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2012年3月 8日 (木曜日)

ブルックナー/交響曲第7番 朝比奈隆&大阪フィル

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交響曲第7番ホ長調 WAB.107 [ハース版]
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

大阪、フェスティバルホール 1992年9月27-29日
デジタル(ライヴ)


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体調が悪いのに寒い倉庫作業が入ったりして、まだ風邪が抜けてないのだけれど(ああああたしは事務職です念のため)、ブログをずっと放置してるのも何だかしのびねえなと思って更新。

ドイツ三大B、バッハ、ブラームスときてお次はベートーヴェンのつもりでいたけどブルックナーで。まあ、ちょっとお国はずれるけどいいじゃないか。Bのつく作曲家、何故多い。

で。

だんだんと番号通りに聴く気力が失せてきたので、6をすっとばして好きな7番を先に。7番はあたしのようなブルックナー初心者にもかなり好評な一曲よ。とくに第2楽章が大好きだ。心にきゅううんと触れるものがあるよ。

朝比奈先生の7番といえば聖フローリアンなんちゃらでのライブが有名なようだけど、これは大阪でのライブ。フローリアンのはニコ動で第一楽章を聴いて(この全集が手に入る全然前)まあ何て素晴らしいって思ってたんだけど、この大阪での録音も素晴らしいアルよ。録音もとてもよい。

7番は前に飯守さんの指揮で実演を聴いた。それは本当に素晴らしい演奏で一生忘れないだろう。朝比奈さんの演奏は、同じ日本人とはいえやや違う印象である。まあ、比べるのもおこがましいのだが(他に比べるものが・・・ないので)、飯守さんの演奏はバケラッタバケラッタの第3楽章は朝比奈さんみたいにこんなに早くなかった。もっとゆったりしてたな。終楽章も朝比奈さんの演奏は(意外と)躍動感にあふれている。あれれっと思うくらい、早く終わってしまう。飯守さんは最初から最後までゆったりとしてスケールの大きな演奏っていう印象が残っている(何年か前なので記憶によると、だけど)。

どちらもそれぞれ、いいなと思うなあ。どちらもブルックナーへの深い尊敬と愛情に溢れている演奏だと感じた・・・つか、ブルックナーへの愛情のない演奏などほとんど意味がないといえよう。
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話はぶっとぶが、飯守さんっていうと今年はパルシファルを振るようで、楽しみだ。まだ券取れてないけど。いい席が取れますように(祈)。二回行きたい、行ければね。.
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毎度の与太話。

今日会社に行ったら、隣の席のメガネ男子が髪を短く切ってきてた。自分で切ってくるので切りたてはいつもとてもかっこ悪い。自分はうまくいったと思ってるのかもしれないが。普段は「残念な向井理」(顔は似てない)と密かに名付けているサラサラヘアだった彼だが、短髪にするともっともっと残念な人になってしまう。

私は人の髪形は人それぞれで、男の人でも短い方がさっぱりしてかっこいい人と、サラサラヘアのほうが似合う人といると思う(当たり前だが)。男子は誰でも短髪にすればさっぱりしていいってわけじゃないと思う。

休み時間に洗面所で歯を磨いていたら、いきなり派遣の女の子に「naopingさん!○○さんのあの頭は何ですか!!?」とか言われてしまった。ああ、あたしだけじゃないのね、オカシイと思ったのは。ほっとした。

で。

席にもどって、「何とか彼をわからせてあげたい。数少ない女性として、次回は美容院に行ったほうがいいとハッキリ言うべきなのか。」と小一時間悩んだが、今時の会社ではどんな些細なことでもセクハラになってしまう(と思う)ので、とりあえずやめておいた。ほっとけば髪は伸びるのである。

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コメント

naopingさん
朝比奈氏のブルックナーの話でなくて、すみません。自分で散髪する人の話ですが、昔、私の後輩で、金がなくて床屋に行けないので、と言って、結構金を出して「散髪セット」とかいうのを買って持っている人がいました。この人は結構器用で、裾もちゃんと揃って切れていたのですが、いわゆる髪を「鋤く」、すなわち、髪全体のボリュームを少なくすることはできないため、だんだんと頭のボリュームが大きくなり、定期的に切る度に髪の裾は短いんだが、ついにはコケシのお化けみたいな様相になったのでした。そして結局は床屋に行ってました。
自分で髪を切るというのは、本人しかわからない、何か「快感」みたいなものでもあるんでしょうかね。

投稿: 安倍禮爾 | 2012年3月 9日 (金曜日) 00時44分

>>安倍さん

手先が器用なのと、自分で髪を切るのとは違うようで。髪の毛って一応人間の体の一部だから、外科手術なんかと同じかなと思うんですよ。まさか自分で手術したりしないでしょう。美容院の学校があったり、美容師免許があったりするのはやはり特殊技術だからじゃないかな、と思うわけです。わたくしもかなり手先は器用だと思ってますけど、ちゃんと美容院は行きます。料理や裁縫と違って・・・こればっかりは自分ではどうしようもないんで。

投稿: naoping | 2012年3月11日 (日曜日) 18時17分

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