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2012年4月 2日 (月曜日)

サントリーホールで遊ぼう!2012

120401_1518011_3過去記事: サントリーホールで遊ぼう!

きのうの4月1日の話。

年に一度(たぶん)のサントリーホールに金払わずに自由出入りできる日。前に行ったのが、2007年だって。ずいぶん前だな。しかしその時は桜は満開だったはず。今年の桜はうんと遅くて、東京ではまだまだ。何かがっかり。

しかし。お天気はよく絶好のお散歩日和だったので、サントリーはものすごく混んでいた。大ホールでのコンサートをめがけて行ったんだけど、もう全く席は空いてなくて、立ち見であった(途中であいたので座った)。考えが甘かった。

もう何回もやってるからきっと近所の(金持ちの)方々にも定着したのだろう。サントリーの周りには大使館が多いから、大使館の方のご家族的な方々が多かった。だんなさんは外人、奥さんは日本人、お子さんはハーフ、みたいな。はあ。子供連れオッケーな催しだから赤子が多くて。ふう。

120401_1512011 <オーケストラ・コンサート>
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン:有働里音)
・プロコフィエフ:古典交響曲
角田鋼亮指揮/横浜シンフォニエッタ

前のときもそうだったんだけど、赤子子供連れオッケーな会場なのでひっきりなしに子供の声がギャーギャーするようなとこで演奏するのである。タダだから仕方ないのだけれど・・・正直に言わせて頂くと。

ものすごーくもったいない。

静かなところで聴きたいわ。素晴らしいオケでした。あ、プロなんだどうりで。ちゃんとした演奏会をするのなら行きたいわ。ツィゴイネルのヴァイオリンソロの子はこの4月より中学一年だという。何と言う落ち着きよう。サントリーでなんか演奏したら、大人でもガクガクブルブルだわ。

例によって、今年も観客の中から募って指揮をさせてくれるというコーナーは、例によってあたしは手を挙げず。無理だわ。曲はアイネクライネ。何人か指揮をしたけど、それほど特筆すべきものはなく。強いて言えば最初に出た5歳の男の子がヴァイオリンをやってた子らしく(まだ5歳というのに、何故過去形?)、「先生を探しています」などと発言。

メインのせっかくのプロコも凄いいい演奏だっただけになんだかねえ。静かにしてくれみんなって思っちゃう。

そのあと友人とおちあい、ブルーローズでのお目当ての「オペラ名曲コンサート」へ・・・と思ったらトンでもない長~い行列。何コレ~~~。当然こっちも立ち見。並んでる間に、友人が「昨日の男子フィギュア凄かったよねええ!」と私に話しかけ、私も『そうだよねええ』って答えようと思って息を吸ったところわたくしたちの前に並んでいらっしゃった見知らぬ奥方様がくるっと振り向いて「そうねええ!ほんっとに凄かったわねえ~~~!」と答えてしまい、口をぱくぱく。あたしの行き場のない思いはどこへ。

・オペラ名曲コンサート②
中田喜直:たんぽぽ、草川信:揺りかごのうた、中田喜直:みみずく、E・デラックァ:ヴィラネル、ビゼー:カルメンより闘牛士の歌、ヴェルディ:リゴレットより女心の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、岡田真歩(ピアノ)

本日3回あるはずのオペラコンサートのうち2番目。美しい日本語の歌曲からオペラアリアまで。ソプラノの湯浅さんの声は細くて本当に美しく、生身の人間とは思えない声(いい意味で)。外見もお美しい方で耳も目も癒される感じ。デラックァってダレ?って思ったけど、コロラトゥーラ・ソプラノのための定番曲なんだろうかねもしかして。いやホント素晴らしいお声でしたわ。他の殿方の歌も素晴らしかったけど。テノールの人ノリノリ。
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・オルガンコンサート(演奏:永瀬真紀)
ペトラーリ:アレグロ・ブリランテ、バッハ:主よ、人の望みの喜びよ、ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘

オーケストラの演奏会でマーラーとかエルガーとかのときに聴くくらいのサントリーのオルガンなもんで、ソロで聴くことってこんな機会しかない。癒されるわあ。15分くらいのコンサート。もっとやってほしい。
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・オペラ名曲コンサート③
ディ・カプア:オーソレミオ、トスティ:魅惑、トマ:ミニョンより「私はティターニア」、カルディッロ:カタリカタリ、デ・クルティス:帰れソレントへ、ヴェルディ:椿姫より乾杯の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)

最後のオーケストラコンサートをもう一回聴こうと思ったら、友人が「さっきの歌のほうが聴きたいんだけど・・・ダメ?」というので、こっちにした。まああたし的にはどっちでもよかったんだけど。3回目は何故か混んでなく普通に入れた。余裕で席を確保しあたしが「まったく、さっきの回はいったいなんだったんだろうねええ」と言ったら、友人が返答するより前に、前の席に座ってた知らない女性(さっきとは別の)がくるって振り向いて「本当にそうですねえ!!」とか答えられてしまい口をぱくぱく。何だか会話泥棒?が多い日だなあ(面白いけど)。

今度はイタリアのカンツォーネから。ここでもコロラトゥーラソプラノの湯浅さんは本当に素晴らしい。凄い技巧だ。ああ、彼女でツェルビネッタが聴きたいわ。テノールの方のカタリカタリも熱唱。とても楽しいコンサートでした。友人も楽しんでた(私より?)ので嬉しい。いやはや3回とも行けばよかったなあと思ったけど・・・そりゃアフターフェスティバルだよなあ。

まあ、それにしても昼間は恐ろしい混みようでちょっと疲れてしまった。

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