可愛いアンティーク風小物を作ろうかなあと思って。でも忙しくてそんな暇ないかな。

展示は3月1日まで。

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展覧会のCM↓。BGMがエルガーの威風堂々なのでイギリスという以外は何の関係もないけど気分が上がる。

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