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2011年12月29日 (木曜日)

三波春夫/俵星玄蕃

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年末っていうと、私が決まって聴きたくなるのは第九ではなくてこの三波春夫先生歌唱の「俵星玄蕃」(たわらぼしげんば)である。この間歌舞伎で「松浦の太鼓」って忠臣蔵ものを観てきたから、なおさら聴きたくなった。12月になると必ずといっていいほどCDを取り出して聴く。私が持っている、数少ないクラシック以外のCDのひとつ。

名曲である。歌謡浪曲なので普通の歌謡曲より長い。8分くらい?

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俵星玄蕃(たわらぼしげんば)は、三波春夫の曲。「長編歌謡浪曲」と呼ばれる。「元禄名槍譜」(げんろくめいそうふ)の副題が付くことがある。

作詞は北村桃児(三波自身のペンネーム)。作曲は長津義司。

「忠臣蔵」(元禄赤穂事件)にからんだ架空の人物である俵星玄蕃[1]を主人公とした曲。「歌謡曲(演歌)」「浪曲」「講談」の3つが織り込まれており、それぞれに通じた三波の、芸の集大成のような構成となっている。

三波自身は振りをつけて演じている。また現在でも、日本舞踊の題材として用いられることがある。

先述通り、多様な素養を必要とする曲で、歌詞も長大であるため、歌いこなすには相応のレベルが求められる。現在は演歌歌手の島津亜矢が得意としており、テレビ番組などで披露している。また変わったところでは、落語家の柳亭市馬が持ちネタの一つとしており、CDまで発売している。(ウィキペディアより)

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昔。って言っても持っているのはCDなので大人になってからだけど。初めてこの曲を聴いたときの衝撃は忘れられない。母親が毎日聴いていた演歌・ナツメロのラジオ番組で、フルコーラス流してたのを聴いたんだと思う。どうしても忘れられないので銀座の山野楽器まで行って買ってきた。

歌謡浪曲、馬鹿にしてはいけない。もうね、ワーグナーのオペラアリアみたいなんである。「ヴォータンの別れ」とか、「ブリュンヒルデの自己犠牲」とかそんなんに匹敵すると思う。

浪曲場面の

「一人の浪士が雪をけたててサク、サク、サークサークサークサーク
”先生!” ”おう、蕎麦屋か~~~”」の所など、何度聞いてもカッコイイ。しびれる。そして、お蕎麦が食べたくなる。

三波先生が晩年に近い頃だか、紅白で歌うというので(珍しく)楽しみにして見ていたが、フルバージョンではなかった(便所神の歌でさえ、フルバージョンだったというではないか。見てないけど)。当然ながら声もかなり衰えていたので少し残念だった。


フルバージョン、映像で見ることができる。これは貴重。
http://www.youtube.com/watch?v=fnX1vD0TBJU&feature=relatedicon

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コメント

大好きな動画ですよ。本当に素晴らしい。名人芸とはこのこと。
ただ蕎麦を食べたくなったことは、なぜかありません…。

投稿: ぜん | 2011年12月29日 (木曜日) 20時11分

久しぶりに聴きました。大好きです、ワタクシも。
動画があるんですねぇ。堪能いたしました。

「先生!」「おぅ、そば屋かぁ」のところのカメラワークも素晴らしいですね、これ。

投稿: ガーター堤亭主 | 2011年12月29日 (木曜日) 21時51分

おおっ、これが「俵星玄蕃」のフルバージョンでしたか! 曲名はいろんなところで目にするので気になっておりました。なるほど名唱ですね!! 御紹介ありがとうございました!!!

投稿: 斉諧生 | 2011年12月29日 (木曜日) 21時52分

こんなに人気があるとは、俵星玄蕃。

>>ぜんさん

この動画は今回ようつべで探して初めて観ました。録音しか聴いたことないので凄い迫力でした。そのあとコンビニで年越しそばを買いました。江戸時代の蕎麦屋って美味しそうですよね(?)。

投稿: naoping | 2011年12月30日 (金曜日) 10時47分

>>ガーター亭亭主さん

おお、お好きですか。
この曲はクラシック好きにもわりと通じるものがあるのでは、と思います。でも、ロックな感じもします。

投稿: naoping | 2011年12月30日 (金曜日) 10時48分

>>斉諧生さん

どういたしまして。広く皆さんに聴いて(観て)頂きたいと思いつつ、動画消されないか心配なのでダウンロードしてしまいました。

投稿: naoping | 2011年12月30日 (金曜日) 10時50分

わたしも紅白の短縮版にがっかりした口です。
前々から全盛期のライブ盤があったら欲しいとは思っていましたが、動画があるとは知りませんでした。
遅いクリスマスか、早いお年玉になりました。
ありがとうございます。

投稿: 白夜 | 2011年12月30日 (金曜日) 11時27分

>>白夜さん

どういたしまして。白夜さんもこの曲お好きなのですね。
お陰さまで、この曲がお好きな方がここの読者の方には多いってことがわかりましたので、書いて良かったと思いました。ドン引きされるかと思っていたので。私にも良いお年玉でした。

投稿: naoping | 2011年12月30日 (金曜日) 19時59分

謹賀新年   
よい年になりますように   

 さて・・・。   
 この曲は非常に懐かしいです。同じ映像であったかどうかちっとも覚えていませんが、昔、三波春夫がこれを歌い演じる姿をテレビで目にし、唖然とし、そして感心しました。   
 「お客様は神様です」の体現のようにも思えます。聴く人に堪能してもらおう、(授かった才能もあるでしょうがそれに加えて)精進を重ねつつ十分なゆとりももって芸を披露しよう、そういう態度で臨むことで聴衆も自分も喜びと充足を得て
、互いに生かされもする・・・という、そんな意気を感じてしまいます。   

 懐メロ番組や懐かし映像特集番組で氏が「世界の国からこんにちは」を歌う姿を見るたび、わたくしは複雑な思いをして来たものです・・・万博のときにセルが来日することを知らなかったので。(ま、親にねだって聴きに行ったとしても何かに感動できたかどうか分かりませんが)。ただ、後年になってみると、「ほぞを神田の川風を」です。

投稿: クラシカルな某 | 2012年1月 3日 (火曜日) 13時40分

>>クラシカルな某さん

謹賀新年です。

これほどまでにこの曲がクラ好きの方々の琴線に触れるとは・・・驚きです。
三波先生のこの曲の歌唱は素晴らしいですが(スタジオ録音でもライブ録音でも)、今回調べてみて知ったのですが(上に書いてあるとおり)作詞も三波先生なのですね。なんという才能なのでしょう。
そんなこんなで?正月にやってた「忠臣蔵」を実家で母親と見ようと思ってたのですが、遊びに来た姉一家がとんねるずのスポーツ大将(だったかな?)が見たいというので最後の討ち入りしか見られませんでした。殿中の場面が見たかった・・・嗚呼。

「世界の国からこんにちは」イコール「セルの来日」って発想が初めてで笑いました。

投稿: naoping | 2012年1月 4日 (水曜日) 22時36分

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