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2012年2月29日 (水曜日)

マタイ受難曲/聖トーマス教会合唱団&ゲヴァントハウス管弦楽団

120229_1955011_2 J.S.バッハ:マタイ受難曲

聖トーマス教会合唱団
ゲオルグ・クリストフ・ビラー(指揮 / トーマス・カントール)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

<ソリスト>
ウーテ・ゼルビッヒ(ソプラノ) 
シュテファン・カーレ(アルト) 
マルティン・ペッツォルト(テノール/ 福音史家) 
マティアス・ヴァイヒェルト(バス) 
ゴットホルト・シュヴァルツ(バス) 

2012年2月28日(火)東京オペラシティ コンサートホール

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昨日、行ってきた。実は風邪をひいてしまい会社帰りに行くつもりがどう考えても無理だったので、会社はサボった。それにしても何で自分ちから遠いオペラシティにしたのか、謎。うちからすごく近いサントリーだって券残ってたのに。ううう。

と、過去の自分に文句言ったりするけど、ホントにこれは行ってよかった。どのくらいよかったかっつーと。

まだ2月だけど、多分これが今年のナンバーワン・ライヴだと思う。 優勝。

今年中にどんな演奏があろうと、これにはかなわないと思う。もうこれは、生きてる世界が我々とは違うっていうか。

バッハ、たぶん一緒に来日してるわ。あたし見かけたもん、オペラシティで。もこもこのかつらかぶってたよ、たぶん。・・・ってそのくらい思っちゃうくらいこれはバッハそのもの。バッハの偉大さを今さらながら知る。さすが音楽の父。そういえば、私は子供の頃バッハとヘンデルは夫婦だと思ってたなあ。

実のところ、風邪のせいにするのもどうかと思うけど、ほとんど予習なんかできなかった。体調悪くて。それと、多分風邪薬のせいで演奏会の後半はほぼ夢の中なんじゃないかな、お金もったいないな、って思ってた。

でも、それは杞憂だった。

正直いうと、第一部の途中はちょっとうとうとしてしまった。それがちょうどイエス様が弟子に「おめえらこんなちょっとの間に眠るな」とか説教してるとこだったのでちょっと面白かった。

第2部は全く眠くなかった。眠るどころか耳が釘付け。たとえば・・・何かヨーロッパの大きな美術館に行って、次から次へと有名な絵画を目の当たりにして圧倒されてるみたいな感じ。ブリューゲルとか、ルーベンスとかねえ。ああ、これもあれも、知ってる知ってる、本では見たことあるけど、さすがに本物は迫力が違うねえ、的な。

さて。

この聖トーマス教会合唱団というのは創立800年なんだそうである。何時代だよ。で、過去にいろんなカントール(教会の音楽監督)の人がいたけど、この中にはかのヨハン・セバスチャン・バッハもいたっていう。そしてマタイもこの合唱団が初演したという。もう、これ以上の本家本元はないのだ。

あまりよく知らないで行ったので、この合唱団にはいくばくか大人の人も交じってるのかと思ったら、全部子供だった。もちろんテノールやバスの子たちは(セーラー服のソプラノ・アルトパートの子供たちと比べたら)ちょっとは大人でスーツを着ているけど、それでも(あたしからしたら)子供である。こ、こいつらだけでマタイの合唱を全部歌うのか、大丈夫だろうか。とか変な心配。

しかも、舞台上でちょっと喋ったり、お友達同士でふざけてたりして。大丈夫なのおおお??

しかも、かの名門ゲヴァントハウス管弦楽団の人々も何だかフツーっていうか。「これから偉大なるマタイを演奏する」って緊張感もあんまりなく、舞台上でへらへらとお話してたりとか。キリスト歌う歌手の人でさえ、コンマスの譜面台をなおしてやったり、譜面をめくってやったりとか。

何か、この人達にとっては超レギュラーなんだなあ、きっと。マタイ。

でも、演奏が始まると、全然心配ない。というか、恐ろしい。こんな凄い演奏・歌唱が目の前で繰り広げられるのを口をあんぐりとあけて見ているだけであった。

マタイ受難曲って合唱団の中からたまーに「村人A」的なソロの人が歌ったりするでしょう。アレも子供たちなの。何かごく普通に歌ってるんだよね。緊張しないのかしら。

で、結構マタイって残酷な(子供がこんなこと歌っていいの?みたいな)歌詞が出てくるんだけど、そんなんでもちゃんと・・・大人みたいに気持ちを込めて歌ってるんだわ。はあ・・・凄いねえ。

