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2014年3月30日 (日曜日)

ジモティ花見2014

残念ながら曇り。桜祭りは来週末のようなのでちょっと気が早いのだが、本日の雨風で散っちゃうと困るので、今日花見行ってきた。早朝6時ごろなので、ジョギングの人と犬の散歩の人以外あまり人も居ないし、快適。

実は一昨日友人と楽しくイタリアンを食べたため、美味しいピザとワインを一本開けて如実に太ってしまった。せっかく1月の健康診断から4Kg痩せたのに、1Kg戻った。太った人を「ピザ」と呼ぶのはなんかわかるなあと実感。

だので、今日は目黒駅から中目黒まで歩き、また目黒駅に戻ってついでに目黒不動尊までお参りに。家に帰ったら日本茶でカテキンを摂取(「死の都」ツアーで、京都のお茶を買ってから日本茶を飲む習慣がついた。正しいお茶の淹れ方を習得したのは今回の旅行のちっちゃな収穫)。かなりいい運動になったのでは。ちょっと汗かいた。

過去記事:ジモティ花見(2012年4月 8日)

ジモティ花見2013(2013年3月23日)

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あんまり天気がよくないので、写真は例年よりぱっとせず。

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まだ9分咲きといったところ。雨がぽつぽつ降ったり止んだりして、桜のにおいがする。春の香り。

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ぼんぼり状に咲いている桜はまた違う種類なんだろうか。

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中目黒あたりになると、人も増えてくる。こんなに早朝でも。さすが桜の名所。

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こうやってみると結構美しい。

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目黒不動尊の桜は、なんか違う種類なのかしらん。まるで角館の桜のようなきれいなピンク色である。
久しぶりにここのおみくじを引いたら大吉だった。神様もうなげやりになっているのかもしれない。「はい大吉大吉、もうわかったから」的な。

まったく関係ないが消費税が上がるとかでもなーんにもしてないしなーんにも買ってない。別に上がったら上がったでいいや、みんな上がるんだし(なげやり)。美容院に急に行こうかと思ったけど、駆け込みで混んでそうなのでやめた。

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2014年3月23日 (日曜日)

うちにあるコルンゴルトのDVDを見る

3回も観に行ってもうお腹いっぱい感のあるコルンゴルト。ヴァイオリン協奏曲も他のコンサートももういいやって思ってる。「題名のない音楽会」にまでコルンゴルト出てくる始末(シュトラウス特集だったんだけど)。スター・ウォーズの元ネタ?の「嵐の青春」出てきてちょっと興奮。

(ついでに関係ないけど、昨日だかの「らららクラシック」に草笛光子さん出てきて興奮。「火刑台上のジャンヌダルク」の録音残ってたんだね。全部あるなら聴いてみたい。)

なんか、暇だしもうお金もないのでゴロゴロゴロゴロ。うちにあるDVDを引っ張り出す。(ながら見で全部観たわけではない。) おなかいっぱいでもコルンゴルト見てしまう。

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こないだ2回も聴きに行ったケール主演のストラスブールの「死の都」。
てっきりついこないだの収録なのかと思えば10年以上前。髪形のせいもあるが、ケールは若い気がす。お人形オタクの風情。

こないだの新国立の舞台が美しすぎて、これは廃墟だのドイツの(趣味の悪い)キャバレー風な第2幕だの、どうも惹かれない。しかも結構ドイツ系オペラのヴィデオによく登場するデノケ女史は、声はホントに素晴らしいものの、あんまり見た目宜しくない。こないだの舞台のミーガンちゃんは美人だったもんね。美しい舞台は心いやされるわ、ホント。

「マリエッタの歌」の時に突然登場するコルンゴルト少年にそっくり男の子だけなんかいい演出。

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コルンゴルト:神童の冒険
ちょろっと見てずっとしまいっぱなしだったDVD。さすがハリウッドの売れっ子作曲家だっただけあって、ホームビデオでの家族映像が豊富。典型的幸せアメリカ裕福家族。・・・まあ、作曲家的にはあんまり幸せじゃなかったのかもしれないけど。なんか、R・シュトラウスもそうなんだけど作曲家が動いている映像ってのは結構「ハッ」とするものがあるな。

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映画「ロビンフッドの冒険」(ウチのはジャケット違う)
エロール・フリン、オリヴィア・デ・ハヴィランド主演。コルンゴルト音楽
たまーに近所で1週間くらい開催される安DVD販売コーナーで買ったもの。コルンゴルト音楽がふんだんに使われているのが嬉しいが、いかんせん初期のカラー(テクニカラー?)なので色が鮮やかすぎてとてもセンスが悪い。ので、いつもあんまり画面見ないでBGM代わりにしてしまう。「風とともに去りぬ」に出てたハヴィランドはカワイイが。

(その他、「死の都」で気づいた点・補足)
・「死の都」を見てていつも思ってたのが、第2幕でフランクとパウルがマリエッタをめぐって言い争う場面の音楽はマーラーの交響曲第5番の第2楽章に一瞬だけ似てね?

・今更だけど・・・シュトラウスと比べると、コルンゴルトって音をガンガン盛り過ぎなんじゃないかと。なんかもう・・・ホットケーキにバターたっぷりのせてにアイスクリームのっけてメイプルシロップとイチゴジャムかけたみたいな風情。まあ、それはそれで美味しそうだけどおなかいっぱい。

・大好きなコルンゴルトもこうも聴きすぎるとどうも・・・。NHKテレビでやってるリゴレットを見てると、もうなんか気が抜けるっていうかホッとする。気分的にガスター10欲しい感じ。

・実際は・・・新国「死の都」観賞の日は昼も夜もサブウェイのサンドイッチ(野菜多め)を食べていた。こってりたっぷり音楽を堪能したわりには健康的なメニューで、逆に痩せた感じ。あれは飽きないなあ。

・今、「日本『死の都』協会」を作ったら100人くらい集まりそうな感じだ。

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2014年3月21日 (金曜日)

またまた「死の都」新国立劇場(21日)

過去記事:びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

コルンゴルト「死の都」新国立劇場 (15日)

すいません。今月3回目の「死の都」舞台観賞。さすがにちょっとなあと思いつつも、どうしてももう一回観たくて、ぽちっとなしてしまったのが今週の月曜日。(いや、そのうち一回はDとかZとかだったらまだいいんだが、すべてAかS席・・・)

定価より千円ちょい引きで、その代わりに会場で券貰うまで「どこの席になるかわからへんで」という、ロシアンルーレットな席。S席だから相当悪いところはないだろうとは思うけど、過去に新国立でS席買って一階席の一番後ろだったという事実があるので、少し覚悟してたんだが。

