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2011年10月22日 (土曜日)

ヴィエニャフスキ・コンクール ファイナル 第3日

昨日は給与計算による残業でくたびれて聴けず。今日もぐったり。でも頑張って結果発表まで全部聴く。
さて今日は日本人おにゃの子とストラディバリ使い君の対決。「オレさえストラドもってないのに・・・」という審査員の嫉妬が災いするかどうか(←ウソ)。

最初から観てないのであんまり色々言えないけど、ピアノコンクールみたいなヘンタイが皆無なのがつまらん。みんな優等生な感じ。もしくはチャイコンみたいにヴァイオリンを後ろで持って背中で弾く人もいない。←そりゃいねえよ

Miki KOBAYASHI

H. Wieniawski: II Koncert skrzypcowy d-moll op. 22

ナチュラルな可愛い普通の日本人の女の子。ちょっとふくよかな池脇千鶴ちゃんて風情。蒼いドレスが素敵。ところで、女性ヴァイオリン奏者は何故みんな肩出しドレスなのかすら。ピアノはそんなことないのに。日本人二人は何故か二曲とも同じ曲。またあのタコを耐えなければならんのか(泣)。彼女のヴァイオリンの音もまろやかで好き(Annibale Fagnola 1929)。新しい楽器でもいい音するね。それにくらべてチャイコンの・・・(以下略)。終楽章、演奏を楽しもうという余裕も感じられる(たまに笑顔も見せる)。終わってから楽屋に向かう時にカメラに笑顔。かわえええ。

Erzhan Kulibaev

H. Wieniawski: II Koncert skrzypcowy d-moll op. 22

カザフスタン人。24と若いのに頭がもう危険信号。若き蟹江けいぞうさんって風情。正直言えばストラドだからすげえいい音とか私はわからん。楽器に施された模様は綺麗だ(その程度の耳です。ええ、ヴァイオリン素人ですからキリッ)。おそらくどこかから貸与されているものと思うが、はたして彼の実力にこの楽器が見合っているのかなあとか思う。あたしにはわからん。おっかない顔で聴くヴェンゲーロフ(審査委員長)が見えた。楽屋で指揮者が「これがストラディバリ?さわらして~(はぁと)」って楽器なでてた。

Miki KOBAYASHI

D. Szostakowicz: I Koncert skrzypcowy a-moll op. 77

またタコかあ。この曲は楽しむというより共に闘う感じ。まあ聴くの二度目なので少し耳が慣れたかも。第2楽章のオケとのタイミングとか鬼。決まればカッコイイがの。第3楽章気持ちがこもってて素晴らしい、気迫を感じた。感動した。第4楽章かっこええ。惚れた。指揮者がぎゅうっと抱きしめてる。うまくいった。この曲のCD欲しくなった(と、HMV見る)。

飯守さんの指揮でこの曲CD録音してるのねこの子。

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自分が女のせいか(?)、女子の演奏のほうがしっくりくる。韓国おねいちゃんと小林さんの演奏が熱っぽくて好きだな。小林さん優勝して欲しいなあ。ちょっとグッときた。

Erzhan Kulibaev

P. Czajkowski: Koncert skrzypcowy D-dur op. 35   

トリはチャイコで。なにはともあれ、この曲は聴きなれててホッとする。日本人が出てたっつー緊張感が抜けてちょっと眠くなってきた(いかんいかん)。あれれ、何で第1楽章で拍手が。やだあ、すとらでぃばり優勝??そんなにいいのか?? しょせん私はヴァイオリン素人(泣)。今、夜中の4時。お腹すいた。何かカスカスとした音が気に入らない。オケと合ってない。最後はブラボー出た。スタンディングオペーション??そんなに良かったのか。この人優勝したらもうコンクールウォッチャーやめようかな(←毎回そんなこと言ってる)。

演奏終わって客がはけても会場映しっぱなし。マイクやカメラのテスト、出演者のお化粧とかしてるし。結構ウケル。日本だったら放送事故のレベル。

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