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2014年4月29日 (火曜日)

びわ湖が羨ましい。

Kc460271 びわ湖では「ラ・フォル・ジュルネ」がいち早く開催されているようだ。東京からはもちろん遠いしゴールデンウィークは超飛び石連休なので(業務の都合で)どう考えても行くのは無理だ。

写真は3月にびわ湖に「死の都」を見に行った時に撮ったもの。おひるごはんを湖畔のカフェで食べながら、お店にあったびわ湖のラ・フォル・ジュルネの薄っぺらいパンフレットを眺めていたが、正直ちっともそそるものはないし、GWにまたびわ湖に・・・なんて全く思わなかった。東京のほうが豪華なプログラムに溢れていたし。

しかし。

コルンゴルト広め隊さんのツイートより
https://twitter.com/KorngoldHT

4/28日(月)@びわ湖ホール メインロビー
びわ湖ホール《死の都》のパウル役山本康寛さんやマリエッタ役砂川涼子さんにより、《死の都》より抜粋が歌われます。

これ、東京でもやってくれんか・・・そりゃだめか・・・・。楽しみにしてたけど、なんかつまんなくなってきた、東京のラ・フォルなんとか。びわ湖行きたかったよ~~。

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最近、死の都はフリッツ・レーマン盤を聴いている(ウチのはワルハル盤。ちなみにフリッツはロッテ・レーマンの弟)。録音も歌唱も古いけど演奏は熱気にあふれていてなかなか。このところ「死の都」を生で何回か見聴きしたせいなのか?これが一番しっくりくる(ラインスドルフ盤は破格に立派すぎる。遠い存在。)。ただ、うちのはカットが多い。 この盤はどうなのかは不明。あ、モノラルながら録音は悪くないです。

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2014年4月27日 (日曜日)

新日本交響楽団 エルガー/交響曲第1番 他

92nd

エルガー:行進曲「威風堂々」第4番ト長調
ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲(「海の歌」を加えた4 楽章版)
※ゴードン・ジェイコブと作曲者自身による管弦楽編曲版
エルガー:交響曲第1番変イ長調作品55
アンコール/行進曲「威風堂々」第1番

橘 直貴 指揮 新日本交響楽団
(すみだトリフォニーホール)

楽しみにしていたコンサート。エルガーとRVWときたら行くしかない。
新日本交響楽団さんは初めて聴くオケである。アマオケとのことだが、創立は1966年と結構古い。でもまあ、アマオケといっても「ほとんどプロじゃん」って思うところと「ん・・・まあそこそこ」ってところがある。しかもお金とるとこが凄くうまいとか、知り合いがいなくてもタダでハガキ送ってくれるところやチラシ持っていったらタダと言うところがヘタとかそういうのはない。色々聴いてきたけどそこんとこが不思議である。

本日はタダなので(ネットで予約したらタダ)あんまり色々と文句は言えない(別に文句はないです)。エルガーの交響曲ナマで聴かせてくれるだけで有難い。

で。

いつものようにバーガーキングのワッパーを食べて(大好物なので)、開演一時間前に行ってみたら、自由席だもんでもうすでに150人くらい(数えてはいない)並んでた。さすがGW。この消費税UPの不景気な中、タダで入れて素晴らしいホールで音楽が楽しめるなんて、結構凄いことだもんね。

今日は、2階席の横のほうから観る席にしてみた。一人づつの席なのでなんだかVIP待遇な感じ。よく見えるし、よく聴こえる。

今日の指揮者。登場するたんびに指揮台まで小走り。何をそんなに急いでいるの。

第1曲目。威風堂々でも4番ってとこがシブイ。しかし、4番は1番と中間部分が似ているし、CMでも使われている(モックンが出てたような)。1番に比べて出だしは勇壮というよりは典雅な感じである。あんましやらないのでナマで聴けて嬉しい。

イギ民。水槽厨にはおなじみカッパッパーであるが、今回は管弦楽曲編曲版(弟子のジェイコブの編曲。第2楽章のみRVW編曲らしい)。イギ民は高校のときに吹奏楽でやったことがあり、最初に楽譜でさらったときに「ホントに・・・この曲やんの?」って思ったくらい絶望感に襲われたが(ほとんど「黄桜」だし)、大人になって英国音楽聴くようになってからは普通に聴けるし、いつも高校時代を懐かしく思い出す。本日の管弦楽版もなかなかいい。初めて聴く第2楽章「海の歌」もなかなか素敵な曲で、省かれてしまったためにあまり演奏されないのが気の毒。

