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2013年9月29日 (日曜日)

東京ヴェルディ対ザスパクサツ群馬(国立競技場)

Kc460222 こないだ、草津温泉に行った縁で(?)、ザスパの応援に友人と行ってきた。(たまに遊んでもらってる、インド人にナンパされたりする)友人は群馬の人で、ザスパのサポーターをしている。結構熱狂的だもんで応援団の人々にも知り合いが多い。

しかしヴェルディ。いつの間にかこんなに下のほうのチームになっちゃったのか。ザスパの成績もかなり大変そうで、あまりに弱いのでスポンサーが降りちゃうかも(と友人は言ってた)。

(↑開演前に子供たちを北澤(元)選手とかが教えてた。)

しかし・・・ヴェルディは高原選手と巻選手しか知らないし、ザスパに至ってはだれも知らない。なのにザスパの応援っつーのもなんだかよくわからん。根っからの東京人だし。まあいいか。

国立競技場って入ったの久しぶり(か、初めてかも)。2020年のオリンピックに備えて(だか、もともと老朽化してるからなのか)、取り壊されて新しく建てるようだから、あたしがもうこの形でお会いするのは最後かもしれない。そう思うとなんか記念になってよかった。

Kc460223 オリンピック開催決定を記念して?聖火台に火が灯されたよ。私はナマで聖火台の火を見たのは初めてなので(映画でしか見たことない)すごくよかったな。なんかグッとくるわ。

それにしても、今日はアウェイ席なのでホントに扱いがアウェイ。アウェイって初めてなの私。浦和でレッズ見たり、浦和で日本代表戦見たりしただけだからいつもホームよ。しかも今日は9000人くらいの入り。こんなにがらがらなの初めて。浦和はいつも6万人くらい入ってるからね。

アウェイの席って、入口もホームの応援の人とは違って駅からずっと回り込まなきゃならないし、結構歩いて疲れた。入り口もなんか地味だし。あたしってよくさー、「なんかもうこれってアウェイ状態」って文章に使うでしょ。今日はホントにホントの文字通りのアウェイ状態を経験したわ。

でも、意外とザスパの応援の人はたくさん来ている印象。あたしも友人に応援ユニフォームを借りて、たまたま白根山のロープウェイから貰ってきたKUSATSUって書いてあるウチワを持って(こんなところで役に立つとは)ニワカサポーターになった。

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(あたしって後ろから見るとキンタローさんみたい。フライングゲット!)

応援は結構大変で(ずっと立ってなきゃなんないし)、初めてだったのでフレーズとか歌詞とかわからなくてテキトーに合わせてた。しかし気になったのは、よく日本代表戦のときに出てくるアイーダ大行進曲に乗せて歌うやつはどうかと。これってヴェルディ作曲なのに。いいのかなあって思った。まーそんなこと誰も考えないよね。「草津よいと~こ~一度~は~おいで」のメロディの応援歌はよかった。

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湯もみガールズの人もいた。↓

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試合は残念ながら負けてしまった。みんなホントにガッカリしててかわいそうになった。応援ってものすごく疲れるものだなあと思った。大声出して歌って楽しかったけど。

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さよなら国立競技場展をするようだ。行きたいなあ。

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2013年9月26日 (木曜日)

ポーランドラジオのナツメロ専門局は違和感がない件

Photo 会社から家戻って(とても疲れているので)「何だかクラシック聴くのは重い」と感じる今日この頃なのであるが、最近はポーランドの昔の歌謡曲的なものにハマっている。お風呂に入りながら聴いている。

Mijają lata, zostają piosenki

http://moje.polskieradio.pl/station/107/Mijaja-lata-zostaja-piosenki

モイエ・ポルスキエラジオの、翻訳ソフトだと、「年が経つ、歌です」という番組。もしかして「歌は世につれ、世は歌につれ」などという意味なのだろうか(違うか~)。全体的な雰囲気はなんか「上海帰りのリル」とかの日本の昔のムード歌謡みたい。タンゴっぽいのが多い。

もちろんポーランド語なのでちっともわからないんだけど、ポーランド語のステキな響きで癒されるし、蓄音器のジリジリした針音とかもたまらん。レトロなカフェで流したらとってもおされじゃないの。フランス語のシャンソンみたいにおされすぎない、ちょっと東欧っぽいダサイとこもいい。たまーに出てくるMCが、浦辺粂子さん風のオバアチャンなのも癒される。

誰も同意しないと思うが(はは)。もしかして日本で聴いてるのアタシだけ?

