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2012年10月28日 (日曜日)

隅田川+カーリュー・リヴァー(藝大奏楽堂)

Maejima460x305_2<能「隅田川」>
シテ:関根知孝  ワキ:宝生閑  ワキツレ:野口能弘
笛:藤田貴寛  小鼓:曽和和博  大鼓:國川純  後見:武田尚浩、藤波重彦
地謡:岡久廣、津田忠、浅見重好、野村昌司、清水義也、坂口貴信

<ブリテン:教会オペラ(教会寓意劇)「カーリュー・リヴァー」>
指揮・オルガン:ドミニク・ウィラー 
演出:デイヴィッド・エドワーズ、関根知孝
テノール:鈴木准  バリトン:福島明也、多田羅迪夫
バス:伊藤純  ボーイソプラノ:東京少年少女合唱隊員
合 唱:東京藝術大学音楽学部若手研究者・大学院生等
器楽奏者:東京藝術大学音楽学部若手研究者・大学院生等

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見てきました・・・というか大変なものを見させて頂きましたという感じ。先日見た「ピーター・グライムズ」に続いてブリテンのオペラだけど、同じくらい素晴らしかったでした。

過去記事:ブリテン/カーリュー・リヴァー

お能の隅田川にインスパイアされて誕生したという教会オペラ。ところで私がお能を観たのって今までたった3度である。今回で4度目というわけか。(中学校の体育館に来てくれた「能楽教室」などは除き)

喜多六平太記念能楽堂 (うちから近かったのと、ちょっと興味があったので画学生時代に友人と行った。狂言が面白かった。)

宝生能楽堂 (文京区主催の能楽教室にハガキを出して当たったので行った。かなりの倍率だったらしい。とっても面白かった。)

観世能楽堂 (「隅田川」と「カーリュー・リヴァー」のコラボ公演。)

でも、一生能楽堂なんか行かない日本人が圧倒的に多いと思われるので、結構行ってるほうじゃないかな、能楽堂(←どっちなんだ?)。

で、今回の公演で頂いた解説書には、ブリテンが「隅田川」を観た能楽堂は水道橋能楽堂とあり、これってすなわち宝生能楽堂のことであろう。(で、ブリテンはどうしてももう一回観たくて帰国前に観たのが観世会館ってことだけどこれって観世能楽堂とは別なのかな?どうなんだろう。)まあ、とにかくブリテンがどこで隅田川を観たのか今まで知らなかったので、自分の行ったことある能楽堂で観たってことで(あんまり関係ないかもだけど)、ちょっとまたブリテンが身近に感じられた。

20120905 で、今日の公演はこのオペラが初演されたオーフォードの聖バーソロミュー教会(と、ロンドンの教会)で今年上演されたものと同じものが上演されたようです。まあ、細かい事を言うと全く同じ演奏者ではないようですが(ボーイ・ソプラノと合唱以外は一緒らしい)。

英国公演のHP(英語)

上記のように私は一度この形態(能とオペラ)で観てるわけなんだけど、今回のほうがとても印象深い上演だった。能は演奏のこととかわからないので何とも言えないんだけど、オペラに関しては物凄く素晴らしかった。ソリストが名のある方ばかりだったからかもしれないけど。

で、ブリテンはどうしてこれほどまでに「隅田川」に惚れこんだのかなあ・・・と考えながら観てたんだけど、お能って私のような日本人にもやっぱり眠いんだよね。途中までホントに辛くて、寝ないように寝ないように頑張ってた。やっと墓の中から男の子の声がするあたりで目がぱっと覚める感じで。で、ブリテンはおそらく大人の声の中から少年の声が聞こえてくる瞬間がすごく気に入ったんじゃないかなあと、思った。アレは結構クルものがある。ああいう使い方は西洋音楽では今までなかったのかもしんないし。

今回、お能に字幕がつくのって初めてで。「隅田川」は一回観てるはずなんだけど、何を歌っているのかさっぱりわからなかったので、今回は有難かった。自分、毎日隅田川の橋わたって会社に通ってるので、地名とか出てくると「あー」とか思ってしまう。東雲(しののめ)とか。

「能ってどこで拍手すればいいのだろう?」、と悩みながら終わり。休み時間にバームクーヘン食べて、席に戻ると舞台は今までの能舞台風味から一転して今や東京都で問題となっているゴミ屋敷?に変身。いや、そんなはずでは、オペラの舞台がゴミ屋敷なんて、などと焦りながらもオペラ開演。登場人物は何だかホームレスの風情。「教会オペラ」って何処行っちゃったの?