休憩はさんで、メインのエル1。一般的に滅多に演奏されない風味だが、私はナマで聴くの4回目くらい(?もっとかも)。好きな曲なのでね。

たぶん、威風堂々とかイギ民とかはそんなに演奏難しくなさそうなんでうまい下手とかよくわかんなかったんだけど、エル1だと一応交響曲だからオケの実力がわかってしまうかも。

第1楽章からして、かなりダイナミックというか。個人的な意見かもしれないけど、エルガーというよりもマーラーみたいな。エルガーはなんとなく作風はブラームス寄りなのかと思ってたんだけど、今日はダイナミック路線? ティンパニーはかなりドンドコドンだったし金管もバリバリ鳴らしてた。でも。慣れるとなかなかこういうのもアリかなって思った。

でも、第3楽章はすごく心がこもった演奏だったし、結構グッとくるものがあった。通常より若干濃い演奏って感じがした。典雅で紳士的な英国音楽というよりもなんかやっぱりマーラーのアダージェットみたいな気分。これはこれで好きかも。第4楽章もかなりダイナミックだったし、ほんのちょっと「うわあ」って思ったけど、かなり良かった。若いダイナミックな指揮者だからこうなのかな?普段、どんな曲を得意としているのか、知りたいなあ。

かなり盛り上がった演奏だったので、ブラボーもたくさんだったし、ここでアンコール。当然の威風堂々1番である。やっぱりエルガーの演奏会はこれをやんないと。シメはうどん的な。

まあ、オルガンの加勢はなかったんだけど、鈴の人がいっぱいでかなり三社祭的なにぎやかさであった。素晴らしかったです。ついでに歌ってくれるともっとよかったけど。

楽しいコンサートでした。いい演奏、ありがとうございました。大満足でした。次回、また行きたいなって思ったけどチャイ・・・。

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ところで、いつも思うがエルガーの1番の第2楽章に「ダースベーダーのテーマ」に似たとこあるなあ。

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2014年4月24日 (木曜日)

ルジツキ/ピアノ協奏曲第1番

最近。

とても仕事が立て込んできて、厳しい。このままでいくとおそらく定年まで今の会社で働くしかないということがわかってきたので、覚悟を決めていたつもりだったのだが、あまりにもこの(ボンクラな)あたしに会社の求めるものが厳しすぎる。そんなにバリバリ働くつもりはなかったので。

こんなはずでは。これでは男の人と変わらんじゃないか。どうせ出世なんかできないのに。

なんかもう、いつでも会社辞めれるよう、大金持ちのジジイと結婚して、一か月くらいでジジイは亡くなって(ルルかよ)、莫大な遺産が入り、とっとと会社を辞めて、地方の温泉地かなんかにオペラハウスを建てて、あたしのオススメオペラばかり上演するnaoping音楽祭を毎年開こう・・・とかそんなことばかり妄想している・・・。

で。

そのnaoping音楽祭で必ずや演奏または上演予定である、ポーランドの作曲家ルジツキを。またルジツキかよ!!と思われるハードコアな読者の方々もいらっさるだろうが、大好きなのだからしょうがない。

最近、残業疲れを癒してくれるのはピアノ協奏曲第1番。ラフマニノフばりのロシアン・ロマンティシズムと(いやポーランドだけど)、コルンゴルトばりの甘ったるいメロディがひっきりなしに押し寄せてくる。もうたいへん。甘すぎて虫歯になりそうである。

http://www.youtube.com/watch?v=7v-wnn0LgGc

あと・・・ヴァイオリン協奏曲(少し彼のオペラ「エロスとプシュケ」のメロディが入り込んでいる)もよいです。

http://www.youtube.com/watch?v=KORGtkbU9yI

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2014年4月19日 (土曜日)

老舗の豆腐は美味しいのか

食べ物の話ばっかりですいません。

最近、美容と健康のために豆腐を一日半丁~一丁食べるってことを心がけており。会社の近くに安いスーパーができたので、大喜びで安い豆腐を買って毎日頂いていますが。

やっぱり安い豆腐は・・・ぷよぷよしててぜんぜんもっちりしてないの。食感としては甘くない牛乳寒天みたいな。大豆分が少なそう。イソフラボンがあんまりなさそう。

で、ふと思ったんだけど、一回本物の豆腐を食べてみたい。高い豆腐は本当に美味しいのか?どんな感じなのか?と思った。

で、今日は休日出勤したので(昨日、営業所に監査が入ったので立会いにはるばる遠くまで行ってきたので、そのぶん自分の仕事が滞ってしまった)、帰り道に日本橋三越に寄って老舗の豆腐を買おうと計画。

