社長と上辺だけの意気投合
昨日、ソームブチョーの壮行会があり。
私はソームブチョーとはそこそこ仲が良い。結構仕事以外のお話もしてて、彼は私のディープな趣味の本当に上っ面だけを理解しているんだけど。
そうそう、私のようなクラヲタは
「えー、オペラなんか行くんだ~~!すごおおおおおい」とか
「クラシック音楽なんかずいぶん高尚な趣味だねええ」とか
言われると(やや頭にきて)、どうしてもその相手とか距離を置いてしまう傾向がある。何も高尚とは思ってないもんでな。
ソームブチョーもそういう反応をする傾向の男である。でも。何だか彼はそんなにイヤミな感じでもなく、純粋にそういう人が珍しかったからそういった反応だったようで、しかも明るくて面白い人だったのでわりと仲良くしていた。
しかし。
私はどうも今の社長が苦手だ。ヨーロッパ勤務もしたことあり、そこそこ普通の知識はある感じだ。グルメでもあり。
私は・・・そういう人がかえってめんどくさい。そういうヨーロッパの話題を振られて、私は(酔っぱらってるととくに)ひけらかさなくていい知識まで披露してしまうので、相手に嫌な思いをさせてしまう(・・・と恐れているのであまり話したくない)。
で、昨日は。
ソームブチョーが案の定、社長に私の話題を振り始めた。「社長、この人は歌舞伎とかクラシック音楽のコンサートとか行ったりするんですよ、美術の学校も出てて、ゲージュツカなんですよ。社長とご趣味が合うんじゃないですか?」などと。
嗚呼。やめてくれ。
で、私はウィーンが好きという話をし(どこの都市が好きか訊かれたので)、ウィーンといえばザルツブルグの話に移り、そうそう、ザルツブルグといえばモーツァルト(あたしゃ苦手だよ~~)、そして「サウンド・オブ・ミュージック」の話になり。
そんで、社長がこのミュージカルの一節「なんちゃらシックスティーンなんちゃらセブンティーン♪」を歌いだしたので、「あああ、それ私知ってます知ってます!(基本じゃ)」と調子に乗り、一緒に歌い始めた私。
よかった~~~当たり障りのない映画の話題ブラヴォー。ホントに上辺だけ意気投合して(だのに、周囲はすご~い高尚な話題で盛り上がっていると思っている)、とりあえずめでたしめでたしであった。ああ、しんど。
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