って・・・「すごいすごいばっかりで何の感想にもなってないじゃないか」って思うかもしんないけど、本当にこんなんであっというまに終わってしまったのであった。

えーとオケ。名門ゲヴァントハウスなもんで、やっぱりうまいねえ。ソロとかいちいち「はー」とか「ほー」とか思いながら聞いていましたわ。マタイってバスのソロのアリアのとこがとくにいい曲が多いなって思うんだけど、その伴奏がまた・・・ねえ。何と言うか、バッハしか感じないのね。そのものなの。ヴァイオリンとか。それとビオラ・ダ・ガンバっていうんですか?アレは。バッハの時代のドイツに連れて行かれました、あたし。これ弾いてる人も何だか長髪で(昔の布施明みたい)で、バロックっぽかったし。

演奏自体は、マタイってシンフォニック&ドラマティック路線とバロック路線とあるんだと思うんだけど、今回はバロック路線。だからもしかしてメンゲルベルクのマタイしか聴いたことなかったりしたら、ちょっと拍子抜けするかもしれない。出だしとか正直言ってもっと壮大なものを想像してたかもしれない。でも。聴き進んで行くうちに「これはカントールのトリックで、最初にバロックっぽくしておいて、あとのほうでガンガン盛り上げるって魂胆かな」って思った。それはとても効果的だった。

歌手について。
エヴァンゲリストを歌ったペッツォルトは、私のような退廃スト?にはお馴染みの名前である。退廃音楽シリーズの解説書の写真からは・・・ずいぶん老けてた。あんなに外見と声に差がある人は珍しい。大変美しい声で聴き惚れた。

ソプラノのゼルビッヒはとても透明な声であたしは好きだなあと思った。ヨー・ヴィンセントとか、ああいうヴィブラートの少ない声がいいよね。

アルトは驚きのハタチの青年である。最初ちょっと違和感があったけど、慣れるといかにもそれっぽい感じがしてよかった。

イエス役の人は何だかキリストというよりは優しそうな学校の先生みたいな感じだった(まあ、実際先生なんだろうけど)。歌は・・・どうなんだろう。

その他、メモ的に。

・演奏が始まるまえ、元ゲヴァントハウスのコンマスのゲルハルト・ボッセ氏の追悼のためにマタイの第62曲が演奏された。聴衆まで起立させられた。贅沢だけど、別の曲やってほしかったな。

・ロビーでCDを販売してたのは、一緒に来日したドイツ人スタッフだったのかしら。元団員とか? 何か見とれてしまった。

・最後の拍手は、やや早い感じ。もうちょっと間が欲しかったなあと。でもそれ以外は熱心そうな聴衆の方々だったので(バカップルとかいないわ、さすがに)、良かった。老夫婦が多かった。

・・・ということで、また日本ではマタイやヨハネをいろんな団体がやるみたいなので、色々聞いてみようかなあとか思ったけど・・・でも何だか今回聞いたせっかくのマタイが耳から出ちゃいそうで、もったいないのでやめとこうかなとも思った。

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2012年2月25日 (土曜日)

予習しなはれ、マタイ受難曲

ずっと残業続きで、音楽なんて聴く暇がなかった。やっと終わったと思ったら全体会議で何か発表しなきゃなんなくて、資料作ったりして帰れなかった。

で、昨日は飲み会で遅くなり、今日は二日酔いで半日つぶれ、今晩はまた高校の同級生たちと飲み会。(ちなみに誘ったメンバーの一人は「次の日に東京マラソンに出場するのでまた今度ね~」というカッコイイ断り方。)

明日もコンサートなので暇なし。うう。で、頼るのはyoutube。
こんなものをみつけた。

なんとなくこれは頭に入るなあと。まあ、シュライアーが大阪弁でエヴァンゲリスト歌ってるのはちょっと(かなり)違和感があるけど。それにしても1曲目は誰誰どないどないうるさいのう。

イエス様を売るときの「なんぼでっか」もいい。
困るのは、本番観に行ったときに思いだして笑ってしまわないかという危惧。

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昨日の飲み会は色んな営業所の事務の方々が集まってのものだったんだけど、25人くらいで集まって7割方若いお兄ちゃん。女は4人。