で、三越に入ってる老舗「笹の雪」。あら、やっぱり老舗の豆腐は高いわよ。一丁600円もするの(!!)。私が普段食べてるスーパーの豆腐は一丁100円だから、6倍もするのよ。こんなに値段の差がある食品ってあるかしら。

一丁買う勇気がなくて、冷ややっこセットを二つ買った(あまり値段的には一丁買うのと変わらない)。そしたら「お待たせしてすいません、お詫びにプレゼントです。」とか店員さんが言って、「飛龍頭煮」とか言うがんもどきの煮ものを下さった。実際はそんなに待たされてないし、休日出勤でワタシ機嫌悪そうに見えたのかも。まあ、閉店間際で商品が余ってたのかもしれんが、なんかとっても嬉しかった。老舗は違うねえ。

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お豆腐というのは、基本的には大豆とにがりでできているようであり。しかしスーパーで売ってるのは材料がちょっといろいろと変わってくるのかな?(よくわからない)

「笹の雪」のお豆腐は「丸大豆」と「にがり」でできている。ホントにそんだけのようだ。

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断面。やっぱりすごく濃い。堅い。「美味しい!!」っていうよりは、「なんか昔こういうの食べてたかも」って気持ち。昔、実家ではお豆腐は普通に近所のお豆腐屋さんで買ってたのである(・・・という記憶がある、小学校の時は毎日母親にお使いにつれて行かれてたので。懐かしい思い出)。お豆腐ってこういう味だったの。今、近所に豆腐屋さんないんだよね。まあ、豆腐専門のチェーン店はあるんだけどそういうんじゃなくて、お店に水槽みたいなのがあって、注文するとそこからすくってくれて入れ物に入れて売ってくれるスタイルの。

普通の豆腐屋さんってどこ行っちゃったんだろう。別にこんな老舗じゃなくていいから、そういう豆腐屋さんが近所に欲しいなあ、豆腐好きとしては。

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京都からお取り寄せ

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先日「死の都」ツアーの帰りに買った、京都自分土産の一つ、本田味噌の「一椀味噌汁」。京都駅構内の「風土食品」というお店(のちっちゃなブース)で買ったもの。ここ、調味料とか食品とか何でも美味しそうで、大層迷った挙句「竹中缶詰」とこの味噌汁を買った。

どっちも全然知らなかったんだけど、ネットで見ると結構テレビで「おいしいもん」として紹介されてたんだよね。この味噌汁もシルシルミシルかなんかで紹介されてたらしい。

「おふ」のカプセルの中にフリーズドライのお味噌と具が入っている。お椀に割り入れてお湯を注ぐだけである。「なめこ」と「とうふ」と「油揚げ」の三種類。

これ、インスタント味噌汁のくせに高いんだよね(一杯200円くらいする)。だもんんで京都ではそんなにたくさん買えなくて、三食セットを一個買っただけ。

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(調理してみると、見た目とくに美味しそうでないところがミソ。)

しかし、これうまかった。なんか上品でね。東京で売ってるようなインスタント味噌汁はなんかしょっぱくて味に品がない。(じゃあお湯足せばいいじゃんって思うかもしれないけど、そういう問題でもない)

3つ食べて、なんかもうちょっと欲しいなあって思ってネットで注文してしまった。貧乏のくせにお取り寄せなんて・・・贅沢だ。

しかも東京の都心に住んでいるし、勤務地が日本橋に近いし有楽町も通る。アンテナショップもあるんだから、お取り寄せなんかいらないんじゃないかって思うんだけど。

探すのがめんどくせえので。(日本橋三越とかありそうだが)

まあ、そもそも料理はする方なんだから、インスタントでないお味噌をここで買って自分で味噌汁作るってのもアリかな?

