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2013年11月16日 (土曜日)

ターナー展(東京都美術館)

昨日。
ギブス姿もあいかわらずだが、残業続きであまりに遊んでいなくてストレスがたまってきたので久しぶりに上野へ。東京都美術館工事が終わってから初めてである。

金曜日は夜8時までやっている。会社終ってから速攻駆けつけた(つもりだったが、実は私との愛人関係を企ててた営業のオヤジが定年退職するので終礼で挨拶し、および会社の取引先が爆発事故に巻き込まれたらしかったので、バタバタしてなかなか会社から出られず)。

夜6時半、エレベータで上野公園に着く。暗い。東京都心でこんなに暗いなんて。JRでなく地下鉄から行ったので、公園で迷子。地図を見てしまった。しかもトビカンの入り口は微妙に変わっており。

手が不自由なので、ロッカーを利用しようと思ったけど・・・あいてない。荷物やコートを全部持って鑑賞。おいおい障害者に優しくしてくれよ。(足を骨折したと思われる松葉づえのお客さんもいて、なんか同情してしまった)

激混みかと思ったがそんなでもなく、普通の人の入り。土日だったら激混みで全然進まなくてイライラしてしまうだろう。トビカンはエスカレーターがついて鑑賞者に優しくなったが、中身の作りはそんなに変わった感じはしない。完全に建て直したわけじゃないのねん。

さてターナー。あたしとターナーの出会いは、初めての海外旅行のロンドンである。本家本元、テートギャラリーで見たのである。実際のところ、当時はイギリスの美術とは(音楽とも)慣れ親しんでなかったので、ターナーとの出会いはかなり強烈だった。かなり前の事なのによく覚えている。

テートにはかなり大規模なターナーのコーナーがあり、普通の日だったので殆どガラガラでその部屋にはあたしの他は警備員さんともう一人西洋人の男の子しかいなかった。あたしもその西洋人の男の子もターナーの大きな海の絵の数々に心を奪われてしまって立ち尽くしていた。

その男の子、カメラを取りだして撮影しようとして警備員さんに(当然)止められていた。「バカだなあ」とか思う前に「いや、よくわかるよその気持ち」と思ったくらい。そのくらい、強烈な出会いだったのである。だって、ターナーは勿論知ってたけど小さい画集の写真か、複製画(確か歯医者さんに貼ってあった気がす)しかしらんかったもの。

荒れ狂う海やまばゆい光の使い方、前衛的な筆致、素晴らしすぎる。ターナーは美術とともに文学にも造詣が深く、自分の絵を詩になぞらえたりしていたようだが、音楽好きのあたしは彼の海の絵を見るとフランク・ブリッジの「海」って曲を思い出す。またはディーリアスとか。

・・・というわけで、今回の展覧会は絶対行かなきゃって思ったんで行ったんだけど。正直言うとテートに行った人はちょっと物足りない。いや、絵はホントに素晴らしかったけれども、立ち尽くすほどの感動はありませんでしたわ。量と大きさの問題なのかしらん。

もしもロンドンに行ける方はテートに行かれることを薦める。あたし的にはウィーンで見たルーベンスの巨大な宗教絵画の数々と並ぶくらいの感動があった。

今回は。。。鑑賞時間の配分に失敗。後の方に凄いでっかい絵画が残っているものかと思って初めの方は速足で見たため、そして2回もエスカレーターに乗ったので、見返すために下の階に戻る気力もなく。行かれる方はゆっくり見られるよう。最後のほうもそんなにでっかい絵がいっぱいあるわけではないので。小さめな絵が多いのでちゃんと見たら1時間くらいではとてもとても。お土産買う時間もあるし。

お土産は充実していたが(トビカンのグッズはいつも楽しみ)、お手手がこんな具合なので重いカタログは買えず。しかしこのところのツイテない感を少しでも和らげようと、600円の額絵を二枚購入。家でターナーの海の絵を眺められるのは幸福だが、額縁を世界堂まで買いに行く元気もないので、ビニールに入ったまんま養生テープで壁に貼った。貧乏感満載だが、それもまたよい。心が和む。(展覧会のポスターってどうして最近売らなくなっちゃったんだろう。いつも欲しいなって思う。) 本当はリバティのバッグを買う予定だったが、底にマチがなかったのでやめた。可愛かったんだけどなああ。

閉館時間10分前にトビカン入口のミュージアムショップに飛び込んだがもっとちゃんと見たかった。かなりの充実。ちょっとしたプレゼントに適したものがたくさん。キティちゃんのムンクの叫びとか(いや、それはプレゼントにはどうかと思うけど)。結局、ムンクの叫びのマッチ箱に入ったジグソーパズルを購入。しかしこんなこまけーもの、手がこんななのに?

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上野公園には浮世絵の灯篭がたくさんで、綺麗だったけど不気味な気もし。

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夕飯も食べずに鑑賞したので、上野構内でお弁当を買うことに。しかし「この手で持って帰れる形態のもの」という条件が最優先であったため、大好きなメルヘンのサンドイッチと迷った挙句「カシオペア弁当」ってのにした。パッケージもかっこいいし。

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子供向けと思いきや、中身は大人向けな感じだった。古市庵だし美味しかった。量的には女性には十分である。これで700円は安いわ。外箱は部屋に飾ったのでいい旅夢気分だ。こんなかっこいい列車に乗って旅したいよう。・・・こんな手だから旅行にも行けない(泣)。

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