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2012年4月29日 (日曜日)

マーラー「復活」デイヴィッド・ジンマン/トーンハレ管弦楽団

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マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
アンナ・ラーション(アルト)
スイス室内合唱団

チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
デイヴィッド・ジンマン(指揮)

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ジンマンのマーラー・シリーズ。復活。
この曲のジャケットはベックリンの「魚に説教するパドヴァの聖アントニオ」を描いた絵だと思う。この曲の第3楽章はこの題名の歌曲を使用してるだからだねえ。「なんすか?」って感じのサメさん可愛い。

Size1 ベックリンもスイスの画家。ラフマオタの方には「死の島」で有名だね。ベックリンいいなあ。展覧会あったら行きたいわ。

さて。復活。この曲はねえ。マーラー交響曲の中ではあんまり得意じゃないだよ。何かなあ、妙にヒロイック過ぎて。何だかいちいちオーバーじゃねえの?的な。たかが交響曲じゃん。地獄の苦しみから天使の歌声、最後は大合唱と教会の鐘がじゃんじゃんじゃらじゃら、オルガンが盛大に鳴り響く。ナマで聴くと流石に聴衆は大興奮、とんでもないスタンディングオベーションにあたしゃドン引き、「やれやれ、疲れた」とおうちに帰る。何か世紀の大事件でも目撃したのかと。・・・ホントにあたしってマーラー・ファンだったのかしら。

あと、子供の時に妙にはまって聴きすぎたっていうのもあり。メータVPO盤でな。あたしはメータの復活とショルティの千人で育った小学生だからさあ。だからこんなヘンな大人になってしまったんだね。(無関係??)

でもまあ、もちろん大嫌いってわけではないので、(一応順番的に)聴く。これもまた音がよい。昔のニュース映像の音楽(雪崩とか大震災みたいなニュースの時に使われるね)みたいな第1楽章。まあ、ブレーンにいい演奏。第1楽章のあと、いくら待っても第2楽章にならんので、おや、もしかして「1楽章と2楽章の間は充分時間をあけるように」というマーラーの教えを守り・・・というわけではなく、一枚目には第1楽章しか入ってないの。

第2楽章。普通。ゆったりとして癒される。第1楽章のめんどくささがここで緩和。マーラーってこういう楽章のほうがいいな、って大人になってから思う。子供んときはすっとばして激しい楽章ばっかり聴いてたけど。

第3楽章。前記のとおり、パドヴァのなんちゃら。ちょっとテムポ早め。

第4楽章。 「原光」と呼ばれる楽章。小学生のときは大人になったらこの「げんこう」の意味がわかるんだろうな、と思ってたけど、いまだによくわからない。Urlichtを訳しただけか。ラーションの歌唱はさっぱりしていてよい。たとえば往年の名歌手(ルードヴィヒやフェリアなど)と比べると相当さっぱり。

第5楽章。第1楽章とともに大変オーバーな楽章。聴いてて疲れるな。ついていけない感(演奏のせいではなく、作曲者のせい)。CDで聴くと第5楽章をいっぺんに続けて聴けるんだなといつも思う(どんだけ昔の人なんだ)。マーラーも草場の陰で感慨深いだろう。よみがえれ、さあよみがえれ。

ところでソロを歌っているユリアーネ・バンゼはウィーンデビューを現地で見ており(薔薇の騎士のゾフィーで)、もうすっかりメジャーどころになったので嬉しい。消えていく歌手も多いというのに。

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2012年4月25日 (水曜日)

GWの予定・・・て?

会社は、給与計算が終わって風邪引いても休めないほどとっても忙しいのであるが、もうすぐGW。まあ、別にどこに行こうが家にいようが知ったこっちゃないし。会社は会社、プライベートはプライベート。

(大々的に国内旅行へ行った昨年と違い、今年はコンサートと飲み会くらいしか用はない。毎年遊ぶ友人も病み上がりだし。)
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・・・そう思うんだが。思ってたんだが。