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ところで、このところのあまちゃんで鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)が「潮騒のメモリー」のお歌をやっと披露しているけど、薬師丸さんが劇中でお歌を歌っているのだったら、何と言っても渡辺はま子さんを演じたドラマよねえ。YouTubeで探したらやっと見つけたわ。ホントに薬師丸さんの歌は癒されるわ~。

ああモンテンルパの夜は更けて
http://www.youtube.com/watch?v=dgDpWBdDcJQ

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2013年9月17日 (火曜日)

ワーグナー生誕200年記念コンサート(日本ワーグナー協会主催)

ニーベルングの指環抜粋
「神々の黄昏」より ”ジークフリートの葬送”
           ”ブリュンヒルデの自己犠牲”
「ワルキューレ」第1幕 (演奏会形式、字幕付)


ブリュンヒルデ 池田 香織(ブリュンヒルデの自己犠牲)
ジークリンデ  清水 華澄(ワルキューレ第1幕)
ジークムント  大槻 孝志(ワルキューレ第1幕)
フンディング  大塚 博章(ワルキューレ第1幕)
指 揮:飯守 泰次郎
ゲストコンサートマスター:戸澤 哲夫
(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団コンサートマスター)
ワーグナー祝祭オーケストラRichard Wagner Festorchester 
(アマチュア3団体「新交響楽団」「東京アカデミッシェカペレ」「ザ・シンフォニカ」による特別編成)

(9月16日・サントリーホール)

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いつも飯守さんの指揮の時にお世話になっているアマオケさん、新響さんとカペレさんとシンフォニカさんの合同団体による、演奏会。日本ワーグナー協会の主催ということで、ロビーのあちこちでそれらしき方が見受けられた。

今回も関係者の方のご厚意により、友人とともに出かけることができました。楽しい一夜を過ごさせて頂き大変感謝しております。(何かお礼をと思いつつ、台風が酷くて何も買えず。いつもすいません。)

今月は新日本フィルによるワルキューレ第一幕も聞きに行ったし、それも本当に素晴らしかったので、今回も期待してしまう。飯守さんの指揮だし。

で、新日本フィルの時にも壮観な眺めだったハープ6台は今回もで。さすが飯守さんここらへんは手抜きなしだ。沢山の楽員さんが舞台に乗って圧倒される。

で、前半は「神々の黄昏」から終わりの方の有名曲2つ、休憩挟んでワルキューレ一幕というお腹いっぱいメニュー。リング好きにはたまらない。

今回は歌手の方が4人出演されたが、皆さま私が今まで見聴きしたことのある方々ばかり。とは言うものの、わりとワーグナーでもチョイ役な事が多く、「見たことある・・・なあ・・・多分」な方が多く。ただ、フンティング役の大塚さんは流石にあらかわで主役級だったので覚えていたけど。

<出演の歌手の方で、ワーグナーで今まで見聞きした舞台>

池田香織さん
新国立劇場「ラインの黄金」「神々の黄昏」のヴェルグンデ(ラインの乙女)
大槻孝志さん
東京・春・音楽祭の 「マイスタージンガー」 ツォルン
清水華澄さん
新国立劇場「神々の黄昏」の第二のノルン
同「ワルキューレ」グリムゲルデ
大塚博章さん
あらかわバイロイト「パルシファル」のグルネマンツ

以上、もうちょっと探せばもっと見ているんだと思うけどそんなに探せず。(しかし、ワーグナーのチョイ役は決して他の作曲家のチョイ役と同等に考えるなかれ。とくにいくさ乙女やラインの乙女、ノルン達は、声楽的にホントにうまくないと舞台が映えないと思う。)

前半、神々の黄昏より。最初っから葬送行進曲w。実際はえんえんと長いオペラを見聴きしてから聞く曲だから何か耳がびっくり。まあ、最初の方はやや肩慣らし的な感じではあったけど、後の方は凄い迫力で良かった。いやはや何回聴いてもこの曲はグッとくる。

