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2014年11月23日 (日曜日)

尾高忠明&読売日本交響楽団/エルガー 交響曲第3番

エルガー: チェロ協奏曲 ホ短調 op.85
交響曲第3番(ペイン補完) op.88

尾高忠明 指揮
チェロ:宮田大
読売日本交響楽団

(2014年11月22日サントリーホール)

過去記事:尾高忠明&札幌交響楽団/エルガー 交響曲第3番

六本木一丁目からいつものようにサントリーへ。アークヒルズはさぞやクリスマス前倒しのイルミネーションでウザイ美しいんだろうと思ったら、真っ暗。都会暮らしのため暗がりに慣れてない。六本木だぜ、六本木。

サントリー、つぶれちゃったのかな。

などとあり得ないことを考えながら、サントリーへ急ぐ。いつもはアークヒルズのなかを通ってカラヤン・プラッツに行くところだが中にはいれず。そういえば、この日はクラ好き友人たちと会合の予定だから、飲み屋お店もあいてないくて困るなあ。

真っ暗な中、サントリーホールに到着。まるで震災直後の東京のようで気分が暗くなる。やはり灯りは大事だ。

本日はエルガー2曲とやや地味なプログラム。ということで?あまり客の入りは芳しくなく。もしかして、急に当日券で聴こうとしたお客さんが行ってみたところ、辺り真っ暗でびっくりして帰っちゃった・・・ということもあったかもしれない。

駅に「サントリーホール、やってるよ!(◎´∀`)ノ」ってボスターでも貼っておくべきかと。

さて。
1曲目のチェロコン。すでに何回となく演奏会で聴いてきた曲である。名演奏もあればそうでもないのもあった。今回のチェリストは若手で、「題名のない音楽会」かなんかで見たことあったと思う。数々のコンクールで優勝・入賞されているということだ。にわかコンクール・ウォッチャーであるので、どんな演奏かなと興味深く聴いた。

なかなかチェロはいい音でよかった。2階席のかなり舞台に近いところで聴いたので良い音で聴こえた。ただ、ひとコブシ足りないなあと思った。(休み時間に知人らにそう言ったら「それはまあまだ若手だから無理もない」などと言われた)

アンコールのバッハ無伴奏は大変素晴らしく。コンクールで弾きなれてるんだろうなあ。

まあ、今までウィスペルウェイとか、3年前にアマオケで聴いた新日本フィルの元首席奏者さんとか、この曲はアダルトな演奏を聴いているからねえ。

さてメインの第3。この曲は2008年に同じ尾高さんの指揮でサッキョーで聴かせて頂いた。その時も大変素晴らしい演奏だった。でも、今回はもっと良く感じた。もしかしてこの曲に慣れたからかなあ。サッキョーで聴いた時は「これってどのくらいエルガーなの?」とか「エルガーだったらドラとか使うと思う?」とかそういった疑念が心に湧きながら聴いてたので。

2度目の生だし、CDで何度か聴いてたので「これ完全にエルガー?」とか細かい事を考えないようになった。この曲は純粋な補筆というだけでなく、作曲家ペインの(大先輩)エルガーへの尊敬をも表している・・・とかそういう風に思えば、違和感なく聴けるんだと思う。休み時間に知人(日本におけるエルガー研究の権威である)が「最後に鳴る静かなドラの音は、ペインがエルガーに捧げている音だ」ということを言っていたので、聴いていてなるほどなと思った。今まで第3楽章が好きだったけど、第4楽章もとてもいいなと思った。

どのメロディがエルガーの過去の作品のどの曲からヒントを得ているか?とかそういうこまけーことは全くわからんのだが、研究は研究者に任せて、音楽を自然に楽しめるようになったのは良かったな、と思う。

日本におけるこの曲の権威の尾高先生の指揮はやはり素晴らしい。読響さんの演奏もキズもなく管楽器(とくにクラリネット)もよく鳴っていて素晴らしかった。いい演奏に接することができてとてもよかった。いい仕事しているな最近の日本のオケ。

ただ、コンチェルトの時もそうだったが、ブラボーがなんか早くてちょっと気が抜けてしまった。2曲とも同じ人だったみたい。最初にブラボーを言う人はもっと責任を持ってほしい。せめて「ブラアヴォ」とかカッコよく言ってほしい。オペラーゴーアーなあたしなので、日本人ぽいカタカナブラボーはとても気になる。

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終演後いつものように楽屋へ。まあ知人の付き合いでついて行くだけでなんだけど。出演者サインなどをひとしきり眺めたあと外へ出たら、指揮者がお車で通りかかった。みんなで「お疲れ様でした~~」と声をかけるとなんだか普通に会社の部長とかに言ってるみたいだな~とか、一人で大受けしてしまった。

そのあと仲間うちで近くの庄屋へ。アークヒルズが全館お休みなので、サントリーの客がみんな流れて来てしまって混んでる。店員さんもてんてこ舞いでなかなか最初のビールが来ない。飲み会は言うまでもなく楽しかったけど、なんだかなあ。

「千と千尋」を前日録画で観たばっかりで、ハク様が千尋にあげたおにぎりが美味しそうでおにぎりを注文。おいしかったなあおにぎり。いい米使ってるみたい。ホッケも馬刺しも美味しかった。

(飲んでいる最中にユラユラと揺れて軽いめまいが起こり、「また持病の良性めまいが?」と思った。帰宅したら地震とのことだった。長野に住む甥が一瞬心配になった。→震源地より離れてるので大丈夫です。昨日の地震に遭われた皆さま、お見舞い申し上げます。)

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