ウチの会社何なの~~~~。総務経理全員のGW中の予定と緊急連絡先(つまり携帯)を回覧にて書かされた。で、それは上司に報告するという意味でなのかと思ってた。

だのに。

これ、全員分コピーして部署内全員に配られた。

正直、人に休日の予定など知られたくないし(行き先までは書いてないが)、携帯番号なんてもってのほかである。嫌いなブチョー(直属上司ではありません!)に携帯番号を教えないようこれまで死守してたのに、これじゃダダ漏れじゃないのか? まあ、番号とスケジュールがわかったからといって「○○日あいてるでしょ?飲みに行かない?」なんて電話がかかってくるわけでもないのだが。それに万が一漏えいしたらどうするつもりだ。あたしは・・・・・・これでもモテるんだぞ!・・・既婚者のジジイに。

震災があってから「みんなで情報を共有しましょう」ってことになったのか???情報セキュリティ上、これっておかしくないか??

いやいや、利用するかしないかはともかく、番号自体知られたくない人がいるに決まってる。
・・・・と、あさってカチョーらと飲みに行くので必死に伝えたいと思う。バレてしまったものはもうしかたないので。

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2012年4月22日 (日曜日)

マーラー「巨人」デイヴィッド・ジンマン/トーンハレ管弦楽団

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マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』(「花の章」付)

チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
デイヴィッド・ジンマン(指揮)

昨日(土曜)は出社で、大変疲れた。終電に向かって走ったが・・・間に合わなかった。大手町からタクシーで帰った。会社、お金くれるんだろうか。

こんな生活、いつまで続くのだろうか。こんな苦しい暮らしを続けるよりは・・・金持ちのオヤジの後妻にでもなって絵でも描いたりしてゆったりと暮らしたい・・・とそのときは思うんだけどいざとなるとやはり愛のない暮らしはなあ(いやそんな話は全くないです勝手な妄想ですすいません)。

さて。

やっと書く気になった、ジンマンの全集。比較的安いし録音のクオリティは高いのでお持ちになってる方も多いのでは。これはね、まず装丁が素晴らしいね~。我々美術ファンも納得の仕上がり。ボックスもとってもかっこいいし、中身を眺めてるだけでもにこにこしちゃう。一曲一曲が違う絵のジャケットなのがまことにセンスがいい。選ばれた絵がクリムトとかメジャーじゃないのがまた(笑)。

Cuno_amit_die_gelben_maedchen 第一曲めのジャケットはCuno Amiet ってスイスの画家の Die gelben Mädchenって絵である。黄色い女の子? スイスのオケだからってことで、スイスの画家なのかしらん。

さて巨人。まあ、マーラーの曲の中では比較的短いということもありよく演奏会でも取り上げられる。わかりやすい。しかし、私がこの曲が素晴らしいと(いつも)思うのは、作曲家が20代前半から後半に書いた作品なのに、「若書き」というよりは凄い完成度を持っている(と思う)点である。(まあ、学友ハンス・ロットの交響曲をちょっと頂いちゃっているということはあるにはあるが、そこは置いといて)

まあ、完成後も何回も手を入れたことは入れたんだろうが、この曲は聴いていて「まだまだ青いなあマーラー君」とか言う感じではない。ちゃんと完成した交響曲の魅力がある。なのに、他のどの作曲家の交響曲よりも青春の匂いがぷんぷんしている。聴いていてきゅううんとする。素晴らしい。そんなにたくさんCDを持ってるわけでもないけど。

この曲を書きはじめた頃のマーラーは、指揮者としてまだ駆け出しの頃であり、カッセルの歌劇場で働いていた。完成した頃はライプツィヒ歌劇場の指揮者だった。

この20代のマーラーにとってトピックスとなるのが、(歌曲集「さすらう若人の歌」を作曲したきっかけとなる)歌手ヨハンナ・リヒターに失恋したことかと。失恋は確かに大変苦しいし、なかなか立ち直れないものではあるが、この場合音楽史に残るほどの傑作歌曲(と、この第一交響曲)を生み出すエネルギーになったこの失恋は大変意義のあるものだったと思う。

