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2011年9月25日 (日曜日)

あらかわバイロイト/神々の黄昏(25日)

ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」
ジークフリート: 今尾滋
ブリュンヒルデ: 福田玲子
ハーゲン: 若林勉
グンター: 高橋祐樹
グートルーネ: 羽山弘子
ヴァルトラウテ: 向野由美子
アルベリッヒ: 田辺とおる
第一のノルン: 奥野恵子
第二のノルン: 竹内恵子
第三のノルン: 井上智映子
ヴォークリンデ: 近藤幸江
ヴェルグンデ: 平舘直子
フロスヒルデ: 栗田真帆
その他若手精鋭陣

指揮:クリスティアン・ハンマー
TIAAフィルハーモニー管弦楽団

(サンバール荒川)

今年もやってきた、あらかわバイロイト。

私にとって、あらかわバイロイトは一年に一回だけ(往復)都電荒川線に乗る日。絶対に他に用事ないもん。でも、乗る区間は本当に短いからあっというまなんだけど。でももう3回目なのであんまり物珍しくない。

こんなこというと怒られるかもしれないけど(いや、過去何故か怒られたことあるのであんまり書かんほうがええのかもしれへんけど)。

ワーグナーじゃなかったら何も荒川区まで行かないし。もっとウチの近くには新しいホールがあるのに。ワーグナーじゃなきゃあそこまで行かないのだ。(ワルキューレの次のフンパーティンクもモーツァルトも完全スルー)

そういったこともふまえて。(←何が?)

えーと、今回は大変いい席にしてみた。前回ワルキューレの教訓を生かし。前の人の頭を気にせずに観れる。前から4番目ってちょっと前過ぎるけどまあ、そんなに大オケでもないし歌手も声量が大きいわけでもない(テオリンだったら失神しとった)。ちょうどいい感じだ。しかしあんまり人がいない・・・。大丈夫なのかあらかわバイロイト。

で。

3日間ある中、今日にしたのは。前回ジークムント歌った角田さん(大絶賛しすぎて見つかって公式ブログにリンク)の日と非常に迷ったんだが、別の日にジークムント歌った今尾さんって人もかなり良かったらすいというのを読んだので、こっちも聞かなきゃなって思ったんだ。

あと、以前ワーグナーの「妖精」でアーダ歌ってた福田玲子さんがかなり好印象だったので。それともちろん羽山さんも見たくて。あとはまあ、クリスティアン・ハンマーの指揮は鉄板だし(とはいえ、もう一人のルナルナの人は一回も聴いたことないんだけど)。

<序幕>
いきなりダンサー?登場。悪い予感。ワーグナーに意味のないダンサーを出すなって何度言ったら・・・・。
3人のノルン。衣裳着物っぽい。和洋折衷の演出なのかしらん。みなうまい。(ノルン馬鹿にしちゃいかん。難しいんだぞ)

ブリュンヒルデとジークフリート登場。相変わらず・・・福田さんの発音はあんまり聴きとれない。しかしまあ、ヒルデガルト・ベーレンスもこんなだったなあとか思いつつ。歌は迫力ある・・・けどやっぱりワーグナーの声ではない気が。ベルリーニとかドニゼッティの声かも。でも好き。
ジークフリート、全く初めて聴く人だけどははあ、なるほどね。元バリトンということで(バリトンからヘルデンテノールになった歌手、多い)、重い声のイエルザレムといった感じか。つか、日本人でもここまで歌えるんかね。少なくとも新国のクリスティアンなんちゃらよりはあたしは魅力を感じる。以上もう、あたしの中ではこの二人は「よっしゃー!!」早くもガッツポーズだったぜ。

<第1幕>
ギービヒ家。羽山さんと高橋さんの兄妹は見た目麗しい。羽山さんちっちゃくてかわえええ。高橋さんかっこえええ。ハーゲンの若林さん・・・眼鏡かけて何か冬彦さん(←古い)みたいな雰囲気(いじいじしてる)。あたしはもうちょっと強烈なハーゲンが好きなんだけど・・・まあこれは演出かな。

それにしてももうなんかずっと・・・酒飲みっぱなしなんだがこの演出。

ブリュンヒルデの岩山の炎は何故か紙風船とちっちゃいろうそくの火。サンバール荒川も節電のターゲットにされているようで。まあ火は火だが。
ワルトラウテ役の人、青木さやかに似てる。

<第2幕>
血相変えてまんねんたちを呼びつけて、「大変だ大変だ」とか言って実は婚礼なんだよーんおめでたいんだよーんというハーゲンは何度見ても萌える。

婚礼・・・なんだけどもうそこは日本の結婚式場になっており。チンザンソーとかハッポーエンの風情。金屏風の前で扇子を持って待ち構えるまんねんたち。グートルーネはまんま貸衣装のウェディングドレスだし(羽山ちゃんかわええええ)。ブリュンヒルデは一応和装で(無理やり)。侍女はもうなんだか新婦友人一行みたいな感じ。「神々の黄昏」観に行ったはずなのにあたしの中では友人の結婚式行って来た感じだ。

でまあ、ブリュンヒルデは阿鼻叫喚(って言うのか?)の叫びっつーか。こんなに怒り狂ってる女の人、あんまり日本では見かけないなそう言えば。

<第3幕>
ラインの乙女。わりとびっくりせくしい衣裳。しかし3人は何と言うか(左から)「(綺麗に化粧した)黒沢かずこ、(奇跡の一枚の)黒沢かずこ、(遠目に見て)中川翔子」みたいな感じ(注:私は黒沢さんのファンです。ねんのため)。ジークフリート兄貴を誘惑するために衣裳チェンジしたりとか結構頑張ってる。声も外見も素敵な3人だったす。