そのあと超大なリングの最後をしめる自己犠牲。ここは字幕がなく。ブリュンヒルデを歌われた池田さんは、お美しい容姿が印象的。お声も素晴らしい。圧倒的なドラマティックな管弦楽にみんな引き込まれているようで、もうブラヴォー言って帰ってしまいそうになったわ。

ひゃ~こんなに充実した演奏を聴かせて頂いたのに、まだあとワルキューレがあるのね、とまるで夢のような休み時間。まあ、飯守さんの「ワルキューレ」は二期会で全曲を二回聴いているので、どんな感じかはわかる。

飯守さんの指揮は、テンポを不自然に動かしたりしない。聴いていて一番自然なテンポであると思う。こないだ聴いたばっかりのメッツマッハーの指揮は自在にオケをドライブして早い所はことさら早いし、遅いところはことさら遅いという感じだったけど(それはそれでイイ)、飯守さんはそんなことはない。こんなにテンポは自然なのに、一音一音が意味深く感じ。そのヘンはオケの皆さんにかなり叩きこまれたのだと思う。

まるで、昔のバイロイトのような(何度も言うけど行ったことはない)懐かしい音色で。ちゃんと古式ゆかしいワーグナーの音がする。アマオケさんだなんてすっかり忘れて演奏に聴きいってしまうのだ。チェロやクラリネットのソロも美しく響き。

しかしながら、今回の主役は歌手・・・いや、もちろんオケの皆さまがしっかりと演奏されているから、歌唱も映えるのであって。

とくに清水さんのジークリンデは本当に素晴らしく。いやいやこないだのメッツマッハーの時のカウネがあんまり好きな声じゃなかったので余計そう思うのか。深い、よく響くなんという素晴らしい声なのであろう。最初は悲劇の妻らしく控えめで、フンティングを寝かしつけたあとのジークムントとのシーンでの悲しみを語るところは凄い雄弁で、大迫力でホントに涙が出そうになった。飯守さんのご指導が丁寧だったのだろうか。

ジークムントの大槻さんもリリックな声で美しくかっこいい歌唱で引き込まれたし、大塚さんはあんまり悪役っぽくない(いやいや、フンティングはそもそも常識的ないっぱんだんせ~で、逆にこの双子がアウトローなんです!)けど良かったです。

オケの素晴らしさと席の良さも手伝い、ホントに圧倒的な演奏でした。しかしまあ、私もリング歴長いですから何十回もこの曲聴いているので「素晴らしい演奏だった!」とは思ったんですけど。

トンでもない長い拍手のあと、やっと解散!ということになって連れてった友人に「いや~良かったね」と声をかけたところ。

友人はしばらく茫然自失となっており。声も出ず。

やっと口を開いたと思ったらうわごとのように「いや・・・何か圧倒されすぎて・・・何か凄くて・・・・・・・いや、筋書きとかは突っ込みどころ満載だったんだけど・・・もうあまりにドラマティック過ぎて・・・それにあのジークリンデの人・・・うますぎる・・・ファンになった・・・」とぽつりぽつりと語り。そっかー、ワーグナーでもリング関係は初めてだよねえ。そりゃびっくりするよねえ。

で、「いや、これがワーグナーなんだよ。初めて知った? ワーグナーの毒ってこれなんだよ。」ってドヤ顔で言ってやりましたわ。

で、もう時間が遅かったのでまっすぐ帰る予定だったのだが、二人とも演奏に圧倒されすぎて喉がカラカラに乾いて、どうしても帰る気が起こらず、ビールを一杯だけ飲んで帰りました。

関係者の皆様、素晴らしい演奏を有難うございました。厳しい練習に耐え(?)、本当にお疲れ様でした。飯守先生もいつまでもお元気で長生きしてたくさんワーグナーを聴かせてほしいです。

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2013年9月10日 (火曜日)

人生いろいろ。男も女もいろいろ。

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なんかさー。最近実は密かに更新が増えてるのは、今、会社がヒマなんだよね。ヒマってことは残業が少ないの。残業が少ないてことは、給料が安いの。

で、今月、3連休が2回もあるの。

・・・ということを踏まえて。

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過去記事:人生いろいろ。

(過去記事呼んでから読んでほしいの。)