なんと、一階席の前から9番目。少々中央からはずれるものの、はしっことかではない。自分史上、新国立のオペラで最高の席じゃないのかな、たぶん。今まで気付かなかった、舞台に左右二つずつある指揮者モニターの白黒画面も見えたし。なるほどねえ。

それにしても、「死の都」だけで今月何万使ったんだろう・・・。びわ湖の交通費と宿泊費入れたらじゅ・・・いやなんでもありません。

まあ、例えば。贔屓のフーゾクのねーちゃんができて、ちょっと通っちゃったと思えばそんなお金は普通じゃないのかな。人間、魔が差すということもあるしさー。

(こういう例えにホストクラブとかでないところが、クラヲタおっさんらしいあたし。女なのに。)

その代わり、「ラインの黄金」も行かないことにしたし。いいよね(←だれも怒らないし、困らない)。しかも明日会社だしさー。ちゃんと働くよ。

でま、さすがに最高の席で聴く「死の都」はやはり素晴らしく。15日より相当よかった。こないだの土曜日に聴いた時よりオケもずいぶん馴染んできたようで、普通にコルンゴルト・サウンドだった。(しかし、やはりコルンゴルトのオーケストレーションは演奏大変だ。演奏しにくそうだ。歌手も合わせ辛そう。)

15日はやや不安定だったケールも、今日は普通に良かった。日本になじんできたのかも。声がひっくり返ったり、かすれたりはほとんどない。いいパウルだった。演技も近くで見るととってもかわいい感じ。マリエッタが最初に登場する前とか、おめかししちゃったりしてて。

いやーそれにしてもマリエッタ役のミーガンちゃんときたら。歌うの4回目なのにパワーが落ちてない。凄い。全部で5回もうたうんだぜ、東京で。「幽霊マリー役の3倍くらい太ってるじゃん」とか思ったけど、やっぱりそのくらい太ってないとパワーがないのかな。15日に初めて聴いたときは、まだびわ湖の涼子ちゃんの激烈マリエッタが耳に残ってたので「あんまり・・・」って思ったけど、今日はもう凄い良かったわミーガン。

(砂川涼子さんの歌唱を聴きたくて、たまたまウチの録画機に残しておいた昨年と今年のNHKニューイヤーコンサートを見たんですけど。なんかミミとゾフィーって軽量級な役だったので全然違う人に見えましたわ。死の都出演にあたって「マリエッタ養成ギブス」でもしてたのかな?とか思うくらい。びわ湖一日目観れた人は勝ち組。)

あとは、日本人の方々もみなさんよかったです。新国立お馴染みの平井香織さんは、カツラと緑のドレスがとっても似合っててカワイイなあって思いました。ガストン役のダンサーの方もかっこよかった。しかし、外人巨漢歌手と一緒の舞台で見ると、日本人はちっちゃいね。いつものことだけど。

(今日のハイライト)
・フランク役の歌手は第一幕で登場したとたん、そこらへんにたくさんある写真立てを一つなぎ倒してしまい、ブリギッタ役の山下さんがちょっとびっくりしてたけどちゃんと歌ってたのでプロだなあと思った。っていうかあのセットは歌手はつまずきそうで大変だよねえ。

・第3幕でパウルが夢からさめたあと、舞台装置の後ろのブラインドがうまく締まらなくて「故障??」とか思ってひやひやした。千秋楽は直ってますように。

(その他、本日改めて気付いた点)
・それにしてもあの巨大な舞台装置がフィンランドからのレンタルなんて。わたし、物流会社に勤めているもので、あの大きな舞台装置とこまごました小道具を全部梱包して全部チェックしてフィンランドに送り返すという仕事を想像してしまい、ちょっと頭が痛くなってきてしまった。壊したら弁償かな?とか。夢のない話をしてすいません。

・今日は舞台近かったので小道具が良く見えてよかった。飾ってある写真立ての一つ一つ写真が違うのね。ちゃんと時代を感じる写真になってて(オペラグラスでじっくり見たけど、ちゃんと写真集とかにして見たいくらいステキ)、こだわりを感じましたわ。とにかくセンスがいい。アレ、やっぱりヨーロッパ人の仕事だわ。

・舞台上にたくさんあったマリーの遺品を入れたちっちゃいおうちみたいなのって「聖遺物筺」っていうんだねえ。ヨーロッパの美術館や教会にさんざん行ったはずなのに「何だろう」って思ってた。色々なものが入ってたね。レコードとか靴とか。第2幕のライティングはため息が出るわ。

・3幕でマリエッタが殺されたあと、パウルが夢から覚めたらいつの間にか舞台から消えてたんだけど、ベッドの横に穴(奈落?)があいて、そこからマリエッタは脱出してる・・・っていうしくみだった。

・歌わない役のマリーの女優さんに今回は注目。ふむ、色々と演技してたんだなあ。なかなか感動的だった。最後、動かなくなっちゃうところはさすがに胸がきゅううんとなった。まあ、マリエッタとは瓜二つではなかったけど。ヘチマとキュウリくらい違う。

・最後の最後にぽろっと涙が出たのは、曲に感動したというよりは、もうしばらくこの曲の舞台を生で見ることはないんだなあ・・・もしかしてもう一生ないかもって思ったから。作曲者もパパもうちょっと主役二人が休める部分を作れば、ヨーロッパ以外での上演もたやすいものになっただろうに。

・そーいえば、15日に新国でこの舞台観たあと、次の次の日の朝起きたらものすごい多幸感に襲われた。ドーパミンだかセロトニンだか(よくわからんけど)大発生した感じ。アレ、何だったんだろう。会社で超ハイになって自分でも怖かった。←薬とかやってないよ。

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今日は、京都駅で自分土産に買った「竹中缶詰のオイルサーディン」を食べてみた。ネギを載せてオーブントースターで焼いた。いろんなグルメ番組で激賞されていただけあってさすがに美味しかったが、そもそもオイルサーディンにそれほど思い入れがないので、もう買わないかと。高いし。余った大量の油がもったいなかった。パスタにすればよかった。

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2014年3月19日 (水曜日)

死の都楽しい?

このところ、「死の都」の感想ツィートを読むのにハマっている。
こんなこと今まで全然なかったんだけど。結構「死の都」公演のネットでの反響が大きくて面白いです。

で。「死の都」って言葉をオペラの名前だと思っていれば、なんてことないのですが、言葉の意味をそのものズバリに解釈してしまうと、なかなか凄い感じです。

・死の都なう。

・これから死の都行ってきます。

・死の都おもしろい!

