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2012年7月 8日 (日曜日)

プッチーニ/トスカ  レナータ・テバルディ(1955)

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プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲

フローリア・トスカ:レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マリオ・カヴァラドッシ:フェルッチョ・タリアヴィーニ(テノール)
スカルピア男爵:ティト・ゴッビ(バリトン)
チェザーレ・アンジェロッティ:マイケル・ランドン(バス)
堂守:グウィン・ハウエル(バス)
スポレッタ:デイヴィッド・トゥリー(テノール)
シャルローネ:ロナルド・ルイス(バス)、他
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ(指揮)

録音時期:1955年6月30日
録音場所:コヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス
録音方式:モノラル(ライヴ)
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先日のチョーチョーさんからやっぱりブッチーニっていいな、なんて思いつつあいかわらず大量にある未聴のCDの中からこれを発見。 トスカはカラスの有名な全曲しか持ってなかったな、そういえば。

今回はカラスのライバルとして有名なテバルディのライブ。二人とも世紀の大歌手として名高いが声とか外見とか見事に全然違う印象。二人ともかなり舞台映えする容姿の人だが、カラスは「ギリシャ系の濃い顔」、テバルディは「イタリア人にしては比較的薄い顔」としてあたしの頭にある。そんで声と顔が比例してる気がする(なんとなくだけど)。

ドイツものが好きすぎてイタリアものにまで手が回ってないあたしなので、ウチにテバルディのCDはとても少ない。テバルディのトスカ、全曲聴くの初めて。

さてこの全曲盤は有名な録音(らしい)。モノラルでライブだけどまあまあ状態はよい。でも、たまーにがしゃがしゃ傷があり。年代的には仕方ないか。

で。テバルディ、タリアヴィーニ、ゴッビと大歌手が揃ってしまったらもう何も言うことはないという感じだ。オペラハウスにまだ神様がいた時代の演奏。いいなあ、こんな演奏がコヴェントガーデンで行われてたなんて不思議。テバルディの気品のある声、タリアヴィーニの美声、ゴッビの貫録。いまさらあたしがここで書くまでもない。

まあそう思いつつ、最初から最後まで平常運転的に「さすがは歴史的録音」などと普通に聴いていたんだが、最後のほうでカヴァラドッシが処刑されるシーンのテバルディの取り乱し方は半端なく、オケもとんでもなく凄くて、ちょっと(かなり)前にテレビでみた「アンドレア・シェニエ」日本公演(モナコとテバルディの出たやつ)の凄さを彷彿とさせ(あれ初めて観たときびっくりして一晩眠れなかったんだ)、一度聴き終わったあとまた3幕の途中からもう一回聴いてしまった。ああ、これ生で観たら凄かったろうなあ。間髪入れずの拍手もキモチイイ。

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Pa0_0032昨日は七夕だった。やっぱり雨だった。足元のお悪い中、渋谷の某飲み屋にてお誕生パーティが開催された。ここは行くの2度目なんだけどとても安く雰囲気もよく、とっても美味しい。また行きたい。 ・・・ダイエット中だったが、まあいいや。

時節柄東京でも七夕飾りをあちこちで見かけたが、「願い事」をみるとそこの駅の利用年齢層というのが見てとれるのは面白いと思う。乗り換えで利用する大手町の笹の葉の願い事はなんとなくアダルティで年齢層の高さを感じ、渋谷の地下街の笹の葉の願い事は子供・若者が多いなという印象。

私は大手町では「会社がつぶれませんように」と書き、渋谷では「結婚できますように」と書いた。前者はおそらくかなうと思う(合併したし、親会社は先日記念カステラ配られたくらい業績いいし)が、後者はどうも自信ががない。考えるたびに命の火が消えていきそうな感じだ。

だいたい、七夕に願い事を書いてかなった記憶が幼少より全くない。むしろ何を書いたのかも記憶にない。もしかして子供の頃は「カルロス・クライバーに会えますように」とか書いてたかなあ・・・。

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