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2014年6月24日 (火曜日)

胃の中LFJ。

最近、出張が多い。

出張といっても、北海道行ったり九州行ったりとかそんなワイドな旅でもなく、関東地方なんだけど、それでも一か月に2~3回とかになると、結構疲れる。

で、大体物流会社なんてものはド田舎のなんにもないところに営業所があるわけなんだわ。

当然観光地みたいな食堂とか美味しい店なんてあるわけないので、昼食なんてみじめなものである。「何故こんなお金を出してこんな不味いラーメンやうどんを食べなければならんのだろう」と憤りを感じることがほどんど。東京有数のグルメタウンに住んでるから、普通に舌が肥えてるんだろうね。

酷い営業所になると、周りに食べるとこなんか一軒もなくて、車に乗っけてもらってコンビニでお弁当を買ったりする。でもまあ、不味いお店に入るよりはまだましだったりするんだけどね。

で。

今日も出張でしたの。で、お昼を食べに連れて行かれたんだけど、なんかそこは「トラックステーション」ってとこで、お店というよりはトラックの運ちゃんの憩いの場所みたいなところらしかった。

そこの食堂はいかにもガテン系なすごい品ぞろえで、とにかく素晴らしいヴォリュームなんである。その中でも、私の心を捕まえて離さなかったメニューが、「金目鯛のから揚げ定食」であり。

定食で金目鯛って。こんなとこで(←失礼)。

その隣に「焼き鯖定食」ってのもあり少し迷ったが、鯖はウチの近所でも食べられるから、金目鯛(オプションでモツ煮込み付)にした。会社の人々と行ったので、気を使って写真など撮れなかったのは残念。出てきたものは分厚い金目の半身を二つに切って片栗粉で揚げたもので中はフワフワ、外はカリっと。それをもみじおろしを入れたポン酢で頂くのである。

1000円って・・・これ。

モツもとても美味しかった。丼めしじゃなくてここはジョッキのビールでしょ、って思った。(まあ、トラック野郎の店なのでビールはないでしょうな)もお、わたしの胃の中はラ・フォル・ジュルネしてた。

仕事はいつものようにつまんなかったんだけど、大きな幸せに包まれた。美味しいもの食べれればそれで幸せなの、あたし。

で、仕事が終わって電車乗って東京駅へ。美味しそうなものに溢れている東京駅。夕飯はとてもとても迷ったが、以下のようなもので。

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鯛つながりで。
前から食べてみたかった「クロワッサン鯛焼き」。まだ食べてないので味は不明。

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「東京駅限定」というのが気になって。ひもを引っ張るとあたたかくなる仕組みのやつである。

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画像が湯気でボケてしまった。こういうのの常であんまり量は入ってないけど、甘めのごはんがおいしかった。タコも柔らかくで美味しかったです。あーでも金目鯛また食べたい。今度は煮つけで。

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2014年6月22日 (日曜日)

ルジツキ/歌劇「カサノヴァ」よりワルツ(ピアノ編曲版)



ポーランド(だけ)では結構有名かと思われるルジツキのオペラからのアリアを、ピアノ編曲したやつ。こうやって聴くとなんかちょっとだけコルンゴルトの曲みたいにも聴こえる。

 

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新国立劇場/鹿鳴館

140621_134301池辺 晋一郎;歌劇「鹿鳴館」(全4幕)

【影山悠敏伯爵】黒田 博
【同夫人 朝子】大倉 由紀枝
【大徳寺侯爵夫人 季子】手嶋 眞佐子
【その娘 顕子】高橋 薫子
【清原永之輔】星野 淳
【その息子 久雄】鈴木 准
【女中頭 草乃】山下 牧子
【宮村陸軍大将夫人 則子】鵜木 絵里
【坂崎男爵夫人 定子】池田 香織
【飛田天骨】早坂 直家