・死の都、すっごいよかった!

・いいなあ、死の都行きたい。

とか書いてあるのを読むと、まるでこのところお亡くなりになったあの世の方々が「私残念ながら死んだけど、天国ってけっこう楽しいよ」とか「天国よいとこ一度はおいで」みたいなことを言ってるようで、または現世の人が「早く死にたい」とか言ってるみたいで、多分に厭世的な気分になります。いいえ、本当は希望に向かうオペラなんですけどね。

それにしても、わたし結構オペラ観に行くほうですが、新国立で何か上演して、こんなにいっぱい反響があるものなんですかね。みんなコルンゴルトが大好きになってしまうような危惧に襲われますね(いや、別にいいじゃないか)。

何と言うか、結構あとを引くオペラのような気がす。何回でも出かけてしまいそうだ、お金さえあれば。だって土曜日の新国立に出かけた次の日、わたしおうちでラインスドルフ盤はもちろん、古いモノラル録音の「死の都」やナクソス盤、ゲッツ・フリードリッヒ演出ビデオ、もう一日中エンドレスで聴いてたわ。そうでもしないと心のすきまが埋まらないような気がしたの。ああ、まるで恋のような気分だ。

そういえば、コルンゴルトが音楽をつけた「嵐の青春」って俳優時代のレーガン元大統領出演の映画があるのだが、早崎さんの著書の「コルンゴルトとその時代」にこの映画音楽を聴くために60回も映画館に通った人がいたって話が書いてあった。最初読んだ時は「そんなアホな~~」って思ったけど。わりとホントなのかも、そういう人実はいっぱいいたかも、って思ってしまう今日この頃。

「嵐の青春」
Kings Row (1941) - Final scene
http://www.youtube.com/watch?v=C2kmj8RL6-Y

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死の都、同じ演出の舞台のDVD。品切れ?らしい。もってないけど。

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2014年3月16日 (日曜日)

二つの「死の都」、どうだった?

Imagesca2smlzs_2               ↑草葉の陰で日本での状況にびっくりしている作曲者。


過去記事:びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

コルンゴルト「死の都」新国立劇場



さてさて。私の「死の都」祭は終りました。(さみしい・・・初めてウィーンに行って・・・「死の都」のCD自分土産に買って日本に帰ってきて・・・一晩明けた朝みたいなさみしさ)
こんな珍しいオペラで二種類全く違う演奏者・指揮者・演出・ホールで観るなんて、ヨーロッパでもなかなかなさそう。大きな大きな夢が二つ終わったみたい。二つとも見られて本当によかった。

で、やっぱり皆さまが知りたいのは「二つの死の都、観てみてどうだった?」ってことだよねえ。うーん。

えーと。二つ観て思ったのは、同じ曲なのにこんなに違うのか~~~ってこと。確かに耳に残ったのはあの曲なんだけど、終ったあとの気持ちがまるで違うんだよね。

どっちも好きだし、どっちも(平均すれば)同じくらい良かったと思いました。

以下、自分であとで見て楽しいので覚書。(発表しちゃうけど)

1.券のお値段。

新国立は「このクォリティで、この値段は安いよ」って言われますが、やっぱり・・高いなあと。びわ湖は(まあ、東京から行ったので電車・宿泊のお金はかかりましたが)かなり安いなあという印象。あれだけのものを見聞きして、一等席で1万3千円は安いと思ったす。関西人はオペラに2万6千円も出さないってことかしらん。(・・・考えてみると2倍なのね)

2.オケ・指揮者

席が、ぜんぜんオケからの距離が違うので、何とも言えない。びわ湖は沼尻さんの思いが恐ろしく伝わってきてダイナミックでよかったけれど、そのぶん少し滞ってた部分もあったなあと。新国の指揮者はさらさらと流し過ぎ。纏綿たるロマンティシズムはどこに。でも聴きやすかったかな。ウマイ・ヘタとかわかんないです。

3.歌手

平均すると、びわ湖のほうが良かったっていうアンビリーバボーな感想(第1日目だけですが)。

パウル役の鈴木さんが、神経質なオタッキーヒッキーな役作りで、それがマリエッタ/マリー(美しい魅力的な砂川さん)を失って現実に戻ることができない・・・というところに親近感というか、結構キタなあ。演じた人が日本人だからなのかな?なんかわかるわあって思った。(←っていうかこれ書きながら思い出して涙出るの何故)

鈴木さんは声量は少し足りない感じはしたのですが(そもそもドラマティックではない人なんで)、細かい表情付けとかがかなり考えられていたし、高音も美しかったし私はとても素敵だったと思いました。ただ、3階席とかだったら聴こえなかったかも。
新国のケールは意外と・・・体格のわりには声が小さいんだな、線が細いんだなっていう印象。歌い慣れてたって感じはすごくした(いいんだか悪いんだか)。でも世界クラスのパウルを聴けてよかった。コルンゴルト自身にも似てるしね、なんか。

マリエッタ役はもう、あちこちで大絶賛されているのでアレだけど、砂川さんの圧勝。あんなに可愛い魅力的なマリエッタを見せられたら、もう他は受け付けない。まあ、「ボエーム」のムゼッタのドラマティック拡大版って感じの役ですな。
ミーガン・ミラーさんもすごくよかった。声量もあったし、素晴らしかったです。やっぱり世界クラスかも。しかし・・・それプラス何かがなかった。あの美人のダイナミックボディから何の色気も感じなかったのは何で。

(ワグネリアン・ソプラノ並みの声量+プッチーニのヒロインの色気・可愛さってなかなか難しいですね。)

フランクはそんな重要なアリアがあるわけではないので、どちらの方も良かった、ということで・・・問題は第2幕の「ピエロの歌」を歌うフリッツだと思う。びわ湖の時のピエロの歌は・・・良かったぞう。とても心がこもってたし。観客は涙をぬぐっていたし。声楽的には新国立の外人さんが優れていたのかもしれないけど、なんか直立不動で全然このアリアをわかってない気がした。泣けなかったし。

ブリギッタは・・・びわ湖2日目の「家政婦はブリュンヒルデ」池田さんも大いに気にはなったが、1日目の加納さんはやっぱりいつものように心がこもっててよかった。わりとこの役好きなんだよね。一番自己投影できる役だ(独身だからかも)。「私は独身ですが、ここは愛が溢れています」って切々と歌う所が結構うるうるした。しかし、パウルが出てっちゃったらブリギッタはどうするんだろうか。他の家の家政婦になるのかしらん。

