LFJ2014 ベレゾフスキー チャイコフスキー協奏曲1番
バーバー:弦楽のためのアダージョ op.11
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ (指揮)
(ホールA)
今日は。
関東地方に結構な大きさの地震があり。あたしも早朝に起こされた。せっかく熟睡してたのにい。
でも。23区内でもウチの区は震度3だったの。そうたいした地震じゃなかったの。
なのに。ラ・フォルなんとかを開催してる国際フォーラムのある区は、震度5弱だったの。そんなとこに(券を買ってしまったばっかりに)わざわざ向わなきゃならないって。なんというか。演奏中にまた地震があったら、どうしよう。
あの迷路のように脱出しにくいホールAで。(何回行っても構造がわからない)
しかも、遠くようろっぱからはるばる日本においで下さった演奏家の方々の恐怖はいかばかりか。怖くて来年からこなくなっちゃったらどうしよう。コルボ先生とかご高齢だし。
演奏が始まる前のアナウンス、あの長々とした「地震が起こった時のご注意」が現実的になっちまっているんだけど。
・・・と色々な不安要素があったのですが、何事もなかったように演奏会は行われたわけです。普通に。わたしも(朝、NHKに映っちゃったあの女の子みたいに)「地震なんてナイヨ!」m9(^Д^)って言いながら電車乗ったわ。
本日はピアノ協奏曲特集(ワタシ的に)。
まずはベレゾフスキー先生のチャイコン。
とその前に。ヴァルソヴィアの演奏によるバーバー。
バーバーは「弦楽のためのアダージョ」だけの一発屋だと一般的には言われているものの、ホントはそんなでもない。それってかなりエルガー的な。バーバーにはあのヴァイオリン協奏曲もあるし(ナントではやったみたいね。とってもいい曲なの)、あのノスタルジックな「ノックスヴィル、1915年夏」もある。うーん、他に何かあるかってイマイチよく知らないんだけど、オペラも何曲かある。
とはいえ「弦楽のためのアダージョ」はお葬式音楽の定番であるし、映画音楽やテレビドラマの「悲しいシーン」「人が死んじゃうシーン」ではよく使われる。一番有名なのは「プラトーン」かな。
私はこの曲ナマで聴いたの初めてだと思う(たぶん)。でもなんか、本日はポーランドを代表するオケのひとつ、ヴァルソヴィアが演奏したってことでアメリカ音楽というよりも「悲歌シン」でお馴染みのグレツキとか、「オラヴァ」でお馴染みの(いえ、日本では全然お馴染みではないです)ヴォイチェフ・キラールとか、そんな感じに思えた。絶対にあのオケはそれを意識してるって感じた。
というわけでいい演奏でした。胸イタ系楽曲の傑作だ。
みんな、もっとポーランド近代・現代音楽聴こうぜえ。(関係ないけど)
さて、チャイコン。実は(このブログでは何回か書いているが)この曲はコンサートに行くほど大好きではない。では何でこのコンサートの券を買ったんでしょう。それは、ベレゾフスキー先生の演奏が(なんとしてでも)聴きたかったからであり。
そして、ラフ2が(浅田マオちゃんの影響で)早々に売り切れてしまったから!!!
しかし、昨日のブログにも書いたけど、ベレゾフスキーさんは太ったねえ。どうして。昔は美青年だった気がするし、こないだEテレでデーモン閣下と共演なさったときも結構素敵だったんだけどなあ。
まあ、肝心なのは演奏なのでどうでもいいが。
演奏は・・・なんであんなに早いのかと。チャイコン(コンクール的な意味で)で優勝したのだから、この協奏曲は目をつぶったって弾けるんだろう。でもそれにしても・・・・ぶっとばしてないか。地震があったから早く切り上げたいのかと思った。オケ・指揮者ともども。
もうね、おそらく写真で撮ったら指先が写らないと思う。
途中、もう北斗の拳ばりに「あたたたたたたたたたたた!!」って言いながら弾いてた感じだった。爆走してた。あれはあれでよかった。
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次の公演までに、時間があったのでお外のキオスクのコンサートを見学。早朝の〇歳児コンサートの時に出てたっていう、ムジカーシュってハンガリーの民族音楽を演奏するおっちゃんたちが出てきた。カッコイイわ。ジプシーって感じ。こういうの大好き。なんか聴いててグラーシュとか食べたくなった。そんでもって踊りたい。
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