助け合うのが好きな日本人。
最近、仕事が新たに多く与えられてなんだかわかんないで仕事しているので、大変疲れるし毎晩遅くまで会社にいて、朝などぐだぐだで、今朝などほんとに「過労で倒れるんじゃないか。いや、倒れてくれたほうが有難い、会社休めるし」とか考えながらも、なんだか知らないけどすごく丈夫。
病欠したことないの、今の会社。会社休んだの、オペラか歌舞伎か二日酔いのどれか。
でもって、今朝もいつものように満員電車に乗ってたんだけど、突然「バターン!!」って大きな音がして。ちょっと目の前がぐるんって回った気がしたんで。
ああ、あたしとうとう倒れちゃった。大変だ。会社に連絡しなきゃ。
・・・って朦朧としながら思ったら、全然倒れてなかったの私。
倒れたのは、私の隣の隣にいた、スーツ眼鏡男子。顔色が真っ青だった。
たいへーん。
って思ったら、もう周りの乗客の助け合い精神てすごくて。おろおろとする私を尻目に、「緊急ボタンを押して下さい!!」と叫ぶ男性の声で、私もぐるぐる見回して「きんきゅうぼたん」とやらを探すし(結局他の人が押した)。
で、倒れた人の前の座席はあっというまに空いて、「大丈夫ですか、座って下さい」とか「何なら横になって下さい」とかみんな凄い助け合いの精神で。
いつも殺伐とした満員電車が急に感動シーンの場になってしまっただ。
結局、その眼鏡男子くんは「だ、大丈夫です」と立ちあがって、次の駅でよろよろと降りていきました。でもまあ、緊急ボタンを押してしまった手前、駅員さんが「急病の方ですかあああ!?大丈夫ですかあああ??」と叫んでいるので、近くにいた女性が「あ、倒れた方がいたんですけど、大丈夫だったみたいでーす」と返答。でもやっぱりあんなに見事な卒倒ぶり(テレビでしか観たことないくらい)だったため、ホームで駅員さんに保護されたようでした。
結局、滅多に遅れないミタ線が遅延した。でもたいした遅れでもなく遅刻もしなかった。なんか少しだけ「日本人っていいな」って思ったわ。
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