まあ、演出は気に入らなかったんだけど、ソリストの皆さまの歌唱・演奏は本当に素晴らしく。ベテランの歌手の方々(福島さん、多田羅さん等)は勿論素晴らしかったけれど、何と言っても主役の狂女役の鈴木准さんは、さすがブリテン研究をされている方ということで、歌唱は(ピアーズに慣れてても)違和感なく耳に入ってきたし、歌い回しとか自然だったし、大変な美声だったし。とくに息子の死を知ったあとの嘆きっぷりは見事でちょっと涙が出てしまったほど。スカート役なんだけど、ロングヘアとか化粧とかとっても似合っていたし、そのへんのテレビ出てる女装家の方よりよっぽど綺麗だったなあ、遠目に見て。

ブリテンのオペラって全体的に演奏・歌唱が難しいと思うんだけど(音、取りづらくね?)、そんな中ボーイ・ソプラノの子はうまくてとても感心した。あんな舞台で・・・あがらないのかなあ?

最後は、拍手大喝采でみんな大変感銘を受けたようだった(たぶん)。ただ、私は前から23番目だったんだけど、うしろの列のご婦人がた(私よりご高齢)のひそひそ話がオペラ上演中ひっきりなしで、何度も振り返って見たりしたんだけど。最後のほうは帰るしたくをし始めたようでカバンのチャックを開けたりビニール袋をがしゃがしゃしたり大変迷惑だった。でもこんなトコに書いても本人がこれを見ることはないので、しかたないのだが。いつも思うが、席順というのは運だと思う。こないだの「ピーター・グライムズ」の時はホントに恵まれてたなあ。

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迷惑TBがまた来るようになったので(今時何やってんだろうねこの人)、すいませんがしばらくTBは閉じさせていただきます。公演に関するコメントはお待ちしております。

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ショルティ/バイロイトのリング(1983)

子供の頃聴いた音楽(歌謡曲・ヒットソングの類)ってテレビとかで聴くととっても懐かしいとか昔を思い出すわとか、普通の人は思うんだろうけど。

残念ながら私は子供の頃から重度のクラヲタだったので、いくぶんそんなノスタルジー感が薄い気がする。

しかし。

たまたま。ネットでバイロイトでショルティが指揮したリング(音声のみ)がUPされたのをみつけた。で、若々しく輝かしい声のベーレンスやイエルザレムの声を聴き、どうしようもないほど懐かしい気がした。なんかなあ、タイムカプセルとか開けたみないな。聴いてて胸が苦しくなるくらい。まだ自分が全曲盤を入手する前で、あらすじとかあんまりよくわからずに聴いてた子供の頃の自分を抱きしめたくなる。

あたしがロンドンで見聴きしたベーレンスは(十分素晴らしかったけど)もう盛期を過ぎてたので・・・こんなじゃなかったなあ。バイロイトの頃のベーレンスの声は本当に輝かしくて眩しいくらい。まだ全部聴いてないけど、おいおい聴いてみようかなと。

ダイナミックでやや一本調子な指揮もいかにもショルティ。ショルティを悪く言う人もいるかもしれないけど、あたしのリングの起源はショルティ。懐かしいよう。当時、バイロイトでの演奏は確か全曲盤出るはずだったのだが中止になったんだっけ。キャストがあまりに(あのスタジオ録音と比べて)弱いので・・・という理由だったような気がするが。今聴くとホントに・・・昔はこんなんで弱小だと思われてたんだなあと・・・しみじみ感慨にふける私であった。

ラインの黄金
http://www.youtube.com/watch?v=c_jfE2XUDug&feature=plcp

(あとは探して下さい・・・)

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2012年10月26日 (金曜日)

巨匠たちの英国水彩画展

Pic1 文化村のザ・ミュージアムで絶賛?開催中の英国の水彩画の展覧会に行ってきた。しかしまあ、金曜の夜だというのに(私は勤め人なので夜遅くまでやってる金曜に行くことが多い)あんまり・・・混んでない。20日に始まったばかりだからかなあ。

いつものように、近くのチケットショップに行って券がまだあったので購入。なかなか安く手に入った。・・・いいのかなこんなこと書いて。

いかにも・・・英国の水彩画展というのは(東京・渋谷で行われるものにしては)地味である。しかし、(わたしにとって)英国画家の代表であるターナー、ミレイ、ロセッティやバーン=ジョーンズなどが展示されるとあっては行かないわけにはいかない。

