読響/ロマノフスキーのラフマニノフ協奏曲第2番
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 作品18
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
ピアノ=アレクサンダー・ロマノフスキー
篠崎靖男指揮/読売日本交響楽団
(オペラシティコンサートホール)
.
肋骨は大丈夫です(たまに運動すると痛みますが)。ご心配をおかけしてすいません。
今日は待ちに待ったコンサートの日。実は仕事で出勤かもしれなかったのだが、昨日10時まで頑張って残業してなんとか許して貰った(というか、他に誰も土曜出勤しないみたいなのでいいのだが)。
昨年のチャイコフスキーコンクールでクライネフ賞受賞のロマノフスキーのラフマニノフを聞きにオペラシティへ。開演前、大好きなサブウェイのサンドイッチを買い、いいお天気の広場で一人で食事。美味しい。のんびり幸せ。干物女っぷりハンパない。サブウェイではいつも「野菜多めで」っていうんだけど、あたしの前で買ってた女の子、あたしの真似して「私も野菜多めで!」って言ってワロタ。
今回、券の発売に気がつくのが遅く、一番前しか残ってなかった(たぶん)。早々売り切れたようだが、あたしの両隣は何故かあいていた。来なかっただけか。
一番前とはいえ、ロマノ鑑賞(耳ではなく目のほう)にはあまり芳しくない席。ピアノの影に隠れて演奏してる顔も手も見えず。スタインウェイの裏と演奏者のペダル捌きをこころゆくまで鑑賞する席か。
ロマノフスキー、舞台に登場。長身。関ジャニの錦戸くんがウクライナ人ぽく大人っぽくなった感じかなって思ったけど(写真とかで見ると全然違うので、異論は認める)、やっぱりそういう印象。出てきたとたん、ぱあああっと香水のいい匂いが。外人じゃのう。
座ったらもう足しか見えない。たまーに頭がちらちらと見える。ハンサム。足が長い。ちらちら見える手も綺麗。うつくしい。結婚してくれ。
前奏から「ああ、これはロマノフスキーの音!」と思った。チャイコンで、ネットで聴いた音。うまく言えないけど、ロシアの憂愁というか。まだ20代のはずなんだけど、演奏はもう大人の風格。もう出来上がってるっていうか。たまーに微妙に打鍵が外れる所がなんかライブっぽくて良い。口をすぼめたりパクパクしたり(鯉のよう)する彼の演奏中の表情や美しい彼の手を想像しつつ(見えねえ)、鑑賞。
席のせいか、物凄くピアノがよく聴こえる。一音一音、オケに埋まることなく全部聴こえた。でもスタインウェイのせいか、思ったより耳はキンキンしなかった。いいホールはこんなに前でもちゃんとうまく聴こえるんだな。
オケもヴィオラとか一本一本の音がきこえて、なんだか新鮮。こんな聞こえ方ははじめてだわ。
本当は大好きな3番が聴けたらなあって思ったけど、2番もなかなか。最後は尋常でなく盛りあがって、本当にライブで聴くコンチェルトはいいなあ、幸せだなあと感じた。
沢山の拍手(何でラフ2が好きなんだろう、日本人て)にこたえて、アンコール。例の「戦場のピアニスト」のノクターンと、スクリャービン。とてもとても、ロマノフスキー風味。実は「ドゥムカ」を期待したんだが(好きなので)そんなにうまくいかないか。
ピアニストがカッコイイ必要はホントはないけれど、やっぱり美しい容姿の演奏者はプラスアルファなようで。読者の殿方も美人ピアニストの演奏会のほうがテンションあがるでしょ?
さて休憩。残りはメインのブラ2。ブラ2はブラ2でもあたしの大好きなピアノ協奏曲じゃなくてシンフォニー。もう完全にアウェイだ。つか、まともに聴いた覚えがないので出かける前にようつべでクライバーの演奏を3回聴いた。「ああ、この曲ね。」的な感じ。
ピアノもどけられ、オケの人もコンチェルトの時より近く感じ。凄い圧迫感。オケとの(ブラームスとの?)果たしあいのような。
本日の指揮者さんは全く名前を初めて聞く方だったんだけど、コンチェルトの時はなかなか良かった(ピアノを邪魔せず)。ブラームスはっていうと、語る事はない(全く比べるものがないので)。でも最終楽章は凄い熱の入った指揮ぶりで素晴らしかった(と思う)。ブラボーも出て、指揮者納得の演奏だったに違いない。
公演後はロマノフスキーのサイン会もあったようだが(持ってたCDも持参してったが)、列が長くて疲れそうなので帰った。見なれない西洋イケメンを前に鼻血出したり卒倒したりしたら困るし。
| 固定リンク
コメント
ふふふふふ(謎)
若い男のピアニストって、ラフ2の世界にぴったり…な気がします。根拠無いけど、なんとなく。
投稿: ぜん | 2012年5月19日 (土曜日) 22時22分
ふむ、確かに、アンネローゼ・シュミットやラベック姉妹では、席位置を考えてチケットを購入し、コロコロ飛んでいったけど。ラベック姉妹のときは38度の熱があったが気にしてられん。このお三方、最近ニュースを聞かないが、いかがお過ごしであろうか。アンネローゼさんは相当のお歳のはずであるが健在であろうかしら。
今、入れあげているのは、ハーゲン弦楽四重奏団の紅一点、ヴェロニカ・ハーゲンであるが、ソロで日本に来るのかな。
面食いだもんで。
投稿: 面久院滅多坊 | 2012年5月20日 (日曜日) 08時37分
>>ぜんさん
ふふふふふふ(←?)
いやあ、若い(いい)男は何を弾いても似合うしかっこいいですから。ショパンでもブラームスでも。
投稿: naoping | 2012年5月20日 (日曜日) 20時40分
>>面久院滅多坊さん
美女(美男)がピアノを弾くコンサートって、席に微妙に気を使いますよねえ。これがヴァイオリンだと(顔が楽器で隠れることはそんなにないから)「前のほうならどこでもいいや」って感じなんでしょうけど。
ヴェロニカ・ハーゲンは遠い昔(ロッケンハウスとかで)出たての頃、「かわいいなあ」って女のわたくしでも思っておりました。今は熟女って感じでしょうかね。
投稿: naoping | 2012年5月20日 (日曜日) 20時42分
香水のにおいがしてきそうな…記事ありがとうです!
やっぱLIVEは良いですねえ。+美男&上手いときたら
言うコトなしです!
クライバーもイイ男でしたが…。その昔Live行きましたヨ。
チャイコンからもう一年なんですね。
なんだか遠い昔のようですな。
7月ゲニューシャス参戦出来そうでしたら、お知らせしますね♪
投稿: よこよこ | 2012年5月22日 (火曜日) 22時22分
>>よこよこさん
そう、もう一年経つんですねえ。チャイコンの頃は何だか暑かったって記憶が(冷房壊れてた?)。
ロマノフスキーは何の香水つけてるんだろう。会社の男があんなにつけてたら公害ですけど、ロマノだったら許す!って感じです。
クライバー確かにカッコイイですね。私も(その昔・・・)スカラ座公演の時は見とれっぱなしでしたよ。
ゲニューシャスのコンサートちらし、貰いました。彼もかわいいですな。ちょっと観にいきたく・・・いや聴きに行きたくなりました。
投稿: naoping | 2012年5月22日 (火曜日) 22時40分