京都では数多く美味しいものを買ったんだけど、京都駅前のお店で買った伊藤久右衛門のお茶もお取り寄せしようかなあと思案中。やっぱり老舗の日本茶はうまいわ。それこそ東京でも美味しい日本茶なんて手に入りそうだけど・・・。京都ブランド、おそるべしです。

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ゴールデンウィーク暇なので(というか、「死の都」三昧であまりに散財しすぎたので旅行とかナシ)、ラ・フォルなんとかの券を買った。今年は気になるピアニスト特集(わたくし的に)。こないだテレビで見て、ぜひ生で聴きたくなったベレゾフスキー先生とショパコンでお馴染みルーカス君の券その他をゲット。曲目的には気になるものはほとんどなかったが・・・今年はマニア向きではないなあ。

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2014年4月 6日 (日曜日)

新国立劇場/ヴォツェック(2014)

Kc460300アルバン・ベルク:歌劇「ヴォツェック」

【指揮】ギュンター・ノイホルト
【演出】アンドレアス・クリーゲンブルク
【美術】ハラルド・トアー
【衣裳】アンドレア・シュラート
【照明】シュテファン・ボリガー
【ヴォツェック】ゲオルク・ニグル
【鼓手長】ローマン・サドニック
【アンドレス】望月哲也
【大尉】ヴォルフガング・シュミット
【医者】妻屋秀和
【第一の徒弟職人】大澤建
【第二の徒弟職人】萩原潤
【白痴】青地英幸
【マリー】エレナ・ツィトコーワ
【マルグレート】山下牧子

【合唱指揮】三澤洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】NHK東京児童合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

[芸術監督]尾高忠明
[共同制作]バイエルン州立歌劇場

(4月5日(土)新国立劇場大ホール)

過去記事:新国立劇場・ヴォツェック(2009年11月23日)

初日に行ってきました、びちゃびちゃヴォツェック。土曜というのに、あんまり席うまってないみたい。私の居た2階席の列は、がらがらで快適でした。まあ、劇場側としては困るが。

この演出の新国初演は観たので、今回は2回目。初演のときはあんまりはまらなかった。ぶっちゃけつまんなかった。なんか演出がことさら暗いし救いがないし。合唱団や出演者の衣裳やかつらがぜんぜん美しくなくて、正直まいってしまった。

ヴォツェック大好きなのに。

だけど、もうこういうもんだと最初からわかっていれば、もうがっかりしない。大丈夫だ。

初演ではまらなかった原因のもう一つは(ファンの方読んでたらごめんなさい)、ヴォツェック役の歌手もマリー役の歌手もぜんぜん私のタイプじゃなかったからかなあと思う。あたしの中のヴォツェックとマリーは、あんなじゃない。じゃどんな?って言われるとアレだけど。

だもんで、今回はマリーは私の好きなツィトコーワたんだし、ヴォツェックの歌手も映像で予習していったので、大丈夫だなって思った。

あと、はまらなかったもう一つの理由が、指揮がゆるすぎたからだと思う。これは・・・今回もわりと心配だったんだけど。

で。

前置きはこのへんにして、今回のヴォツェック。観に行って良かった。良かった最大の理由は、ヴォツェック役の歌手がよかったから。

ゲオルク・ニグルさん。ウィーン少年合唱団の出身だという。人気ソリストだったそうな。私は少年合唱団にとくに思い入れがないのでよく知らないんだけど、ウィーン少年合唱団は日本公演でちっちゃな子供向けのオペラをやってたので、彼はそういうのに主役とかで出てたんだと思う・・・「バスティアンとバスティエンヌ」とか。

小さいときから人前で舞台で演技をしてたから、そういう道に進んだのかなあと。ただのバリトン歌手ではなしに・・・演技派として。

いや、ほんと。ニグルさんは舞台俳優だと思った。私は何回かヴォツェックを(生でも映像でも)観たけど、まあ普通のバリトン歌手が演じるわけだから、ヴォツェックを表すのは歌手の演技というよりはその台本だったり、音楽だったりするわけなんだけど、ニグルさんの場合はホント、ちゃんとヴォツェックを演じてた、そのものになってた。

(前日の予習用に見たボリショイでの映像は、現代に置き換えた演出だったのでヴォツェックはスーツ姿だったんだけど、マリーを殺したあとの狂った演技がものすごくて、もう笑っちゃったほどよ。ニグルさんはシェーンベルクの「昨日から明日まで」の映像もあるらしい。)

