« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月20日 (月曜日)

映画「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」

友人がタダ券貰ってくれて鑑賞。文化村にて。この映画の存在は券貰うまで全く知らなかったが、結構楽しめた。想像してたよりエロくはなかったけど(残念)。

18世紀のデンマーク王室を舞台に実際にあった王クリスチャン7世と王妃キャロライン・マティルダ・オブ・ウェールズ、侍医ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセの三角関係をもとにしたもの。 (ウィキペディアより)

んーと、あらすじは。
ウェールズのお姫様キャロライン(デンマーク名カロリーネ)がデンマーク王クリスチャンに嫁いだんだけど、王は精神を患っている上に淫乱で売春宿に通い詰める始末。男子をもうけたものの、寂しさからキャロラインは侍医のストルーエンセと肉体関係を持ってしまい、彼の子を身ごもってしまう。(以下略)



で、感想。(ネタバレあり。)
デンマークの王室のことなんか全く知らないんで、こんな歴史があったなんて知らなかった。しかしまあ、この時代って気にいらないとすぐに首をはねたりとかしちゃうものなんだなあと。残酷だわ。ま、日本も昔はそうだったんだろうけど。

それにしてもカロリーネって悲劇の王妃である。15ではるばるお船に乗って外国にヨメに行ったのにダンナに愛情が湧かず、結局内部でクーデターが起こり恋人は処刑されて本人は国外追放、24歳くらいで猩紅熱で死ぬんだ。

もしこんなとこに嫁に行って、ダンナがこんな精神障害で淫乱でヘンな人だったら、そこにたまたま医者で素敵な人がいたら、こりゃ~しょうがないよなあとか思ったりもする。(でも不倫はいけないよ。)

こういう史実に基づいた映画って色々背後を調べると面白いね。もっと勉強したくなるわ。あと、デンマーク語って綺麗だなあって思った。音楽も美しい。

icon icon←この話を元にしたというオペラのDVD。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月18日 (土曜日)

明治座五月花形歌舞伎 夜の部

Program_visual 一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
徳川慶喜 市川染五郎
山岡鉄太郎 中村勘九郎
間宮金八郎 中村亀 鶴
土肥庄次郎 大谷廣太郎
吉崎角之助 坂東薪 車
天野八郎 市川男女蔵
高橋伊勢守 片岡愛之助

二、藤娘(ふじむすめ)
藤の精 中村七之助

湧昇水鯉滝
三、鯉つかみ(こいつかみ)
片岡愛之助宙乗りならびに本水にて立廻り相勤め申し候

片岡愛之助
滝窓志賀之助実は鯉の精
滝窓志賀之助実は清若丸
釣家息女小桜姫 中村壱太郎
家老篠村次郎公光 坂東薪 車
篠村妻呉竹 上村吉 弥

過去記事:勧進帳&浮かれ心中

歌舞伎座が新装オープンしたというのにまだ一回も行ってない。これはまた明治座。東京者は実はこうしたもの。スカイツリーも完成してから一度も行ってないしね。

「花形歌舞伎」と名がついていても、実際は「ホントに?」みたいなのが結構あるけど、今回はホントに花形若手人気役者4人が勢ぞろい。染五郎、中村ブラザーズ、らぶりんと役者はそろった。旬ないい男を沢山見られて感激。

が。

4人の魅力をくまなく鑑賞するには、昼も夜も見なきゃならない。私が観た夜の部は七之助さんと愛之助さんがメインでだもんで。ソメちゃんも勘九郎さんも好きなあたしはどうしたらいいのだ。

でも、なかなか楽しく鑑賞した。今回夜の部にだけ特別に付いていた明治座弁当もいつもながら美味しかったし(だから夜にしたのだが)。

Kc460172

ただ、また苦手な「将軍江戸を去る」を見てしまった。過去記事にあるようにこの演目は歌も踊りもギャグもなく、つまんない。ソメちゃんの良さも(私が思うだけかもしれんが)ここではそんなに・・・。ソメちゃんは徳川慶喜なんてエライ人よりも世話物や人情物でいいな、と思う役者さんなんでな。

勘九郎さんはやっぱりお父さんに声がそっくりだなあ、と思いまた懐かしく。

藤娘の七之助さんは、幕があいて観客みんなが「わーきれい!」とか「かわいいい!!」とか思わず口に出してしまうほどのあでやかさ。歌舞伎ってこうじゃないとね。七之助さんはホントに女性のきゅんきゅんな表情がうまいなあ。きっと素敵なガールフレンドがたくさんいて(←いい意味で)、そこから表情を盗んでいるんだろうと想像。そこがまた素敵。奥様一筋のお兄ちゃんも好きだが、七さんの次男らしい自由さもまた魅力。

で、メインは「鯉つかみ」という演目。初めて見聴きするのだが東京ではかなり珍しい演目だそうな。上方歌舞伎の今や一番人気の愛之助さんが主役。愛之助さんがこんなに大活躍する演目を初めてみたので、ファンとしては嬉しい。