英国のこれらの画家は、実は私は実際にロンドンに行って山ほどある美術館めぐりをしなければ、完全スルーして人生を終わるところであった。ターナーはテートギャラリーのターナーの部屋で山のようにある海や嵐の絵を見て、ホントに立ち尽くしてしまうほど感動して、いっぺんにターナーを好きになった。ロセッティは、あのファム・ファタルのような美しい(でもなんだか顎のしゃくれた)女性たちを見てとりこになった。ミレイはやっぱりオフィーリア(日本でも見たけど)であろう。ホント、テート・ギャラリー良かったなあ。生きてるうちにもう一回行きたい美術館のひとつ。

(ロンドンに実際行かなければ、きっと好きにならなかっただろうなあと思うのは、英国音楽と同じかも。エルガーもブリテンもウォルトンもRVWも、英国に行かなければずっとバカにしたまま一生を終えたんだろうなあ。しかもロンドンでは全然英国音楽聴いたことないんだぜ、2回も行ったのに。)

ということで、今回の絵画展。はじめのほうは全然知らない画家。かなり昔なので絵の具があんまりよくないらしく退色しているような。くすんだ青と茶色の絵ばっかり。地味である。たまに「おお」と思うような迫力の絵もあるけど・・・大体地味。写真のなかった時代の旅行の記念の、いかにも「売り絵」であり。それで財をなしたとか、絵の先生だったって人も多い。

それらでもまあまあ感心して見てたんだけど、ターナーの水彩画が出てくるととたんにもう格の違いを感じてしまう。雲とか光の感じとか、もうやっぱりターナーである。なんだろう、あれは。私もこんなふうに描けたらいいなとか思ってしまう、描けないけど。

Work_pic8_2  ロセッティのファム・ファタルな女性の絵も見れたのでとてもうれしかった。見入ってしまった。しかしあの時代の象徴派に出てくる女性ってのはなんでみんな顎がしゃくれてるのかしら。あたしの大好きなあのクノップフの描く女の人もみんな顎が立派なんだけど。ねえ?

ということで結構見ごたえのある展覧会でした。グッズはあまり惹かれず。リバティ柄の手提げを買おうと思ったのに、マチがなくてイマイチ使いづらそうでやめた。それより展覧会場にあった「いちご泥棒」柄のソファーが大変気になったんだけどわざわざ作ったのかな? 

しかしいつもある奥のレギュラーな売店であたし好みのハンカチをみつけてしまい、3枚も買ってしまった。ああ、「コドモノクニ」関係をあたしに見せちゃダメよ。つい買っちゃうもの。うう。

というわけで、ちょっと券が安くなったぶんで?サブウェイのサンドイッチを買って帰ったんだけど、タンドリーチキンサンド美味しいのねえ。初めて食べたわ。

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あさって芸大にて「カーリュー・リヴァー」なんだけど、同じ日にサントリーで「ベルシャザール」ってのはどういうわけ??英国音楽ファンとしてはとっても悔しいんだけど。何で同じ日なのさああああ。時間的にも微妙に重なりそうでハシゴは諦めた。どっちもあんまり日本でやんないのに。しくしく。

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2012年10月14日 (日曜日)

イジス写真展-パリに見た夢- <日本橋三越>

Pic01 会社の取引先より招待券を頂いたので、友人と出かけてきました。デパート主催の写真展ということで全く期待してなかったのですが、なかなかどうして。かなり見ごたえのある展覧会でした。意外に混んでいました。

(ちなみにこの展覧会が終わったあとの次の催し物は「ビートルズ展」なので、お好きな方はぜひお見逃しのないよう。かなりマニアックな感じです。)

イジスって写真家は私は全然知らなかったのですが、よくこの手のパリの風景の白黒写真展ではありがちのドアノーとかカルティエ=ブレッソンとかと同時代のようです。しかし、ドアノーの写真はちょっとシャレオツな感じなのですが、イジスの写真は少し違う。なんだかな~そのヘンで寝てる人の写真が多いなあって印象。浮浪者とか。昼間っから酔っぱらってねっ転がってる人とか。