ということで、席が空いてるのは勿体ないので、観に行って下さい。ニコニコキャンペーンとかいうのがあるらしいし。(しかし若者が「ヴォツェック」を口実に女の子を誘って、観終わったあともしかしてイヤーな空気になったり帰っちゃったりしないかなあと心配。これがもし「死の都」だったらいいデートになりそうなのだが。)

他の歌手。マリー役のツィトコーワたんはお人形さんみたいにカワイイ。声はさすがに(ワーグナーで鍛えてるだけあって)素晴らしい。ロシア人らしい深みのあるよく通る声だし、まったく隙がない。表現も素晴らしい。ただ(こんなことを思うのは私だけかもだけど)、こないだの「死の都」のマリエッタ役のミラーさんにも感じたけど、こういったビッチな役でも、普通はちゃんとした声楽の教育を受けて海外にまでやってきて歌ってるような(育ちのよい)歌手さんがするわけなので、どうしてもちょっとお上品に見えてしまう(私は)。彼女らは私生活では絶対オトコを誘ったりしなそう。これはまあ、舞台女優ではないので仕方ないことなのかもしれん。

(そう考えると、初めて生で観たマリー役のW・マイヤーはほんとに役にハマってたなあと。不自然さなしだったわ。納得。ベーレンスもマリーと似たような境遇の人生だったはずなので説得力あり。)

その他の歌手さん。アンドレス役の望月さんはいつもながら美声。妻屋さんはあのマッド・ドクターの衣裳を着ることをどう思っているのだろう。外国の歌手とまったく遜色ない歌いぶりなのは相変わらずだけど。実験用のねずみさんは昼公演のためケースの中で動かず(ねずみ、歌わない)。

子役の男の子はほぼ出ずっぱりの重要な役。前の時の子も思ったけどあの大舞台でちゃんと役目を果たしてて素晴らしいなと。カワイイし。

ちょっと注文があるとしたら、最後の少年合唱がちょっと元気良すぎるかなあ・・・もっと元気なくてヘタなほうが現実味(そこらへんの子供感)があってあたしは好きだ。ベーム盤の少年合唱ヘタだったもん。まあどっちでもいいけど。

オケは良かったです、間延びした感じは前回よりはなかったし。ボリショイのキレキレの指揮と演奏を聞いたあとだったのでちょっとアレでしたが。もうちょっとキレキレでもいいかもとは思いますが、これは指揮者のせいなのかもしれません。

前回の指揮者はカーテンコールのとき長いゴム長履いてたので期待してたんだけど、今回は普通の長靴だったので残念。
あと・・・あのびちゃびちゃ舞台で濡れたおふとんを布団乾燥機で乾燥させているところを見学してみたい、とか思った。

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2014年4月 2日 (水曜日)

今だからこそ、フィルムコンサートを!

実は、上野のコルンゴルトのコンサートは行けなかった。券は取ってなかったんだけどとなりの区に勤めているので十分行けたはずである。

しかし。

ご存知な方はご存知の、消費税増加による流通の混乱。ウチでいつも頼んでいる○マ○便が全く機能してなくて、しかも待ちに待って荷物取りに来たおにーちゃんの、グチをずっと聞いてあげていて(あたしはとてもいい人に見られるらしいんだが、実際は心は暗黒なの。なんでよその会社の人のグチを聞いてあげなきゃならんの?)、全然無理だった。まあ予想はしてたんだけど。

残念だったのだがしょうがない。

なので(悲しいので)、今日は遠い昔(13年前!)にすみとりで開催された、「お宝フィルム ガラ・コンサート」の話を。このコンサートのプログラムは後生大事にウチの「コルンゴルトとその時代」の本にはさまれている・・・「エロール・フリン映画DVD4巻セット」の新聞広告とともに。

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コンサート・ホールに大型スクリーン、その前にフルオーケストラ。合唱団まで配置。贅沢この上ない。長い人生?数々のコンサートに今まで通ったものの、これはかなり印象が強かった上位に入るコンサート。選曲も素晴らしかったし、演奏も(だって生演奏だもの)素晴らしかった。アンコールのRVWも忘れられない。ウォルトンの「ヘンリー5世」もよかったなあ。

もうね、時代が時代だから全部コルンゴルトだっていいんじゃないの? 「永遠の処女」と「シー・ホーク」と「嵐の青春」はぜひやってほしいわ。もちろん合唱とか独唱ありで。

新日本フィルさん、またこーゆーのやってくれないかなあ。 頼むよ。

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