まんねんの衣裳が第2幕と変わってないのはちょっと悲哀を感じる。狩なのに。まあここらへんは文句言っちゃだめ。予算ないんだから。

最後の場に行くまでは演奏上はほぼうまく行ってたんだけど、やはり長い曲のせいなのか、歌手さんくたびれてしまったのか多少入りが遅れたり(ヒヤリ)。それでも冷静沈着なハンマー先生、的確に指示を出していたので事故は起こらず(指揮者がよーく見える席だったので)。さすが劇場叩き上げの指揮者というか。

で。ブリュンヒルデが最後に火を放って飛びこむってシーンから、いつものように感きわまって泣く・・・と思ったらまたあの謎のダンサーが登場。出るべき涙も引っ込んでしまった。本当に(何回も言うけど)オペラでは筋と関係ないダンサーは出すのやめてほしいの。

まあ、色々文句は言いましたが最終的にはやっぱり福田さんの大熱演と今尾さんの陽気な演技とヘルデン声、ハンマー先生のメリハリの効いた指揮が印象に残りました。出演者と関係者の皆さまご苦労さまでした。次回、「ラインの黄金」も楽しみにしております。

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2011年9月23日 (金曜日)

初心者のための神々の黄昏

「お友達から券を買わされたが、ワーグナーなんかよくわからないし、ぶっちゃけオペラ見るの初めて」の人用解説。

(注:神々の長とか、地底人とかこまけーことは省く。)

序幕 

3人の女神が綱のようなものを編みながら運命について歌っている。綱は切れる。不吉だわ~と女神たちは舞台からはける。

舞台変わって岩山。ブリュンヒルデとジークフリートの夫婦が朝っぱらから大熱唱している。

(こいつらは実はおばさんと甥の関係である。でも結婚してるww)

ジークフリートは新しい冒険を求めて、旅に出る。ジークフリートは愛の証として「指環」を妻にわたす。

(この「指環」はみんなが狙っているが実は「持ってる人は死んじゃうよ」という呪いもかかっている。)

<聴き所>「ジークフリートのラインへの旅」

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第1幕

ジークフリートが舟で川を上っていると、ギービヒ家(金持ち)の人々が出迎える。

・グンター(この家の正式な息子)
・グートルーネ(グンターの妹)
・ハーゲン(グンターたちの異父弟。悪役)

ハーゲンはジークフリートの「指環」(今はブリュンヒルデがしてる)を狙っている。

そのためにグンターをブリュンヒルデに、グートルーネをジークフリートにくっつけようとしている。そして自分はジークフリートから「指環」を盗っちゃおうって作戦。
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ハーゲンがジークフリートに「忘れ薬」を飲ませる。妻のことはすっかり忘れ、目の前の美しいグートルーネに惚れてしまう。

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舞台は戻って。
ブリュンヒルデのいる岩山。

ブリュンヒルデの妹のワルトラウテが血相変えて登場。ブリュンヒルデのこれからの不幸とかを語り、「指環をライン川に捨てて。」と懇願する。

ブリュンヒルデは勿論拒否。

妹は嘆きながら去っていく。

そこへグンターに変装したジークフリートが登場。
抵抗するブリュンヒルデを力づくで従わせ、指環を奪う。一夜を共にする。(←ジークフリートはヤってないと主張)

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第2幕

ハーゲンが父のアルベリヒ(指環が欲しかったんだけど、手に入らないので呪いをかけた)と話している。ハーゲンは「指環は自分のものにするよ」と語る。

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夜明け。ジークフリートが戻ってくる。作戦は大成功と報告。

ギービヒ家の人々が家臣たちとともにブリュンヒルデを出迎える。
見知らぬ女と一緒のジークフリートを見つけ、怒り狂うブリュンヒルデ。 「あたしはグンターに変装したジークフリートと結婚したのよ」と主張。

グンターは「ガーン」

しかし妻のことはジークフリートはすっかり忘れているので、グートルーネとラブラブで家臣とともに舞台を去っていく。

残された3人。

・グンター → 家長としての面目丸つぶれ。
・ハーゲン → ジークフリートのしている指環が欲しい。
・ブリュンヒルデ → ジークフリートの裏切りが許せない。

ということで、ハーゲンとグンターとブリュンヒルデはジークフリートを殺すことを誓う。ブリュンヒルデは「ジークフリートの弱点は背中よ」と二人に教える。

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第3幕

ライン川。
狩の途中道に迷ったジークフリート登場。この川に住んでいるラインの乙女3人(もともとは「指環」の原料の「ラインの黄金」の持ち主)に声をかける。

乙女たちはジークフリートに指環の呪いについて警告するけど、ジークフリートは聞く耳をもたない。
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ジークフリートはグンターとハーゲンの一行に合流。グンターが元気ないので、ジークフリートは今までの身の上を陽気に話し始める。

でも途中で記憶があいまいになったので、ハーゲンが「思いだす薬」を飲ませると、ジークフリートはブリュンヒルデを思い出し、二人の出会いを語ってしまう。

それを聞いてグンターはびっくり。ハーゲンは後ろを振り返ったジークフリートの背中を刺す。ジークフリートはブリュンヒルデのことを思い出しつつ息絶える。

<聴き所>「ジークフリートの葬送行進曲」

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グンターとハーゲンたちがジークフリートの亡骸とともに帰宅。嘆くグートルーネ。ここで指環をめぐって兄妹喧嘩をする。ハーゲンはグンターを殺す。そこへブリュンヒルデがかっこよく登場。長いアリアを歌う。

<聴き所>「ブリュンヒルデの自己犠牲」

ブリュンヒルデは薪を積み上げるように家臣たちに指示。ジークフリートの亡骸を燃やす。愛馬とともに(←予算上出てこないことが多い)自らも火の中に飛び込む。

ギービヒ家は焼け落ちてライン川は氾濫、ハーゲンは指環を奪おうとするが、ラインの乙女によって水中にひきこまれる。指環は乙女たちに手に戻る。

炎は天上の神々の世界にまで広がり、ヴァルハラ城(ブリュンヒルデのお父さんが建てた城)にまで燃えうつる。壮大な終結。幕。

過去記事: 「神々の黄昏」を考える

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2011年9月22日 (木曜日)

