ブルックナー/交響曲第5番 朝比奈隆&大阪フィル
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB.105 [原典版]
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
録音時期:1994年6月27日
録音場所:大阪、フェスティバルホール
録音方式:デジタル(ライヴ)
. さぶい。寒すぎる。東京でもこんななのに、ドカ雪の東北や北海道、そして我が愛する甥の住む松本はどんななんだろう。甥は雪に埋まってないだろうか。 そして・・・私は筋肉痛である。別にインフルエンザとか風邪ではなくて、昨日ちょっとハッスルしすぎて会社でダンボールの荷物をたくさん運んだせいである。腕が痛い。 筋肉痛+寒さで体が勘違いして「も、も、もしかしたら私はインフルエンザなのかもしれない」とかでいきなり発症したら困るんで(そんなことは医学上ないと思うが)、なるべく体にいい温まるものを摂取しようと考え、今日は珍しくブリを買ってきて(寒ブリっていうのか?)ブリ大根にしてみた。 ブリのアラは煮ると崩れてとても見栄えが悪いので、お料理写真はないんだけんども、ブリのアラというのは何と神がかり的に美味しいのだろう。あたしの中ではサバの焼いたのと双璧の美味さである。美味さが凝縮されているというか。昔飼ってた猫みたいに「ウマウマウマ」と声に出してエサ食べるほど美味い。 おまけに体にいいときている。目の周りの肉は頭がよくなる成分がたっぷりである。何で子供の時にサバやブリのあらが好きじゃなかったんだろう(ブリ、切り身は好きだったけど)。青魚が大好きだったらもっとお勉強が好きになったかもしれないのに。ああ。 ・・・という話にはあんまり関係ないけど、今日も朝比奈ブルックナーシリーズ。ブルックナーっていう作曲家も3番くらいまではただのチョビヒゲおやじくらいにしか思わなかった。で、4番でやっと音楽史に名を残す風味が現れてくるが、この5番にきて突然ガツンとくる。ブリのアラ煮の如く、突然旨み成分たっぷりでやってくる。ドコサヘキサヘン酸も充実している(←ウソ)。 実は5番ってあんまり聴いたことなかったんだけど、これはいいね。演奏もライブってことで何だかノリノリである。よし!とマエストロのつぶやきも聴こえてくる。 第1楽章 序奏部:アダージョ - アレグロ とくにゆったりとした第2楽章がすごくいい。グッとくる。後年の7番のバケラッタ楽章に似ている第3楽章もよろしい(少しやかましいが)。ライブだけど最後は拍手は入ってない。 ・・・朝比奈先生のウィキペディア、波乱万丈すぎて読むの疲れる。面白いけど。
第2楽章 アダージョ、非常にゆっくりと。
第3楽章 スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ、急速に、トリオ:(主部と)同じテンポで。
第4楽章 終曲。アダージョ - アレグロ・モデラート
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コメント
その晩年の頃、たまたま大阪に住んでたので、第5を生で聴くことができましたよ。ラストのコーダはド迫力でしたが、金管の人たちがすごく窮屈そうに舞台に乗ってたのが印象的。
ブルックナーって、果てしなく同じことを繰り返してるようで、やっぱり後になるにつれ、曲が面白くなってきますね。どこがどう違うのか、上手く言えませんが。
投稿: ぜん | 2012年2月 3日 (金曜日) 23時36分
>>ぜんさん
さすがに日本の(ちょっと前まで存命だった)指揮者の記事となると目撃情報がたくさんありますね。フルトヴェングラーなどとは違いますな(滅多に観た人いませんね)。
>果てしなく同じことを繰り返してるようで
ブルックナー・ゼクエンツってやつですよね。(ウィキペディアのあった)
投稿: naoping | 2012年2月 4日 (土曜日) 11時18分
来た来た、第五番♪
ワタシ的には一番好きかもです。特にやり過ぎ?ってくらい壮大な第四楽章。とっつきにくさもあると思いますが、一度ハマると、かなりどっぷりになってしまうかも知れません(^^;。
投稿: 左党 | 2012年2月 5日 (日曜日) 19時25分
>>左党さん
左党さんは5番が一番お好きなんですね? 私はこの盤でほぼ初めて聴きましたが、確かにいいなって思いました。でも私は第2楽章が好きですね~。何回も聴いてしまいます。まあ人それぞれってことで。
投稿: naoping | 2012年2月 6日 (月曜日) 20時55分