
ヴォーン=ウィリアムズ(RVW):ロンドン交響曲
サー・エードリアン・ボールト指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1971年3月1,2日、キングズウェイ・ホール、ロンドン
1.Lento - allegro risoluto
2.Lento
3.Scherzo (Nocturne) Allegro vivace
4.Finale: Andante con moto - maestoso alla marcia (quasi lento) - allegro - maestoso alla marcia - Epilogue: Andante sostenuto
もうすぐロンドン・オリンピックだが、どうも開会式の制作をする人は映画監督ということで(しかも音楽は最新のミュージシャンのものになる?ような気配)音楽的にはあんまり期待してない。英国のイナカをイメージしているっていうのは(写真で)見たけど。前回のカナダ・バンクーバー開会式がかなりヒドかったので、今度は頑張って欲しいなあ、なんたって大英帝国だもん。
しかしまあ、あたしは勤め人であるのでそんなにすべての競技を見られるわけではない。しかも地デジしかないし。だもんで、オリンピックのために「全チャンネル録画機」のようなものを買った。なんという贅沢なのだろう(貧乏なのに)。現在試運転ということで年がら年中録画機が回っている(夜中ちょっとうるさい)。そして残業しようが夜中ゆっくり寝ようがあとからテレビは見ることができる(8日くらい有効)。
しかし電気代はバカにならない(と思う)ので、オリンピックが終わったら普通の録画機として使おうかなと思う。そもそもそんなにテレビを見る人間じゃないので(せいぜい夜中はマツコさんかさま~ずの出る番組しか見ないし)。オリンピックは日本人が出る競技だけ見ればいいのである。ディーン元気くんと体操の内村くんの眩しい笑顔と胸板が見れれば・・・いやそれだけでもないけど。
さてロンドンにちなんでロンドン交響曲。しかし(あたしが思うに)日本ではこの曲は・・・とRVWはあんまりポピュラーではない。「イギリス」を表す音楽でテレビでよく流れるのはやっぱりビートルズかエルガーの威風堂々ばっかりだ。グリーンスリーブスとかも・・・ないなあ。
クラヲタの皆さまの家の棚には必ず眠っていると思われるボールトのEMI全集より。日本盤解説付きを持っている私は勝ち組である(誰もそうは思わないけど)。
こんな地味?作曲家の味わい深い豆知識を若干載せてみようと思う。
<RVW豆知識>
・幼少に父が他界、母方の祖父母に育てられたが一族はとっても裕福で、幼少の時音楽に興味を示すと家にパイプオルガンが備え付けられた。
・RVWのママの実家はダーウィン家とウェッジウッド家と繋がっていて、ママは小さいころチャールス・ダーウィンとみみずをとって遊んでいたそうだ。
・ケンブリッジでは「魔法サークル」に入っていた。
・若い頃、教えを得ようとエルガーの家を訪れたのだが、アリス夫人に「夫は忙しすぎてあなたにレッスンなどできません」と追い返された。
・85歳と長生きしたが、生涯を通じて勤勉だった。入院中も時間がもったいないとクラリネットを習ったりしてた。死去の日も最後の交響曲のレコーディングに携わっていたという。
(マイケル・トレンド著「イギリス音楽の復興」より引用)
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ロンドン交響曲は、(二度の旅行で)ロンドンの喧騒を体験したことあるあたしには第1楽章は「ああ、そうねえ、そんな感じもするわねえ」とか思うとこもある。でもちょっと時代が違うからなあ。交通手段もちょっと違うかもね。
あたしがロンドンでよく覚えているのは、HMVに行った時にクラシックコーナーでメガネのオタクおにいさんたちが床にべったり座りこんで(欧米では本屋やCD屋で床に座るのは普通だ)音楽談義をしていて、なんかすごくあたしと同じ匂いを感じて、英語ができなかったのが凄く悔しかったことだ(英語さえできれば、普通に会話に混じれるだろう)。
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最近、楽しみにしていたことがキャンセルになることが多く、ちょっとヘコんでいる。友人と楽しみにしていた映画も前日キャンセルになり、来週楽しみにしていたカチョー等お気に入りダンスィたち3人との飲み会もカチョーの都合でナシになった。もしかして、ブチョーの焼き肉を断ったことの呪いかもしれない。なかなか自分の楽しいことって実現しないなあと思う。