台風が

昨日は台風が首都圏を直撃し、会社は4時くらいに解放されたけれど、やっぱり途中までしか地下鉄は走らず。当然のように途中の駅で下ろされ、ふた駅も歩くはめに。

そこらへんはいつもは私の休日のお散歩コース(美術館があったりするので)なんだけど、お天気が良い日は楽しいけどあの突風&大雨の中に歩き続けるとどんなに長く感じただろう。半分泣きそうだった。私のように小柄で体重の軽い人間は普通の人よりどんなに危険か。傘の骨の多いのを持っていたので折りたたみの傘やビニールの傘よりはおちょこになったりはしないのだけれど、逆に壊れないがために風に乗って体ごとぶっとびそうになることが何度も。リアル・メリー・ポピンズだよまったく。

で、JRの駅についたんだけどそこからの駅からの電車ももう全部ストップ。どうなっているのだ。そしてますます風が強くびゅうびゅう鳴り、かつてない暴風雨(こんなの見たことない)。何故かバスだけは通っていたのでとりあえず実家まで行くバスにのり、あとは歩いて自分のマンションまで帰ろうとした。

だが。

実家の近くの停留所に着いたら、この考えは甘いと感じた。とにかく歩けない。服もびちゃびちゃ。あちこちで物が落ちたり瓦がぶっとんだりしてるので、命が危ないとさえ感じた(気づくの遅い?)。

途中で、小さい頃によく遊んだお稲荷さんで休憩させてもらうことに。「お稲荷さん、ちょっと雨宿りさせてね」と声に出して言い、ふと見ると昔から生えていた大きなけやきの木の2本あるうちの一本が、ぶっ倒れていた。こんな丈夫な木が倒れてしまうほど台風凄いの? もうね、早く避難するしかないわ。そう思った。実家に電話。しかし電話が混んでて通じない。もうアポなしで行くことに。

もはや、私の外見は命からがら逃げてきた北朝鮮の脱北者のようであった。もうどうでもいい、命さえあれば。チチハハは大歓迎して迎えてくれたけど(あの大地震の時よりは全然時間が早かったし。7時前くらい。)、「お稲荷さんで倒木してる」と興奮気味に話したら、チチは一眼レフ持って飛び出して行った。危ないよね、ホントに。

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2011年9月21日 (水曜日)

キーンツル/福音の人(Der Evangelimann)

ヴィルヘルム・キーンツル:歌劇「福音の人」(エヴァンゲリマン)

YouTubeで発見。埋もれていてはもったいないので一応のっけておく。まだ全部見てないけど。

第1幕

http://www.youtube.com/watch?v=pUnBdRNi7NE&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=aGKmWdQbGKA&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=lx9JXVcbLOk&feature=related

第2幕

http://www.youtube.com/watch?v=2RwSTtJYOr4

http://www.youtube.com/watch?v=O0EdZyYxLPI&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=yE4BhlVS68Q&feature=related


あらすじ

ウィーンのある僧院に働いていたヨハネス、マティアスの兄弟はいずれも僧院長の娘マルタに恋をしていたが、弟を遠ざけようとする兄ヨハネスの企みのためにマティアスは放火の罪に問われて20年の刑に処される。そして出獄後伝道者になった彼は臨終の床にあるヨハネスに会い、彼が弟であることに気づかない兄から罪の告白を聞く。

ヴィルヘルム・キーンツル Wilhelm Kienzl(1857~1941)はオーストリアの作曲家。才能をワーグナーに認められてしばらくの間バイロイトのワーグナー家に住んでたらしい。


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(追記)

全部見ました。

・非常に地味なオペラだが、なかなか感動的。ワーグナーの色々なオペラの影響を受けているのがわかるけど(ローエングリン、トリスタン、パルシファル等)、とにかく地味。最後は病院を舞台にしたパルシファルといった風情。音楽もたまに「おお」と思うようなドラマティックな部分あり。たまにだけど。

・フォルクス・オーパーって行ったことないんだけど、こじんまりとして庶民的でよいですな。曲もこの雰囲気と合ってる。しかし、ウィーン旅行でもしこの曲見たら時差ボケで爆睡しそうだなあ。

・歌手はあんまり知らないけど、みんなよかった。アルトの歌手の人が大喝さいを受けていた(容姿がマリアーナ・リポウシェクを思いだす)。でも弟を騙した瀕死の兄の人も良かった(病院のベッドに寝かされてるアンフォルタスって感じ)。主役の人が外見がじいさんっぽいのが惜しい。声はいいんだけど。誰かに似てるな~って思ったらジェンキンスさんだ。

・少年合唱が活躍するのはなかなか魅力的だけど、最後を締めるわけだからもうちょっと上手だといいなあ。テルツ少年合唱団が欲しいとこだ(無理か)。

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2011年9月18日 (日曜日)

真夏も青ざめた節電女

テレ東の池上さんのエネルギー特集を見てハタと気がついた。すっかり節電忘れてた。

過去記事:更に青ざめた節電女

真夏。実はあんまり節電意識してなかった。クーラーも使ってた。だって・・・死んじゃうもん、この暑さじゃ。孤独死はまだ早いよ。オペラ行く予定もあるし、もうちょっと生きたいもんね、私。