というのも。
イジスって人はちょっと内気な人だったんだそうですよ。だから街の人物の写真でも寝てる人とか、遠くから(たぶん本人の許可を得ないで)撮った写真が多い。

写真家って人間を撮ることが多いじゃないですか。人を撮るのって対人関係も重要なのです。あたしが写真家にはなれないなあと思うのは、ホントに人見知りなので人間を写したくても・・・声をかけることができないから。写真結構好きなんだけどね。

アラーキーとか篠山さんとか、とっても人を乗せるのが上手でしょう?あれはやっぱり写真家としての大きな才能のひとつなんだと思う。

Pic02 今回の写真展では、シャガールのあの有名なオペラ座の天井画の作成風景の取材写真が何枚かあり、かなり貴重。あの天井画作成で唯一取材を許されたのがイジスらしいので。

ちなみにシャガールのコーナーはカラー写真がほとんどです、だってねえシャガールはカラーで見ないと意味ないもんねえ。
シャガールは若いころはイケメンだったけど、ジジイになってからのシャガールもカッコイイ。赤いチェックのシャツとかカワイイ。

かなりたくさんのパリの写真とロンドンの写真、イスラエルの写真、あとサーカスの写真とか。かなり盛りだくさん。写真展なので売店の絵ハガキも充実。どれもステキ。私は買わなかったけど友人は何枚か買ってた。

Kc460061_2 さて私にとって日本橋三越といえば「カフェ・ウィーン」。
ウィーン風のケーキが頂けるのは、私の行動範囲内ではここだけになってしまった。
王道のアプフェルシュトゥルーデルとメランジェとセットで。銀のお盆に乗せて、ヨカナーンの首・・・じゃなくてウィーンのケーキ。ああ、日本一うまいぞカフェ・ウィーンのケーキ。しかしたまに食べるからいいのであって、一年に一回くらいでいい。

さて、せっかくの日本橋なのに友人は前々日にじんましんを発症したとかで夕飯食べずに帰るという。かくいう私もピーター・グライムズで感動しすぎて風邪をひいているので、早々解散。お弁当を買ってとっとと帰った。

たまには贅沢をしてなだ万のお弁当。1050円。

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2012年10月 8日 (月曜日)

新国立劇場/ピーター・グライムズ

Kc460060 ベンジャミン・ブリテン:歌劇「ピーター・グライムズ」

ピーター・グライムズ/スチュワート・スケルトン
エレン・オーフォード/スーザン・グリットン
バルストロード船長/ジョナサン・サマーズ
アーンティ/キャサリン・ウィン=ロジャース
姪1 鵜木絵里
姪2 平井香織
ボブ・ボウルズ/糸賀修平
スワロー/久保和範
セドリー夫人/加納悦子
ホレーズ・アダムズ/望月哲也
ネッド・キーン/吉川健一
ホブソン/大澤建

新国立劇場合唱団
リチャード・アームストロング指揮/東京フィルハーモニー交響楽団 

(新国立劇場・オペラパレス)

今日、見てきました。
ブリテンのオペラはこの国では上演率がホントに低いので、東京で上演されるならできる限り観てきたつもり。でも、今まで観たのって4つくらい。
・真夏の夜の夢
・ねじの回転
・カーリュー・リヴァー
・ヴェニスに死す

・・・かな?忘れちゃったのもあるかもしれない。

「ピーター・グライムズ」は生で観るの今回が初めて。映像ではブリテン指揮でBBCテレビ制作(ジョン・カルショー)によるDVD、あとメトの舞台を銀座の映画館で観た(見事にガラガラで3~4人しかいなかったっけ)のくらい。CDはブリテンの自演のみ。

ブリテンの指揮によるDVDは本当に素晴らしい。演奏もCDよりやや緊張感があるし、エレン役のヘザー・ハーパーの美しい声といったら。聴いていて心が洗われる。今回予習でさんざんDVDを見聴きしたあと、CDを聴いたらなんだか悲しくなった。クレア・ワトソンも決して悪くはないんだけど。ただ、DVDは音声がモノラル(哀)。あと、海の描写がとても貧しい(布がぷかぷかと浮き沈みする。ドリフのコントみたい)のが気になる。でも、このオペラが好きな人は是非観て欲しいです。

さて。今日の上演。本当に素晴らしかった。演出あんまり色々とこちゃこちゃやってないくてシンプルなので良かった。もうね、何か読み変えとか時代を移すとかやめて欲しいよね。正攻法が一番よ。