【原作】三島 由紀夫
【指揮】飯森 範親
【上演台本・演出】鵜山 仁

【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

(6月21日 新国立劇場・中劇場)

昨日行ってきました。連日のW杯観戦と残業の日々でかなり眠い。寝ちゃったらどうしようと心配。しかもちょっといつもより到着が遅くて、楽しみにしてたサブウェイのサンドイッチが食べられず残念。

中劇場久しぶり。大劇場の大きさに慣れているのでちょっと「アレレ?」感。券は完売・・・でもなかったようで、一階前方で空席がちらほら。戻りの券の残っちゃった分か。もったいないねえ。私は2階の一番前中央で視界を遮るものは0で誠に良好。一階席の前のほうだったらもしかしたらオケが聴こえ過ぎてキツイかもなあと思ったけど、2階は音もちょうどよくブレンドされてたし、歌手の声もよく聴こえた。指揮者の飯森さんの髪の毛のキューティクルも相変わらず整っていて綺麗だ。

さて、人生初かも?生日本産オペラ。Jポップ等の日本語の音楽が若干苦手なので少し危惧してたものの、違和感は最初だけだった(だって普段ドイツ語か英語かイタリア語ばっかだもん)。予習なし。原作読もうと思ったんだけど、大手町のくま書にはおいてなかったの。だもんで「明治時代の夫婦の愛憎劇」っていうざっくりぼんやりしたイメージで。

今回はオペラっていうよりも、普通に演劇を初めて見る感じで楽しめた。内容をよく知らんもんで、二幕目の最後の最後で女中頭の草乃が、影山の色仕掛けに負けて奥様を裏切ったとこなんて「あああ?」って言っちゃうくらい驚いたわ。ああいった(女性の着物に手をつっこむ等)所作は、日本の着物だと西洋のドレスなんかよりよっぽどエロティックなもんだな(まあ、女の昔の着物ってそういう為にできてるんだろうけど。合わせとか脇の下とか。)。

で、この草乃の役がこないだの「死の都」のブリギッタ歌ってた山下牧子さんで。あんな控えめな女中を演じてたのに(しかもかなり感銘を受けたのに)、「こんなにあっさりと裏切るんだ~~~ブリギッタ(泣)」っていうショックははんぱなかった。これが三島ワールドなのか。あの女中役はキーマンなのね。

音楽的には・・・池辺先生の音楽はかなりわかりやすいもので、西洋音楽でありつつもやっぱりジャパニーズな感じ。大河ドラマのようだ。しかし、舞台裏からバンダのダンス音楽が聴こえるところは、どうしてもこないだ観た「ヴォツェック」を思い出してしまい、頭の中にマリーがダンスしながら歌う「Immer zu! Immer zu! 」が流れてしまう。誰も言わないけど、やっぱりベルクには影響を受けてるのかもしれない。近現代オペラは大体ベルクの影響を受けていると思われ(ブリテンしかり)。

演出的には、顕子が久雄とのなれそめを語るところのサーカス団的なダンサーの集団がたいへん幻想的で美しく、あの時代の日本のやや西洋かぶれっぽい(雑誌「コドモノクニ」的な)ところがよかった。

後半でたくさん出てくるひょっとこダンスには少し閉口したけど・・・。なんじゃあれ。

歌手。このところ大活躍の鈴木准さんがまた登場。本当は今日出ないはずだったんだけど、本来のキャストが健康上の理由で出られず結局4日間全部歌われるようだ。こないだのびわ湖ではパウルだったんだけど、その時は「うーん、頑張っているけど声的にこの役にはキツイなあ」という感じだったもので、今回は声楽的に合った役だったなあと。英国テノール的なリリックな声が素敵。外見も少し三島好み?のシスターボーイぶりが役に合っている。

一番ブラボーが多かったのは高橋薫子さん。清澄な声が大好きな歌手さんだが、チャーミングな立ち振る舞いと美声で聴衆を魅了。ダブルキャストの幸田さんも好きなんで、どちらも観たいとこだが。

