LFJ 2013 “ギターの誘惑”
【荘村&尾尻&鈴木&大萩カルテット】
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
トローバ:ギター四重奏曲「版画」より
【尾尻&鬼怒&鈴木トリオ】
ミシェル・ルグラン・メドレー
【カニサレス】
トレモロ、アレグリアス、ブレリアス
(即興とパルマ(手拍子)とともに)
カニサレス (ギター)
荘村清志 (ギター)
尾尻雅弘 (ギター)
鬼怒無月 (ギター)
鈴木大介 (ギター)
大萩康司 (ギター)
チャロ・エスピノ(パルマ)
アンヘル・ムニョス(パルマ)
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5月3日の公演。ロドリーゴに続きまたもや同じホールでギターのコンサート。しかし今度はオケなしでギターのアンサンブル、最後はカニ様のソロである。
4人のギター奏者現る。一曲目の超有名曲は典雅な気分でたいへんよかった。しかし、二曲目はいかにもギターらしい感じの曲で気分はスペイン。なかなかいい曲である。
フェデリコ・モレーノ・トローバ(Federico Moreno Torroba, 1891年3月3日 マドリード - 1982年9月12日)はスペインの指揮者・作曲家。しばしばスペイン伝統の国民歌劇サルスエラの作曲家として活躍し、1930年代にその国際的な知名度の向上に貢献したにもかかわらず、こんにちでは辛うじてギター音楽の作曲家として名をなしているにすぎない。 (ウィキペディアより)
すっかりスペイン気分だったのに「いや、今日はフランスなんですよ」と、次はギター3人によるミシェル・ルグラン集。とはいうものの、「シェルブールの雨傘」と「華麗なる賭け」(曲名を家で調べたが合ってるかな?)くらいしかメロディ知らない。でもカッコ良かったな。
最後に、カニ様のソロ。最初は静かな曲想の即興曲を弾いていたのだが、そのあと凄くスタイルの良い、赤と黒の衣装を身にまとったカッコイイおにいさんおねえさん二人が登場。「パルマ」って役の人である。
手拍子だけなの?この人たち。
なんか手拍子って会社の飲み会の〆めで「いよ~、(チャン)」みたいなのしか思い浮かばない。まさか手をたたくだけに来日したのかこの人たち。疑念は広がるばかりである。
しかし、最後は手を叩きつつ足踏みしつつフラメンコを踊ったので、「あ。この人たち踊る人なんだ」と妙に安堵した。
いや~カッコイイ。カッコイイわフラメンコ。カニサレス素敵。めちゃくちゃ盛り上がった。クラシックではこうはいかんわ。すごくパエリアとかスペイン料理食べたくなった・・・けど残念なから明日の飲み会は韓国料理(しょぼ~ん)。
(↑アランフェス協奏曲より)
そのあと屋台村でインドカレーを食べた。ごく普通に美味しかったんだけど、こないだサントリーホールの屋台で食べたフィッシュのカレーには遠く及ばず。忘れられないわ、フィッシュ。
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家に帰ってEテレ「にっぽんの芸能」を見てたら、子供の日特集で何か宮城道雄の筝曲「喜悦の波と花と」という二人で琴を弾きつつ歌う曲をやった。晴れ着の小学生?の女の子らが琴を弾きながら歌うんだけど、ハモったり掛け合いをしたりなかなか大変そうだった。5月なのに「あけましておめでとうございます」とか言いたくなった。この曲は妙に印象に残り、3回も聴いてしまった。ま、ロドリーゴと同じく盲目の作曲家で弦楽器繋がりってことで。
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コメント
「にっぽんの芸能」はいい番組ですね。再放送の「里の春」と「千鳥の曲」に見入って(聴き入って)しまいました。
この間「グレの歌」を放送してくれたしEテレにはやはり感謝です。
投稿: toutelanuit | 2013年5月 5日 (日曜日) 00時29分
>>toutelanuitさん
そう、にっぽんの芸能はたまーに見ますよ、そもそも歌舞伎好きなので。邦楽もたまに聴くと「へえ」っておもいます。
Eテレは4月になって心を入れ替えてくれてよかったです。話題の演奏会を全曲放送してくれて、受信料無駄になってない気がします。「ららら」も超初心者向けになりましたが毎週見ています。
投稿: naoping | 2013年5月 5日 (日曜日) 09時40分