4.演出

演出は根本から全然正反対なのがまた、面白い点だった。

びわ湖は大胆な舞台機構を駆使してたのに、意外と歌手は何にもしてなかった。2幕で劇団が結構踊ってたかなくらいで、ほぼ直立不動。このところの現代的な演出に慣れているはずの歌手さんたちが手持ち無沙汰だったのがアレだった(そんじゃ、何年か前のWミッチー公演と変わらんじゃん)。でも、それはそれで、曲自体を楽しみ、語り過ぎるくらい雄弁なコルンゴルトの音楽を楽しむのには良かったのかもしれない。そこは好みなのかな。

新国立の演出は、それこそト書き通りのことを全部視覚的に再現しているって感じであった。たとえばブリギッタが「この家は愛に溢れています」と歌うけど、ホントに部屋中マリーさんの写真や思い出の品に溢れているし。マリエッタが窓を開けて外を見ようとすると、外の景色が見えちゃうどこの話じゃなくてグーグルアースだぜえ。外見えすぎ。全体的になんかやりすぎ感もあるんだけど、さすが映画音楽作曲家の作品、映画を見てるみたいでよかった。マリーの亡霊がずっと出てたのは(否定的な人もいるかもだけど)、やっぱり映画的でよかったと思う。

5.舞台美術

びわ湖ホールってこんなに色々できるんだって思うくらい色んなことしてました。第2幕で二つに分かれてた舞台がざーっと後ろに下がって、上からホーンテッドマンション(またはドンキーコング)的な舞台やら黒い月だか降りてきて、ダイナミックだったし、その時のコルンゴルトの音楽もダイナミックでよかった。もっと普段から使えばいいのに(って思ったけど、他のホールとの合作が多く、兼ね合いできないんだって)。パウルの家のふるーいカビ臭そうな感じはとても出てた。狭小住宅的な感じもしたけど。

新国立はとにかく美しいし、おもちゃ箱をひっくり返したような。北欧のデザイン建築に住んでるのかな?っていう金持ち感はあった。ただ、「ここは何もかも古くてオバケが出そう」ってな感じはなくてそれは台本通りじゃなかったなあ。ホントにオバケ(マリー)出てたけど。

6.観た後の感じ

びわ湖はなんだか出演者に感情移入しすぎて、パウルがホントにかわいそうだったし、ホントに立ち直れるのかなあ、自殺しちゃうんじゃないかなあと思った。で、大泣きしたくなったくらい悲しみと喪失感に見舞われた。(東京に戻ってしばらく薬局とかコンビニとかで男性の歌う「お前に逢いたい」的なバラード調の曲がかかると涙が出てしょうがなくなってしまった。今はなおったけど。)

新国立は大胆な舞台装置のお陰で、なんかとてつもなくデッカイオペラを見た感じがして終ったあとなんかすっきりした。観た!終った!良かった!っていう、いい公演を見た後の普通の感想。ケールは今回うまくいかなくてもまたヨーロッパの別の歌劇場でパウルを歌うんだもん。感情移入なんかしないよ。

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ところで、昨日の新国立ですけど、お休み時間に1階席をプラプラしてたら、怪しい手品師みたいな大きな黒い覆いをかむった人が鎮座してまして。不審に思って覗いて見たらテレビカメラだったみたいです。もしかしてテレビで放送するんすかね?私のいた2階席の前方にも黒い覆いはありました。前のびわ湖トリスタンの時はホールの横にNHKの車が止まってたので「あーやるんだ」って思いましたけど。

びわ湖版の再演を切に望みます!東京か神奈川で。

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2014年3月15日 (土曜日)

コルンゴルト「死の都」新国立劇場

Kc460284 コルンゴルト:歌劇「死の都」

トルステン・ケール(パウル)
ミーガン・ミラー(マリエッタ/マリー)
アントン・ケレミチェフ(フランク/フリッツ)
山下牧子(ブリギッタ)
平井香織(ユリエッテ)
小野美咲(リュシエンヌ)
小原啓楼(ガストン/ヴィクトリン)
糸賀修平(アルバート伯爵)
エマ・ハワード(マリー)
白髭真二(ガストン)

ヤロスラフ・キズリング(指揮)
東京交響楽団 新国立劇場合唱団
世田谷ジュニア合唱団 
カスパー・ホルテン(演出)
エス・デヴリン(美術)

(3月15日 新国立劇場大ホール)

過去記事:びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

(ネタバレあり)
やー、行ってきました。新国立劇場。A席でした。2階席の左のせり出したところで見やすい席。「ピーター・グライムズ」の時と大体同じような感じ。かなり前にセット券で買ったのでこんなラッキーな席なんだね。

期待し過ぎてあんまり良くなかったらどうしようと思ってたんだけど、本当に良かったです。初日の感想をちらちらと見て行ったので、演奏や歌唱のキズ、そして演出が結構つまんなかった的な感想を読んでたので心配してたんだけど、2日目だったので初日よりきっとこなれていたのでしょう。

今回はノーカット上演。びわ湖は第2幕の「悪魔のロベール」の部分はまるまるカットしてたけど、実はここんとこの音楽はわたし好きなもので、ちょっと悲しかった。ちゃんとやってくれてうれしい。

それにしても、「死の都」日本初演が、ほぼ同時期に二つ重なるなんて。1920年の世界初演がドイツの二つの都市(ハンブルクとケルン)で同じ日に行われたなんて話はずっと前から知ってたけど、そしてこの話は「けっ、どうせ有名音楽評論家の息子だから、コネもあるんでしょ」みたいな感じに受け止めてたけど。初演から94年後(!)の日本初演で同じような事が起こったのだから、この演目の実力は認めていい。日本の二人の名指揮者、尾高さんと沼尻さんがチョイスしたこのオペラはホントに素晴らしいのだ。すくなくとも公演を見た人はそう思ったに違いない。

びわ湖の公演は日本人だけのキャスト・スタッフで、本当に素晴らしいものだったのですが、惜しむらくは(ほとんどの人がおっしゃっていたように)演出が、まともに「演出」じゃなかったこと。ほぼ演奏会形式のように、歌手はただ舞台に立っていて、観客に向って歌ってるだけだったこと。わたしは「これはこれで曲の良さが感じられて、ヘンな読み替えとかされるよりは、よっぽど良かったんじゃないかな」って思ったけど。

