ネットラジオでバイロイト
今年からネットでNHKの年末のバイロイト音楽祭が聴けるようになった。「今さら何を言ってるの?」って言われそうだけど。
http://www3.nhk.or.jp/netradio/index.html
ウチは非常にNHK-FMが入りにくいので(ついでに言えばAUは圏外)、毎年ポータブルラジオを持っては電波がマシな所を探しまわるというありさまであった。ステレオのラジオは全然入らないのさ、えへん。
とても有難い有難い・・・と拝みつつ聴いているけど、その有難さと反比例して・・・毎年バイロイト音楽祭の放送があんまり心躍るものでなくなっているのは確かで。
例えば今日はマイスタージンガーだけど、私の不勉強が災いしてキャストで知ってるのってエーファのミヒャエラ・カウネくらい。あとは全然知らん。カウネだって、日本でアラベラ歌ったのを観に行ったから知ってるってくらいで。しかも彼女の発声があんまり好きじゃない(何だかさー、割り箸を横に持って奥歯でかんだ状態で歌ってるみたいな感じがしたんだ)んでな。
バイロイトは今は最早、変わった演出を観るところになってしまったのかな。 観えねーし
ああ。
あたしの子供の頃はこんなじゃなかったんだよね。
あたしが小学生?中学生?の頃は、バイロイトって年末の昼間にやってたんだ、確か。学校は冬休みだったから、蛍光灯の掃除とかを手伝いながら「はいほーはいほー」とか言いながら聴いてたものだ。毎年(一年中で一番と言っていいほど)とても楽しみにしていた。筋とかわからなかったけど。
まあ、今は大人になったので全曲盤が普通に手に入る(しかもかなり安く)。昔はリングは3種類しか全曲盤はなかったけど、今は選択肢も数えきれないほどたくさんある。しかも歌手はもっとすごーく豪華なものが。なので「ラジオでバイロイトやってるから聴く」みたいな感じだな、今は。しかも今日は最後まで聴く気はない(明日会社だし)。だから本日の感想はなし。
最近、メトの昔のライブシリーズの「ワルキューレ」(クロブチャールの指揮の)を入手して、年末の忙しさの中 片手間ながら聴いてたのだけど、もうね、大変。ワーグナー歌手がまだ神様だった頃の録音。休日ヒマな時にじっくり感想は書こうと思ってるんだけど(本当は書きたくて書きたくてうずうずしてる)、本当に・・・信じられないほど素晴らしい。何を今さらって気もするけど、どうしても昔の録音のほうが魅力的だ。
まあ、どうせ私には本場まで観にいく財力も暇もないので、こんなこと書いても負け惜しみにしか思えないかもしれんけど。
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コメント
年末年始はクラシックの番組がてんこ盛りで、昔からこの時期は心が躍りました。バイロイト音楽祭の中継、N響の第9、クラシックハイライト(教育テレビ)、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
N響の第9は今年はスクロヴァチェフスキ。数年前の同じ指揮者の第9は素晴らしかった。期待できます。
ニューイヤーコンサートは今度はマリス・ヤンソンス。良い指揮者だけれどウィンナワルツとは相性が悪い気がする。
もう昔になりますが、カラヤンが振ってキャスリーン・バトルが歌った「春の声」が素敵でしたね。
投稿: totelanuit | 2011年12月28日 (水曜日) 16時56分
>>totelanuitさん
確かに、子供の頃って年末が楽しみでした。とくにクラシックハイライトは。(昔、年末はたまにオペラの放送があったりした気がする・・・。)
N響第9は見たり見なかったり、VPOのニューイヤーコンサートはウィンナワルツがさほど・・・なのであまり熱心には見ませんが、カラヤンが出た年はさすがに熱心に見ました。毎年オペラ歌手出せばいいのにって思います。
投稿: naoping | 2011年12月29日 (木曜日) 17時49分