セットとかホントに簡素。ほとんどが四角のドアとか壁とかで表現される。舞台は傾斜していて地面が丸見えなもんで(私は2階席左側一列目だったので、余計よく見える)バミってるカラーテープがとてもよく見え。小道具もごくごく最低限。

衣裳も主役以外みんな同し。女性はほとんど喪服っぽい。いのしし亭のパーチーのときに赤い服かなあ?ってくらい。これは無個性でみんな同じ穴のムジナっぽい感じを表しているのかな?集団至上主義みたいな。

ところで。
ブリテンのオペラって、比較的好きなあたしが言うのもかなり申し訳ないけれど、耳で聴いているだけだとあんまり・・・面白くないのである。筋も男女の恋愛ものは皆無だし、ラブストーリー好きな女子向きではないのよねえ。美しいメロディはないし(ただ、ブリテンは言葉を音楽にのせるのがうまいのかなあと思う。例えば♪ア・ジョークス・ア・ジョーク、なんちゃらとか♪オールドジョーなんちゃらとか。音楽的に印象に残る部分が何か所かあり)。でも舞台で生で見聞きするとCDで聴くより何倍も面白い。

今日もだったけど、舞台では観て行くうちにどんどん引き込まれていくのだ。これって(おそらくブリテンがお手本にした)ベルクの「ヴォツェック」と似てる。まあ、演奏にもよるけどね。あと、いつも思うけど場面をつなぐ間奏曲がカッコイイってとこがベルクのオペラに似ている。

今日の指揮者は全然初めて聴く人だ(とか書くと、意外とCD持ってたりするので油断してはいけない)が、指揮に緊張感がありとてもよかった。素晴らしい指揮者。きっと英国音楽の経験の足りない指揮者がやったら凄く間延びしたものになったろう。今日はブリテンの音楽しか感じなかった。東フィルさんもかなり頑張ってたと思う(いつも偉そうですいません)んだけど。例えば間奏のどこかで金管楽器が「ピロピロピローン」とカッコよく演奏しまくるところがあるじゃないですか。あそこはもうね、CDとかだとホントに英国独特のブラスっぽい音がするんですが・・・いやそれを求めては。ワガママというものです。

合唱団、いつもながら素晴らしい。この曲とても難しいと思うんだけど凄く圧倒されました。でも・・・アンブロジアン合唱団に慣れちゃうと(うますぎてかえって不自然なくらい)・・・いやいやこれもワガママです。

ああ、そうそう歌手の皆さまですが。ピーター役のスケルトンという人は初演者のピアーズとはかなりキャラクターが違うのだけど、本来の無骨な漁師って意味ではこっちのほうがアリなんだと。ピアーズは・・・スマートで優しげな、いかにもエゲレスのゲイのおじさんて感じでちょっと違和感あるんだな。スケルトンさんは堂々たる体格で、いかにもヘルデンテナーな感じ。声もしなやかな感じで(ワーグナー歌うとまた違うのかな?)迫力もあったし良かった。大喝采を貰っていた。

エレン役のスーザン・グリットンもかなり熱演だったけど、ああ、いかんせんハーパーに慣れてしまうと普通に聞こえてしまう。ハーパー・ラヴなあたし。

英国を代表する名歌手、キャサリン・ウィン=ロジャースが来てくれたのはホントに嬉しい。ロンドンでのリングの時にエルダと第一ノルンとか歌ってた歌手である。ロンドンはずいぶん前の話なんだが、元気そうでよかった。かなり・・・ふくよかなんだなあというのが改めての印象。やっぱり歌うまいなあと思うけど、もうちょっと歌うとこ多いといいな、なんて。

ジョナサン・サマーズって歌手、昔からいろんなとこで見かけるなあという印象。ものごころついた頃から色々な録音で(雑誌とかカタログとかで)目にしたけど、息が長い歌手なんだなあ。

日本人。望月さんとともに高橋淳さんの出演を楽しみにしてたんだけど、残念健康上の理由で交代。芸達者な彼だからちゃんと出ていたらずいぶん印象に残る演技をされたに違いない。でも、代役の糸賀さんもかなり印象に残った。いい性格テノールになりそうな予感。

望月さん。彼はホントにブリテンの世界に合っている声をしているよ。もっとブリテン他イギリスものをやってほしいです。

加納さんは、麻薬中毒のおばあさん役で気の毒な感じがしました。好きな歌手さんだけに。

それから、こないだサントリーホールただで入れる日のオペラコンサートに出演してはった吉川さんが出演してて嬉しかったでした。

そんなこんなで。
地味で一般受けしそうもない曲なのに、最後はかなりの喝采でちょっとびっくりでした。人は全部入ってたんだろうか(何故かあたしの隣はあいてた。快適)。ロビーはあまりに混んでいて休み時間のおやつのとき座れなかった。何この大盛況。