今日の演出は良かった。この曲を結構聴きなれていると思う私でも、色々発見があった。なるほど的な。演出ってこういうことなのね、と思った次第。

一言で言えば今回の演出は映画「シックスセンス」のような感じである。第1幕の最後にちょっとだけ歌うだけの妻・マリー役が、全くの出ずっぱりで舞台にいる(歌わない女優さんが)。そんでもってその姿は最初はパウルにしか見えない。親友のフランクやその他の人には全然見えないのだ。だから、「ああ、この人はちゃんと死んだ奥さんと寝起きをして一緒に生活してるんだ、他の人には見えなくても」って観客はパウルに共感できる。(じゃあそれでいいんじゃねえの?って思ったりもするんだけど)

で、妻マリーの亡霊は第3幕になってマリエッタに見えるようになる。普通の演出だと(パウルと関係を持ったあとの)マリエッタはただ見えないマリーに歌ってるだけなんだけど、この演出だとマりーと向き合って対決するって感じになる。なるほど的である。ちゃんと考えられていていい演出だな、と素直に思った。

そんでもって、とにかく色々とネットでも言われてたけど舞台装置が大変美しい。なんでもレディ・ガガのコンサートの舞台を作ったり、ロンドン五輪の閉会式の装置もやった人らしい(女性である)。わたくしの性能のいいオペラグラスで見ても、小道具まで実に細かく作ってあるのがわかる。舞台後方に見える、グーグルアースから作ったというブルージュの立体地図模型も素晴らしい(パウルがそこに向って空を飛んでいるようなしぐさをしたりする)。第2幕のちょっと舞台が暗くなったところで、小さな建物が小道具として舞台上にちりばめられているものに灯りがつく。あれも美しかったなあ。

第2幕のマリエッタの仲間たちが舞台中央の大きなベッドから次々と登場してくるのも楽しい。舟をこぐ長い櫂がずるずると出てくるのも面白かった。ま、所詮はパウルの夢の中の事なんだもんね。しかしヘビーな夢だこと。

しかしまあ、演出よりも歌唱よりも舞台装置よりも何よりも良かったのがコルンゴルトの音楽。こんなに美しいメロディーが溢れているオペラって他になくね? プッチーニもひくくらいだわ。多分、コルンゴルトは幼少より「美しいメロディが頭に溢れすぎる病気」だったんじゃないかなって思う。サヴァーン症候群?なのかも。あまりに観客がみんな引き込まれ過ぎているのがわかった。第3幕でマリエッタが殺されて(夢で)、バタンって倒れたときに観客が15人くらい小さな声で「あ」って言ったもん。「映画かよ!」って思ったわ。

あと、歌詞の素晴らしさ。パウル・ショットって実はコルンゴルトのお父さん(とコルンゴルト自身)のペンネームだったんだ。パウルは役名、ショットは楽譜屋さんのショット社から採られてんだねたしか。いやはやホント胸に沁みる台本だわ。実はびわ湖のときは前から2番目の席だったので字幕があんまり見えなくて。いや見ようと思えば見えたんだけど、そうすると舞台が全然見えなくなっちゃうの。今回は2階席だったから一緒に観ることができました。第2幕のピエロの歌の歌詞なんかグッとくるし、最後のパウルの歌の歌詞がまたいいねえ。対訳売ってたので勿論買いましたわ。私、輸入盤しか持ってないもんで。

で、歌手について。

調子悪いように聞いてたパウル役のケールでしたが、わりと今日は調子良かったみたい。高音が確かに苦しいところもあったけど、打率は5割くらいで良かったです。声量はそんなにない気はしたけど、私の席はよく聴こえました。ウチにあるDVDのパウルはケールなので同じ人なんだなあって感慨はありました(あの、人形オタクのやつね)。髪形が違ってたけど。声がひっくり返っちゃったりは今回はしてなかったでした。

ミーガン・ミラーはとても美しい人だと写真やYouTubeを見て思ってたのだけど、結構ふくよかな方だったのでびっくりした。ケールと似合いのカップルでしたわ。マリー役の女優さんがスマートなのであんまり似てないかと。しかし、大変立派に歌われていました。声量もあったし良かったでした。ただ、私の好きな声質でない(んーと、ジャニーヌ・アルトマイヤーとか?)ので、アレでしたけど。それと、わりと知性的な感じでマリエッタの奔放な感じやコケットリーな感じも全然なかったし。(そう考えるとびわ湖の砂川さんが忘れられない。ホントに可愛かったし、色っぽかったし、魅力的な歌唱だったなあ。アレを聴いた人は関東地方でも再演をする運動をしてほしい。)

フランクの人は、眼鏡に軍服、まるでムスカ大佐のようだった。タイプだった。フランク役の時はよい歌唱だったし、歌舞伎的早変わりでいつの間にか登場、ピエロの歌を歌ったけれど、なんか・・・あの魅力的な歌がとっても真面目な歌(ベートーヴェンみたい)になってたのが至極残念。やっぱりあの歌はカバレットの流れを汲んでいる歌い方じゃないと(カヴァーで入ってた萩原潤さんのほうがきっとうまく歌えたかも。やっぱりあの歌はベッグメッサーとかカルミナ・ブラーナとか歌う歌手じゃないとダメよ)。

オケは、2回目とあってとても馴染んでいた感じ。私の席からはとてもブレンドされててちょうどよく聞こえました。オケは全然違うとこですけど、びわ湖の時は初日だったので少しオケが馴染んでなかった気が今考えるとする。どっちがいいとかは、わかんね。テンポは今日の公演のほうが私はしっくりきたなあ。それにしてもほんとに・・・いい曲だった。

最後は、拍手が待ちきれない観客たちによってフライング拍手。でも・・・今回は仕方ない気がする。本当にいい曲だったし、みんなそう思ったに違いない。拍手はなかなか鳴り止まず。公演に対する拍手だけでなく、この素晴らしい(珍しい)オペラに対する拍手でもあったと思う。すべてにブラヴォー。

帰る道々、この曲初めて聴いたと思しきカッポーの会話(リア充氏ねとかは思わない)で、「いい話だったね~。それにすっごくいい曲だね~」って言ってたのがきこえて、こっちもホンワカしました。

「死の都」ロスを心配し、もう一回行こうかなとも思ったのだけど、お金ないしあまりにそれってキ●ガイじみてるので(いくらなんでも同じ曲3回はねーわ)、この最後のパウルの歌とともに「死の都」と今回はお別れしたいと思う。(いや、2・3日経ったら気は変わるし、当日までわからんのだけどね。) 

この身にとどまるしあわせよ
永遠にさらば いとしい人よ
死から生が別たれる
憐れみなき 避けられぬ定め
光溢れる高みで この身を待て
ここで死者が蘇ることはない


(訳:広瀬大介)

