ショルティ箱より~ドイツ語トゥーランドット(ハイライト)
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」(ハイライト)
トゥーランドット:クリステル・ゴルツ
カラフ:ハンス・ホップ
リュー:テレサ・シュティッヒ=ランダル
ピン:ホルスト・ギュンター
パン:ペーター・オッファーマンズ
ポン:ユルゲン・フェルスター
アルトゥム:クルト・シーベナー
ティムール:ヴィルヘルム・シルプ
役人:ハイナー・ホルン
ケルン放送交響楽団・合唱団 フンボルト・グラマースクール少年合唱団
サー・ゲオルグ・ショルティ指揮
(1956年 モノラル)
あまりに忙しくて、あまりCDを聴く暇もないため音楽記事が書けなくて申し訳ない。たまには何か書こう。とは言うものの、ネタになるCDがないのである。で・・・たまたま昨日の記事、ベームの「影のない女」の主役二人が歌っている「トゥーランドット」のCDのハイライトがショルティ箱に入っていたので、これにしようっと。
西ドイツ放送に保管されているアーカイヴからの歴史的録音。こういったものは録音は古いものの、スタジオ録音が多いので大体はコンディションは良好である。で、この手のものの常として、イタオペでも普通にドイツ語である。これって結構普通のイタリア・オペラだとそんなに違和感はないんだけど、「トゥーランドット」って大好きなオペラでもうイタリア語の歌詞が沁みついてしまっているので、結構違和感がある。「誰も寝てはならぬ」は「カイネルシュラーフェ」?とか歌いだしててなんか変。
でも主役二人はワーグナーやシュトラウスを得意にした歌手だけにやっぱり素晴らしい。かつてのヘルデンテナーのホップが歌うなんか変な「誰も寝てはならぬ」も、声楽的にはかっこいい。ゴルツも立派だけどニルソンなんかに比べると血の通った女性らしさがある。ステキ。
アルファーノ補筆の二人で歌う部分は・・・何と言うかホントにワーグナーのオペラにしか聞こえない。「イヒビンカラーーーフ」なんてまるでジークムント。ワルキューレ第1幕みたいで、大変スリリングでここは聴きごたえがある。最終トラックだけリピートして聴いてしまった。いやほんと、ワグネリアンのお客さんここだけでも聴いてもらいたいわ。胸熱。
オケ伴奏のほうは・・・若きショルティなため、やっぱりすごくダイナミックである(名盤と言われるラインスドルフ盤もこれくらいガンガンやって欲しいなって思う)。でもこういう曲はやっぱりステレオだといいな、って思ってしまう。つか、もしこれがステレオ録音だったら全曲盤買ってもいいわ。
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全曲盤↓
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