「じょじょえん」とは何であったのか。
最近、ウチの事務所は「木曜日はノー残業デー」ということが勝手に決まったのである。でも昨日は残業したけどねえ。
で、その事を踏まえて。
昨日の朝。
会社で私の斜め前に座っているブチョーの(熱い)視線をちらちらと感じる。何かイヤーな予感がしたのだが、案の定。
ちょっとふざけた内容で(でも笑えない)、来週のノー残業デーの「じょじょえん」への誘いのメールが会社メールソフトに入っていた。
ぎょええええええええ
・・・と心の中で叫び、「おかしい、『じょじょえん』への誘いはこないださらりと断ったはずだったのに。聞こえなかったんだろうか」とちょっと脳内パニック状態。どうしたらこの緊急事態を乗り越えられるのか、そればかりを考え。午後には来週にやってくる健康診断のための医療機関の先生とのミーティングがあったのに、もう全くの上の空。
どうしよう、どうやって断ろう。ノー残業デーのばかあああああ。
で、この恐怖メールが送られたメンバーを見ると、私の他は「イケてない男子(31)、ケーリの女の子(20)」であった。
まあ、まずはケーリの女の子に「どーする?(どうやって断る?)」メールをする。
彼女も勿論行く気はなく。過去に何度かブチョーの飲み会の被害に遭っている女子の一人。つか、女子圧倒的に少ないから被害集中(従順な女子のみ。気の強い女子は最初っから断られるからブチョーから誘われない)。
まあ、二人とも行かないって決めたので少し心強い。あとはどうやって・・・何を理由に断るかだ。その日はその宿題を持って帰って一晩じゅう考えた・・・っつーのは少しウソで寝てしまった。
何でこんなことで悩み苦しまなければならないのだろう。人の誘いを断るのがこんなに苦しい事とは。嬉しい美味しいだけのはずの「じょじょえん」なのに(しかも100%おごりだぜえええ)、こんなにしんどい思いをするとは。行ったこともないのに既にトラウマ。私にとって「じょじょえん」って何だったんだろう。
「どうしても気が進みません」以外の理由をなんとか。なんとか?
そうだ。
ふと思いついた。私は実は来週の健康診断のためにダイエット中なのである。課会でも宣言してある(そんなこと会議で宣言するのもどうかと思うが)。「じょじょえん」の日はもう健康診断は終っているけど、ダイエット続行ってことでいいじゃないか。ということで。
「せっかくのお誘いですが小生現在ダイエット中のため、肉は控えております。ということで申し訳ありませんが、ごめんなさい。」
といったメールを入れておいた。みるみる変わるブチョーの顔色。そして悔しげな返事メールが。いつも(無意味に)明るいブチョーがその後ずっと不機嫌。
でも、あたしの心はびっくりするくらい明るくなった。どうしてこんなに悩んだのだろう。もっと早く断ればよかった。もう誘ってこなきゃいいな、と思う。
そして、「自分が楽しければ相手も楽しいに違いない」などと勝手に思っているブチョーに怒りを感じるとともに・・・ちょっとだけ不憫に思った。自分も今後(そうならないように)気をつけようと思う。
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