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「死の都」の次の演目は「ヴォツェック」という、不思議の都、東京。ここはウィーンかと。でもお寿司はウィーンより美味しいよ、たぶん。

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あれこれ

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びわ湖公演のほうの死の都は本当に素晴らしかったのですが、感想を書いた日はとても疲れていて、翌日から会社で、しかも今週飲み会が二つも入ってたのでなんかろくな感想書けなくてすいませんでした。いつも楽しみに読んでる「NEVERまとめ」にリンクされちゃって(嬉しかったけど)大変恥ずかしいです。

しばらくは寝ても覚めても(もちろん今もだ)「死の都」のこと(とくにマリエッタ演じた砂川さんのこと)しか考えられず。寝床でうとうとすると「死の都」の一節が浮かんでしまうほど。他のことを考えてもいつのまにか「死の都」のメロディが頭に流れ込んできて、「ハッ」となってしまう。もしかして、これは「恋」??

しかもこの曲特有の、聴いた後のひどい喪失感。まだ初台公演はあるんだ、と思いつつ、終った時のことを思うと悲しくて悲しくてつらい。このオペラのテーマは悲しみじゃなくて希望ではあるのだけど、この曲の終ったあとの喪失感って他にない。いったい何なんだろう。

で。
おそらく、初台は券は高いし舞台も豪華そうだし外人のいい歌手を揃えているので、初台のほうがいい公演なのかもしれないけれど、もしかして(意外と)びわ湖のほうが素晴らしかったらどうしよう。いや、それでもいいんだけどね。

一般的にこの曲をびわ湖で(はじめて)聴いた人はどうなんだろう。どういった印象だったんだろう、と疑問を持ちツイッターなんかでびわ湖の感想を読むと「意外と面白かった」「しんみりした」などというのが多い。あたしなんかこの曲を聴いて十ン年な人なので、舞台の実演で見るの初めてでも初心に帰ることがどうもできない。

おもしろいな、そう思ったんだ的な感想をまあ大体まとめてみると。

1.「死の都」という題名からビビってしまい結構入りづらい。前売りが売れない。

2.聴いてみると美しいメロディ満載で、あらすじも実にわかりやすい。昔ながらの演出や前衛的でない美術も相まってなんだか懐かしい?雰囲気。(意外と初心者向けなのかも?)

3.まるで昔のハリウッド映画を舞台に載せて、生演奏で歌手が歌っているような印象。(贅沢)

4.この曲の世界初演時は、第一次大戦が終わった頃なんだそうな。でもって、第一次大戦で愛する人を失った悲しみから立ち直ろうとしているヨオロッパの人たちのハートを見事につかんだ。で、大ヒットした。・・・で、まさに現在の日本が世界初演時と同じような境遇。だもんでこのオペラに共感を覚えた(覚える)のではないか?という仮説。

(そういえば、そうなのかも。だって「ピーター・グライムズ」の時も「津波って恐いよね~でも海岸離れられないんだよね~」的な事にやけに共感したもん。東京に住んでるのに。)

「初台の感想まだ書かないで下さい」的なことを注意書として書いてしまったけど、実は気になるので初日の感想はちょろちょろと読んでいる(アレレ)。で・・・・なんか、あんなに期待した「影のない女」の公演と同じような(あまりよくない)感想を持ちそうでコワイ。期待しすぎる公演というのはえてして逆の方向に気持ちが行きやすいものなのである(わたしは)。

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映画でのコルンゴルト音楽はこんな感じ。

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2014年3月13日 (木曜日)

死の都ツアー写真集/琵琶湖&京都



BGMはこれで。

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新幹線での朝食は品川弁当。うまかったなあ。

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琵琶湖にせっかく行くのだから、今や旬の「しゅららぼん」を旅の友に。いやあ、それにしてもグレート清子役が深キョンなんて解せないわ。あたしの中では清子は森三中の誰かだわ。
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新幹線から見えた富士山。世界遺産になって初めてナマで見た。

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琵琶湖に行ったら是非食べようと思ってた「幻の中華そば」加藤屋が臨時休業だった。楽しみにしてたのにぃ。東京からわざわざ来たんだから、食べさせておくれよぅ(泣)。

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琵琶湖でもやるのか、ラ・フォル・ジュルネ。東京の規模で慣れてるとうーん・・・・。

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あいかわらず琵琶湖周辺はなんにもない。(行く場所によるのか) マラソンしてる人、犬の散歩、そしてクラヲタ。

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ホテルで食べた、すきやき御飯。ひもを引っ張ると温かくなるしくみ。

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筍がとくに美味しかった。
実は、上演後あまりに感動しすぎて「早くホテルに行ってベッドで大泣きしたい」とか思ったのだが、部屋でテレビ付けたら何故か寅さんやってて大笑いして観てたって次第。
木の実ナナさんとか武田鉄也さんとか出てたなあ。

翌朝。

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IYEMOM サロン。おされな日本茶カフェで朝食を・・・と思ったら案の定混んでて、30分待ち。しかし土地勘ないしここを出たら目の前のスタバで朝食になっちまうので我慢して待った。

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伊右衛門の朝食。 京都らしいあっさりとした味付けでおいしゅうございました。でも自分のお土産に買ったのはここのじゃなくて伊藤久右衛門のお茶という矛盾。

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そういう店名なのかは不明だが、なんか美味しそうなお店だ。イエモンの前にあった。

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同じお店の階段。登れないじゃないか。

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ホテルの近く(烏丸御池)はおされな建物が多い。京都駅前みたいにごみごみしてなくてよい。

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写真だとそんなでもないけど、細かい作りがウィーンのゼセッションっぽい建物。中に入ってみたかったなあ。

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こちらはカフェみたいだ。なんか京都っぽい。

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前回(トリスタンの時)は京都を全く満喫しなかったので、ちょっとは観光しようと思って三十三間堂に行ってみた。駅から歩いたら途中で鴨川があった。


三十三間堂に入ると、たくさんの仏像が並んでて(千体くらい?)、そして何体かソリストもいて、まるで「千人の交響曲」みたいだって思った。中学の時にも修学旅行で行ったはずだが、その時も思ったに違いない。
ここって何の神様?何を祭ってるの?とか全然知らないで行ったんだけど、なんでも後白河天皇さんが頭痛に悩まされてて、頭痛を鎮めるために建てたらしいよ。だもんで、頭痛持ちのあたしは運命を感じ、「頭痛平穏守護」ってお守りを買ったんだけど、どうも二日酔いの頭痛には効かないようだねえ。ずきずき。