2月7日~3月6日の電気使用量 156kwh 3440円

3月7日~4月6日の電気使用量  64kwh 1803円

4月7日~5月9日の電気使用量  55kwh 1671円

5月10日~6月6日の電気使用量 53kwh 1654円

6月7日~7月6日の電気使用量 66kwh 1896円

7月7日~8月4日の電気使用量 74kwh 2059円

8月5日~9月6日の電気使用量 99kwh 2527円

ぬああああ。仕方ないねえ。夏だもん。暑いもん。
でも頑張ったよ、昨年より。

全然知らなかったんだけど。東京電力の「電気使用量のお知らせ」は昨年の使用量と比べられるようになってるよ。

それによると、昨年の8月分は113kwh、9月分は148kwhで、大体33~4%は節電できてるってことだね。結構凄くない?・・・凄くないか。

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別件。ワンピースはできた。でも、写真にするとなんか普通だなあ。細部は結構色々凝ってるんだけどね。(ちゃんとアイロンかけて写真撮りなおした。10月8日)

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2011年9月17日 (土曜日)

ツイッターないけどつぶやきたい。

・昨日激しく残業だった。月曜も出勤。なのに連休に姉にしつこく誘われる。何なんだいったい。

・絶賛裁縫中。初のコンシール・ファスナーに挑戦。結構簡単だった。エフロン・ファスナーより楽かも。(わかんねえだろうなあああ)

・夕飯に本格的にトマトソースのキノコスパゲッティを作ったんだけど、皿に盛ったとたんに手が滑って流しにぶちまけてしまった。泣かなかった自分を褒めてあげたい。

・裁縫しつつ一日中マイケル・ジャクソンを鑑賞(ネットラジオの専門局にて)。びっくりしたのはYMOのビハインド・ザ・マスクをマイケルがカヴァーしてたってこと。

・マイケル・ジャクソンって子供の頃のほうが歌うまい気がする。

・ゆうべ夜中に目が覚めて、テレビつけたら怪談やっとった。夜中の三時に電気もつけずにワクワクしてみたんだけど一ミリも恐くなかった。多分何かマヒしてるんだと思う。

・最近たまに朝、東京MXでムーミンを見るんだけど新しいほうのムーミンって結構シュールなのな。でも私、全く違和感なくムーミン谷の住人になれる自信がある。

・こないだたまたま東京MXで昔の天才バカボンやってたんだけど、もう時代が違いすぎてびっくり。田舎のばあちゃんちに遊びに行くのに、電報打つって。。。電話ないのかな。

・東京MXって微妙にアナウンサーのクォリティが低いのが好き。(失礼)

・今朝NHKのニュースでやってた、新潟総踊りってのをいつか観に行きたい。

・こないだたまたま見たNHKの番組で世界のお墓特集みたいなのが面白かった。墓参りマニアって「墓マイラー」って言うのね。

・↑この番組の次回のテーマがイグノーベル賞なのもセンスいい。

・こないだやってた「砂の器」。さすが千秋様、曲を聴いただけで犯人の深層心理までわかってしまうとは・・・。

・明日にはワンピースできそうだ。天才じゃないだろうか・・・あたくし。

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2011年9月15日 (木曜日)

アルヴェーン/交響曲第3番

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アルヴェーン:交響曲第3番
スウェーデン狂詩曲第2番「ウプサラ狂詩曲」
ニルス・グレヴィリウス指揮/ストックホルム・フィルハーモニック管弦楽団
(ウブサラの指揮はスティグ・ヴェステルベリ)

先日、渋谷塔の宝箱(ガラクタ箱といったほうがいいのか)より救出。490円。ちゃんと買うとスウェーデン協会盤はとっても高いし、そもそもあんまり売ってない。あまり興味はなくともこんなに安ければ買っとく。他にペッテンション=ベリエルのピアノ曲集のCDも買った。「夏至の徹夜祭」だけで有名なアルヴェーンだが、交響曲も5つ書いてる。CD全集も出ているようだが・・・もし買ったとしても全部聴こうという気力がない。

はて。

人間というもの、自分は普通に生きているつもりでも他の人が幸福だとすごく不幸に感じる。(まあ、実際不幸なのだろう)そんなことをふと考えながら聴くと、アルヴェーンのこの曲は(意外や意外)なんと幸福に感じてしまうんだろう。何の陰りもない、エロさのないR・シュトラウスのようだ。本当に癒される。第2楽章とか素朴で涙が出てくる。心が弱っているんだろうか(いやどちらかというと肝臓?)。第3楽章の明るさに心が癒される。お友達になって下さいって言いたくなる。

夏至の徹夜祭のに次ぐ第2番のウプサラなんちゃらは、取り立てて耳に残るメロディがあるわけでもないんだけど、まあ「アルヴェーンかな」って感じの曲である。って思うとあとのほう、突然短調になったりするので「おおおっ」とびっくりする。ジプシーっぽいな、なんか。

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(以下どうでもいい話)

昨日飲み過ぎて夜遅く帰宅、二日酔いのまま会社へ(ウコンの力効かず)。底なしののん兵衛男2人(同じ部署のカチョーと20代のケイリの男の子)と飲むのはやはり命が危険なような気がする。もうこのメンバーで飲み会早や3回目。もう奴らは私を女として理解してない。化粧してすかーとはいたオッサンだと思ってる。女一人混じってても何にも気にすることはない。勝手に恋バナに花を咲かせたりする。私は「ほへーそうなの」と聞いてるだけだ。混じれねえぜ、ちぇっ

カチョーはこの飲み会の発足を大変喜んでおり、会社では内緒にしておくつもりだったのについつい嬉しくて同じ部署のシュニンに話してしまった。すると、シュニンは物凄くびっくりしたらしく(私、会社ではカチョーと全然しゃべらないもので)、くじ引きで運悪く?当たったみたいな不思議ななメンバーにドン引きするかと思いきや、次回から是非参加したいとな。

まあ、シュニンは子持ちではあるが若くてとってもカワイイ・・・いや可愛かった(私が思うに小池撤平くんとななめ45°の岡安さんを足して2で割ったみたいな感じ・・・だったんだけど禁煙して10キロ以上太って今は見る影もない。)のでまあ、許す。けどもなんだか意外な展開だ(そもそも私が酔っぱらって始まった飲み会だし)。どうなるんだろうか、ネットで言うところのリア充な男子たちと、人生に苦しむ女との飲み会は。半分奈落に足突っ込んでるようなこんな私でも、一緒に飲みたいなんて思う人がいるのは不思議。

