« もうすぐチャイコフスキー・コンクールですが | トップページ | チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ)その2 »

2011年6月15日 (水曜日)

チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ)その1

サントリーでのブラコン2を聴きに行く予定であったのに、営業のTカチョウにつかまってしまい、30分残業。間に合わず。まあ券は買ってなかったし当日券50枚に間に合うかも不明だったが。アイス一本おごるねとか言ってたけどそんなんじゃすまないぞ、おい。

チャイコン。何だか映像がうまく映らんので(同じ映像のループ)、ネットラジオで聴く。映像ないとつまんねえな。ずっとこんな調子だったら観戦やめようかなあ。映像って言ったら、昨日のガラコンの前のゲルギたんとプーチンの挨拶しか見えなかったもん。

(ラジオ)
http://www.muzcentrum.ru/orfeus/live/

Ekaterina Rybina(ロシア)

Beethoven—Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57, “Appassionata”
Schoenberg—Drei Klavierstücke, Op. 11, No. 1
Tchaikovsky—Eighteen Pieces, Op. 72: No. 5:Meditation, No. 12: L’espiègle
Liszt—Scherzo and March, S.177      

16歳の女の子という。はなっから熱情ソナタで本人も熱情・・・というか終始「むうううう、むうううう」と恐怖の音声が入り(クセなんだろうか)、ほとんどエクソシスト状態。エカテリーナ恐ろしい子。間違いなく夢見そう。ミスタッチ多い。勢い(だけ)はいい。シェーンベルクで恐さ倍増。こえ~~~。グレン・グールドに次ぐ、新しいスターの誕生か??「はっしゅ!」という声も加わった。声にもいろんなパターンが。ピアノの先生注意しろよ。

http://pitch.paraclassics.com/#/archive/concert/251

(アーカイブより。ヘッドホン推奨)
.

なんか色々とくじけそうだ。


----------------------------

クンツ君を見るために早く寝て夜中に起床。映像は復活したもののすぐ止まるしラジオを聴きながら映像を見るというショパコンのときの形式がいいかと思うが、音と映像がちっとも合ってない(笑)。タイムラグありすぎ。別チャンネルでチェロもやってる。歌好きなので声楽の部が始まったら見たいな。

Maria Tretyakova (ロシア)
Beethoven—Piano Sonata No. 23 in F minor, Op. 57, “Appassionata”
Tchaikovsky—The Seasons, Op. 37 bis: August: Harvest, December: Christmas Week
Rachmaninoff—Variations on a Theme by Corelli, Op. 42

ロシアのゆーめーなヴァイオリニストのヴィクトル・トレチャコフの娘さんだとゆー(なるほど顔似てる)。熱情ソナタの第3楽章から聴いた。スムーズな演奏でさきほどの悪魔娘とは比べ物にならん(比べちゃダメだ)。いや、チャイコンだもん、このくらい普通のレベルではないの? もうね、わかんなくなってきた。ルビコンはレベル高かったんだな、最初から「おー」と思うレベルだったもの。

ここでチャイコンの歴史みたいな映像。半分寝ぼけながら「あー、知ってるこれガガーリンだよな」とか思ったけどガガーリンは宇宙飛行士だったっけ。痩せてちょっと洋風に整形した渡辺直美ちゃんみたいな司会者。

Eduard KUNZ (ロシア)
Scarlatti―Sonatas in D minor, K.213; B-flat minor, K.197; and A major, K.212
Beethoven―Piano Sonata No. 21 in C major, Op. 53, “Waldstein”
Tchaikovsky―The Seasons, Op. 37 bis: June: Barcarolle          
Tchaikovsky―Six Pieces, Op. 51: Valse Sentimentale         

クンツきたー。出演前に緊張感が漂っているな。今回ひげなしでさっぱり青年。いやあルビコンのときの無精ひげのほうがワイルドであたしは好きだなあ。ピアノはヤマハ。この時間にスカルラッティはキツイ(眠い)。演奏は素敵。さすがパデコン優勝者。チャイコの曲なかなか哀愁が漂ってていい。耳タコのワルトシュタイン。目立ったミスもなく、やっぱりクンツはうまいなあ、なんでルビコンダメだったんだろう(ピアノ素人にはちっともわからない)。クンツ、ファイナルまで行って欲しいなあ。

--------------------

全く関係ないけど、最近仕事上のストレス溜まってるなあと思う。肉の食べ過ぎで口の端に吹き出物も。家に風呂あるもんで行ったことないが、近所の日帰り温泉に行きたい。お肌にもよさそうだし疲れもとれそう。たまには贅沢したいしせっかく温泉あるんだしもったいない。湯あがりは温泉卵にビールをかああっと(オッサンや)。一人温泉、妄想は膨らむな。妄想だけで終わりそうだが。

|

« もうすぐチャイコフスキー・コンクールですが | トップページ | チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ)その2 »

コメント

ベートーヴェンのソナタ、それも熱情とかワルトシュタインが課題曲ですか。僕は全く弾けませんが、演奏会で熱情を弾くのを見ると、身体的にも限界を超えそうな難しい曲に思えます。特に3楽章のコーダのあたり、しつこくて迫力いっぱいに、おまけにスピードを上げて思想を表現しなければならないようで、これはピアニスト大変だなと。
今は熱情くらい弾けて当たり前というコンクール主催者の考えなのでしょうか。
それでも僕はこの曲が大好きで、いろいろ聴き比べて意外にも(?)アシュケナージがベストでした。

投稿: toutelanuit | 2011年6月16日 (木曜日) 10時41分

>>toutelanuitさん

コメントありがとうございます。ブルグミュラー止まりの素人の私が言うのも何なんですけど、チャイコフスキーとかルビンシュタインとかの有名国際コンクールともなると熱情とかワルトシュタインはフツーに弾けるクラスじゃないと出れないんじゃないですかね。リストの難しいのとか、プロコフィエフのソナタとかすごいの持ってくる人もいます。「そんなに弾けるんならもうこれ以上どううまくなるの?」と思ったりしますが、そこからが大変で、ピアニストとしての経験を積み、人としての深みとかが加わって、だんだんとアシュケナージとか巨匠クラスの演奏ができるようになるんだと思います(ならない人もいます)。その過程の始まりを見られるコンクールはとても面白いですね。

私も熱情は大好きですが、こないだ初めてナマで聴きましてベートーヴェンの凄さを思い知ったところです。

投稿: naoping | 2011年6月16日 (木曜日) 23時38分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ)その1:

« もうすぐチャイコフスキー・コンクールですが | トップページ | チャイコフスキー国際コンクール(ピアノ)その2 »