(いやいや、意外と日本人に受け入れやすいテーマだったのかも? エゲレスと同じく島国に住む日本人だからわかる感覚がこのオペラにはあるなあと。海は荒れると恐いもの、津波や嵐を本当に恐れていること、でもここを離れることはできないこと。観客の皆さんは身に沁みてわかった感。ふむふむ食いついていたのがあたしにも分かった。)

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オペラとは関係ないけど。
初めてコンタクトをして出かけた。
実は私は片目だけもの凄く悪くて(0.1ない)、片目は1.0くらいあるんだわ。なので片方だけコンタクトすればいいわけよ。あー、もう両目ぶん買って損した~。(かたっぽだけ作るってアリなのかね?逆に)

かたっぽだけレンズすると、なんだかちょっと隻眼っぽくて(いや、全然見えないわけではないので違うんだけど)ヴォータンみたい(はあと)なんて思ってしまうのである。(←バカ)

コンタクトレンズでオペラ観ると、メガネの枠が見えなくてとっても快適。そうよ、もっと昔は裸眼で観てたんだからね。メガネかけて観てた今まではちょっと損してたかも。しかし、まだちょっとなじんでなくて・・・少し痛い。

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2012年10月 6日 (土曜日)

くいだおれお土産

友人が先日の大阪旅行で買ってきてくれた。(コンタクトのおかげで写真のピントが合ってない。明日メガネ屋に相談に行かないと)

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くいだおれ太郎プリン。堂島スウィーツとコラボしましたとある。堂島スウィーツ食べたことないけど美味しいのかな?まさしくパッケージ買いといえよう。

中身はこんな感じ。

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プリンがくいだおれ太郎のお帽子をかむっている。お帽子は会社のあたしの机の上で飼っているパンダくんにかぶせようと思う。
おまけにくいだおれ人形のマグネットも貰った。大阪お土産天国だ。

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袋もこんなに可愛い。 大阪行ったことないけど、行ったらたぶんホントに食い倒れ(飲み倒れ)すると思う。たこ焼き食べたい。

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はて、そろそろピーターの予習をしないと。予習するほどのあらすじでもないけど。

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2012年10月 3日 (水曜日)

コンタクトができた。

コンタクトができてきた(本当は日曜日にできてたのだが、取りに行けなかったので)。

しかし・・・とても目に入れづらい。やっと目に入ったはいいが、なかなか黒目に乗っからない。
しかし、ちゃんと黒目に乗っかると意外と快適。まだ多少ごろごろするが、痛くはない。

パソコンの字はよく見える。しかし、とってもとっても細かい字は見えない。メガネ屋も言ってたけどコンタクトでも見える限界があるのだろうか。給与計算期間中はメガネ着用になるかもしれん。

映画や観劇はよく見えそうな予感。

ひさーしぶりにメガネなしすっぴんの自分の顔を見た。昔より目が大きくなっていてちょっと驚いた(昔は一重まぶただったので。自然に二重になった)。

着脱がちゃんとできるようになれば、そのうち会社にもしていけるだろうと思う。メガネのほうがいまのところ楽だ。まだコンタクトしたうえに化粧をする自信がないので会社にしてくのはまだ無理。

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10月になって会社の人員に入れ替わりがあった。前の席の(ちょっと・・・かなりイケてない)男子の転勤がきまった。代わりに細身小柄のイケメンの男子がきた。メガネをかけるとかっこいいが、既婚者なので・・・あたしゃ別に。しかし、メガネフェチのあたしは天国。

昨日は歓送迎会だったのだが、細身小柄のイケメンはタバコを吸う人だったので(たまたま)隣に座った私は大変苦しんだ。こりゃこいつを飲みに誘うことはないだろう。まあ、誘ってもばっさり断られそうだけど。

酒席で彼に何か話しかけなきゃと思ったので、「AKBで誰が好きですか?」と聞いたら「大島優子ですねえ」と答えた。あたしは「峯岸みなみちゃんがいいなあ」と言おうと思ったら、つい名字を忘れてしまったのでやめた。いざとなると頭が働かない・・・普段の学習はどうした。悔しい。

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