かなり前から日本のオペラ舞台で活躍の大倉さんは、昨日の舞台でも素晴らしかった。着物の所作も大変美しく、声も(いかにも日本的なプリマドンナ的な感じで)とても耳馴染みがよくてよかった。なんか懐かしいなあって思うのは何故。もう片方のキャストも腰越さんも(写真で見る限り)美しい方で観たかったな。

しかしまあ。徹底的に悪者である影山伯爵役の黒田さんの声の素晴らしさったら。なんかもう、ワーグナーの悪役(テルラムントとかクリングゾルとか)とかヴェルディの悪役(イヤーゴとか?)とかを彷彿とさせる迫力と声量で。結局は悪役が一番カッコイイ!!って思っちゃう。

それにしてもひどい結末だなあ。最後の銃声はきっと清原が殺されちゃったってことでしょう?かわいそうな朝子。昔の日本は男尊女卑。いくら文明開化と言っても所詮女は弱いもの、というなんという理不尽なバッドエンド。そこらへんがイタリア・オペラとは違うとこだねえ。

というわけで、かなり大盛況だった公演は日曜日で終わり。次はいつやるんだろう。オペラ・ファンだけでなく演劇ファンにおすすめ。おもしろい!です。

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おそらく今シーズンはこれで新国立に行くことはないため、オペラシティで狙ってたバッグを購入。なんかさみしいなあ。10月までオペラ観ないのか~。セット券買うと毎月何かしらイベントがあって嬉しいんだけど、来シーズンは飯守ワーグナーしか観たいものがないのでセット券はパスした。今シーズンのような「ついでだからこれも観ちゃおうか」的なものもなく。安くだったらモーツァルトとか観てみたいので、Z席の抽選に応募してみようかなあ。

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2014年6月16日 (月曜日)

意外と楽しみな鹿鳴館。

新国立劇場でセット券を買うと否応なく入ってくる日本のオペラ。なんだよ鹿鳴館って、目黒のライブハウス? なんか友達にチケットあげちゃおうかなあ、とまで思ったが。

ネットで見たら、意外とこのオペラ大人気なのな。中劇場とは言え、イープラスはほぼ売り切れ。新国立劇場のサイトでも殆どの日が完売ときている。日本物なのに珍しい。そんなにいいの?これ。

えええ。

なんか結構、プラチナチケットかも? 結構楽しめちゃうかも? なかなかいい席だし。なんかわくわくしちゃう。。。

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先日の「らららクラシック」はワールドカップにちなんで、ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハだった。珍しく選曲が渋くて、よかった。全曲聴いてみようかなあ。ゲストのマルシアさんもよかった。彼女は外見は全くの日本人にしか見えないんだけど、心の底からブラジル人なんだなあと。望郷の想いっていうか、故郷の遠さを思うとなんかきゅううんっとする。彼女の歌うミュージカルの舞台見たことあるけど、よかったよう。
あと、昨日のシュトラウス珍曲特集もよかった。

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(追記)
鹿鳴館ですが、新国立劇場のボックスオフィスによりますと、若干の戻ってきた席(企業向けかな?)がございますとのことなので、行きたいけど売り切れじゃなあ・・・って諦めてた方、もう一回トライしてみることをお勧めします。

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2014年6月15日 (日曜日)

日本は負けたけど・・・

W杯は見てます。見てますよう。今のところ8割方試合見てると思う。イングランドも負けちゃったし、我が日本も初戦を落としてしまったけど、こんな悲しみも誰にでもあるもの。私がいくら悩んでも悲しんでも、選手たちが頑張ってくれなければ何の意味もない。惜しみない応援はするけどさあ。

まあ、今日はW杯の他に大事なイベントがあった、父の日の他に。

飯守パルシファルの一般発売日だった。ワーグナーは新国では他の演目と比べたらお高いので、ちょっと油断してたんだけど、わりと券残ってなかった。私が希望してた日はイープラスではもうなくなってたわ、はあ。みんな「飯守セット」で買ったんかね。