↑かいつまんで言えば、今の会社のケーリの女の人で一昨年結婚された人がいるのだけれど、ダンナが無職だったんだよね。いやいやどうもいまだに絶賛無職中らしいんだけど。つまり彼女がダンナを扶養しているの。

どんな生活してんだろ・・・・とは思いつつ。

そのことについては、あんまり触れちゃいけないと思っているから、あまりあたしは彼女と私生活についてのお話はしないようにしている。

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しかし。

今日はちょっと違ってて。帰りのロッカー室で。

「naopingさん、今度の三連休はどっか出かけるの?」と。

急に何でそんなこと聞くのかなあって思ったら。

「このところ、残業が少ないでしょ。給料に響いてるんだけど。だから連休もどこも出かけられない。」   などとおっしゃる。

私は「えー、そんなの私も一緒よ。総務だって残業、ケーリより少ないし。生活苦しいよ~~(いえいえ、私が生活苦しいのは来年のオペラの券を買いまくったからです)。」

私「でも。この三連休はね、そのうち一日は友達と焼肉食べ放題飲み放題に行って、一日は友達とサントリーホールのコンサートに行くの」(←自慢げ)

彼女「ええええ、それは凄い!!豪華じゃない!!」

私「でも。そんなにお金はかかってないのよ。焼肉は90分三千円だし(ギューカク)、コンサートはご招待だからタダだよ。」

彼女「いいじゃない~。羨ましい。あたしなんか、3連休どこにも行けない・・・」

私「でも、独りぼっちじゃないし、いいじゃないですか。」

彼女「でも、ずっと二人でグチの言い合いで・・・きっと楽しくない・・・」

そうか。そうなのか・・・。私はその時、


「ダンナさんが一日でもフル働けば、ギューカクの飲み放題食べ放題に一回行けるのに」

って思った。

でも。勿論言わなかった。大人だから。

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2013年9月 7日 (土曜日)

メッツマッハー新日本フィル就任披露公演「ツァラ」&「ワルキューレ」

R.シュトラウス作曲 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』 op.30
ワーグナー作曲 楽劇『ワルキューレ』 第1幕 (演奏会形式)

ジークリンデ:ミヒャエラ・カウネ
ジークムント:ヴィル・ハルトマン
フンディング:リアン・リ
インゴ・メッツマッハー指揮/新日本フィルハーモニー交響楽団

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久しぶりの新日本プロレス・・・じゃなくて新日本フィル。新日本フィルはワーグナーから八代亜紀まで広いレパートリーをおもちのようだが、私はどっちかと言えばワーグナーが好きかな。でも、八代亜紀さんもちょっと行ってみたい気もする。

久しぶりに見たコンマスはもじゃもじゃ度がやや低くなり、残念。

さて、毎度おなじみのアルミ君がいつのまにか退任しており、今度のシェフはインゴ・メッツマッハーという人。名前は知っているものの、演奏聴くのは多分初めて。で、昨日今日は就任してから初めてのお披露目コンサートである。

ということで、お得意なレパートリーなのかしら。私にとっては大好物のシュトラウスの交響詩とワーグナーのオペラという、まるでお寿司食べてすぐインドカレー食べるみたいな美味しい組み合わせ。おなかいっぱいである。

で、どんな指揮をする人なのかなあ?と思いつつ、早速ツァラトゥストラ。冒頭ばっかり有名なこの交響詩だけど、多分ワタシ生で聴くの初めてかと。(もしかして遠い昔にN響かなんかで聴いたかもだけど、記憶がない)

そんで、気がついたのは最初の有名な所でオルガンは大活躍するけれど、それで終わりじゃなくて結構あとの方まで弾くとこあるんだなあってことで。すいません、たいしたことじゃなくて。

で、この交響詩の指揮ぶりで、大体のこの指揮者の気質というか傾向みたいなのはわかった。私、好きそうな感じの指揮だった。早いとこは早く、おそいとこは遅い。メリハリの効いた指揮をする人なんだなあって思った。ド迫力で聴かせる、なかなかいいシュトラウスでした。鐘のカンカンが素敵。

この演奏から想像して、おそらくワーグナーは「遅い所はことさらゆっくりとたっぷりと歌い、早い所は思い切り早い、最後のほうはオケが荒れることもかまわずアッチェレランドであおりにあおって盛り上げて終わり!間髪入れずブラヴォー!!」みたいな感じの演奏じゃないかなあ、と思った。