別に会社を休んで行ったわけでもないので、会社には千円くらいのおせんべい(あられ?)を買い、自分にはしばらく東京でも京都の味を楽しめるお土産をたくさん買った。

・竹中缶詰のオイルサーディンとカキとイカとハタハタ。
・本田味噌本店の一椀味噌汁。
・木村九商店のあさりごはんの素。
・かねまさ青果の京野菜パスタソース(九条ねぎと京とまと)
・伊藤久右衛門の宇治茶十帖。いろんなお茶が小分けになってるやつ。
・柿の葉寿司(夕飯に)

お漬物が買えず残念。迷い過ぎてしまった。

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2014年3月 9日 (日曜日)

びわ湖ホール/「死の都」(第一日目)

コルンゴルト:歌劇『死の都』

パウル       鈴木 准         
マリー/マリエッタ 砂川涼子       
フランク        小森輝彦       
ブリギッタ     加納悦子        
ユリエッテ     九嶋 香奈枝       
ルシェンヌ     森 季子        
ガストン      岡田尚之               
フリッツ      迎 肇聡        
ヴィクトリン    高野二郎        
アルベルト伯爵   与儀 巧        

指揮:沼尻竜典
演出:栗山昌良
管弦楽:京都市交響楽団
びわ湖ホール声楽アンサンブル
大津児童合唱団

(3月8日 びわ湖ホール)

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過去記事:びわ湖ホール「トリスタンとイゾルデ」(2010年)

隅田川+カーリュー・リヴァー(藝大奏楽堂)

行ってきました、びわ湖。京都に一泊してさっき帰ってきました。体が痛い。疲れた。風邪かも。

琵琶湖、またはその周辺の駅は雪に覆われているようなことがネットにあったので、とてもじゃないけどオペラ観に行く感じではないようなかっこで旅だったのですが、全然雪なんかなく。乗り換えの膳所駅なんて雪積もりまくりみたいに書いてあったのに、どこにあんのよ雪。東京よりあったかいくらいだったの、滋賀県。地方によるのかな。もおおお、しゅららぼん。

まあ、それはいいとして。

「トリスタン」に行ったのがもう4年も前になるのか。東京だってわりとよくやるトリスタンなのによく行ったなあと思うけど、今回は行かないと。マイ・フェイヴァリット・オペラの一つである「死の都」の舞台初演を見逃してはいかん。

まあ、色々書きたいことはあるんだけど、疲れているのでかいつまんで。

席は前から2番目だった。いくらなんでも前すぎだったわ。こんなマイナーオペラなのに結構客席は埋ってる?かな。

うーんと。演出はなんというか古式ゆかしい印象。美術もなにもかも。読み替えとかは全然してないので安心(このオペラにヘンな事したら怒るで~まじで)。第一幕の舞台は向って右がブルージュの教会?なのかな。左半分はパウルの家ってことで。妻マリーが描かれている絵が飾ってある。

前の「トリスタン」でも素晴らしいブランゲーネを聞かせていただいた加納さん。こないだ素晴らしいエルガーの「海の絵」を聞かせて頂いたが、その時は大竹しのぶさんと寺島しのぶさんみたいな印象だったんだけど、今回は黒い制服っぽい衣裳で何故かサスペンスによく出てくる山村紅葉さんみたいな印象。「赤い霊柩車」の。

で、この役は地味だ。最初っから結構歌うとこ多いのに。でもやっぱり加納さんは素晴らしい。好きな声。パウルのお友達の小森さんも役柄的に地味だ。ヴォータンなんかよりは合ってるけど。

で。
主人公であるパウルが・・・いやあたしびわ湖ホールの席について渡されたプログラム冊子を見るまで気付かなかった。鈴木さんは一昨年素晴らしい「カーリュー・リヴァー」の狂女を歌ってた方だったんだね。あのときは女性役だったので女装してたんで、物凄く似合ってたんだわ。

今回は残念なことに男性役だ(←え)。しかし、銀縁眼鏡をかけているので眼鏡フェチのあたしは結構よかった。相変わらず美しいねえ、声も顔も。クレバーな印象。

そして、「ブンダバー!」からの「ヤー、ブンダバー」でマリエッタ登場。今まで異常に地味だった舞台が突然眩しいくらいにお花が咲いたようになる。凄い。衣裳のせいもあるが。

ところで、砂川さんてテレビでしか聴いたことないので生で聴くの初めて。

でまー、でまー。ここに忌憚なく書かせて頂くと。

この「オペラの舞台上演の初演」であるとか、「日本オペラ界を代表する素晴らしいキャスト」とか、まあ色んな意味でも新幹線乗って行った甲斐はあったんだけど。

まあとにかく砂川さんのマリエッタをね、聴けただけでもわざわざ新幹線乗って行って良かったって思った。ホントによかった。

すげえの、砂川さん。

もう他の事はどうでもよくなっちゃうくらい(いや、それは失礼ですけど)。もーね。まずカワイイっつか美しい(私の周りの殿方、こんな前なのに彼女だけオペラグラスで見てたもん)。身のこなしとかすごくうまい。出てきただけでプリマドンナだわああって思う。何故今まで全然舞台見なかったんだろう(←藤原歌劇団だからです)。

で、声が大きい。リリックな声なのに他の人を圧するくらいの声量がすごい。そして綺麗(声が)。高いほうの声もものすごくいい。そして安定している。

で、かなり昔に初めて見聴きしたミレッラ・フレーニ思いだした。そのくらい衝撃的だったわ。

いやもう、素晴らしい。もう一回歌ってほしいわ。演奏会形式でもいいから。おそらく日曜の飯田さんも素晴らしいのでは、という想像はつくんだけど、ホントに砂川さんのマリエッタ聴けて良かった。大感激したわ。何か賞を取るでしょうね、この役で。

で・・・パウル役の鈴木さんも素晴らしかった。パウルってヘルデンテナーの役かと思ってたけど、鈴木さんみたいなバロックとかブリテンとか歌うような高い声の人が歌うのもありなんだなあと。(役柄的には、死んだ奥さん忘れられないウジウジした役だもんなあ。) 歌うとこかなり多いので、最後までスタミナが持つかものすごく心配したんだけど・・・大丈夫でした。まあびわ湖トリスタンのヘタレっぷりを見てしまうとなんか日本人のほうが凄いなあって思うわ。