飯守さんのパルシファルは、二期会で2回聴きに行ってるけど、やっぱり他のよくわからない(外国の)指揮者による指揮で聴くよりはよっぽどいい。よっぽど滋味深い、古式ゆかしいワーグナーが聴ける。そんで、飯守さんの指揮で外人が歌うの聴くの、あんまりない。演奏会形式ではあったものの、舞台上演では私は初めてだ。

そんで、あのトムリンソンやヘルリツィウスなんかの名歌手に混じって、あの長谷川さんがティトゥレルってもの素晴らしいではないか。日本が誇るワーグナー・バス歌手だ。(ルネ・パーペとか出てくれたらもっと嬉しいんだけど、それは贅沢というものだねえ)

ということで、仕事は相変わらず辛いのですが(ホントに・・・しんどいの)まあ10月までもうちょっと頑張ってみるかなあ(←辞めないよ)。あと、まあ私のワーグナー好きよりはるかにニワカで申し訳ないんだけど、私にも日本代表を応援させて下さい。

ところで、今更ですが吉田麻也選手は勘九郎さんにそっくりですな。弟の七之助さんより似てるんじゃないの。いやいや、どっちもナマで見たことあるあたしが言うんですから間違いないです。

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2014年6月14日 (土曜日)

おいしい新玉ねぎドレッシング

仕事が大変忙しいので、凝った料理はあんまりしてない。そんな中で最近凝ってるのは、ネットで見た「ピ●トロ風ドレッシング」のレシピ。ピ●トロドレッシングは美味しくて大好きだが、お高いので一人暮らししてから買ってないし、それにホントに近い味なのかは定かではないんだけど。

美味しい。

Kc460318とくにキャベツや大根の千切り、トマトなんかに合う。玉ねぎ醤油味なので、牛肉にも合うかな。唐揚げなんかにかけてもよいかも。これからは冷しゃぶにもいいかもね。

(レシピは色々やってみた結果の自己流)

①新玉ねぎ一個はすりおろす。すりおろしきれなくて余った分は包丁でみじんぎりにする。

②黒オリーブ(缶詰でもドライを戻したのでも)をみじん切りにする。10個分くらい? 好きな人はもっとたくさん入れても。これがないとごく普通の玉ねぎドレッシングになってしまうよ。

Kc460319③びんに②を入れ、お醤油100ccくらいと砂糖小さじ2分の1杯くらいとみりん100ccくらいとハーブソルトと荒引き黒こしょうを少々入れて混ぜ、しばらくなじませる。

④お酢100ccくらいと植物油100ccくらいを入れて混ぜる。(全部目分量なので適当に加減して下さい)

その日でも食べられるけど、2~3日くらい置いたほうが美味しい。一週間くらいするとかなりうまい(要冷蔵)。フードプロセッサーがあればもっと簡単だろうけどウチにはそんなもんねえし。

ひところ流行った「ためしてガッテン」の玉ねぎ(血液さらさら)ドレッシングがあたしはどうも甘すぎて苦手なんだけどこの作り方だと美味しい(醤油ごっちゃり入ってるので血液さらさらにはならんかもしれんが)。もう3~4回作った。ぜひ美味しいお醤油(あたしはキッコーマン生醤油を愛用)で。

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一応、ボーナスのようなものが出たので(正社員になったのにあんまり変わんない)、何年も履いて底が抜けてしまったスニーカーを買い替えることに。「靴流通センター」ブランドで防水で雨の日も雪の日もかなりがんばってくれたが、底がかぽかぽに抜けるほど履いたのって初めて。とても貧乏臭く、チャップリンの映画かと。気にいってたので同じの買おうかと思ったけど、もう売ってないみたいだった。