中でもとある営業所のイケメン率は異常で、2人来たんだけど二人ともイケメン(22歳くらい)。来なかった他の子も会ったことあるけどジャニーズ系だったり。この営業所の勤務だったら、毎日スキップしてるんるんで出勤するのになあ。

ということで竜宮城にいるみたいな感じで楽しかった。あたしカメ助けたっけ?的な。しかし、イケメンに慣れてないため、遠くで見ているだけで、普段慣れている男子たちとお話をしていた。

そんでま、会社で隣の席の男子にわたくしのクラシック好きについて根掘り葉掘り聞かれて、何だか困った。普通の人にこの趣味について聞かれると慣れてなくて、どこから話したらいいのかわからない。聞かれるのはわりと嬉しいのだが、自分の恥部をひけらかしてるような気分になる。何でだろう。

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2012年2月16日 (木曜日)

マタイを聴きに行くことにした。

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・・・・ということで、よい機会なのでマタイを聴きに行くことに決めた。

普通の日の公演だけど、ゲヴァントハウスの券を買った。
チラシの値段よりちょっと安かった(「優待券」ってどうちがうんだろう)。ショタ少年たちの歌声とゲヴァントハウスのオケのくすんだ響きなどをとても楽しみにしている。長いので、眠っちゃわなきゃいいが。

前勉強も必要なのかと思い、毎日一枚づつでもヘッドフォンで聴いている。ウチにはヒストリカルしかなかったので(メンゲルベルクとカラヤンのウィーン・ライブ盤)、マウエルスベルガーのステレオ盤でもなんだか新しい気がする。(たまーに新しい録音のCDを聴くと耳がついていかない。少し古い録音のほうが落ち着く)

対訳がついてないのと(まあ、既に持っているメンゲルベルク盤にはあるんだけど)、めんどうくさいので聴くだけ。まあ、キリストの生涯がなんとかなく頭に入ってればいいんじゃねええの的な。
聖書とか読んだらいいのかな、とか思うんだけど残業のためそんな時間もなく。

とにかく、この演奏はいい。なんとなく心が癒される。あまり「マタイを聴くぞ!」的な気持ちで聴かないほうがいいのかも。

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2012年2月15日 (水曜日)

受難の日本に受難曲。

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何かこないだ上野の文化会館でコンサートちらしを眺めてて思ったんだが、今年はバッハの受難曲の演奏会が多いのねえ。・・・ってどこかに書いた気もする。

ちらしもらってきたのは以下の分。(東京のみ)

2月5日 マタイ クール・ドゥ・シャンプルという合唱団。 トリトンスクエア(終了。忘れてた・・・)

2月28日 マタイ 聖トーマス教会&ゲヴァントハウス オペラシティ
2月29日 3月1日  同上 サントリー

3月10日 ヨハネ 東京JSバッハ合唱団 すみとり 神父さまの解説あり

7月1日 マタイ 東京バロックスコラーズ すみとり

ちらしは貰ってないけど、他に

4月6日 マタイ バッハコレギウムジャパン オペラシティ

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この中では、まさに王道のゲヴァントハウスのに行きたいなあ。最近マウエルスベルガー&聖トーマス&ゲヴァントハウスのを聴いてるからねえ。しかし、曲が長いもんで普通の日はキツイかもだが(土曜日の横浜公演は売り切れてた・・・何もかも一歩遅いワタシ・・・)。

何か昨年の震災から、受難曲な気分。もうね、聴きに行ったらメンゲルベルク盤みたいにすすり泣いちゃうかも。それにしても毎年例年こんなに受難曲やってるんだっけ。結構、日本ってイエス・キリスト教の人多いの?誰かおせーて。いやあ、あたしゃ真言宗だけどさ。

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アノ日(ばれんたいんでえ)無事?終了。昨年言い寄られてた営業のおっさん(既婚)は配ってる時にいなかったので渡さず(よかったあ)。部署のダンスィには全部渡した・・・つか外出者が多くて、人がいないのでほとんど机に置きっぱなし。ゴキ&ネズミが心配。

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2012年2月12日 (日曜日)

ラフマニノフ 音の絵 ロマノフスキー

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ラフマニノフ:
練習曲集『音の絵』Op.33

コレッリの主題による変奏曲Op.42
アレクサンダー・ロマノフスキー(ピアノ)