ところで、今回は我が母が取り給いし券だったのだが、奇跡的に前から3番目だった(ちょっと右端寄りだけど)。大入り満員だったはずだがどうしたのだ。で、休み時間にトイレに行って席に戻って来ると、我が母や周辺の人が謎のヴィニール風呂敷を被っていた。「どしたの?寒いの?」と聞くと「ここらへん、水被るんだって。このへんの人みんな配られた」とのこと。おお、憧れの水被り席か。ずっと夢だったんだぜ。愛之助さんの水しぶきだったら喜んで受けるぜ。

しかし、舞台上のプールの上で巨大鯉と格闘する愛之助さんは結構一生懸命水を観客席に撒き散らしていたものの、残念ながら私の周辺には水は来ず。ヴィニール風呂敷は別に役に立たず。

愛之助さんは鯉の着ぐるみを着ながら宙乗りしたり、かなり今回はダイナミックな役だった。演じているご本人も楽しそう。それにしてもイイ男である。小桜姫が恋煩いするのも無理はない。ああああたしだってあんな人がもし海外旅行の添乗員だったら惚れるわな(例えて言えば、だけど)。小桜姫を演じた中村壱太郎さんもとーーーっても素敵な役者さんで、女形ながら惚れてしまった。すごくカワイイっ。

ヴィニール風呂敷は毎日使うので返して下さい、とのことでした。まあ、いらないけど。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

貧乏チキンカレー

過去記事:ケーゲルのヴォツェック

  貧乏カレー
.

自称カレー職人であるわたくしの、カレーなる記事。

最近ずっと、カレーは「二段熟カレー」などの固形のルーを使用して材料切って炒めて煮ただけの凄い手抜きの(一般家庭で言えば普通)ものに甘んじてきた。

が。

こないだ物凄く美味しいチキンカレーを、サントリーホールの前でやってたカレー祭り(フィッシュ)で食べた。んで、目が覚めた。

たまにはインド人の作るような本当のカレーを作ってみよう。(インド人が食べたら「めっちゃ日本じゃん」って思うと思うけど)

ということで、材料を買いこみ作ったら全然違うのねえ。やっぱりうまいの。まあ、そんなにお金がかからない材料でもそこそこできる。

問題はカレー粉。日本のじゃやっぱりダメだと思う(やったことないけど)。私はいつも「MDHチキンカレーマサラスパイスミックス」というのを使っているけど(390円くらい)、日本中どこにでも売っているものとは思えず。最近はウチの近所のカルディでも売るようになったので、ありがたい。昔はすみとりの前のアジア食料品屋で買ってたので。まあ、ネットでも買えるのかな。

Kc460169 <材料>(2~3人前)

・鶏肉(もも肉)1枚
・玉ねぎ(1個)、人参(3分の1本)、にんにく(2~3かけ)ショウガ(適宜)
・トマトジュース100cc(もちろん生トマト使ってもいいけど高いよね~)
・マーガリン(お金に余裕があればバター)、サラダ油
・パプリカパウダー(100円ショップで)
・カレー粉(MDHチキンカレーマサラスパイスミックス)
・チャツネ(最近はスーパーや100円ショップにもある)
・クローブ(丁子)の実、シナモンスティック、ローリエの葉(なくてもできるけど、あれば本物感が増す)
・プレーンヨーグルト(無糖)
・コンソメキューブ1個


<作り方>

1.熱した鍋(ルクルーゼなど)に油(わりと多め)とマーガリンかバター(大さじ1~2)を入れ、玉ねぎ、人参、にんにく、ショウガのみじん切りを入れる。炒める。とにかく炒める。30分くらい炒める。ここだけは必須。黄金色になるまで。

2.炒めている間に鶏肉を一口大に切って、塩胡椒、カレー粉(適宜)をまぶしておく。

3.1の鍋にトマトジュース、パプリカパウダー(小さじ2杯くらい)、カレー粉(大さじ3杯くらい)を入れて5分くらい弱火で炒める。辛いのが好きだったらカレー粉増量または唐辛子を入れても。

4.2の鶏肉を3に入れて10分くらい炒める。ヨーグルト(大さじ2くらい)と水(200ccくらい)を入れ混ぜる。クローブ(4~5本)とシナモン(半分に折る)とローリエ(一枚)、コンソメとチャツネ(小さじ2杯くらい)を入れて中火で沸騰後、弱火で20~30分煮る。味見をして塩分が足りないようであれば塩を入れる。

まあ、「香辛料を買いそろえるとお金かかるし、これは貧乏ではないのでは?」と思うかもしれんが、一度買ってしまえば何度も使えるし、結構簡単なので一度試してみたらいかがだろう。

