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2013年9月 7日 (土曜日)

メッツマッハー新日本フィル就任披露公演「ツァラ」&「ワルキューレ」

R.シュトラウス作曲 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30
ワーグナー作曲 楽劇『ワルキューレ』 第1幕 (演奏会形式)

ジークリンデ:ミヒャエラ・カウネ
ジークムント:ヴィル・ハルトマン
フンディング:リアン・リ
インゴ・メッツマッハー指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団

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久しぶりの新日本プロレス・・・じゃなくて新日本フィル。新日本フィルはワーグナーから八代亜紀まで広いレパートリーをおもちのようだが、私はどっちかと言えばワーグナーが好きかな。でも、八代亜紀さんもちょっと行ってみたい気もする。

久しぶりに見たコンマスはもじゃもじゃ度がやや低くなり、残念。

さて、毎度おなじみのアルミ君がいつのまにか退任しており、今度のシェフはインゴ・メッツマッハーという人。名前は知っているものの、演奏聴くのは多分初めて。で、昨日今日は就任してから初めてのお披露目コンサートである。

ということで、お得意なレパートリーなのかしら。私にとっては大好物のシュトラウスの交響詩とワーグナーのオペラという、まるでお寿司食べてすぐインドカレー食べるみたいな美味しい組み合わせ。おなかいっぱいである。

で、どんな指揮をする人なのかなあ?と思いつつ、早速ツァラトゥストラ。冒頭ばっかり有名なこの交響詩だけど、多分ワタシ生で聴くの初めてかと。(もしかして遠い昔にN響かなんかで聴いたかもだけど、記憶がない)

そんで、気がついたのは最初の有名な所でオルガンは大活躍するけれど、それで終わりじゃなくて結構あとの方まで弾くとこあるんだなあってことで。すいません、たいしたことじゃなくて。

で、この交響詩の指揮ぶりで、大体のこの指揮者の気質というか傾向みたいなのはわかった。私、好きそうな感じの指揮だった。早いとこは早く、おそいとこは遅い。メリハリの効いた指揮をする人なんだなあって思った。ド迫力で聴かせる、なかなかいいシュトラウスでした。鐘のカンカンが素敵。

この演奏から想像して、おそらくワーグナーは「遅い所はことさらゆっくりとたっぷりと歌い、早い所は思い切り早い、最後のほうはオケが荒れることもかまわずアッチェレランドであおりにあおって盛り上げて終わり!間髪入れずブラヴォー!!」みたいな感じの演奏じゃないかなあ、と思った。

あたしの大好きなケンペ(コヴェントガーデン)みたいに。

・・・・

そんで休憩挟んで「ワルキューレ」。舞台はハープが6台並んで壮観である。

今回の独唱者は、何でもメッツさんがジュネーブで11月に新演出のリングやるんで、その時のジークリンデとジークムントなんだそうな。練習かな? ふむ。これは期待できるねえ。

で、独唱者が登場。ジークリンデ役のカウネはおっぱいを強調したドレスで登場。カウネは前に新国でアラベラを聴いたけど、正直言ってあんまり好きな声じゃなかった。何か、上あごに力の入ったような硬質な発声が、アラベラみたいな優美な役には合ってない気がしたもんで。でも、もしかしたらワーグナーだったらイケるかもって思った(まあ、バイロイトは出てるけど)。

それは正解であった。こまやかな表現力が素晴らしい。高音もきれいに出したし。まあ、美人でいかにもジークリンデっぽい容姿なので半分くらいはそれで赦しちゃう。ワルキューレでは舞台映えしそう。いいね。

それとは正反対にジークムントは、全然ジークムントっぽい容姿ではなく・・・なんというか、日本のお笑い芸人にこういう人いたなあって思う感じ。でも、いやいやなかなか声は素晴らしいぜ。ユーゲントリッヒャー・ヘルデンテナーな感じ。リリックな軽ジークムント。声質で言うとちょっとだけイェルザレムっぽいかな。今度のジュネーブで初めて舞台でジークムントを歌うそうな。

ただ、有名なアリア「冬の嵐は過ぎ去り」になって声をセーブしてたようなのが惜しい。あそこは聴かせどころなのに(いつ聴かせるの?今でしょ!的な)。でも、最後までスタミナを保つためだったのかしら。最後は朗々と高音を響かせて素晴らしかった。ああ、ジュネーブまで見に行きたいって思ったほど。

フンディング役の人はなんか「怪しい中国人」ってな感じの容姿で(いや、現実に中国人なんだけど)、どうかなって思ったけど、深い声でとてもよかった。見事な悪役ぶりだったす。

で、指揮だけど全く私の想像した通りのテンポだったのでびっくりでした。もちろんとても好みな演奏。とてもドイツ的。終わったとたんの大拍手と間髪いれずの大ブラヴォー。ワルキューレ第一幕はこうでなくちゃ。それにしても(素人の感想ですいません)メッツさんは指揮が見やすそうだった。これからもドイツ物を期待しちゃうのであった。

ワルキューレ、今月もう一回聴きに行くのは飯守先生の指揮。期待しちゃうぞ (と、いらぬプレッシャーをかけてみる。)。

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すみとりの前の業務食料品屋さんで「ボルシチ」の瓶詰を発見。何か昭和なラベルが素敵なので買ってしまった。美味しいかどうかは不明。ボルシチ好きでたまーにロシア料理屋で食べるけど、こればっかりは自分で作れない。レッドビーツが近隣で売ってないので。

美味しいといいな。

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今月はワルキューレの月だが、来年の3月は「死の都」の月。もちろん両方行きます。新幹線の切符はまだだけど。  私、その頃まで元気で働いてるといいなあ。

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コメント

飯守先生の指揮で、がんばります~!

投稿: のびるめんて | 2013年9月 8日 (日曜日) 00時21分

>>のびるめんてさん

(プレッシャーに負けない人だ・・・)
楽しみにしております!!

投稿: naoping | 2013年9月 8日 (日曜日) 06時59分

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