これがもしうまくいって結婚してたら、もしかしてマーラーは(指揮者としては大成したかもだけど)もっとつまんない作曲家になってたかもしれない。そしてその後40にもなってアルマに出会えたことはホントに・・・マーラーにはよかったと思う。マーラーはご存知の通り結婚してからもずっとこの「ウィーン一の美女(笑)」に翻弄されるわけだが、やはり恋愛の苦しみは芸術家のコヤシだと・・・・(生涯道程?の)ブルックナーを聴いてて思ったわけだわたしは。

演奏は。この全集全般的に言えそう(まだ全部聴いてない)なんだがとてもプレーンな感じだ。ヘンテコなことは何一つしていない(と思う)。ユダヤ的ななんちゃらとかこゆいものを求める人は・・・ものたりないかも。でも、そういう人はベルティーニとか聴いてればいいのである。ジンマンにはジンマンのよさがある。休日出勤の残業あけでもさわやかな気分になれることうけあい。音もとってもよい(基本的にヒストリカル耳なので結構びっくり)。

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2012年4月20日 (金曜日)

ライトアップ!

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残業続きで辛い。全然音楽聞く暇ない。
昨日、会社の帰りにぼやーんと隅田川の橋をわたってたら、なんかいつもとちがうスカイツリー。携帯なのでうまく撮れなかった。残念。

飯守さんのパルシファルの券が届いてた。すごくいい席だ。ところで上演時間5時間(休憩含む)って書いてあったけど、そんなに短かったっけ?パルシファル。

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2012年4月14日 (土曜日)

ブルックナー/交響曲第9番 朝比奈隆&大阪フィル

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交響曲第9番二短調 WAB.109 [原典版]

大阪フィルハーモニー交響楽団
朝比奈隆(指揮)

1995年4月23日
大阪、ザ・シンフォニーホール
デジタル(ライヴ)

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ブル全がおわんないとジンマン・マーラー全集に突入できないので、やっつけ9番。マーラーは実は9番と4番以外は聴いたのだが、感想はまたぼちぼち。演奏はとてもプレーンな感じでいい。

この朝比奈9番のCDは何度も聴いている。なのに何故かパソコンに向かう気がしない。力尽きたのだろうか(あたしが)。ブル初心者のため「全く参考になんねえよ」という批判を承知で。

第1楽章 Feierlich, misterioso(荘重に、神秘的に)

ああ、もうそのシベリアに送られた話は何度も聴いたからもういいよ爺さんって感じ。

第2楽章 Scherzo. Bewegt, lebhaft - Trio. Schnell(スケルツォ。軽く、快活に - トリオ、急速に)

冒頭は何か叩きつける感じでスケルツォというには軽快な感じじゃねえなって思う(曲が)。暴力的になったり途中から忙しい感じになったり色々。冒頭はトリスタン和音?そういえばそうだ。

第3楽章 Adagio. Langsam, feierlich(アダージョ。遅く、荘重に)

冒頭から爺さんの激しい唸り声。何とも言えない荘重な気分が漂う。いかにもブルックナーのアダージョ。お葬式にかけてもらいたいような・・・しかしこんな荘重で感動的な人生はわたくしは送っていない。ブル様はここで曲が終わる予定ではなかったのでわりとあっけなく終わる。

第4楽章(未完)はここでは演奏されていない。別になくてもいいやあたし的に。この途中っぽい感じが「何かの災害か不幸に見舞われて人生を途中で終わらざるを得なかった人」的な雰囲気を醸し出し、今の日本には合っているなあと思う・・・いや思わない。

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その他近況。

4月手術予定だった友人の手術が終わったようで、昨日まだ入院中の彼女からメールがきた(というか、全く音信不通になってたので「どした?」とこっちからメールした)。

・結論からいうと悪性のものではなかった。
・ぶっちゃけ誤診だった。
・手術の必要がないのに開腹した。会社にやっと頼み込んで休みを取ったのにヒドい。要経過観察くらいだったのに・・・(以下、デリケートな問題なので略)。

などということがメールにあり、どう慰めてよいものやらわからない。女性は難しい生き物なのよね。(最近自分がただの「クラヲタでのん兵衛のおっさん」になりつつあると自覚しているので、女性の気持ちがわからん)