一晩置くとわりと普通のカレーになってしまうので、作ってすぐ食べたほうがこれはウマイ。
ショウガとバターの香りがとてもよい。

定年過ぎたらカレー屋さんになろうかなあ。ワグネリアンカレー屋。

Kc460170_2 

-----

最近正社員になって思うこと。ウチの会社はなんとエクセルシオール(ここでは「常に向上!」という意味で、カフェの名前でもなく「気品がある」という意味でもない)な会社なんだろう。何かと仕事に創意工夫が求められるし、創意工夫したことをいちいち提出たり発表したりしなきゃなんない。期ごとに自分の目標も立てなくてはならず、結構めんどうくさいんだよね。

でも、それが素晴らしかったり認められたりすると商品券とか貰える(まあ嬉しい)。普通の事務屋なので、売上とかあんまし関係ないし、そんなに工夫することってないよなあとか思うんだけど。時給以外のお金を貰うって大変だなあって思うわ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月14日 (火曜日)

マスカーニ 歌劇「イザボー」

前にも書いたけど。

過去記事:ネットラジオでオペラ・アリア集

モイエ・ポルスキー・ラジオの、「有名な声と素晴らしい解釈」?というラジオ局は素晴らしい。

http://moje.polskieradio.pl/station/103/Slynne-glosy-i-wielkie-interpretacje

で、聴いていてまたちょっと気がついたもの。音楽史に燦然と輝く「一発屋」マスカーニだが、実際には色々と他にオペラを書いているのである。一発屋なんかでは決してないのに、カバレリアばっかり有名だから、つい一発屋のカテゴリーに入れられてしまう。「イリス」「友人フリッツ」「アミカ」・・・・。

大好きな「イリス」については何度か書いたし実演も見たのでここでは置いといて。

昨日初めて聴いた「イザボー」(Isabeau)というマスカーニのオペラ(のアリア)がなかなか気になったのでちょっと調べた。

間奏曲職人、マスカーニのこのオペラでの間奏曲もなかなか素晴らしい。いかにもマスカーニ的な美しさと壮大さがある。

↓どういうコンセプトなのかよくわからない、どっかの歌劇場の予告編。

↓アリアも何曲かYouTubeで聴くことができる。デル・モナコも歌っているぜ。




で。

このオペラの筋書きというのがなかなかドイヒー。そもそもあの(高価な)チョコレートで有名なゴディバ夫人の話(夫の圧政を諌めるために裸で馬に乗って町中を行進するって話)を元にしている。

話的には(日本語訳がないので、翻訳ソフトに頼ると)

レイモンド王は娘イザボーの夫を決めるための会を催すが(ワーグナーのオペラみたいな?)、娘はどうもそんな所で夫を選ぶのは不本意である。王はそんな娘を戒めるめに?全裸で馬に乗って町中を行進するように命ずる。人民は王室への尊敬の印として彼女の裸を見るのを拒否していたが、たまたま旅の途中通りかかった鷹匠ファルコが、事情を知らずに彼女の裸を見てしまい逮捕される。イザボーが刑務所で鷹匠と面会をすると、たちまち二人は恋に落ちてしまう。イザボーは父に鷹匠の命を助けてもらえるよう懇願するが、鷹匠は処刑されてしまう。瀕死の彼とともにイザボーは自殺する。

っつー話(たぶん)なのだが、いったいどういうことが言いたいのか。何か教訓があるのか。まるでコルンゴルトの「ヘリアーネの奇蹟」とかシュレーカーの一連の「(音楽は素晴らしいのに)独りよがりな、見る人にとってはどうでもいい筋書きのオペラ達」を思い出す。大体・・・舞台で全裸って。なかなか上演は難しそうね。

全曲盤は出ているようなんだが・・・。手に入れば聴いてみたい。あと、マスカーニのオペラは素敵な上演ポスターが沢山あって楽しい。よく展覧会で観たなあ、ポスター。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月12日 (日曜日)

ヴァイグレのリング(DVD)/ジークフリート

icon

icon

ワーグナー:『ニーベルングの指環』
第2夜『iconジークフリート』 (243分)
ジークフリート:ランス・ライアン(テノール)
ミーメ:ペーター・マーシュ(テノール)
さすらい人(ヴォータン):テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)
アルベリヒ:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(バリトン)
ファーフナー:マグヌス・バルトヴィンソン(バス)
エルダ:メレディス・アーワディ(コントラルト)
ブリュンヒルデ:スーザン・ブロック(ソプラノ)
森の小鳥:アラン・バルネス(ソプラノ)

フランクフルト歌劇場管弦楽団
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)

収録時期:2012年6月、7月
収録場所:フランクフルト歌劇場(ライヴ)

.