ということで、がらりと気分を変えて今回は超メジャーどころで、ナイキを買った。ナイキですぜナイキ。しかもアウトレットじゃなくて2014年モデルのジニコ。運動靴に6000円も払ったの久しぶり(それでも靴流通価格)。しかし、防水じゃないし、白っぽく汚れやすいので雨の日は履けないのが難点。かわいいっちゃかわいいんだけんども。

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2014年6月13日 (金曜日)

W杯始まる

Kc460316始まったワールドカップ。本当に治安とか大丈夫なのか、競技場は出来上がっているのか、とか心配になるんだけど。

治安はとても悪い、という話は毎日の報道ステーションの富川アナウンサーの取材(何故彼はいつも治安悪そうなとことか災害で危険そうなところに取材に行かされているのだろう。イケメンなのに)で見ている。日本人が応援ツアーに陽気な感じで出かけるのを見るたびに「気をつけてね(かなりマジで)」と思ってしまう。殺人とかテロとかホントに何もないといいが。大島優子ちゃんも心配だ。

Kc460317オープニングセレモニーは見た。なんか短くてよかった。音楽とかはじめのほうは結構切ない感じでよかった。ジェニファー・ロペスの恐ろしい露出度の衣装もよかった。

サッカー自体はそんなに詳しくないし、最近は前ほどはいれこんでないのでまあ・・・日本は普通に応援するかな、ってな感じ。予選(オマーン戦)は生で見たけど。←唯一の自慢。

他に応援しているのはドイツ。愛するポーランドは出ないので、相変わらずミロスワフ・クローゼ選手は応援してるぜ。もともとポーランド人だからね。おいおい、「ミロスラフ」じゃねえの?なんて言うよい子のお友達はこのブログの読者にはいないよね?ポーランド語の綴りでエルに斜め一本線はワ行になるのさ。ドイツは監督もかっこいいしさー。ドイツといえばタコのパウル君に次ぐスターは?

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2014年6月 8日 (日曜日)

意味はないけどつぶやきたい。

・先日。真夜中にベルリン・フィルの日本人コンマスの人のドキュメンタリー番組(おそらく「情熱大陸」的な?)やってて「おお!」と思って観てたんだけど、ベルリン・フィルの指揮者の「黒モジャ」の人と「白モジャ」の人が出てて、「白モジャ」の人は首席指揮者とあってちゃんと名前も出てたし、インタビューまでされてるのに、「黒モジャ」はちょっとリハーサル風景が映っただけで全くスルーされてて悲しかった。しかも、観てた私までその指揮者の名前を思い出せず、「ボリス・ボンバル?」「ビリボン・バレル?」とか色々考えたあげく、「あー、シモン・ボリバルだ!」って思ったけどそれってその指揮者が振ってたオケの名前だった。

・さっきみたエサ=ペッカ・サロネンのCMがカッコよすぎてちょっと興奮しましたわ~。むかーしむかしN響振った時に聴きに行ったけど外見あんまり変わんないのね。

・N響でスヴェンセンをやってたとは!何年か前に広響で聴いたぞ。人当たりのよい愛想のよいシベリウスかブルックナーって感じか。優しいお味。

過去記事:広島交響楽団演奏会<ノルウェー音楽集>

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icon ・ちょっと前に買った「クラシックCD 20世紀の遺産」という本を読みつつ「そうだよなあこんなことあったよなあ」とか「これ持ってる~~中学の時買った」とか「このオペラ行ったなあ」とかわくわくしていたんだけど、道理で学生時代の友人などと「昔好きだったアイドル」とか「好きだったバンド」とかの話になってもあまり盛り上がらないなあと思ったら・・・。小中学校時代のあたしのアイドルって、マーラーとかクライバーとかだもん。

・AKB総選挙を今年こそ全部観ようと思ったけどやっぱり挫折。川栄ちゃんとさっしーと最後のまゆゆだけ観た。私はどうもこの日本の風習(風物詩?)にいまだに馴染めないようだ。

