LFJ 2012 ラフマニノフ 「晩祷」より、「鐘」
16:30-17:15
ホールA プーシキン
ラフマニノフ:「晩祷」 op.37より 第1番、第6番、第12番
ヴラスティスラフ・チェルヌチェンコ指揮/カペラ・サンクトペテルブルク
ラフマニノフ:詩曲「鐘」 op.35
ヤーナ・イヴァニロヴァ(ソプラノ) スタニスラフ・レオンティエフ(テノール) パヴェル・バランスキー(バリトン)
ドミトリー・リス指揮/ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
カペラ・サンクトペテルブルク
LFJ三日目最終日。私は三つしかコンサートは取ってなかったので、最後のコンサート。本場おロシアの合唱団をたった45分で堪能するとゆー(しかも2500円で)、大変贅沢なコンサート。
私にとってラフマニノフといえばちょっと前まではこの「鐘」と「晩祷」(ばんとう)であった。以前はピアノ協奏曲なんて全然聴かない人だったから。とくに「鐘」はコンドラシン指揮の録音が大好きで今もたまに引っ張り出して聴いているほど。「晩祷」はちょっと敷居が高いけど、コルニエフ指揮のサンクトペテルブルグ室内合唱団(今回の合唱団とは別)の録音をたまに聴いたりする。
今回の合唱団のカペラ・サンクトペテルブルクは昨日のスクリャービンの時も出てたけど最後の「あーーー」くらいしか声聞いてないので、本日はもっと堪能できるはず。今回初来日だそうだが1479年創設というからどんだけ古いんだ。
実は今回は「晩祷」を全曲歌うコンサートもあったんだけど、もしかして爆睡しそうな気がしたので回避してしまった。今日のコンサートでは3曲ばかし披露。嬉しいね。
女性の服が黄色くて民族衣裳っぽくて可愛いねえ。マトリョーシカみたい。
いやあ、当たり前だけど無伴奏なのねえ。誰かが「んーーーー」とか音を取って始まるの。最初にバスのおじさんがトンデモなく低ーい声を出したときは、「人類最低音か???」とも思うくらい。びっくり。
(この曲は実はアルト独唱のある第2曲が一番好きなんだけどやんなくて残念。)
とにかくこの「残念ガッカリホール」がいきなりロシア正教の教会に変身。やっぱりロシアの合唱団は違うねえ。
オケも登場して「鐘」を演奏。昨日、話題のスクリャービンを演奏したオケと指揮者だ。この指揮者結構好きかも。オール・ロシア人でこの大好きな曲をナマで聴けるのってもう一生に一度かも。つか、昨日のスクリャービンもそうかな。
リスの情熱的指揮によって印象的な冒頭からオケと合唱団が爆発!なんてステキ!ステキ!ステキ!この曲大好き!正直言うとこの曲が大好きなのはテノールの入る第1曲めだけ(←え)。第2曲目もいいなって思うけど、あとは・・・普通。なんでかっていうと・・・段々暗くなるから。人間の人生を表してる曲なの。「誕生」→「結婚」→「激動、恐怖?」→「死」といった感じ。
がっかりホールのせいで独唱者の声がどっかへ飛んでってしまった。残念。今日もいい席(前から11番目)だったのになあ。独唱者があたしの席の反対側にいたから。せっかくロシアからきてくれたのに。しかし、良かった。気が済んだ。これを逃してあとで「実は演奏したんですよウッシッシ」みたいな記事を読んだら(プロメテとともに)、あたし号泣しちゃうから、きっと。
今回、だれからもサインは貰わなかったので、一応記念に撮っておいた。
時間がまだあるので、屋外で「野郎5」というトランペット5人の若いお兄さんたちを観賞(いやお兄さんを観賞したわけじゃなく、音楽を)。室内でマトリョミン奏者のきれいなおねいさんたちを観賞(いやおねいさんたちを観賞したわけじゃ・・以下略)。竹内正美さんの親分テルミンは機嫌が悪かったようで舞台に飾ってあるだけだった残念。・・・ちなみにウチの学研テルミンは死んでます。
小腹がすいたので、屋外の屋台村で(悩んだあげく)500円のタコスのラップサンドみたいなのとビールを買った。タコス、激烈美味しかったが、もう食べられないのかなあ。
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コメント
あら、いらしたのね。
私は3日間、会社のブース&タワレコの物販に出没してました。接近遭遇してましたかしら。
演奏はともかく・・・(以前にドヴォルザークを1回聞いただけ)
毎年行っているのだけど(仕事で)
一度も屋台で食事したことがないのに気が付きました(笑)。
投稿: yoshida | 2012年5月 6日 (日曜日) 06時19分
>>yoshidaさん
仕事っすよね~~~
御社のブースはちらちらと見たのですけど、それらしき方はいらっしゃらなかったんで。残念。
屋台はみんな美味しそうで迷ってしまいました。少々お高いですけど。
投稿: naoping | 2012年5月 7日 (月曜日) 20時02分