それにしても最近よく足がつる。痛い。

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2011年9月13日 (火曜日)

薔薇のワンピース

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大変だ。お呼ばれしちゃった。つか、忘れてた、ケコーンパーチー。一緒に働いてる女性が、先月でき婚したんだもんね。

着て行く服がない。買うお金もない。時間もあんまりないが、もう作るしかない。

ということで買ってきた、作り方の本と布。布選ぶのに迷いに迷った一時間以上。「あーでもない。こーでもない」「こういうのもってる」「これって派手すぎない?」とか。もう、マルナンの店員のおぢさん呆れてた。しまいにゃもう「なんでもいいから買ってけ」みたいな空気になってた。

ケコーンパーチーということで、薔薇の騎士風で。なんじゃそりゃ。
買ったときは「うん、すごく素敵。上品」とか思ったけど、はて?作ったら派手すぎないかしら、とか心配(写真よりワントーン地味です)。アンティークな感じのシンプルなワンピースができたらなあと。普通だったら一回着たら終わっちゃうけど、私の場合オペラパレスに来ていくって道もある。オペラ・ファンでヨカタ。

まあ社内ケコーンなので、メンバーは会社の人ばっかり。新婦によると「品のないおじいさんしかこないけど」って言ってた。ええええ、新たな出会いはないのね。ああ、さすが物流会社。

でもまあ・・・たまには裁縫しないと忘れるし。ま、どおおしても間に合わなかったら買えばいいし(そんな簡単なもんか?)。ま、頑張ろうっと。(←って書いておくと意地でもやるからね)

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2011年9月11日 (日曜日)

ダニール・トリフォノフ ピアノ・リサイタル

P1110743_2 ショパン:舟歌 嬰へ短調
12の練習曲
シューベルト=リスト編曲:春のおもい、ます、水の上で歌う、魔王
シューマン=リスト編曲:献呈
リスト:ラ・カンパネラ、メフィスト・ワルツ
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)


(9月9日・紀尾井ホール)
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自称、トリフォノフ・ウォッチャー?として昨年のショパン・コンクール(3位)より、ルービンシュタイン・コンクール(優勝)~チャイコフスキー・コンクール(グランプリ)まで彼を見守ってきたので、前日のチャイコフスキー協奏曲に続いてリサイタルまで聴きに行ってきた。

私がトリフォノフの演奏をネットで聴いたのは昨年の10月9日が初めてみたいだ(ってブログに残ってる)。ショパコンの2次からで、前回チャイコン2位のクルティシェフなどとともに印象が強かった。でも、その時は別に彼がカッコイイとかカワイイとかそういう印象はなくて、研ぎ澄まされた美音と(ファツィオリなるものはそれまで全く知らなかった)演奏中の取り憑かれたような表情が印象に残ったわけで。

その後、初めて本物を見たとき(ショパコンのガラで来日)、「あ、この人こんなにカワイイのね。知らんかった」って思ったんだった。何でこんなにネットと印象が違うんだろう。

ずっと彼を見聞きしてたのは、その不思議ぶりと演奏中の妙な表情と演奏の素晴らしさだけであって、全然カッコイイとかカワイイとかで追いかけてるんじゃない。(え?違うの?って思うかもしれんが)

しかし。

今回来日にあたって貰ったプログラム冊子には、HISの広告があり「コンサート4公演付スイス・イタリア9日間」などどいうファン向け旅行ツアーが計画されていて(35万円だそうだ)、ファンミーティング付だという。

どこぞの韓流スターかと。

で、リサイタルの観客層は(ハハに連れられたおこちゃまもいたが)やはり韓流ファンのと同じかなあと。普段、おっさんばっかりのコンサート会場に慣れた私はものすごーく居心地が悪かった。(マーラー、R・シュトラウス、ワーグナーばっかりだもんで)

しかも。「トリ本」?と呼ばれるカラーの写真集みたいなのを売ってて、みんな買ってた。私は中身をのぞいてみたけど、全く買う気もなく元に戻した。いやあアイドルじゃねえし。公演後勿論お約束のサイン会もあったから、そのためのCDを皆奪い合うように買ってた。私は何か売ってるのさえ見えず。いや、3種類くらいしかないはずだからそれらが売ってたんだろうな。そこらへんでは入手しづらいDUX盤が人の間からちらっと見えて「おお」と思った。

開演前にどこぞの母娘が「まあ、まだトリフォノフはCD出してないはずよ」とか喋ってたけど「え、その程度の知識で来たの?デッカからとっくにデビューしてるでしょ」とか思ってしまった。言わなかったけど。

演奏は。

いつもの通りのトリフォノフ。前日に続いてファツィオリ。ショパンとリストなら、チャイコよりもこの音色はあってる。

大好きな舟歌。ちっとも豪華客船にならない。ショパコンの頃よりも温かみをくわえた演奏。どんどん良くなっていくトリフォノフを聴けて嬉しい。このままつぶれないでほしいな、人気出過ぎたりして。チャイコンでも弾いた12の練習曲も聴けて嬉しい。ファツィオリの音がキラキラと綺麗。星が降ってくるようだ。スタインウェイのほうが落ち着いてていいかなとも思う事もあるけど、これはこれでいい。お時儀がちゃんとしてきたな、トリフォノフ。あのキョドったお時儀が好きだったんだが。

休み時間、カリ屋崎さんに遭遇。前日もサントリーにいらしてたみたい。

後半のシューベルトとシューマンは彼の演奏では初めて聴く(というかこの編曲は初めて聴いた)のだが、メロディーはほぼおなじみの曲だった。献呈だって、子供の頃に(元曲を)よく聴いていたしね、フェリアーで。そのあとお得意のラ・カンパネラとメフィスト・ワルツ。ここらへんの得意曲になると彼は何故かいつも凄い猫背になり、ずんぐりむっくりになる。で、姿勢を正すとまたシュッとスマートなトリフォノフに戻ったりするので、何かに似てると思った。あ、前にテレビで見た「敵に遭うとほっそりするふくろう」だった(アフリカオオコノハズク)。アレ凄いよね。あんな感じ。

