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2014年3月19日 (水曜日)

死の都楽しい?

このところ、「死の都」の感想ツィートを読むのにハマっている。
こんなこと今まで全然なかったんだけど。結構「死の都」公演のネットでの反響が大きくて面白いです。

で。「死の都」って言葉をオペラの名前だと思っていれば、なんてことないのですが、言葉の意味をそのものズバリに解釈してしまうと、なかなか凄い感じです。

・死の都なう。

・これから死の都行ってきます。

・死の都おもしろい!

・死の都、すっごいよかった!

・いいなあ、死の都行きたい。

とか書いてあるのを読むと、まるでこのところお亡くなりになったあの世の方々が「私残念ながら死んだけど、天国ってけっこう楽しいよ」とか「天国よいとこ一度はおいで」みたいなことを言ってるようで、または現世の人が「早く死にたい」とか言ってるみたいで、多分に厭世的な気分になります。いいえ、本当は希望に向かうオペラなんですけどね。

それにしても、わたし結構オペラ観に行くほうですが、新国立で何か上演して、こんなにいっぱい反響があるものなんですかね。みんなコルンゴルトが大好きになってしまうような危惧に襲われますね(いや、別にいいじゃないか)。

何と言うか、結構あとを引くオペラのような気がす。何回でも出かけてしまいそうだ、お金さえあれば。だって土曜日の新国立に出かけた次の日、わたしおうちでラインスドルフ盤はもちろん、古いモノラル録音の「死の都」やナクソス盤、ゲッツ・フリードリッヒ演出ビデオ、もう一日中エンドレスで聴いてたわ。そうでもしないと心のすきまが埋まらないような気がしたの。ああ、まるで恋のような気分だ。

そういえば、コルンゴルトが音楽をつけた「嵐の青春」って俳優時代のレーガン元大統領出演の映画があるのだが、早崎さんの著書の「コルンゴルトとその時代」にこの映画音楽を聴くために60回も映画館に通った人がいたって話が書いてあった。最初読んだ時は「そんなアホな~~」って思ったけど。わりとホントなのかも、そういう人実はいっぱいいたかも、って思ってしまう今日この頃。

「嵐の青春」
Kings Row (1941) - Final scene
http://www.youtube.com/watch?v=C2kmj8RL6-Y

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死の都、同じ演出の舞台のDVD。品切れ?らしい。もってないけど。

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