ジークフリート見終わった。リングの中では「ジークフリート」って気分的に中だるみになってしまう。「ライン」は最初だから張り切って見るし、「ワルキューレ」は見せ場多いし凄く感動するから一生懸命見るけど、「ジークフリート」ってなんだか・・・見るまではちょっと重いわ。始めの方地味なんだもん。

しかも今回の舞台のセット。ずっと蚊取り線香の上と下で演じられることがほぼ予想されるだけに。余計辛いもんがある。

でも・・・見始めると意外と休みなしに一気に見てしまう。ノートゥング鍛えるあたりからノリノリだぜ。

(ところで、この演出でのノートゥング鍛えるシーンって何だかちょっと「モスラ~やモスラ~」とか「アイヌの火祭り」(?)とかそんな印象。ジークフリートは顔や腕に炭でヘンな化粧し始めるし、踊りもなんかそんな感じ。面白いわ)

歌手はまあ、「ライン」からのこのプロダクションでは、殆ど穴がないというか平均して(今まで見た所)良い感じである。ミーメはラインの黄金の時の歌手とは違うようだが、あんまり覚えてないのでいいや。不思議なのは、ミーメはパーカーの上着に白いエプロンに拡大レンズ付?眼鏡でかなり現代的なコスチュームなのに対し、ジークフリートは今どき珍しいくらいステレオタイプなジークフリートの衣裳なのである。

あたしが、もし紙とえんぴつ渡されて「ジークフリート書いてごらん」と言われたら、全く同じ服と髪形、顔を書いたと思う。たとえて言えば、昔の無声映画のジークフリートそのものである。姿や声は少しだけジェス・トーマスを思わせる(もちろんあんなにかっこよくはないけど)。あと、金髪なのがよい。

で、このジークフリートの人は、最初から力を抜くことなくちゃんと歌っているのだが、最後まで力を持続してちゃんと歌えているのが素晴らしいと思った。この役は大体最後は力尽きてしまうものだと思ってたので。勿論ブリュンヒルデとの二重唱の時は流石にちょっと疲れてたけど、声が垂れ下がることもなく歌いきったし。いいな、このジークフリート。かなり許せる感じ。声も好きだ、ユーゲントリッヒャーな感じで。

ミーメもなかなか良かったけど、どうもこの親子(疑似)は声が似ている気がする。画面から目を離すとどっちだかわからん。

森の小鳥さんは、男性の黒人ダンサーが踊っている(多分ゲイだと思う。「ジー君ったらいや~ん(はあと)」とか言いそう)。声は勿論別人のソプラノで、歌手は出てこない(カーテンコールだけ出てきた)。最初はちっとも可愛くないので「うああああ」と思ったが、慣れた。小鳥さんがジークフリートにおんぶされる所は可愛かった・・・かも。

大蛇は別に大蛇が改まって出てくるわけではなく。くるくる蚊取り線香舞台がそのまま大蛇になるような感じで「なるほど」と思った。ファーフナー本体は理科室の人体模型みたいな(筋肉のやつ)感じ。ちょっとキモイ。

ヴォータンとアルベリヒのシーンはヴォータンがトランプ持参で登場し、二人でポーカー(かな?大貧民ではないと思う)を始めて、微笑ましかった。

エルダは「ライン」の時と同じでっかい歌手だが、本当にこの人うまいわ~。毛の固まりみたいな衣裳で現れたけど。大体エルダとヴォータンってあまり恋愛関係になさそーな感じ(いや、子供産んでますけど)の演出が多いような気がするが、ここでは結構ラブラブな感じでちゅうとかしちゃう。あらびっくり。

女性の演出ということで、相変わらずきめこまやか。ジークフリートとブリュンヒルデの出会いから最後にかけて、二人の距離が縮まったり、また離れたり。誠に微笑ましい。しかし(言うまでもなく)おっさんとおばはんが演じているので決してキュンキュンはしない。残念だ。ジークフリートがブリュンヒルデをおんぶしてべッドから下ろしてあげるのはちょっとカワイかったかな。おんぶ好きなのかジークフリート。

で、最後はやっぱり拍手の嵐。かなりよい公演だったのでは。面白かった。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2013年5月 8日 (水曜日)

勝手に宣伝

Kc460167
毎回楽しいポスターを街の掲示板に貼ってるアマチュア・オケさん。メジューエワの時に行かせて頂いたのだけど、ちょっと今回は行けないので宣伝のみ。エルガーだし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 5日 (日曜日)

LFJ 2013 フォーレ:レクイエム

デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット op.10
フォーレ:レクイエム op.48(1893年版)

シルヴィ・ヴェルメイユ (ソプラノ)
アンドレ・バレイロ (バリトン)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ (指揮)

.