メフィスト・ワルツ(ルビコンでの演奏)
http://www.youtube.com/watch?v=P5FDtRiN6fY

勿論演奏は素晴らしく、ブラボーと花束・プレゼントが。
で、アンコールは限りなく(曲目がロビーに貼ってなかったので細かく覚えてないすいません)、観客の「まだまだ」「もっともっと」が激しくなかなか帰れない。トリフォノフはいちいち曲目を言いつつ、演奏。チャイコフスキーはやっぱりロシアではチーコフスキーなのな。華麗なる円舞曲など。最後の最後にやっとピアノの蓋を閉じておしまい。そのあとは勿論サイン会で、ロビーは女性客でごったがえした。私は恐ろしくてとっとと退散。「まあ、これでいいのかな。とにかく人気商売だもんねピアニスト」とか自分に納得させながら帰宅。もうコンクールは出ないようだし、私もこれでトリフォノフ・ウォッチャーは卒業かな。

それにしても・・・こんなんなっちゃうのねトリフォノフ(悩)。これじゃユンディと変わんないかも。まだ大学生でお勉強中なのだから、ゆったりした学生生活をさせてあげて欲しいなあ。コンポーザー・ピアニストとしても勉強・活躍して欲しいし。今回みたいな超一般向けの曲ばっかりじゃなくてスクリャービンのソナタやプロコフィエフもナマで聞いてみたいです。まあ、今しばらくはこんな感じなのかも。影ながら応援し、見守って行きたいです。

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参考映像(アフリカオオコノハズク)

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2011年9月10日 (土曜日)

空海と密教美術展

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今週あまりに会社がヒマすぎて、昨日有給を取った。やることなさすぎて脳内に妄想ばかりが広がり精神衛生上あんまりよくない、と感じたのである。まあ、来週後半になれば嫌と言うほど仕事が攻めてくるのではあるが。

ぼやーんとテレビ見てたらカチョーからメールが。「ワシ何かしでかしたんかいな」と思ったら、次回の飲み会についてだった。私がいなくてさみしいのねカチョー(注:妄想です)。

夜はトリ君のリサイタルなので、それまで何か時間をつぶそう、と思い前から行きたかった空海展へ。空海って詳しい事はよく知らんけど(私の教祖様だ。ウチ真言宗なので)、仏像をたくさん見たら何かいいことがあるに違いない。で上野。

もう夏休み終わったし、金曜日だから空いてるだろうと思ったら大間違いだった。全然混んでた。20分待ちだった。いつものように暑い中外で待たされた。日傘を貸してくれたりした。それでも中に入ると混みこみで。だから「書」とかアクセサリー系とかこまけえものは全然見てない。見る気も起らない。仏像オンリーである。

でまあ、色々な有難い仏像(やたらと顔が一杯あるのとか腕がいっぱいあるの、足が六本もあるのとか、イギョーなのが多い)を見た。何かを踏みつぶしてるのとか(他の神様?)、非常に簡素な表現の動物に乗ってるのとかが多かった。全体的に大きさはさほどではない。

ほとんど奈良(鎌倉?)の大仏っぽい顔の仏像と、凄く怖い顔の何か踏んでる系ばっかりだったんだけど、一人だけイケメンが。あら、私のタイプだわ。切れ長の目がすてきい。象に乗ってるのが仏教っぽくてナンだけど。

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ということで最後の仏像がいっぱいいる部屋を何度も何度も周り(最後の部屋はわりとすいてる)、「これを私の仏像に決めた」と勝手に決定し、お土産物屋へ。

「きゃー、会社のデスクマットに入れよう!何か御利益があるかも!」とか思い、絵葉書を買った。それでも足りなくて、フィギュアまで買ってしまった。買ったはいいが、どこにつけるのだろうこんなもの。かなり精巧にできているが。

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このイケメンは帝釈天という。葛飾柴又でおなじみだね。

どんな人かな、ドキドキ(人じゃないけど)。

帝釈天(たいしゃくてん)は、密教の守護神である天部の一つ。バラモン教・ヒンドゥー教・ゾロアスター教の武神(天帝)でヒッタイト条文にも見られるインドラ(梵: इंद्र、इन्द्र)と同一の神。妻は阿修羅の娘である舎脂。梵天と一対の像として表されることが多い。釋提桓因(しゃくだいかんいん)とも記載される。釋は字(あざな)、提桓因は天主のこと。  (ウィキペディアより)

なんだ~奥さんいるのか~。ガッカリ。

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夕飯(というか時間的にはおやつ)に食べたマグロウニ丼。

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2011年9月 9日 (金曜日)

誰だよ。

今日、「空海展」の帰りに上野をぷらっぷら散歩してましたら、「花園稲荷神社」っていうのに出っくわしまして。「縁結び」っていうからすかざずお参りしたんですけどね。

わたし、縁結びの神に縁がない。学生時代、京都の地主神社でおみくじ「凶」を引いてからちょっとナーバス。

ところがぎっちょん。大吉だった。願望はのぞみのままだと。
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ところで、「恋愛 この人より他になし」の「この人」って誰だよ。それって地球にいる人?人間なの?この人って・・・・。おせえてくれ神様。これから出てくる人なの?おせえて。せめてヒントだけでも。

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第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラコンサート

チャイコフスキー:歌劇「エフゲニ・オネーギン」より手紙の場面
エレーナ・グーセワ(ソプラノ)第三位・聴衆賞

ヴァイオリン協奏曲ニ長調
セルゲイ・ドガージン(ヴァイオリン)第二位(一位なし)・聴衆賞

ロココの主題による変奏曲
ナレク・アフナジャリャン(チェロ)第一位・聴衆賞

ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)グランプリ・第一位・聴衆賞

高関健指揮/東京交響楽団

(9月8日サントリーホール)