録音時期:2008年

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昨年のチャイコフスキーコンクールで4位、そしてクライネフ賞(タラソワコーチのダンナの賞)のロマノフスキー得意のラフマニノフ集である。

何度も何度も書いているし、色々な人がブログやネットで言っているので「その話はもういいよ~」的なのだが、コンクールでの彼のラフマニノフ協奏曲第3番はよかった。全部の演奏を聴いてるような猛者ではないので何とも言えないのであるが、今回のコンクールの多分一番いい演奏だったんじゃないかなあと思う。リハーサルの時から凄くいい演奏で(あたしゃ涙が出た)、ラコステの白ポロシャツとともに恐ろしく印象に残っている。改めて聴くと、本番のほうが最初から緊張感に溢れてて(当たり前だけど)、リハは最初は試運転的な感じ・・・でも途中からスイッチ入ってくるんだよね。

リハーサル
http://www.youtube.com/watch?v=L-qyhh3O7a4&feature=plcp&context=C37b3eeeUDOEgsToPDskKXEGNfKTe0UknfEnmBUFjm

本番
http://www.youtube.com/watch?v=xkgdoUMoHFA&feature=related

ああ、あのジジイ指揮者がムカツク懐かしいな。トリフォノフの時は本当にハラハラしたけど。(11:00あたりから、ハタチの青年のイライラと悔しさが伝わってくる。)
http://www.youtube.com/watch?v=bA_0hLq0jxc&feature=related

(トリフォノフはちなみにコンクールで弾いたチャイコンより日本でのほうが良かったなあ、何回も弾いて自分のものになってるのもアレだけど・・・というか指揮者が自分の考えをちゃんと聞いてくれたんだろうと思う。高関さんいい人そうだもんね。)

ところで。

実はロマノフスキーは5月に日本に来るのだが、すっかり忘れていた。ふと思い出し、イープラスで見たらとっくに売り切れてた(うぎゃああ)。しかし、あるところに電話したら若干残ってたので入手。何はともあれ聞きに行けるのはよかった。あきらめちゃダメだ。

ちなみに弾くのはラフ2で、3番ではない。2番のほうが客が入ると思ったのだろうか。コンクール・ウォッチャー組はみんな3番が聴きたいと思ってると思うのに。

さて。

ラフマニノフの独奏曲を語るほどピアノに詳しくないので、あんまりアレなんだけど(すいません)、この「音の絵」って曲は練習曲だけどもとっても難しい曲なんだそうな(笑)。作品33と39と二つあって、これは39のほう。

第1曲 ハ短調 アレグロ・アジタート
第2曲 イ短調 レント・アッサイ「海とかもめ」
第3曲 嬰ヘ短調 アレグロ・モルト
第4曲 ロ短調 アレグロ・アッサイ
第5曲 変ホ短調 アパッショナート
第6曲 イ短調 アレグロ~ピウ・モッソー~プレスト「赤頭巾ちゃんと狼」
第7曲 ハ短調 レント(ルグブレ)「葬送行進曲」
第8曲 ニ短調 アレグロ・モデラート
第9曲 ニ長調 アレグロ・モデラート(テンポ・ディ・マルチア)「行進曲」

なお、そもそも特に標題等はないようだが「展覧会の絵」の二匹目のどじょうを狙ったんだか作品33と39の中から5曲選んで標題をつけて(上記のカギカッコ内がそれ)レスピーギがオーケストラ用に編曲した。クーセヴィツキーが初演。でもあんまり・・・アレだったらしい。

あたしは第3、8曲が好きだ。CDで聴いていると「ああ、こういう弾き方をしてたな、ロマノフスキーは」とコンチェルトでの演奏を思いだす。もう彼はピアニスト的には出来上がってるという印象。残念ながらソロリサイタルは仕事で行けそうにないんだけど、読売日響との共演が楽しみである。

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今日はこの話題に尽きるなあ。♪エンダーーーーイイアーーーイアーーーー
ホイットニー昔は結構好きだったんだけど。合掌。

http://www.youtube.com/watch?v=RixgyoPQExw&feature=related

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2012年2月11日 (土曜日)