あー、逝ってきた、レクイエム。成仏してきた(真言宗なので)。でもちゃんと生きて帰ってきたから安心せい。

コレ、私の初レクイエムかも。この世の中のありとあらゆるレクイエムを総合して。生で成仏するの初めてよ。

しかし、まあそんなにフォーレのレクイエムに強い思い入れはない。とはいうものの、やっぱり今年のLFJでコレは外せないんじゃないかなって思い、券をゲット。しかし、本当は中ホールでやるやつに行きたかったの。売り切れてたので、あの悪しき大ホールのやつになってしまった。

しかし。このホールは(昨年の経験から言うと)宗教合唱曲は結構イケるのだ。何かなあ、残響の多い教会で聴いているような感じになるので。普通のオケのコンサートだと混沌とし過ぎるが、宗教曲はあんまり気にならない。

合唱の神様コルボと、その手足となってるような合唱団と独唱者、そしていつも私がポーランド音楽でお世話になっているシンフォニア・ヴァルソヴィア、メンバーに穴はない。

で。期待に違わぬ素晴らしい演奏であった。

合唱団の人、そしてその中の上手な人と思われるソプラノとバリトンの人は、ノンヴィブラートの声で理想的。まあ、好みはあるが、あたしはこの曲のソロはオペラティックな声でないほうがいいと思う。合唱団の女性はなんだかみんなお綺麗で見とれてしまった(左右のスクリーンで)。

大変理想的な演奏で、恐らく私がこのあと何回フォーレのレクイエムを生で聴きに行ったとしてもこれを超えることはないだろうと思う。同じメンバーならともかく。

が。

大変惜しいことに。私は一階の前から23番目の席だったんですけど。5000人くらい入るホールで(かなり席は埋まってた)そんなに悪い席ではなかったのですが。

私の隣の男性の方が(何かのアレルギーなのか精神的なご病気なのか)演奏の間中、ご自分の顎をカリカリ、カリカリとリズミカルに掻いていらっしゃるのが耳に付いて(ヒゲが伸びかかっているのか隣だと凄ーく聴こえる)。あまり演奏に集中できず。生演奏なのに、アナログレコードのスクラッチノイズが曲の間中入ってるみたいな感じ。ということで、物凄い感銘には至りませんでしたわ。 みっくみくにしてやるぅ~~

しかし、聴衆の皆さまは大変に感動されていたのが伝わってきました(羨ましい)。よい演奏会でした。アンコールあり。あ、あと忘れてたけど一曲目のデュリュフレもアカペラで大変美しかったでした。うまいのねこの合唱団。

Kc460166

他。ロビーにてAホール名物「作曲家絵描き歌」の方々が来ていて元気そうでよかった。毎年見るばっかりで何も買わなくてごめんね。

それと。楽しみにしていた屋台のご当地焼きそばを買ってみたんだけど、想像したより普通で。何がレギュラーのと違うのかわからず。それと・・・昨年来ていたタコス皮で包まれたラップサンドイッチみたいなのが来てなくて残念。アレ、美味しかったのになあ。

で、今年のラ・フォルなんとかはおしまい。皆さまお疲れ様でした!

icon icon

来年のLFJは、ナントと東京ではテーマが違うらしいです。じぇじぇじぇ、アメリカじゃないんだあ・・・がっかり。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

冨田勲 イーハトーヴ交響曲(Eテレ)

冨田勲:イーハトーヴ交響曲
日本フィルハーモニー交響楽団
大友直人(指揮)
初音ミク他
(Eテレにて全曲放送)

.
事前にドキュメンタリーを見てから、全曲放送を見ました。冨田さんの「惑星」を子供の頃聴いていたし(実は、オケ版より前に聴いていた)、「ジャングル大帝」も見てたので(再放送だが)冨田さんの音楽にはまあまあ昔から触れているほうだと思う。冨田さんご出演のタモリ倶楽部も見たし。

冨田さんは(moogシンセサイザーを個人輸入された頃から)「コンピューターが歌う」ことにかなりこだわっていらしたようで、「ゴリウォーグのケークウォーク」とか「惑星」とかでシンセサイザーが歌っている(とおぼしき)所も聞ける。が、それらはまだ「ピポッパピッポ~」みたいなのだけで、歌詞はなかった。

そこで(何十年も経って)登場したのが「初音ミク」ってわけですな。ああ、ミクちゃんの存在が冨田さんに伝わって良かった良かった、80歳にもなって夢がかなったのですね。何と幸運な出会い。

ということで、まあ・・・ちょっと「色もの」っぽい要素もあるような気がしたし、この曲で最初にミクちゃんが出てきた時に歌う「わったっしは初音ミク~かりそめのボディ♪」とか歌いだすのもちょっと・・・なんだかと(今さら自己紹介がいるんだろうか?とか、やや違和感)思ったけど、後半の方は結構いいなって思いました。

特に、銀河鉄道の夜のところ(動画では1:07くらいから)はダンスも歌も大変可愛かった。これは納得な感じ。ラフマニノフの引用はアレ?って思ったけど。




こうやって見てみると、マーラーが現代に生きてたら、こういうの使ってたかも? 千人の交響曲みたいなので使ってたら面白いかもな~とか勝手な想像をしてしまう。
この曲は歌詞が日本語でわかりやすいし、賢治の世界観も嫌いはではない。これはコンサートを聴きに行っても楽しめそうだ(券は取れなそうだが)。あんまり深く考えないで楽しみたいもの。