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昨日、チャイコンのガラコンに行ってきた。ショパコンのガラコンの「いったいどうしたの?」的な豪華さにはずいぶん劣ったけど、なかなか堪能した。

過去記事:第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010入賞者ガラ・コンサート

今回取った席はショパコンガラのときより滅法よく(同じA席だったはずだが)、舞台の右横から見下ろす席の前から二番目。舞台入口が丸見えで、出演者が出てくるとこから見える。まあ、出演者(コンテスタント)が指揮者で隠れて見えないっていうのはちょっとあったけど(ピアノ以外)、それはそれでまあ。ベストの席なんてないよねえ。1階のかぶりつきの席だってきっと見づらいのでは(あんまり取ったことないけど)。

まず、グーセワちゃん。おお、パソコンの中でしか見たことない人が現実に目の前に出てくるのはとっても不思議な感じがするな。とても知的なロシア美人。まだ25歳だからオペラでも端役ばっかりなんだろうな。まあ、タチアーナもぴったりだけれど、コンテストの時に歌ったマーラーの「私はこの世に忘れられ」が心に残っている。なかなかアレを詩情豊かに歌うのは(技巧的な面でなく)難しいと思うんだけど。表情も素敵だったし。そんな知的な面を生かして、コンサートシンガーとしてもいけそうね。

ブラボー屋がいるらしく、なんか凄い盛り上がり。まあ、確かにうまかったんだけど、あの1位の韓国の人(セオ・スンヤン)が来なかったのが(何度も何度も何度も言うが)本当に悔やまれる。

お次はヴァイオリン。なんだか賛否両論な(いや、否ばっかりだったのか)ヴァイオリン部門だったけど、やってきたのは第二位のドガーシン。一位がなかったっつー。まあ、頑張ってはいたけど・・・まだまだ発表会クラスというか、聴衆の心をつかむまでには行ってないと思う。そんなことないっていう人もいるかもしれないけど、例えば次にこの人がコンサートを開いたとして、お金を出して行くだろうか。行かないと思う。私としてはあのコリリャーノのへんな足踏みする曲を弾いてくれたほうがまだ面白かったかも。

休み時間が終わり、後半。チェロのなんとかジャリャンさんは、やはりちゃんと1位になった人らしくなかなか素晴らしい演奏であったと思うが、いかんせんあのロココの面白さがどうしても私には理解できず。面白いの最後だけだし。チャイコフスキーはこんなコンクールを作るんだったら素晴らしいチェロ協奏曲を一曲残しておくべきだった(つか、別にチャイコフスキーがコンクールを始めたわけじゃないんだけど。天国では「オ、オレの?」とか言ってるかもしれん)。しかも。トリフォノフが弾くピアノが舞台後方に見えていて、なんとFAZIOLIって書いてあるではないか。もうそれでテンション上がりっぱなしで、あんまり演奏聞いてなかった。すまぬ。うまかったです、ホント。

やっとトリフォノフ。さっき述べたように、舞台の入り口が見える席だったので、とても面白いものを見た。舞台入り前のトリフォノフが通路を何度も行ったり来たりしているのが見え隠れしているのである。私は吹きそうになった。く、苦しい。
`;:゛;`(;゚;ж;゚; )

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で、やっとトリフォ登場。いやあ、だんだんプルシェンコに似てきたな。芸風が似てるのかもしれん。噂のもみあげもはやしてたし。ないほうがいいのになあ。

私の席はトリフォノフの弾いてる顔は見えるんだけど、半分蓋で隠れてしまう。高音部分を弾いてるときはよく見える。低音部分では頭頂部が見え隠れするって感じ。ネットでよく見る表情がホントに目の前で見えて良かった。ああ、この席で本当に良かった。第二楽章のチャーミングな部分での嬉しそうに弾くトリフォノフを描いてみた。顔、うまく描けないのでごまかした。
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しかし。

はたしてこの曲にファツィオリが合っていたのかっていうと疑問。ちょっと音がおもちゃっぽく感じるときもある。しかも、私の席はピアノが聴こえすぎる。頭にキンキンと響くのだ。うう。ちょっと頭痛かったし。右がオケの音、左はピアノの音って分離して聴こえてしまうのがなんとも。オケもなあ、なんだか・・・このところロシアオケに慣れてしまったのかもしれない。オケに関して言えばごくごく普通の演奏だった。チャイコンのあのジジイよりは全然ましだったのかもしれないけど。

しかし。最後は最高に盛り上がり、やっぱりグランプリ優勝は当たり前だなあと思った。ピアノの盛り上げ方からしたらこの日がこの曲で一番最高だったんじゃないかなあ、トリフォノフが弾いた中で。やっぱすげえよ、トリフォノフ。お客さんも大ブラボーで、私もブラボー言ってしまった。最高の演奏をありがとう。今日も観に行くからね(違う、聴きに行くんだった)。

休み時間と帰りに、いつもお世話になっているよこよこさんと色々お話をしました。いつもどうもありがとうございます。とても楽しかったです。またお会いしましょう。

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2011年9月 2日 (金曜日)

陽気なインキネン/日本フィル・マーラー3番

マーラー:交響曲第3番二短調
アンネリー・ペーポ(MS)
ピエタリ・インキネン指揮/日本フィルハーモニー管弦楽団
栗友会合唱団・杉並児童合唱団

(サントリーホール)
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ビム!バム!

ベム!ベラ!ベロ!

妖怪人間!