インフルエンザにご注意

何度も何度も書いているが、インフルは恐い。
今いる会社の部屋では今のところ一人しか発病してないが、空気感染する可能性はあるので来週になったらどうなるかわからない。インフル発病者がたった4日休んだだけ(土日含む)で出社してきて、親しく世間話をしたくらいでほとんど避けている。仕事の絡みがなくてよかった。

私はマスクをして仕事している。電車に乗るときももちろん。
人ごみが恐ろしく、演奏会にも出かけてない。一人暮らしで発病したら生きてる自信がないので、本当に気をつけてる。会社では手洗いはしょっちゅうしているし、アルコール消毒も何回もしてる。おかげでなんだか手が白くなった。

ヨーグルトと紅茶がいいらしいってネットでさっき読んだんだけど、たまたま毎日紅茶を飲んでる。ヨーグルトも朝食べてる。香典返しに貰った(最近はこんなとこまで韓流の波が?)ゆず茶もヨーグルトに入れたりして毎日食べてるけど、予防になるのかな? 
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「たかが流感でオーバーな」なんて言ってる人はかかったことがない人である。

どこかに書いたと思うが、何年か前に発病したときの記憶(ご飯食べながらの方、読まないほうがよいです。)

・会社の昼休み、なんだか体がだるい。食欲がなくお弁当のおにぎりをやっと食べた。机に伏せってしまうほど気分が悪い。腕や足腰の節々が痛い。

・食欲がなくなったことが人生でほとんどないので、これは多分インフルでは、と思い早退させてもらう。

・前に病気で入院してた病院に行くが(そこしか思いつかなかった)、大きな病院でどんなに訳を話しても「午後は初診の診療ありません」と言われ断られた。這うようにして電車に乗り、隣の駅で目についた看板を頼りに(存在すら知らなかった)小さいクリニックへ飛び込んだ。

・病状を話して、検査しようと思ったが鼻水が全く出ないので検査できず。しかし女医さんは「どう考えてもインフルエンザです。」と言い切って薬局に電話してくれた。薬は残り一個だと。「急いで取りに行って!!」と言われ『体がだるくて急げないよ』と思いつつ、急いで地図の薬局へ。

00f1885_1 ・薬を出してもらってる間、急激に体調が悪くなり、「すいません。おトイレ貸して下さい」と申し出た。従業員さん用のトイレで吐いた。吸い込み式のリレンザ←を薬局でパフパフと服用。こんなんで効くのかね?とか思った。

・家に帰った。寝た。まだ実家ぐらしだったので寝てても食事は出てきた。幸いなことに家族にはうつらなかった。父母は予防接種もマスクもしてなかったのに、今考えると不思議。

・体中を金属製のトンカチで叩かれるような痛みが襲い、熱がどんどんあがってきた。最高39度あったかな。アイスノンをして寝てた。頭痛もはんぱなかった。

・おとなしくしてて3~4日くらいで熱も下がり起き上がれるようになった。そのときちょうど冬季オリンピック絶賛開催中だったので、一日中BSでフィギュアスケートなどを見ていた。これだけは至福だった。

・一週間ちょいくらい会社は休んだ・・・と思う。しばらく頭痛は抜けなかった。

今はタミフルやリレンザよりもっと効果の早いものが出ているらしい?ので、薬さえ手に入れば私が罹った頃より楽なのかもしれない。しかしやっぱり前にかかったときのトラウマがあり、過剰と思えるほど防衛してしまう。
とにかく皆さまお気をつけて。

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2012年2月 6日 (月曜日)

ホロヴィッツ・プレイズ・グレート・ソナタ(10枚組)

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過去記事:ホロヴィッツ名演集10枚組


CBSのホロヴィッツ箱キターーーーー!!(軽く小躍り)ってことで。
これはいろんな時代の作曲家のピアノ・ソナタの名演集である。

収録作曲家は、リスト、ラフマニノフ、ショパン、シューマン、スカルラッティ、ハイドン、モーツァルト、クレメンティ、ベートーヴェン、スクリャービン、シューベルト、バーバー、カバレフスキー、プロコフィエフ、である。
リストのロ短ソナタなんて泣けるぜえええ。

で。まあちょっとづつ聴いてるんであるが(まだまだ全部聴いてない!)、今は有名どころのベトソナを愛聴中。子供の時にケンプ(もちろんフレディじゃなくてウィルヘルムのほう)で聴いてた「悲愴」「月光」「熱情」もしみじみと聴き、ルービンシュタイン・コンクールで耳タコになったワルトシュタイン、そして7番など、とてもよい。心和む。