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2014年6月 7日 (土曜日)

ベーム/無口な女(1959)

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iconR.シュトラウス:歌劇『無口な女』
ハンス・ホッター(モロズス卿)
フリッツ・ヴンダーリヒ(ヘンリー・モロズス)
ヒルデ・ギューデン(アミンタ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ(女中)
ヘルマン・プライ(理髪師)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)

録音時期:1959年8月8日
録音場所:ザルツブルク

<あらすじ>
「無口な女かと思ったのに騙されたぜ~」からの「人生は美しい」

こないだの「アラベラ」がアレだったので、ドタバタっぽさ・カオスな感じがなんとなく似ている感じの「無口な女」を。アラベラから3年くらい後の作品。ワタシこのオペラ見たことないの。CDはずっと前から持ってるんだけど(ヤノフスキ盤)、なんかあんまり聴かないでそのまま。対訳がなくてねえ。やっぱりこの手のは対訳ないと楽しくは・・・ないなあ。その点対訳のついたサヴァリッシュ盤の「アラベラ」はありがたいなあと思った。

(そういえばこの曲の最後の感動的なアリアは、こないだの新国「アラベラ」のヴァルトナーを歌ってた妻屋さんが今年のニューイヤーオペラコンサートで歌ってたなあ。)

ちょっと前に買ったベーム・シュトラウス箱の中の一曲。これ、鼻血が出そうなほどの豪華キャストである。これくらいなんか凄すぎると「別に歌詞なんかわかんなくてもいいや」って気になる。モノラルながらなかなかよい録音で、ザルツブルグの舞台のドキドキワクワク感が伝わってくる。ホッターもヴンダーリヒもプライも、なんか今からすると神である。こんな凄い歌手たちが何人も同じ舞台に乗ってた時代があったんだよなあ。あと、そんなに好きじゃないけど、ベームのシュトラウス録音に結構な頻度で出てくるギューデンの声が妙に懐かしく感じる。

英国の劇作家ベン・ジョンソンの原作をシュテファン・ツヴァイクが台本化。ツヴァイクがユダヤ人であったためにそのあと時代的にいろいろめんどうくさいことになり上演禁止に・・・というのは有名な話。(ものすごーく昔、ここらへんのことをドキュメンタリー番組にしたのを観たんだけど、断片的には覚えているものの、今観たらもっと感動するかもなあ。どこかで見れないかしらん。)

この演奏はライブということで普通にカットが多い(ようだが、実はこの曲をあまりよく把握してないのでどこをカットしたのかわからん)。完全全曲盤のヤノフスキは3枚で、本録音は(目いっぱい録音)して2枚。同じようにカットが多くて知られる「影のない女」だってCDの枚数が増えたり減ったりまではしてないんで、それを考えると、相当短くされているみたいだ。しかもフライング拍手がまるで日本のようだ。

とはいうものの、ベーム箱はまだまだ全部聴いてないのでこれからちょっとづつ聴いてみようかなと思う。あんまり暇がないけど。うわあ。

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・先日、毎週楽しみにしていた「銀二貫」が終わってしまった(次の木曜時代劇は観るかどうか未定)。まあ、ハッピーエンドなのでよかった。林遣都さんの走りっぷりが江戸時代のフォーム?だった。(林さんは、ホントは駅伝の映画撮影中に選手にスカウトされるほど走りのフォームは綺麗なんですよ。)

・先日、夜中にやってた「プロデューサーズ」って映画を観たんだけど、あまりの内容の下らなさ・ヒドさに(これはヒドい・・・ヒドい・・・ってつぶやきながら)全部観てしまった。ミュージカルそんなに好きじゃないけど、こういうのは大好き。しかしわざと当たらなそうなミュージカルを作るって・・・こういう粉飾決算?って・・・思いつかないなあ。会社で監査の仕事をしているから妙に興味深い。「春の日のヒトラー」って(笑)。

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