LFJ2014 ショパン 室内楽曲集
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ピアノ三重奏曲 ト短調 op.8
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ドミトリー・マフチン(ヴァイオリン)
アンリ・ドマルケット(チェロ)
(よみうりホール)
また今日もショパンだ。しかも昨日と同じよみうりホールで。もうあのホールへのもぐりこみ方はわかったので余裕。今日は昨日とは違い1階席だしもうちょっといい席。曲が渋すぎてあんまり人気なかったと思われ。
とはいえ。
日ごろ休日をポルスキー・レディオで過ごすあたしのことだから、結構ショパンの室内楽は聴いている。チェロソナタは「ファンタジア・ポルスカ」でもわりとかかる。2楽章とか綺麗なメロディがあるしいいなあって思ったりもする。
しかし。
やっぱり改めて聴いてみるとやっぱりどっちの曲も地味である。ショパンが作曲したはずなんだけど、彼の有名なピアノソロの曲にあるようなショパン臭がとっても薄い。その時代の普通の室内楽みたいな感じである。
さらに。
LFJについてあまり入場者の年齢制限のあることは気にしてなかったのだが、比較的早い時間のコンサートはガキ小学校低学年のお客さまが多いということに(今さら)気がついた。ことにピアノのコンサートとなると、教育熱心なチチハハがピアノを習わせている小さいお子様を「お勉強」と称して無理やりつれてこられることが多い。(まあ、外人のうまいピアニストの演奏を小さいころから見聞きさせることはとてもよいことだとは思う)
なんかやけに子供が多いと思った。
でも。昨日のルーカス君のコンサートは(彼のびっくりするような熱演に押されて)結構お子様らもおとなしく聴いていた。今日もなんだかみんなおやすみになられていたのか定かではないけど静かに聴いていた。
しかし。私のとなりの小学3年生くらいの(ピアノをならっておられると思われる)男の子とそのお母さんは、最初から熟睡なさっておられた。眠っているぶんには何の文句もないんだけれど、小学生の男の子はずっとイビキをかいておられて、隣の私は鑑賞どこではなかった。
しかも。
楽章の途中で、小学生は突然目を覚まされたかと思うと寝ぼけてしまったのか、伸びをした勢いであたしに強烈なエルボーを食らわせた。
なんかもう、誰に文句言っていいのかわからない。
演奏自体は素晴らしく、ことにヴァイオリンのふくよかな音の美しさには魅せられた。あと、ベレゾフスキー先生はあんなに大きなお腹だっただろうか。おでんの食べ過ぎか。
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本日次の演奏会までに間が空いていたので、以下の無料コンサートを鑑賞。
・ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
菊地裕介(ピアノ)
ピアノのソロがやっぱり聴きたくて行ってみたら、もうずいぶんお客さんがいて立ち見もかなりいた。写真で見る限りなかなかかわいらしいピアニストさんだったようだが、ちっとも見えず。演奏は後半なかなか熱がこもっててよかった。迫力があった。
・桐朋学園オーケストラ 指揮/高関健
ガーシュイン:パリのアメリカ人
バーンスタイン:ウエストサイド・ストーリー
オケの後ろから見る席があいていたので、ウチからこさえてきたおにぎりを食べながら開演を待っていた。せっかくの高関さんだが、指揮姿はちっとも見えなかった。声かっこいい。
パリアメもウエストサイドも高校の時に吹奏楽で演奏したことがあるので、懐かしく聴いた(もちろん、演奏は足元にも及びませんけど)。ウエストサイドのときに楽員が「マンボ!!」って叫ぶとこがあるんだけど(わたしも学生時代叫びました)、パーカッションの女の子たちがくるっとこちらを振り向いてジャンプして「マンボ!」って言ってくれたので、なんか凄く萌えた。可愛かったなあ。
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