しかし、ホントに弾く人によってこんなに違うんだなあと思うベトソナであった。

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どうも、ついにうちの事務所でもインフルが発症したようである。ケーリカチョー(鯖アレルギー)。スポーツ刈りで見た目非常に丈夫そうに見えるんだが、おそらく私よりずっと病弱である。髪型は関係ないな。とにかくセンシティヴなこと、この上ない。

私も発症したらどうしよう。色々と心配になり、とりあえずおかゆさんのレトルトを3種類買った。それとあとは結婚祝いのお返しに貰った、浅草今半(!)の豪華レトルトセットを卵閉じにして食べようかなとか色々考える。まあ、用意周到にしておくと意外と何もなく終わるんだけどもね。

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2012年2月 4日 (土曜日)

ニュルンベルクのマイスタージンガー シッパース/メトロポリタン アダム キング他

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ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

テオ・アダム(ハンス・ザックス)
ジェイムズ・キング(ヴァルター)
ピラール・ローレンガー(エヴァ)
ベンノ・クッシェ(ベックメッサー)
シャーリー・ラヴ(マグダレーネ)
ローレン・ドリスコル(ダーヴィット)
エツィオ・フラジェッロ(ポーグナー)
ドナルド・グラム(コートナー)
ジェイムズ・モリス(シュヴァルツ)、他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
トマス・シッパース(指揮)

録音時期:1972年1月15日
録音場所:ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場
録音方式:ライヴ
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<あらすじ>
小鳥に歌を習ったくらいで歌合戦に挑戦する無謀なドイツの騎士の話。優勝したくせに「マイスターはいやです」とか言ったりする。

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メト歴史的ライブシリーズ。

こないだ聴いた「ワルキューレ」に続きワーグナー。同じようになかなかの豪華キャスト。とにかく(キング好きとしては)キングのヴァルター・フォン・シュトルツィングが有難い。

テオ・アダムがザックスってのも(私の中では「ザックス」っていうとテオ・アダムの顔が浮かぶ)宜しい。ローレンガーのエーファもまことにチャーミングでよい。他の歌手も頑張ってる。(あまりにチャーミング過ぎるプライに比べていかにも若い娘に嫌われそうな感じの)ベックメッサー役のベンノ・クッシェも芸達者だし。やけに聴きなれてるなあと思ったらカイルベルト盤と一緒だ。

しかし。

ワルキューレと同じく、1972年なのにモノラル。当時のラジオがまだモノラル放送だったんだろうか(メリケンなのに?んなアホな)。なんかなあ。もうちょっと何とかならんかったんだろうか。聴き辛いというより残念感でいっぱいになる。

しかし、嘆いても仕方ない。

最初。拍手が終るのを待たずに前奏曲が始まる。若くてハンサムなシッパースが颯爽と現れて指揮棒を振り上げているところが浮かんでくる。まことに力強い前奏曲だが・・・残念ながらこの曲に必要なドイツ的な滋味深さみたいなものは無縁である。アメオケだから仕方ないか。アメリカハリウッド的な(いい意味で)。全体的に演奏の威勢はいい。わくわくする。

キングのヴァルターは声に悲劇のヒーロー臭がするので最初は少し違和感。つか、私だけかも知れんがジークムントにしか聞こえない。でも慣れるとやっぱりとってもカッコイイ。エーファが一目ぼれしてしまう感がありあり。ジェス・トーマスとかルネ・コロとか、大体この役はカッコイイけど。(キングの笑顔の舞台写真が晴々しくて珍しい。つか、キングって苦み走った顔の写真が多い気がするのだが。)

メリケンな拍手が(歌手登場とともに)頻発して微笑ましい。聴衆の笑い声も頻繁に入り臨場感あふれている。ベッグメッサーの歌の途中のだれぞかの「へへへw」がよい。

・・・それにしても、戦争終わってずいぶん経ってて、1972年だというのにアメリカってまだこんなことやってたのは凄い↓。
「なお、当時のメトの『マイスタージンガー』上演の通例で、終盤のザックスによる「神聖なるドイツ芸術...」のくだりはカットされているようです。」(HMVより)
バリバリのドイツ人のテオ・アダムはどんな気持ちだったろうか。3枚に収まってるので全体的にも多少短いようだ。第2幕計算したらカイルベルト盤より10分くらい短い。

