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2012年2月12日 (日曜日)

ラフマニノフ 音の絵 ロマノフスキー

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ラフマニノフ:
練習曲集『音の絵』Op.33

コレッリの主題による変奏曲Op.42
アレクサンダー・ロマノフスキー(ピアノ)

録音時期:2008年

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昨年のチャイコフスキーコンクールで4位、そしてクライネフ賞(タラソワコーチのダンナの賞)のロマノフスキー得意のラフマニノフ集である。

何度も何度も書いているし、色々な人がブログやネットで言っているので「その話はもういいよ~」的なのだが、コンクールでの彼のラフマニノフ協奏曲第3番はよかった。全部の演奏を聴いてるような猛者ではないので何とも言えないのであるが、今回のコンクールの多分一番いい演奏だったんじゃないかなあと思う。リハーサルの時から凄くいい演奏で(あたしゃ涙が出た)、ラコステの白ポロシャツとともに恐ろしく印象に残っている。改めて聴くと、本番のほうが最初から緊張感に溢れてて(当たり前だけど)、リハは最初は試運転的な感じ・・・でも途中からスイッチ入ってくるんだよね。

リハーサル
http://www.youtube.com/watch?v=L-qyhh3O7a4&feature=plcp&context=C37b3eeeUDOEgsToPDskKXEGNfKTe0UknfEnmBUFjm

本番
http://www.youtube.com/watch?v=xkgdoUMoHFA&feature=related

ああ、あのジジイ指揮者がムカツク懐かしいな。トリフォノフの時は本当にハラハラしたけど。(11:00あたりから、ハタチの青年のイライラと悔しさが伝わってくる。)
http://www.youtube.com/watch?v=bA_0hLq0jxc&feature=related

(トリフォノフはちなみにコンクールで弾いたチャイコンより日本でのほうが良かったなあ、何回も弾いて自分のものになってるのもアレだけど・・・というか指揮者が自分の考えをちゃんと聞いてくれたんだろうと思う。高関さんいい人そうだもんね。)

ところで。

実はロマノフスキーは5月に日本に来るのだが、すっかり忘れていた。ふと思い出し、イープラスで見たらとっくに売り切れてた(うぎゃああ)。しかし、あるところに電話したら若干残ってたので入手。何はともあれ聞きに行けるのはよかった。あきらめちゃダメだ。

ちなみに弾くのはラフ2で、3番ではない。2番のほうが客が入ると思ったのだろうか。コンクール・ウォッチャー組はみんな3番が聴きたいと思ってると思うのに。

さて。

ラフマニノフの独奏曲を語るほどピアノに詳しくないので、あんまりアレなんだけど(すいません)、この「音の絵」って曲は練習曲だけどもとっても難しい曲なんだそうな(笑)。作品33と39と二つあって、これは39のほう。

第1曲 ハ短調 アレグロ・アジタート
第2曲 イ短調 レント・アッサイ「海とかもめ」
第3曲 嬰ヘ短調 アレグロ・モルト
第4曲 ロ短調 アレグロ・アッサイ
第5曲 変ホ短調 アパッショナート
第6曲 イ短調 アレグロ~ピウ・モッソー~プレスト「赤頭巾ちゃんと狼」
第7曲 ハ短調 レント(ルグブレ)「葬送行進曲」
第8曲 ニ短調 アレグロ・モデラート
第9曲 ニ長調 アレグロ・モデラート(テンポ・ディ・マルチア)「行進曲」

なお、そもそも特に標題等はないようだが「展覧会の絵」の二匹目のどじょうを狙ったんだか作品33と39の中から5曲選んで標題をつけて(上記のカギカッコ内がそれ)レスピーギがオーケストラ用に編曲した。クーセヴィツキーが初演。でもあんまり・・・アレだったらしい。

あたしは第3、8曲が好きだ。CDで聴いていると「ああ、こういう弾き方をしてたな、ロマノフスキーは」とコンチェルトでの演奏を思いだす。もう彼はピアニスト的には出来上がってるという印象。残念ながらソロリサイタルは仕事で行けそうにないんだけど、読売日響との共演が楽しみである。

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今日はこの話題に尽きるなあ。♪エンダーーーーイイアーーーイアーーーー
ホイットニー昔は結構好きだったんだけど。合掌。

http://www.youtube.com/watch?v=RixgyoPQExw&feature=related

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