まあ、命が無事だということで友人としてはかなりホッとしたのだけれど、バンザイして喜ぶ部類のものではない。

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おととい、残業してたら隣席のメガネ男子(草食)と二人きりになってしまい、沈黙が続きとても気不味い雰囲気になったので話かけた。そーいえば You、兄妹いるの?との質問に
「あー、4人兄弟っすよ。オレ三男なんです。あ、どうですか?オレ。三男ですよ!」

何が「どう?」なのか理解できず(クラヲタのおっさん脳なので)、すかさず「お兄さんたちは結婚してるの?」というバカな質問をしてしまったこの時の私を獄門さらし首の刑に処したい。

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2012年4月 8日 (日曜日)

2011年チャイコン優勝者の修道女アンジェリカが凄い件

昨年、チャイコフスキーコンクールで優勝したバービーちゃん・・・じゃなくてSun Young Seoさんが来日しないかなあとずっと思ってるんだけど、どうもドイツにいらっさるみたいでなかなかこないみたいです。優勝者ガラコンサートにも来ないしね。ロンドンでやったガラコンには出たみたいだ、確か。

ぜひ生で聴いてみたい。

で、ふと思い立ってYouTubeで探したら、「修道女アンジェリカ」の最後のシーンの映像があったんだが、色々凄い。周りの合唱団はドイツ人?で見た目美しいのに、主役の彼女だけ・・・めちゃくちゃ東洋人なんだわ(もし森三中にいても全く不自然でない)。衣装も演出も色々ドイヒー。アンジェリカに見えないし。でもホントに歌唱は素晴らしい。




彼女が日本に来て、なんか歌うようなことがあったら誰か教えて下さい。絶対行くわ。

私の名はミミ
http://www.youtube.com/watch?v=NlTwjF_ljqg

女の愛と生涯(ニュース映像)
http://www.youtube.com/watch?v=N2XRdBkLYHE&feature=relmfu

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ジモティ花見

東京は桜が満開。お天気絶好調。しかし人ごみが大嫌い。花見客でいっぱいになるのは御免なので午前中に。
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10時すぎ。人は写ってないけどすでに人間がうじゃうじゃ。場所取りのブルーシートたくさん。いつのまにこんなに観光地に。
桜祭りでたくさんの屋台。さんまで有名な土地だけにさんま塩焼きも売ってたけど、あえてタコ焼きを購入。いやあ、めっちゃうまかったです(たぶん地元の有名店です)。かじきまぐろの試食もウマー。飲み物がワインとかシャンパンを売ってるってのも何だかオサレ。しかし、あたしはいちご缶チューハイで。予定外だけど、朝から飲んじゃう。一応花見だから。

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じゃぱにーずな感じのいいアングル(←気に入ってる)。※ぜひクリックして拡大して見て下さいね。
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川は汚い。臭い。でも子供の頃よりは全然マシになった。

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あーるはれたーひにー♪って歌いたくなるね。ならんか。
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ぼーくらはー♪ きっとぉぉーーまーーってるぅぅぅ♪ (byもりやまなおたろう)
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さくらぁぁひらぁひらぁ~~舞い降りて~おちて~~♪(by生物係)
 


似たようなアングルばっかりで飽きてきたあ。桜なんてどこで撮っても一緒だ。

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あとでツイッターとかのぞいてたら、あたしが帰ってからは殺人的混みようだったみたいです。歩けないくらい? 午前中に行ってよかったです。

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2012年4月 7日 (土曜日)

陽気なインキネン/日本フィル・マーラー5番

120406_210601 シベリウス:付随音楽「死(クオレマ)」
カンツォネッタ、ロマンティックなワルツ、鶴のいる風景、悲しきワルツ

マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ピエタリ・インキネン指揮/日本フィルハーモニー管弦楽団

(4月6日 サントリーホール)

過去記事: 陽気なインキネン/日本フィル・マーラー3番

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どうも例によってコンサートの席が激烈余ってるという情報(っていうか、一枚買うともう一枚くれるってやつ。普通に一人で行ったけど)が入ったので、急きょ駆け付けた。早めに着いたので、サブウェイのサンドイッチを買っていざ。