CD出てるけど映像あったほうが面白いと思う。

icon icon

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月 4日 (土曜日)

LFJ 2013 “ギターの誘惑”

Kc460162【荘村&尾尻&鈴木&大萩カルテット】
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
トローバ:ギター四重奏曲「版画」より
【尾尻&鬼怒&鈴木トリオ】
ミシェル・ルグラン・メドレー
カニサレス】
トレモロ、アレグリアス、ブレリアス
(即興とパルマ(手拍子)とともに)

カニサレス (ギター)
荘村清志 (ギター)
尾尻雅弘 (ギター)
鬼怒無月 (ギター)
鈴木大介 (ギター)
大萩康司 (ギター)
チャロ・エスピノ(パルマ)
アンヘル・ムニョス(パルマ)

.

5月3日の公演。ロドリーゴに続きまたもや同じホールでギターのコンサート。しかし今度はオケなしでギターのアンサンブル、最後はカニ様のソロである。

4人のギター奏者現る。一曲目の超有名曲は典雅な気分でたいへんよかった。しかし、二曲目はいかにもギターらしい感じの曲で気分はスペイン。なかなかいい曲である。

フェデリコ・モレーノ・トローバ(Federico Moreno Torroba, 1891年3月3日 マドリード - 1982年9月12日)はスペインの指揮者・作曲家。しばしばスペイン伝統の国民歌劇サルスエラの作曲家として活躍し、1930年代にその国際的な知名度の向上に貢献したにもかかわらず、こんにちでは辛うじてギター音楽の作曲家として名をなしているにすぎない。 (ウィキペディアより)

すっかりスペイン気分だったのに「いや、今日はフランスなんですよ」と、次はギター3人によるミシェル・ルグラン集。とはいうものの、「シェルブールの雨傘」と「華麗なる賭け」(曲名を家で調べたが合ってるかな?)くらいしかメロディ知らない。でもカッコ良かったな。

最後に、カニ様のソロ。最初は静かな曲想の即興曲を弾いていたのだが、そのあと凄くスタイルの良い、赤と黒の衣装を身にまとったカッコイイおにいさんおねえさん二人が登場。「パルマ」って役の人である。

手拍子だけなの?この人たち。

なんか手拍子って会社の飲み会の〆めで「いよ~、(チャン)」みたいなのしか思い浮かばない。まさか手をたたくだけに来日したのかこの人たち。疑念は広がるばかりである。

しかし、最後は手を叩きつつ足踏みしつつフラメンコを踊ったので、「あ。この人たち踊る人なんだ」と妙に安堵した。

いや~カッコイイ。カッコイイわフラメンコ。カニサレス素敵。めちゃくちゃ盛り上がった。クラシックではこうはいかんわ。すごくパエリアとかスペイン料理食べたくなった・・・けど残念なから明日の飲み会は韓国料理(しょぼ~ん)。

(↑アランフェス協奏曲より)

そのあと屋台村でインドカレーを食べた。ごく普通に美味しかったんだけど、こないだサントリーホールの屋台で食べたフィッシュのカレーには遠く及ばず。忘れられないわ、フィッシュ。

---

家に帰ってEテレ「にっぽんの芸能」を見てたら、子供の日特集で何か宮城道雄の筝曲「喜悦の波と花と」という二人で琴を弾きつつ歌う曲をやった。晴れ着の小学生?の女の子らが琴を弾きながら歌うんだけど、ハモったり掛け合いをしたりなかなか大変そうだった。5月なのに「あけましておめでとうございます」とか言いたくなった。この曲は妙に印象に残り、3回も聴いてしまった。ま、ロドリーゴと同じく盲目の作曲家で弦楽器繋がりってことで。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年5月 3日 (金曜日)

LFJ 2013 ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲

Kc460163ファリャ:7つのスペイン民謡
ロドリーゴ:アンダルシア協奏曲(4本のギターのための)

カニサレス (ギター)
鈴木大介 (ギター)
荘村清志 (ギター)
大萩康司 (ギター)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
ロベルト・フォレス・ヴェセス (指揮)

.
.

.

今年もやってきた、ラ・フォル・なんとか。
昨年、結構面白かったので今年も参戦。今年こそは友達を誘って行こうとしたのだが、ことごとく相手の都合が悪く。結局また一人で行った。他の日は別の用事で友達とたくさん会うのになあ。やっぱり人気ないの、クラシック。

とはいうのの。今年はおふらんす物なので、どうも私のストライクゾーンではない。普段私の聴いているおふらんす系と思われるものは、結構フランス人でなかったりする。スイス人だったりベルギー人だったりして。

ドビュッシーとかラヴェルは実はそんなに聴かない。ドビュッシーは自分でピアノで弾くのは好きだ。簡単なのなら。

自分的にストライクゾーンなアルカンだのタンスマンだのは券を買い求めた時点で売り切れてたし。えーと、トゥーランガリラはないのかえ?