しかし、さほど「うああみじけええ」って感じもなく、大いに盛り上がって終わる。大拍手。カットとモノラルな以外はなかなか良い上演記録なのではと思う。

さて、このシリーズ、次回は(いつなんだ?)ベームの「フィデリオ」かなんかを予定。

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昨日、ケイタイをついに変えた(あたしのは古くて7月には使えなくなるので)。めんどうくさかった。会社の隣の席のお弁当男子君も2日前に取り替えに行ったので、色がかぶっちゃいかんと思って前もって見せてもらった。「新しい機種は。。。大変使い辛いです」と言ってたのでおびえていたが(私もついに「らくらくフォン」デビューかと)、実際は私は前のと同じメーカーのにしたので結構大丈夫だ。

ショップではデータコピーにずいぶん時間がかかり、(別の要件で)隣のブースで年配の女性が苦情を言ってたのを一部始終聞いてしまった。なんでも、電話がかかってきて「早く取り替えないともうあなたは携帯を使えなくなる」と脅されたそうで。「えー使えなくなったらドコモとかに変えればいいじゃん」とか思ったんだが。 icon

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2012年2月 1日 (水曜日)

ブルックナー/交響曲第5番 朝比奈隆&大阪フィル

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ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調 WAB.105 [原典版]
朝比奈隆指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

録音時期:1994年6月27日
録音場所:大阪、フェスティバルホール
録音方式:デジタル(ライヴ)

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さぶい。寒すぎる。東京でもこんななのに、ドカ雪の東北や北海道、そして我が愛する甥の住む松本はどんななんだろう。甥は雪に埋まってないだろうか。

そして・・・私は筋肉痛である。別にインフルエンザとか風邪ではなくて、昨日ちょっとハッスルしすぎて会社でダンボールの荷物をたくさん運んだせいである。腕が痛い。

筋肉痛+寒さで体が勘違いして「も、も、もしかしたら私はインフルエンザなのかもしれない」とかでいきなり発症したら困るんで(そんなことは医学上ないと思うが)、なるべく体にいい温まるものを摂取しようと考え、今日は珍しくブリを買ってきて(寒ブリっていうのか?)ブリ大根にしてみた。

ブリのアラは煮ると崩れてとても見栄えが悪いので、お料理写真はないんだけんども、ブリのアラというのは何と神がかり的に美味しいのだろう。あたしの中ではサバの焼いたのと双璧の美味さである。美味さが凝縮されているというか。昔飼ってた猫みたいに「ウマウマウマ」と声に出してエサ食べるほど美味い。

おまけに体にいいときている。目の周りの肉は頭がよくなる成分がたっぷりである。何で子供の時にサバやブリのあらが好きじゃなかったんだろう(ブリ、切り身は好きだったけど)。青魚が大好きだったらもっとお勉強が好きになったかもしれないのに。ああ。

・・・という話にはあんまり関係ないけど、今日も朝比奈ブルックナーシリーズ。ブルックナーっていう作曲家も3番くらいまではただのチョビヒゲおやじくらいにしか思わなかった。で、4番でやっと音楽史に名を残す風味が現れてくるが、この5番にきて突然ガツンとくる。ブリのアラ煮の如く、突然旨み成分たっぷりでやってくる。ドコサヘキサヘン酸も充実している(←ウソ)。

実は5番ってあんまり聴いたことなかったんだけど、これはいいね。演奏もライブってことで何だかノリノリである。よし!とマエストロのつぶやきも聴こえてくる。

第1楽章 序奏部:アダージョ - アレグロ
第2楽章 アダージョ、非常にゆっくりと。
第3楽章 スケルツォ:モルト・ヴィヴァーチェ、急速に、トリオ:(主部と)同じテンポで。
第4楽章 終曲。アダージョ - アレグロ・モデラート

とくにゆったりとした第2楽章がすごくいい。グッとくる。後年の7番のバケラッタ楽章に似ている第3楽章もよろしい(少しやかましいが)。ライブだけど最後は拍手は入ってない。
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・・・朝比奈先生のウィキペディア、波乱万丈すぎて読むの疲れる。面白いけど。

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