(↑結構気に入ってるので再度登場。)

今日は全然コンサートなんて行く予定はなかったんだけど、例によって「本日のコンサートちょっとまだ空席あります」メールが日フィルから入った。いつもならスルーしてしまうけど大好きな3番ということで行ってみることにした。会社ヒマだったし。

インキネンって初めて見た(勿論演奏も初めて聴いた)、結構イケメンなのな。初来日の頃のサロネンを思い出す。でも、実のところ遠くてあんまり確信はない。席は舞台向って右側の2階席バルコニーの一番後ろ。舞台を見おろす席である。マーラーやシュトラウスはこういった席でないとね。オケが奮闘する姿を見るのはとても楽しい。こういう席に慣れると一階席はとたんに面白くなくなる。音はいいのかもしれんが。

第1楽章。長い楽章だけど、やってることはずっと一緒。メロディはほとんど変わらない。繰り返し。でも飽きない。遠い昔、3番って私の子供の頃は「夏の朝の夢」って副題がついてたんだけど、どこに行ってしまったのだろう。小学校の頃愛聴していたクーベリック盤には少なくともそれはレコード帯にくっついていたぞ。まあ少なくともこの楽章は夏を感じさせる。トロンボーンのかなり過酷な長いソロがあるが、(いつもはぜんぜん気にしないで聴いてるんだけど)珍しく大変感心して聴いていた。うまかったなあ。インキネンの指揮は切々と歌うというよりは全体的に若々しいさわやかさを感じる。中間ではまるで台風が襲来したような激しさ、そして最後はアッチェレランドで。うん、好き。

第2楽章、第3楽章の感想は略(長くなるし)。

第4楽章。メゾソプラノのペーポという人は初めて名前を聞いたが(流行ってるの?)、プログラム冊子の写真で見ると美しい人のようだ。しかし、私の席からは横顔しか見えず。声は深い声でなかなかよかった。メゾに生まれてなかったら(ソプラノなら)、もっと絶世の美女役が色々できるのに。

第5楽章。ビム!バム!の杉並児童合唱団は殆ど女の子(萌え~)。一人だけ男子がいたかな。子供らしい声で好感が持てる。女声合唱は栗友会でいつもながら素晴らしかったけど、いかんせんこの曲ではアバドVPO盤の合唱に慣れてしまってるので、あの針穴から通したような美しい声をどうしても耳が求めてしまう。いかんなあ。

第6楽章。第5楽章より続けて演奏される最初の部分はいつも感銘深い。しかし・・・何だか私ってこの曲のこゆい演奏に慣れてしまって(遠い昔に初めて聴いた実演はベルティーニだが、第6楽章に感動して涙が出たし、いまだに演奏を覚えてる)いつもそんな感じの曲なのかと思ってたんだけど、インキネンはそういった演奏ではなかった。第1楽章と同じく、この楽章もぶっちゃけ最初から最後まで同じメロディの繰り返しである。ただ、ベルティーニとかバルビローリならこの部分はもうちょっとゆっくりと歌いまくって・・・というところを敢えて早くするところが新鮮で良かった。まあ、観客を見ると後半部分で涙をぬぐってる人も見受けられたけど、私はちっとも泣けなかった。でも、なんだかさわやかな感動があったのは確か。心がすっきりするような、とてもいい演奏だったと思う。

最後はフライングブラボーもなく(有難い)、一瞬の沈黙のあと盛大なブラボーが起こった。とてもいい観客だったと思う。第1楽章で素晴らしいソロを吹いたトロンボーンの人が(楽員に贈る拍手ではかつて聞いたこともないほど)物凄いブラボーと拍手を貰って、感激して男泣きしてたみたいだった(遠くてあんまり見えなかったけど)。コンミスのソロの音の美しさも心に残る。「英雄の生涯」のソロとかでもよさそう。

明日も当日券出るみたいなので、ご興味のある方は是非。ユダヤ的ねっとり演奏がお好きな方にはススメませんけどね。

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行きに食べれなかったので、帰りにサブウェイのサンドイッチを買っておうちで食べた。やっぱり美味しかったなあ。私の前で注文してた子が「野菜多めで」って言って多くしてもらってたので、今度からは言おうかと思う(今日は何だかマネしたみたいで恥ずかしくて言えなかったんだけど)。ウチの近所にないのが悲しい。店舗増やせよサブウェイ。

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2011年9月 1日 (木曜日)

バイロン・ジャニス/ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第3番 ドラティ指揮

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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
アンタル・ドラティ指揮、ロンドン交響楽団 
バイロン・ジャニス(ピアノ)



こないだ買った、バイロン・ジャニスの弾いたコンチェルト箱の一枚目。何しろこればっかり聴いてるのであまりネタがない。コンサートにも行ってないし(アマオケばかり。夏はプロのオケはえてして子供向けだよね)。今日から9月だが、3つの催し物が待っている(音楽的な)。ふふふ。9月第2週はヘンタイ週間。

で、ラフマニノフ。この3番の素晴らしさについてはチャイコフスキーコンクールの時にロマノフスキーが弾いて知ったのであった。ロマノフスキー、素晴らしかったなあ、この曲得意なんだろうな。レコーディングしてくれればいいのに。日本に来て3番弾いてくれれば絶対に聴きに行きますよ。月刊ショパン8月号のインタビューでは来年に来日して2番を弾くらしいが、3番がいいなあ。ちなみに、月刊ショパンの取材でカリ屋崎さんの記事があり、コンテスタントやクライバーン氏と一人づつ写真を撮ってもらってるが、ロマノフスキー(私が思うになかなかの美青年である)はただ一人カリ氏に肩を組んでやっている。空気が読める人というか大人なんだなあと思った(・・・そのケがないといいが)。

バイロン・ジャニスの協奏曲集は前に書いたようにコンドラシンとの1番が圧倒的に素晴らしいのだが、3番も(勿論有名な2番も)負けてはいない名演。3番って・・・何ともいえない気持ちがきゅううんとなる瞬間が何度もあって、本当にラフマニノフっていいなあって思う。協奏曲って形態を発明した人に感謝してしまうくらい。

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