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2012年5月 4日 (金曜日)

LFJ 2012 スクリャービン/交響曲第5番「プロメテウス」(照明付き)

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行ってきたラ・フォル・ジュルネ。初参戦だよ。
諸般の事情で何年も避けてたけど、やっと行ってきた。本当は昨年も券買ってたんだけど、地震のせいで買ってたコンサートは全部払い戻しに。よっぽど縁がないな~~~って思ってたけど、やっとLFJはあたしを迎え入れてくれたぜ。

15:15-16:00
ホールA プーシキン
リャードフ:キキモラ(民謡)op.63
スクリャービン:交響曲第5番「プロメテウス―火の詩」op.60

(照明演出付き 照明演出:成瀬裕)

アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
ドミトリー・リス指揮/ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
カペラ・サンクトペテルブルク

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照明演出付ということで飛び付いた。この公演がなかったら、今年のLFJ行ってたかどうか。とにかくこの曲をナマで聴いて見たかった。よくYouTubeで見て羨ましく思ってたもんである。演出によって色んな照明があって面白いね。アシュケナージ指揮N響の時は見逃してしまった・・・というかこの曲よく知らなかったかも。

Pap_0016  さて本日・・・というか今回LFJは全部ホールAのコンサートばっかしで。なんでこんな失策をやらかしたのか。ホールAってすごくでっかいホールなんだよね(5008席)。あんまり音響よくなさそーだし。当日だって券取れるのに(後ろのほうだろうけど)。どうせならもうちょっと小さいホールのコンサートも買えばよかった。ピアノのコンサートも行きたかった。チャイコン以来ちょっとピアノ好きになったので、チャイコフスキーのドゥムカとか四季とか聴きかかった・・・と後悔も多い。でもまあ最初だから仕方がない。

席は前から11番目。まあここではベストかな。舞台上におロシアの人たちがたくさん載ってきた。ロシアのオケ~~~っていう風情の人々。素敵。

最初の曲。初めて聴くしあんまり印象がない。普通のロシアの曲って感じだ。

で、メインのスクリャービン。ピアニストの人と合唱団の人も登場。正直言って、この曲はこんなに仰々しくするほどのものではない・・・と思う。ぼんやりぼやぼやとはじまり、壮大に終るんだけど、その終り方もなんだかとちゅーっぽい感じの和音。「終った?」みたいな感じ。

わりと、照明演出にかかってるって感じの曲だ。

照明は何か、想像通りな感じ。オーソドックス。「火曜サスペンス」オープニングとかヒッチコック劇場とか思い出す(全然違うかも)。激しい所ではくるくる光が回ったりするので、三半規管の弱い私は結構しんどい(良性めまい症が再発しそうでコワイ)。

私は結構前のほうだったのだが、後ろのほうだったらもっと違う印象だったかもなと思う。私の前の席がハゲの人だったので(すいません)、赤い光の時はぱあああっと反射して結構綺麗だった(すいません)。

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(文章だとわかりにくいので、絵にしてみました。すいません。)

ホールのせいでぼんやりした音色になってしまった(ちょっと銭湯で演奏してるようにも聞こえ)が、この曲では効果的だったのかも。とても面白かった。聴きに行ってよかったなと思った。ロシアの音も堪能。結構盛り上がってブラボーも出た。

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外の屋台村の風景。雨上がり。

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コメント

おお、「照明付」聴かれたのですね!
聴きたかったプログラムですが、残念ながら今日は行けませんでした。
どんなライティングが興味津々でしたが、結構オーソドックスな感じ(って、どんな感じ(笑))だったのですね。
しかし、頭に反射してというのもちょっと興醒めのような…。

投稿: golf130 | 2012年5月 4日 (金曜日) 23時26分

>>golf130さん

行かれなかったのですね。面白かったですよ。
興味深かったというか・・・。

文章だとわかりにくいかなあと思い、絵にしてみました。これで何かイメージがつかめるかと。

投稿: naoping | 2012年5月 5日 (土曜日) 08時59分

LFJのプログラム、いっつも東京が羨ましいのであります。一昨年は9つ、昨年は11行ったLFJ新潟でしたが、今年は、2つでした(デゼールの「展覧会」とスクリャービンのプロとチャイコの弦セレ+ロココ風変奏曲のプロ)。
ロシアといったらオーケストラ曲ですよ、トーゼン。それが地方になると、それなりの腕が立つオーケストラが来れないんだなぁ。だから「プロメテ」が、しかも照明付きで体験できる-それだけ幸せなことです。傍から見たら羨ましくて仕方ありません。

追記
お体大切に。

投稿: IANIS | 2012年5月 5日 (土曜日) 18時57分

ナマ「プロメテ」いいですねえ。
頭にライトが反射してっつうのもオツですね。
その臨場感、アリだと思います。
なんかスクリャービンってヘンタイなんだか
ただの田舎モノなのか…やっぱり面白いですね。
聴きたかったです!
ルビコン優勝者のラフマ3も。
まあ、あの音響ってか、反響板もあって無きがごとし
会場ですからね。どっきりを狙ってるのか、とか思います。
木の芽時、お身体お大事に。

投稿: よこよこ | 2012年5月 5日 (土曜日) 21時09分

naopingさん

 凄いですねえ、「スクリャービン:交響曲第5番「プロメテウス―火の詩」op.60(照明演出付き 照明演出:成瀬裕)」というタイトルがまず凄いけど、さらにnaopingさんの絵によると、真っ赤っ赤を中心に(?)、照明効果も凄かったようで!。この曲は一応CDは持ってるんですが、聴くだけでは解らない曲のようですね。
 このゴールデンウィーク、天候不順でしたので、体調にご留意を!

投稿: 安倍禮爾 | 2012年5月 6日 (日曜日) 17時33分

>>IANIS さん

そういえばLFJ新潟もあるんだなあって思って(近所の商店街で貰った)ぴあクラシックの小冊子で見たんですけど、はあまあ確かに。オケはやっぱり移動にお金かかりますしね。しかし、東京者でも何だかLFJ金沢は少し羨ましいかも・・・。

東京者で幸せなのかなあ・・・と思う今日この頃。お気づかい有難うございます。

投稿: naoping | 2012年5月 7日 (月曜日) 20時35分

>>よこよこさん

そう、ついにわたくしめもスクリャービン・デビューですよ!しかもプロメテ!全員ロシア人で!(←自慢げ・・・ごめんなさい)スクリャービンヘンタイ風味満載でした。あいつやっぱヘンだわ~~~って感じです。ホールもなんだかでっかすぎるし。NHK、オーチャードと並んでヘンなホールです。

そういえば「木の芽時」は体調崩しやすいって丁度健康番組で見たところでした。

投稿: naoping | 2012年5月 7日 (月曜日) 20時36分

>>安倍さん

スクリャービンにしては照明は曲の一部だから、もしかして「照明付き」っていうのは「合唱付き」くらいの感じでしょうかね(←?)。
まあ、CDお持ちですか。私もゴロワノフのスクリャービン交響曲集を持っていますが、全く予習になりませんでした。

投稿: naoping | 2012年5月 7日 (月曜日) 20時40分

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