話は前後するが。第2幕はなんだかホーンテッドマンションみたいな風情。「悪魔のロベール」でちょっとカットあり(他もちょろちょろカットあったのかな?)。女の子の衣裳がベネチアのカーニバルみたいでカワイイわ。

第3幕はまた二つに分かれた舞台。右のほうは宗教的な感じで少年合唱と大人の合唱が歌ってたりする。ステンドグラスの照明が綺麗。

で、沼尻さんの指揮は。聴きなれたラインスドルフ盤よりかなり遅い印象。今まで聴いたトリスタンやトゥーランドットは早めな印象だったので、少し意外でした。テンポの遅さから少し、歌手が手持無沙汰っぽく感じたのはあたしだけかな?でも、迫力あってすごくよかったでした。ナマで聴くのは二度目なんだけど(前回は井上ミッチー&中丸ミッチーの演奏会形式東京初演)やっぱりナマの迫力は違う。

最後は山村紅葉さんが舞台前方のろうそくを後ろに下げて(幕が閉まるように)終わり。何コレ?って思ったけど、このお陰でフライングブラボーやフライング拍手がなくて有難かった。

こんなマイナーオペラなのに、最後はかなりのブラヴォーで。拍手も凄かった。なんか意外だった。まあ、映画音楽みたいだし聴きやすいし、基本的にわかりやすいし、いい曲だもんな。

で、帰りはホールからいつものように大津駅までの送迎バス(有料)。なんというか、今まで同じオペラ見てたとは思えないような全然関係ない会話を関西のおっちゃんたちが楽しそうにしてて、なんか面白かった。関西弁がなんか・・・「赤い霊柩車」に出てくる大村昆さんみたいよ。まるで大村昆さんがいっぱいバスに乗ってる感じ。何この山村サスペンス。まあ、オペラが「死の都」だからいいのかもね。題して「赤い霊柩車・琵琶湖「死の都」殺人事件、瓜二つの女」とか・・かな?

140308_130202          カエルちゃんと琵琶湖。

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2014年3月 3日 (月曜日)

昨日見たテレビは面白かった。

(また!下らない記事。ええ、もう少ししたら文化的芸術的記事の連続になりますので我慢して下さい。)

昨日やってたテレビ東京の50周年記念番組は、いつにもまして面白かった。放送中に友人から「テレ東、面白すぎる」ってメールきたくらい。私の子供の頃のテレビ東京(東京12チャンネルだった頃ね)はホントに酷かったなあ。そもそも開局当時は教育テレビ的な局だったなんて信じがたいわ。

子供の頃はあまり親もテレ東は見せてくれなかったんで、ハレンチ学園とか見たことないんだけど、映画「エマニエル夫人」は何故か見たなあ。翌日学校では、もちろんみんな見てたもんで女子だけで映画のものまねしたっけ(←どういう?)。

その前にみた、ビデオで録ってた夜中の映画も面白かった。「キック・アス」って映画なんだけど、今や劇場で続編をやっているんだね。まあ、ぶっちゃけ「おバカ映画」なんだけど。最初はPCやりながらとかでさほど懸命に見てなかったんだけど、吹き替えじゃなくて字幕だったから画面を見ないとわからなくなってしまうので、ちゃんと画面で見るようになったら結構面白かった。子役の女の子がすごいのね。カワイイ顔して放送禁止用語連発、悪い大人をガンガン殺しまくる。強い。よく地上波で放送したなと。夜中じゃなきゃ無理だわ。まあよくこんなおバカ映画にニコラス・ケイジが出演したなと。あまりのばかばかしさににハマってしまい、続編見たくなって映画館調べたわ。ホント可愛いわ、ヒットガール。この子役好き殺しめ。

正直、だれにでも薦められる映画ではありませんが。

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2014年3月 1日 (土曜日)

近況というかあれこれ。

・日本テレビへ。明日ママを毎週楽しみにしています。あの子たちが大好きです。間違っても打ち切りにしないで下さい。(←懇願)

・今朝、浅田真央ちゃんのこれまでの輝かしくも苦難の半生をつづったスポ根ドキュメンタリーを録画で見てたんだけど、別にファンでもないのに「もうこれだけ頑張ったのだからもうスケート辞めさせてあげてもいいのでは」と心から思ってしまった。

・私の考えたオペラの指示書。
1、バロック音楽の風味を持たせながら、ストラヴィンスキー的な近代的な印象を持たせた前奏曲。
2、プリマドンナはシュトラウスの「アリアドネ」のツェルビネッタのアリアのような無駄に難しく長いアリアで登場。
3、毛皮のパンツを履いたヒーローが角笛を吹きながらかっこよく登場。初めてみた女性であるプリマドンナと恋におちる。
4、ルルのごとく色っぽい美しい女性が出てきて二人を撃ち殺す。
5、オスティナート(アルバン・ベルク風な)。ここで舞台上にスクリーンがおりてきてこれまでのいきさつを物語る映画を上映。それをバックに美女が登場し7つのヴェールを剥ぎながらストリップを踊る。
だれか続きを作ってくれ。

・こんな薄給で○○区で自活してるだけでもかなり無謀なのに、月ン万円も強制的に年金貯蓄。だのに今シーズンは新国立劇場のホリデーセット券を購入、来週は新幹線に乗って泊まりがけで関西までオペラを観に行くことになっている。こんなんでどうして生活が成り立っているのか自分でもわからない。借金はしたことないし、貯金を取り崩してるわけでもない。いつかどこかでしわ寄せが来るのだろうか。

・故フィッシャー=ディースカウは日本の会社員のごとく真面目なキャラなのにかなり無謀な役を歌ったりしてたもんだなあ、とベームのバラキシを聴きながら思う。第2幕冒頭のフォン・ファーニナルの歌唱は聴き物。

・R・シュトラウスが自作オペラでテノール歌手に「あまり筋書きと関係ないか、バカな役」しか与えなかったのは、奥さんがソプラノ歌手だったからテノールにヤキモチやいたんだろうか、と思うとなんかカワイイ。

・だもんで、美声テノール歌手二人大活躍の「ダフネ」ってオペラは珍しいなあって思ってたけど、そういうのに限ってヒロインは男性恐怖症だったりするわけね。

・日本人が「オーマイゴッド」と言うのにすこし違和感を感じ、「仏教徒はオーマイブッダとでも言うのだろうか」とネットで調べてしまった。

・オリンピックで一番印象深かったのは、2011年にダンナさんに先立たれてあんなに痩せたタラソワコーチがソチでは何事もなかったようにもとの体型に戻ってたことだ。日本の人は、痩せてたことさえ知らなかったに違いない。

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