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2014年2月 9日 (日曜日)

ザ・シンフォニカ第55回演奏会「英雄の生涯」

Kc460262
メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ短調 op. 107「宗教改革」 
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」op. 40

山下 一史 指揮/ザ・シンフォニカ
(すみだトリフォニーホール)

東京は昨日は大雪。本日はまだ雪が残っていて、しかもかなりの晴天の為、道はぐちゃぐちゃ。雨靴を履き、とてもコンサートに行くようなカッコではなかったのだが、誰に逢うわけでもないのでまーいいや。

足元が悪いので、コンサートはがらがらじゃないかと勝手に思ってたのだが、まったくそんなこともない。満員でもないんだけど、8割がた埋まってた様子。

連日のオリンピック観戦で眠い・・・と思ったら、ちょうど4年前も同じような状況でこの楽団のコンサートに行っていた。

過去記事:ザ・シンフォニカ第47回定期演奏会

4年前はバンクーバーでの葛西のジャンプを見てたようだ。カルウォーヴィチなんてど真ん中ストレートプログラムだったもんで、ちゃんと購入して行ったのだった。懐かしいな。そんな前だったんだ。

で、今回は「英雄の生涯」。やっぱりど真ん中ストレートなプロなのだけど、この曲ナマで聴くのは4回目くらいなのかな。

申し訳ないが3回目のシモノーのがあまり印象にないので(すっかり聴いたの忘れたくらい)、印象にあるのは初めて生で聴いたサヴァリッシュ指揮N響のと、2009年の飯守さん指揮の東京シティフィルである。とくに飯守さんの演奏はCD化されたくらいの名演であった(CD持ってないんだけど)。

で。
今日は舞台の横から見下ろす席にしてみたのだが、飯守さんの演奏会の時もそうだった。ただ、飯守さんの時は向って右側だったのだけど、テューバがあまりにも生々しく聴こえ過ぎたので、今日は左にしてみた。そしたら、どうもドラムがチョクで聴こえ過ぎた。どっちもどっちだ。

まあ、こういうオーケストラ三社祭みたいな曲はオケが良く見える席のほうが楽しいっちゃ楽しい。

・・・とはいうものの、このオケさんは観客にお子様が多いため(ルスコがじじばばが多いのと対照的)、「おとーさん(おかーさん)が良く見える」という理由で3階席はお子様率が結構高い(と、初めて気づいた)。お子様は演奏中騒いだりする場合もあるので油断できない(おとなしく聴いている子もたまーにいたりするが)。

私のすぐ近くにもお子様が座ってしまい、演奏中に運動靴のマジックテープをビリビリやる音や、裸足の足をぷらぷらしているのが見えたりとか結構気が散ったんだが・・・まあ仕方あるまい。

メンデルスゾーンについては全く分からないし、実は初めて聴いたのだが、「えー、なんか第一楽章はパルシファルみたい」という感想。

「英雄の生涯」はなかなかスケールの大きな演奏で、テンポ等とくに問題もなくてよい印象。闘いの場も大迫力で早すぎもなく遅すぎもなく(さすがカラヤンの元アシスタント。きっと間近で演奏を見聞きしてたんだろう)。席がオケに近かったのでとてもよく聴こえたし、打楽器奏者の方々の活躍も見えて楽しかった。

ヴァイオリンのソロ(難しい)はこのオケのコンミスの方なんだろうか、大変素晴らしかった。「プロかな」とか思った。このソロは口うるさいシュトラウス夫人(パウリーネ)のイメージが強いから、まあ歌うわけじゃないので男だろうが女だろうがどーでもいいのだが、女性が弾いてくれたほうがなんとなくしっくりくる(気がする)。

それと。聴いている途中ではたと気がついたのだが、私の席から反対側のバルコニー席の一番はしっこで小学校低学年くらいの男の子がずっと指揮者のまねを両手でしてたのでたいへん可愛かった。しかし指揮者がそれに気づいてたら気が散るのではないかと心配になった。

本日もまた、素晴らしい演奏をありがとうございました。有意義な1日でした。いつもながら文章がむちゃくちゃですいません。

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演奏会後、ちゃんと選挙には行った。しかし誰に投票するか全く考えてなかったので(だってさー、前回投票した人があんなことになっちゃったから誰も信じられないわよ~)、投票所で立候補者のチラシ見て決めた。誰に入れたかはナイショ。

2014020910560001
友人の作ったという雪だるまの写真がメールで送られてきた。可愛いので載せてみた。

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コメント

こんばんは。

足下の悪い中、ご来場いただき、ありがとうございました。

今回も難曲で、どうなることかと思いましたが、集中力を持って演奏し切れた感じで、満足度の高い演奏会になりました。

注目は、なんといっても当団のコンマスのソロでしたね。
アマチュアで、あのソロを弾ける人はそうそういません。彼女が並々ならぬ努力をしてきたことを指揮者も楽員も、心底わかっていましたから、最高の音でソロに応えようという気持ちが一つになって、あのレベルの演奏が可能になったのだと思います(手前味噌でけども)。

メンデルスゾーンはいかがでしたか?一楽章では、パルジファルでも使われた「ドレスデン・アーメン」が出てきたので、初めてでも親近感を持って聴いていただけたかと思います。

客席が落ち着かなかった件は、申し訳なく思います。
事務局にも、耳打ちをしておきます。

次回は「幻想」です。
お時間あったら、またぜひお運びください。

のびるめんて

投稿: のびるめんて | 2014年2月10日 (月曜日) 20時45分

>>のびるめんてさん

いつもよい演奏会をありがとうございます。今回も楽しい演奏会でした。難曲とはいえ、とくに「どうなることか」感はなかったです。

ホントにヴァイオリンソロの方はお上手だったと思います。プロのオケのソロでさえ(あんまり曲を理解してないおっさんだったりして)「シュトラウスっぽい官能性に欠ける」こともあるので、あの女性の方はとても素晴らしかったと思います。曲に音色が合っている感じ(素人なのでよくわかりませんが)がしました。

メンデルスゾーンとかシューマンとかの交響曲がプログラムに出てくると(感想ができないので)「本当に申し訳ない」感でいっぱいになります。ただ、パルシファルのあの旋律はそういう名称だったのかーとお勉強になりました。

客席の問題は・・・結構アマオケさんによって年齢層の特色があり、それはそれでいいんじゃないかなって思います。うるさいのは困りますが、自分のちっちゃい頃を思ったら(東映まんがまつりでさえ座ってられなかったし)しょうがないです。個人的にはルスコの観客のお年寄りが可愛くて好きです。

投稿: naoping | 2014年2月11日 (火曜日) 13時50分

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受信: 2014年2月 9日 (日曜日) 21時36分

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