っつーことで、今日はギターもの2件。こ、これは・・・ほとんどスペイン物ではないのか・・・。やっぱり苦手かも、おふらんす。

ギター物を選んだのは・・・(非常に間接的な理由なのだが)最近NHKでたまたま見た長谷川きよしさんのギターがかっこいいなあと思ったわけで。是非生でギターを聴いてみたい。でも、いきなり長谷川きよしコンサートは敷居が高すぎる(なんか別世界すぎてコワイ)。で、今回のLFJでの鑑賞に至ったというわけだ。

(と。。。何事もなく始まったようでそうでもなく。実は前のコンサートが押していたらしくなかなか中に入れず、30分早く行ったのに自分の席に着くのが演奏開始時間の何分か前という信じられない事態に。これってLFJでは普通なことなんでしょうか?前のコンサートは「動物の謝肉祭」だったんだけど、ついついアンコール何回もやっちゃったとか?亀さんの曲を普通の3倍くらい遅く演奏しちゃったとか?色々想像。)

本日の演奏会その①は。荘村さんを始めとする日本を代表するギタリストたちと、カニサレスっていうチョイ悪オヤジ系イケメンギタリスト(フラメンコもクラシックもイケるんだってよ)とオーベルニュ(美味しい水と民謡で有名な所)の楽団によるクラシカルな演奏会。

一曲目。ファリャ。どうも何か・・・アレだな。ファリャってあたしにとってはあくまでNHK「名曲アルバム」っていうか。演奏も「?」って感じ。こんなもんなのか。

で、メインのアンダルシア。あたしにとってアンダルシアは犬なんだけど、協奏曲もあるらしい。4人もギタリストを必要とするため、あんまり演奏されない。たまたま事前にYouTubeで(似たようなメンバーの)演奏を聴いてたので知ってたけど、この演奏会に行くことになる前は全然知らず。

http://www.youtube.com/watch?v=kEleJOiBFLM

曲はなかなかよい。そもそもギターの音はあまり大きくないものなのか?このコンサートではマイクで拾ってスピーカーを使用。ナマ音じゃないのか。正直最初は4人もギタリスト要るのか?とか思ったけど、第2楽章なんか結構素敵だなと思った。さすがロドリーゴ。

で、結局4人の中でも活躍するパートとそうでないパートがあるようで、カニサレス氏がやっぱり一番目立つパートを弾いていた。二番目が鈴木さんという具合。荘村さん(私が小さい頃にテレビで拝見してた方とは別人になっていた・・・カッコイイけど)大萩さん(外見的に物凄く私のタイプなのだが短髪になっててちょっと想像と違ってた)は地味目なパート。本当は知らない。

カニサレスさんだけ、足を組んで他の3人と構えが違い、ちょっと不良ギタリストに見えた。しかしまあ、これだけのギタリスト揃ってるのは贅沢に思った。

それにしてもギター弾く男ってなんであんなにカッコイイのかねえ。

---

本日2つ目のコンサートの感想はまた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

韓流ヴェーゼンドンク

そういえば、一昨年チャイコフスキーコンクールの声楽部門でぶっちぎり優勝した韓国のソプラノ Sun Young Seoさん(あたしがつけた愛称はバービーちゃん。お笑い芸人「フォーリンラブ」のバービーちゃんに似てるから)は元気かしら~?とふと思いだし、YouTubeで探したらいつのまにか動画が増えていた。

しかもなんとワーグナー。えええ、ワーグナー歌うようになったのかバービー。オケも指揮者も韓国人みたいなので、純粋に韓国製のワーグナーなのね、これ。 まあ、オール日本人ワーグナーだってあるんだからあっちにしては普通だよね。

R. Wagner - Wesendonck Lieder Part1
http://www.youtube.com/watch?v=2p53_4Flb-k

R. Wagner - Wesendonck Lieder Part2
http://www.youtube.com/watch?v=33jRkql1WRQ

Wagner : Tannhauser - Dich, Teure Halle!
http://www.youtube.com/watch?v=Buys0urFJSA

芸術の殿堂コンサートホール-水原(スウォン)市立交響楽団"芸術の殿堂交響楽祭り2012"指揮キム・テジン 共演ソ・ソニョン 演奏水原(スウォン)市立交響楽団
(翻訳ソフトによると)

いや、バービーちゃんの声はホントに素晴らしいんだけど、ワーグナーとなると何か(意外と)違和感が。彼女は修道女アンジェリカやボエームのミミ、またはサントゥッツァとかネッダとかイタオペの(しかもヴェリズモの)声だと思うんで。ヴェーゼンドンクもなんだかサントゥッツァみたいだなあと感じる(何か・・・ド演歌?)。私がCDで持ってる、ヴァルナイのサントゥッツァがどうしてもブリュンヒルデにしか聞こえないのと真逆。

考えてみると、バービーちゃんはドイツ留学(ロベルト・シューマン音楽大学)してるんである。グレース・バンブリーにも習っているのである。バンブリーと言えば、ヴェーヌス歌ってバイロイト出てる人である。あたしだってCD持ってるし。