あたしの大好きなケンペ(コヴェントガーデン)みたいに。

・・・・

そんで休憩挟んで「ワルキューレ」。舞台はハープが6台並んで壮観である。

今回の独唱者は、何でもメッツさんがジュネーブで11月に新演出のリングやるんで、その時のジークリンデとジークムントなんだそうな。練習かな? ふむ。これは期待できるねえ。

で、独唱者が登場。ジークリンデ役のカウネはおっぱいを強調したドレスで登場。カウネは前に新国でアラベラを聴いたけど、正直言ってあんまり好きな声じゃなかった。何か、上あごに力の入ったような硬質な発声が、アラベラみたいな優美な役には合ってない気がしたもんで。でも、もしかしたらワーグナーだったらイケるかもって思った(まあ、バイロイトは出てるけど)。

それは正解であった。こまやかな表現力が素晴らしい。高音もきれいに出したし。まあ、美人でいかにもジークリンデっぽい容姿なので半分くらいはそれで赦しちゃう。ワルキューレでは舞台映えしそう。いいね。

それとは正反対にジークムントは、全然ジークムントっぽい容姿ではなく・・・なんというか、日本のお笑い芸人にこういう人いたなあって思う感じ。でも、いやいやなかなか声は素晴らしいぜ。ユーゲントリッヒャー・ヘルデンテナーな感じ。リリックな軽ジークムント。声質で言うとちょっとだけイェルザレムっぽいかな。今度のジュネーブで初めて舞台でジークムントを歌うそうな。

ただ、有名なアリア「冬の嵐は過ぎ去り」になって声をセーブしてたようなのが惜しい。あそこは聴かせどころなのに(いつ聴かせるの?今でしょ!的な)。でも、最後までスタミナを保つためだったのかしら。最後は朗々と高音を響かせて素晴らしかった。ああ、ジュネーブまで見に行きたいって思ったほど。

フンディング役の人はなんか「怪しい中国人」ってな感じの容姿で(いや、現実に中国人なんだけど)、どうかなって思ったけど、深い声でとてもよかった。見事な悪役ぶりだったす。

で、指揮だけど全く私の想像した通りのテンポだったのでびっくりでした。もちろんとても好みな演奏。とてもドイツ的。終わったとたんの大拍手と間髪いれずの大ブラヴォー。ワルキューレ第一幕はこうでなくちゃ。それにしても(素人の感想ですいません)メッツさんは指揮が見やすそうだった。これからもドイツ物を期待しちゃうのであった。

ワルキューレ、今月もう一回聴きに行くのは飯守先生の指揮。期待しちゃうぞ (と、いらぬプレッシャーをかけてみる。)。

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すみとりの前の業務食料品屋さんで「ボルシチ」の瓶詰を発見。何か昭和なラベルが素敵なので買ってしまった。美味しいかどうかは不明。ボルシチ好きでたまーにロシア料理屋で食べるけど、こればっかりは自分で作れない。レッドビーツが近隣で売ってないので。

美味しいといいな。

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今月はワルキューレの月だが、来年の3月は「死の都」の月。もちろん両方行きます。新幹線の切符はまだだけど。  私、その頃まで元気で働いてるといいなあ。

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2013年9月 6日 (金曜日)

9月はワルキューレ祭りなの?

なんか、今月ワルキューレの上演やけに多くね?

9月6・7日 インキネン指揮/日本フィル サントリーホール(第一幕)

9月6・7日 メッツマッハー指揮/新日本フィル すみだトリフォニーホール(第一幕)

9月14日・15日 沼尻竜典指揮/神奈川フィル(全曲)神奈川県民ホール

9月16日 飯守泰次郎指揮/ワーグナー祝祭オーケストラ サントリーホール(第一幕)

9月21・22日 沼尻竜典指揮/神奈川フィル&日本センチュリー(全曲)びわ湖ホール

日本中探したら他にもあるかもしんね。ちなみに私はこのうち2つ確保しております。全部行くワルキューレマニア、いるかなあ・・・。

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2013年9月 4日 (水曜日)

ノクターンはお好き?

先日、女子ロッカー室にて会社の秘書の女の子(ハッピーマニアなのになかなかハッピー来ず)が、突然「ショパンのノクターンいいですね、最近お気に入りなの」と発言。

どうした、こないだ私の部屋に遊びに来たせいでクラヲタが感染したのか、と心配になったが、そうでもなく。彼女は華道を習っていて(ハッピーマニアなので)たまたまカリ屋崎先生の展覧会に行ったら、ノクターンがかかってたのでイイと思ったらしい。

何でも彼女の話だと、そこでカリ屋崎先生がピアノを弾いたCDがかかってたらしい。ええ? ついこないだまでタウンページのCMに出てて元都知事の息子(天気予報もする)に「ピアノを習いたいんだけど、いい先生いますか?」って相談してたじゃないの。なのにCD出せちゃうくらい上達しちゃったの?ノクターン弾けちゃうの?(いや、ノクターンは結構ショパンの中では簡単だってこないだ「らららクラシック」で言ってたけどね)

で、秘書の女の子は「そのCD買おうかと思って。とっても癒される弾き方なんです。でも、YouTubeで聴いても間に合ってるし買わなくてもいいかなあ?」と。

えええ。いやいや、買うのは勝手だし気にいったら買えばいいじゃん。でもクラシック好き・ピアノ好きとしては、初心者にはもっと有名な巨匠や名手の演奏のCDを集めた名曲集を薦めたい。そういうのはキラ星のごとくあるし、もっと安く手に入るだろう。

・・・とか思ったけど、結局そのCDは買わなかったみたいだ(今のところ)。そういやカリ屋崎さん、コンサート会場でよくお見かけするんだよね私。若手コンテスタントのピアノ・コンサートで。

で、該当のCDを探したら、何か過去の名演奏を集めたアンソロジーみたいだった。でもちょっとカリ屋崎さんも弾いてるみたい。

(カリ屋崎先生がお読みになってたらどうしよう・・・記事にしてごめんなさい。先生のいけるお花は好きです。)

↓該当のCD
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話変わって。

たまたま会社で新国立劇場のサイトを見ていたら発見、来月わたくしのために組まれたような英国プログラムのコンサートを新国でするようだ。楽園・シーピク・ベルシャザールと来たら行くしかないだろう。
ただ、土日でなく普通の日なので残業食らったら間に合わないかも・・・というデンジャラス。

シーピクを加納さんが歌うのも楽しみ(すごい合ってそう)。

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今さら「新世界より」に感動する。

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ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ長調 op.95『新世界より』

クラウス・テンシュテット指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

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こないだ、トンでもない安さで購入したテン箱より。

レコード、CDを通じて初めて買った「新世界」である。中学だか高校だか?ブラスバンド部の時に第4楽章だけ演奏したことがあるし、全体の曲はもちろんラジオなどで聴いてよく知っているのだが、しみじみ聴いたのは本当に久しぶり。ナマでも聴いたことないかも。

いまさらすいませんが本当に名曲だと思う。冒頭の弦楽器の、何だか霧の中から出てくるような感じが結構グッとくる。ここんとこ、「家路」んとこより感動したかも。

あと、ベルリン・フィルというのもホントにいい。こういうエヴァーグリーンたる名曲をベルリン・フィルで聴くと、正座して聴きたくなるぐらいいい。(あたし的には最高の名盤のフリッチャイ&ベルリンのベートーヴェンの第9なんかも、本当に木管ソロとか泣けるほどうまくて気に入ってる。アレいいよホントに。まあ、みんな知ってると思うけど。)

こうなると、今までの人生でスルーしまくってきた「イタリア」とか「ライン」とかもベルリン・フィルでこの箱に入っていて、こりゃ楽しみになってきました。まだ聴いてないけど。

(どうも、テンシュテットのこの箱はロンドン・フィルとベルリン・フィルとシカゴ響が混載されているせいか、どうもロンドン・フィルは可哀相な気が。別にヘタじゃないんだけど・・・)

それから、この曲の前に入っている「4本のホルンのためのコンチェルトシュトゥック」もホントにうまいです。ベルリン・フィルなので。曲も大好きです。アルプスの高原列車?に乗ってるみたいなすがすがしい気分。

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シャンプーを今流行りの?ノン・シリコンのに変えてみたんだけど、結構いい感じだ(ギフト・モイストとかいうやつ)。たまたま、こないだの旅行の時に「お試しパック一回分」を買ってみて使ったら大変素晴らしかったので、ちょっと高いけど購入。ローズの香りも素晴らしく、女子力も上がった感じ。 いやあ、新世界かんけーねえし。

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2013年9月 2日 (月曜日)

何かあれこれ、つれづれ。再び。

あまちゃん

・あまちゃん、ついに大震災モードへ。
先週の土曜日の予告編観ただけでボロボロ泣いてしまった。そのくら思い入れが強く、今月でこのドラマが終わってしまうことが怖くてしょうがない。TBSのドラマ「仁」が終わった時の激しい喪失感を思い出す。あーどうしよう。

・あまちゃん、笑った場面(今思い出すもの。もっともっとあるけど)
1.「海女ーソニック」での花巻さん(伊勢志摩さん)のフレディ・マーキュリー。「アキ、いいあんばいに温めといたぞ」
2.やよいさん(渡辺えりさん)の「あら~びっくりしすぎて標準語になってしまったわ」的なセリフ。
3.花巻さんの「ジョージ・クルーニーなんか書けねえよ~~」
4.前髪クネ男にキスされそうになって顔をしかめるアキちゃんを太巻さんが「おじいちゃんおくち臭い~~みたいな顔」と表現。
5.春子さん(キョン2)の「踊りヤクザ」「死んでも巻かれない」等。

・水口さんが好きすぎて辛い。

・まえまえから「昼あま」の次のNHKニュースの高瀬アナウンサーの微妙な表情の変化を毎日楽しんでいたが、どうも世間の人々もそうだったらしい。

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半沢

・片岡愛之助さんを見るため(だけ!)に見はじめる。今度もし歌舞伎に行って愛之助さんを見たら、笑ってしまうのでは、と心配す。まあ、あのおネエ言葉は「女形」と考えるとそんなに違和感ないけど。
・愛之助さんはもともとはプロペラ工場の息子さんなので、あのドラマと何か縁を感じ。
・何気に「相棒」のイタミンが出ているのが嬉し。

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訃報

・9月2日 作曲家・音楽評論家の諸井誠先生死去。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000553-san-musi

先生の文章及び音楽解説には子供の頃からお世話になっておりました。日本アルバン・ベルク協会会長。

・9月1日 指揮者の堤俊作さん死去。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130902-00000039-mai-cul

・・・生前、このブログを読まれてないことを切に祈っている。うーん。

悲報

・チョン・ミョンフンのトリスタンの券を取り忘れたこといまさら気がつく。というわけで私は行きませんので感想を求めぬよう。コルンゴルトしか頭になかった。

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2013年9月 1日 (日曜日)

いつの間にか来日してたのバービー。

過去記事:チャイコフスキー国際コンクール(声楽)第3次

本日、半沢の裏番組でやってたN響。6月にやったっつーこのコンサートは全然ノーマークだった。知らんかった。

2011年のチャイコフスキー・コンクールの声楽部門で優勝したバービー(←化粧すると女芸人のバービーに似てるので。しかしすっぴんは全然違う)ことソ・ソニョンさんがN響に出てたとは。ロッシーニなんて普通行かないよ、私。

おまけに、男声部門優勝のパク・ジョンミンさん(その顔と見合わない超低い声で「麒麟です」って言ってほしい)まで出てた。

二人とも、サントリーでやったチャイコンのガラコンサートには来なかったのにぃ。やっぱりチョン・ミョンフンの力は絶大なようね、韓国では。

行きたかったなあ。曲は微妙だけど。このスタバト・マーテルは「♪いーんふらまーとす」の一か所しか知らんし。

バービー、やっぱりうまいわ~。そして昔のマネキン人形みたいなつけまが素敵だわ。いつか彼女の出るブッチーニのオペラを見たい。たとえちっともミミやアンジェリカに見えなくても、その素晴らしい声で「ああ!!」と納得してみたい。

(・・・っつーか韓国人演奏家・歌手のコンテスタントの名前がちっとも覚えられない。困ったなあ。ピアニストもヴァイオリニストも全部ごっちゃだぜ。)

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