席は3番のときと同じ、舞台向って右側の2階席バルコニーの一番後ろ。舞台を見おろす席である。マーラーやシュトラウスはこういった席でないとね。オケが奮闘する姿を見るのはとても楽しい。こういう席に慣れると一階席はとたんに面白くなくなる。音はいいのかもしれんが。こんなんで普通に「右チャンネルは管楽器と打楽器、左チャンネルは弦楽器」という聴き方に慣れてしまった。そんな席でもサントリーホールに不自然さはない。さすがはかのカラやんが「音の宝石箱や~~~」と激賞しただけのあるホールだ。
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  席は6割の入り。こんなんで大丈夫なのか日フィル。(もちろん大丈夫ではない。存続の危機のようでロビーで募金をつのってた。震災の慰問などしてる場合ではないのか。)

まずシベリウス。指揮者が「んーーー」と考えて、直前に曲順を変えた(チラシが入ってた)。あんまりこの曲に思い入れがないのであたし的はどーでもいい。シベリウスがあまりよくわからんので。最後の悲しきワルツは知ってた。鶴ってフィンランドにもいるのか。全く私的な話題だが、最近「ハシビロコウ」って鳥に凝っていて、あまりの不気味可愛さに上野ズーに観に行こうと計画中。なので頭の中には鶴じゃなくてハシビロコウしか思い浮かばない。インキネンごめん。

はて、休み時間を経てやっと5番。そもそもこの日何で聴きに行こうと思ったかって言うと、昨年(もう昨年のことか!)聴きにいった3番がなかなか新鮮な演奏で、精神的に深い所はないけど若々しくてよかったんでまた聴きたくなったのであった。

それと、こないだNHKで見た例の「3月11日のマーラー」ってドキュメンタリーで5番をナマで聴きたくなったんで。そのテレビ番組では(震災だからっていうのが関係なく)最初に出てくるトランペット奏者はとっても重圧なのと(それは知ってる)、それにも増してホルンのトップ奏者はもっと重圧なんだと。そう思って聴いてるとほんとにそうだなって思った。

120406_210801_2   今回はトランペットのトップもホルンのトップも客演首席奏者ってことだった。ことにトランペットの人は「オッタビアーノ・クリストフォーリ」という西洋の人である(名前からしてイタリア人?)。外人助っ人を呼んだか。阪神で言えばバース、中日のモッカ、西武で言えばデストラーデ (・・・もういいって) 実に頼もしい。実に安定感がある。

オケは弦とかなんだかなあ・・・というところもあったけど、高いところからのぞくマーラーのオケはいつもながら大変楽しい。木管楽器が一息ついて楽器の掃除をしだしたり、リードをとっかえたりとかするのを見るのが好き。クラリネットの人が楽器のおしりを観客に向かって持ち上げて吹くのも必死感があって可愛い。打楽器の大活躍を見るのもいとおかし。春は曙。

そんでもってナマで音楽を聴く喜びをこの曲は感じられる。作曲時40歳くらい。まだまだ元気な頃のマーラーを思って嬉しくなる。これが9番とか大地の歌とかになると、急に「マーラーがいなくなった頃の(さびしい)ウィーン」しか頭に浮かばなくなる。作曲してたころは確かにマーラーは「いた」んだけど、本人が初演してないせいなのか。何なんだろうこれは。

ということで、3番の時と同じような若々しい(苦悩があんまり感じられない)マーラー。まあ3楽章までは楽しく聴けたけど、アダージェットとなるとやっぱり・・・メンゲルベルクなどの前世期的な演奏に慣れた耳には・・・いや慣れてないですけど、かなりさっぱりした演奏。さっぱりさっぱり。コクのないマーラー。もうちょっとゆっくりでもよくね?

120406_2107011 あんまり夢の中に入り込んでなくて普通な感じで演奏されたので、最終楽章の冒頭ホルンは「夢から覚めた」っていうよりは「音がおっきすぎてびっくり!」な感じ。舞台から近いからかな。また楽しいマーラーに戻った。70分近くかかる曲だけどこの曲は退屈感は全くなく、バラエティに富んでいてホントに面白い。ブルックナーばっかり聴いててたまにマーラーを聴くと、(たとえば)何らかの事情でじじいと付き合っててさんざ小言や昔話を聴かされたあと、昔から知ってる男友達と久しぶりに会って気を使わずに楽しく過ごしている感じ。なんだこりゃ。

最後はとても盛り上がり(この曲はね、最後がかっこいいのね)、ブラヴォー。なかなか癒された。明日から仕事頑張ろう的な。 あ、土曜日か。

(写真は六本木のライトアップの桜。昨年は震災でライトアップなかったような。携帯でしょぽい写真ですいません。)

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2012年4月 4日 (水曜日)

顔が近い。

参考映像:あたりまえ体操

最近、たまに「あたりまえ体操」を歌いながら仕事したりしているが(それ・・・ヘン?)、歌詞の中で「♪人が来て近すぎると・・・腹立つ」というのがある。ホントにこれはそうだなあと思う今日このごろ。

私は背が低いので、普段あんまり人と顔が近いことはない。男女問わず親しい人以外で顔が近いととっても不愉快。電車の中でもそうで、朝のラッシュ時には背の低い人を避けてる。とくに自分と目線の一緒の男性はとても苦手だ・・・もちろん親しい人以外の話だが。

それとともに。

会社でとても顔が近い男の人がいる。背が高いのにわざわざ近くまで顔を寄せて喋るんだな。しかし私に好意があるわけではない。他の女子社員から「○○さんて話す時顔近いですよね」といわれたので他の人にもそうみたい。女子社員だけでなく、男性社員にもわざわざ席に椅子を近づけて喋ってるのをよく見かける。

キモチワルイ。

私がFAXを送信しようとしていると、書類をのぞきこんでくる。すると書類に書いてある送信番号が読めないので、私は体を右方向に避ける。だのに気にせず書類の前に顔をつっこんでくる。

キモチワルイ。

ある時は、ファイルを持ってきて「○○の書類を探してるんだけど、この中のどれですか?」と私に探させようとしているのに、探してるあたしとファイルの間に頭をつっこんできてのぞき込む。

キモチワルイ。

それって、もしかして私は彼に好意を持ってないから、キモチワルイのかなあ・・・それはいけないなあ・・・差別だなあ・・・(←カッコイイ男性なら気にしないのに?)とか色々考えてみたんだけど、会社で自分と仲良かったり比較的好意を持ってる人は、そもそも他人にそんな行動はしない。他の男性社員と一緒に仕事したりしているとき、パソコンいじったりしててふとした拍子に顔が近くなったりすることはあるけど、そんな時は向こうから「あ、ごめん」とか言ってきたりする。で、別に気にしない。

顔が近い人は、自分ではそのような行動に気がついてないのかもしれない。(だから何だ)

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2012年4月 2日 (月曜日)

サントリーホールで遊ぼう!2012

120401_1518011_3過去記事: サントリーホールで遊ぼう!

きのうの4月1日の話。

年に一度(たぶん)のサントリーホールに金払わずに自由出入りできる日。前に行ったのが、2007年だって。ずいぶん前だな。しかしその時は桜は満開だったはず。今年の桜はうんと遅くて、東京ではまだまだ。何かがっかり。

しかし。お天気はよく絶好のお散歩日和だったので、サントリーはものすごく混んでいた。大ホールでのコンサートをめがけて行ったんだけど、もう全く席は空いてなくて、立ち見であった(途中であいたので座った)。考えが甘かった。

もう何回もやってるからきっと近所の(金持ちの)方々にも定着したのだろう。サントリーの周りには大使館が多いから、大使館の方のご家族的な方々が多かった。だんなさんは外人、奥さんは日本人、お子さんはハーフ、みたいな。はあ。子供連れオッケーな催しだから赤子が多くて。ふう。

120401_1512011 <オーケストラ・コンサート>
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲
・サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン(ヴァイオリン:有働里音)
・プロコフィエフ:古典交響曲
角田鋼亮指揮/横浜シンフォニエッタ

前のときもそうだったんだけど、赤子子供連れオッケーな会場なのでひっきりなしに子供の声がギャーギャーするようなとこで演奏するのである。タダだから仕方ないのだけれど・・・正直に言わせて頂くと。

ものすごーくもったいない。

静かなところで聴きたいわ。素晴らしいオケでした。あ、プロなんだどうりで。ちゃんとした演奏会をするのなら行きたいわ。ツィゴイネルのヴァイオリンソロの子はこの4月より中学一年だという。何と言う落ち着きよう。サントリーでなんか演奏したら、大人でもガクガクブルブルだわ。

例によって、今年も観客の中から募って指揮をさせてくれるというコーナーは、例によってあたしは手を挙げず。無理だわ。曲はアイネクライネ。何人か指揮をしたけど、それほど特筆すべきものはなく。強いて言えば最初に出た5歳の男の子がヴァイオリンをやってた子らしく(まだ5歳というのに、何故過去形?)、「先生を探しています」などと発言。

メインのせっかくのプロコも凄いいい演奏だっただけになんだかねえ。静かにしてくれみんなって思っちゃう。

そのあと友人とおちあい、ブルーローズでのお目当ての「オペラ名曲コンサート」へ・・・と思ったらトンでもない長~い行列。何コレ~~~。当然こっちも立ち見。並んでる間に、友人が「昨日の男子フィギュア凄かったよねええ!」と私に話しかけ、私も『そうだよねええ』って答えようと思って息を吸ったところわたくしたちの前に並んでいらっしゃった見知らぬ奥方様がくるっと振り向いて「そうねええ!ほんっとに凄かったわねえ~~~!」と答えてしまい、口をぱくぱく。あたしの行き場のない思いはどこへ。

・オペラ名曲コンサート②
中田喜直:たんぽぽ、草川信:揺りかごのうた、中田喜直:みみずく、E・デラックァ:ヴィラネル、ビゼー:カルメンより闘牛士の歌、ヴェルディ:リゴレットより女心の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、岡田真歩(ピアノ)

本日3回あるはずのオペラコンサートのうち2番目。美しい日本語の歌曲からオペラアリアまで。ソプラノの湯浅さんの声は細くて本当に美しく、生身の人間とは思えない声(いい意味で)。外見もお美しい方で耳も目も癒される感じ。デラックァってダレ?って思ったけど、コロラトゥーラ・ソプラノのための定番曲なんだろうかねもしかして。いやホント素晴らしいお声でしたわ。他の殿方の歌も素晴らしかったけど。テノールの人ノリノリ。
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・オルガンコンサート(演奏:永瀬真紀)
ペトラーリ:アレグロ・ブリランテ、バッハ:主よ、人の望みの喜びよ、ヴィエルヌ:ウェストミンスターの鐘

オーケストラの演奏会でマーラーとかエルガーとかのときに聴くくらいのサントリーのオルガンなもんで、ソロで聴くことってこんな機会しかない。癒されるわあ。15分くらいのコンサート。もっとやってほしい。
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・オペラ名曲コンサート③
ディ・カプア:オーソレミオ、トスティ:魅惑、トマ:ミニョンより「私はティターニア」、カルディッロ:カタリカタリ、デ・クルティス:帰れソレントへ、ヴェルディ:椿姫より乾杯の歌
湯浅桃子(ソプラノ)、上原正敏(テノール)、吉川健一(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)

最後のオーケストラコンサートをもう一回聴こうと思ったら、友人が「さっきの歌のほうが聴きたいんだけど・・・ダメ?」というので、こっちにした。まああたし的にはどっちでもよかったんだけど。3回目は何故か混んでなく普通に入れた。余裕で席を確保しあたしが「まったく、さっきの回はいったいなんだったんだろうねええ」と言ったら、友人が返答するより前に、前の席に座ってた知らない女性(さっきとは別の)がくるって振り向いて「本当にそうですねえ!!」とか答えられてしまい口をぱくぱく。何だか会話泥棒?が多い日だなあ(面白いけど)。

今度はイタリアのカンツォーネから。ここでもコロラトゥーラソプラノの湯浅さんは本当に素晴らしい。凄い技巧だ。ああ、彼女でツェルビネッタが聴きたいわ。テノールの方のカタリカタリも熱唱。とても楽しいコンサートでした。友人も楽しんでた(私より?)ので嬉しい。いやはや3回とも行けばよかったなあと思ったけど・・・そりゃアフターフェスティバルだよなあ。

まあ、それにしても昼間は恐ろしい混みようでちょっと疲れてしまった。

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