イタオペ目指してるんなら、イタリアに留学するだろう。わざわざドイツに留学ってことは・・・バービーちゃんは最終的にワーグナー歌手、そしてバイロイトを目指してるんだろうか・・・もしかしてだけど。

Sun Young Seoさんのプロフィール(英語)
http://www.mengino.com/sunyoung-seo-2/sunyoung-seo-2.php

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年5月 2日 (木曜日)

働く者はブチ贅沢。

GW真ん中過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。

私は1日だけ本社に出社だったのだけど、遊びの予定が2日ほど空いていたので、他に1日倉庫作業することになり(自発的に)。

普段事務仕事で座ってばかりなので、たまには肉体労働もいいかなと(バイト感覚で。休日出勤手当も出るし)。

本社から、他の部署の社員の殿方たちと4人で車に乗って倉庫まで行ったのだが、最初は何だかドライブ感覚で楽しかったんだけど。

倉庫での作業も結構簡単で(高級輸入ソーセージのパックにえんえんとシールを貼るっつー作業)他愛もない話をしつつ、たまーに歌など歌いながら作業をしていたんだけど。(あたしは何故かヴェーゼンドンク歌曲を歌ってた)

さすがに冷蔵庫。やっぱり寒いのである。かなり重装備で臨んだんだけど(作業着の上に真冬のキルティングジャケットを着て中にヒートテックとババシャツとか着て)油断してた。髪を後ろに縛ってたため普段出してない耳が寒い。「耳当て」なるものは真冬でもしたことない(髪の毛が多いので必要ない)んだけど、あれはホントに欲しいと思った。ええ、ヴェーゼンドンク歌ってたのは「温室」が懐かしかったからですよ。

真冬に行ったウィーンやバンクーバーを思い出した。いやあれよりも寒かったかも。

その上、商品のソーセージがトンでもなく美味しそうで。カチンコチンに凍っていたのだが、「これ、絶対美味しいぞぅっ」って顔してた。ピンホールやシールはがれなどの不良品をはじいていたのだけど、こっそり持って帰りたい衝動にかられた(もちろん、そーゆーのも得意先に返さなきゃならんのでダメ)

ずっと立ちっぱなしなのと、低温度での作業なためなのか(生物学的にはよく知らんのだが)自分の体温を保つために非常にカロリーを消費する・・・気がする。昼食には大変不味いと評判のそこの倉庫の仕出し弁当をタダで出されたが、冷えてカチコチの大盛りご飯と、「もしかして刑務所並みかも?(経験ないけど)」と思うようなテキトーな味付けのおかずを全く躊躇せずに完食してしまった。味関係ないの、本当に疲れてる時って。なんでだろう。

午後になるともう、「いい加減勘弁してほしい」などと思うようになり。ホントに単純作業は飽きるんだよね。時計を何度も見ても針はなかなか進まないし。

でも。こういう仕事をするといつも思う。「こんな誰でもできるような仕事だって有り余ってるんだから、この世の無職の人は働けばいいのに(たとえ繋ぎでも)。」

冷凍庫に入ってみたり(「南極みた~~い!」とか叫んだけど、勿論南極も北極も行ったことはない)、ダンボールをえんえんと組み立てたりして、終了。本当にくたびれたし寒かった。最後の方半分泣いてた。

で。

やっぱりどうしても、ずっと見ていた高級ウィンナーが忘れられず。とくに、「ポーランドスタイルの味付けです」的な事が書いてある味のが欲しくて、翌日家の近所の輸入食料品屋に買いに行ってしまった。「月間お買い得商品」的な感じだったが、それでもあたしの普段食しているものとは段違いのお値段だった(でも、アマゾンで買うより200円くらい安かった)。

でも、あんなに働いたんだからいいよね。

ポーランドスタイルってどんなんだろ。そういえばポーランドの料理って全然食べたことないわ。

Kc460160

フツーにホットドッグにしてみました。高かっただけあってとてもジューシーで美味しかったのですが、どこがポーランドなのかと言われると「?」で。ボイルよりもバーベキューにして豪快に食べたほうがより美味しいかも。
他の味も食べてみたい。
.

-----

非常に「え?今頃??」の話なのであるが、「あまちゃん」は面白いな。前の「純と愛」が酷かったから余計に思うんだけど。主人公の女の子もとーっても可愛いけれど、何といってもキョンキョンがいい。

クドカンの書く「ちょっと大人の女性」はとっても魅力的に思える。
前に見ていた「11人もいる!」の死んだお母さん役の広末さんもとっても好きだった。小泉さんも広末さんもあたしは女優さんとしては特に好きでもなかったんだけど、この二人の役が大好き。「あまちゃん」にはまった人はぜひ「11人もいる!」も見てほしいな。

南部もぐりの先生役で、ダイナミックパパが出てて嬉しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »