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2011年6月 3日 (金曜日)

ピアノについてのお話。

最近ピアノの曲ばかりを聴いているので、ピアノが好きになってしまった。近所のヤマハだかカワイだかのピアノ教室に通おうかとか思うほどである。だけど♪僕にはピアノがない~ので、それはあきらめた(早い)。バイエル教本についてる紙鍵盤を叩いて練習するのもアレだし(あれって今もついてるんだろうか。子供ながらにアレは貧乏くさいと思ってた)。

さて。そんなあたしのピアノについての話(←いつも通り、たいしたことない)。

その1
ウチの会社は朝礼のときに必ず皆で体操をする・・・という恐ろしく昭和な会社なのだ(前に書いたが)。しかも、昨年度まで普通の「ラヂオ体操第一」だったのが、4月より親会社オリヂナルの「○○体操」(←○○には親会社の略称が入る)になった。

この「○○体操」、ラヂオ体操第一よりも動きが激しい(跳躍しつつ頭の上で両手をパンパン叩いたりする)。はじめはびびったが、もう2カ月もして慣れてきた。最初聞いた時は噴飯ものだった昭和を思わせる女性のナレーションも(「さあ体を鍛えましょう」的な。もうね、殆ど戦時中にモンペ着て体操してるって感じの古さ)、「まあ、いいんでないのレトロで」とか思うようになった。

最近はピアノで奏でられるこのオリヂナルな音楽が美しいとまで思うようになった(CDでなくカセットテープというのもまたいい)。ピアノって素敵。最初は運動についていくのがやっとだったが、最近は余裕も生まれてきて前奏のトレモロの部分では自分の創作で両手の指を(あたかもピアノを弾いているように)ピロピロ動かしてみたりとか、首を回す運動の時は哀愁溢れる音楽なので泣き顔を作ってみたりとか、自分なりに楽しんでいる。誰も気づかないが。
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その2
ピアノが好きだから、ジャズ・ピアノだって大歓迎・・・のはずだった。こないだテレビで某ジャズピアニストの特集(とか書くとすぐ「あ~」ってわかっちゃうんだけどだまっといて)を楽しみに観ていたんだが・・・今までトリフォノフの演奏時の変態顔とか、他のクラシックのピアニストの演奏中の変顔と呼ばれるものは・・・すべて中途半端なものであることがわかった。ジャズって・・・みんな弾く時こんななの??? 何だかそのピアニストの女性は(普段は可愛い普通の女の子なのに)、いざピアノに向かうとこの世のものとは思えない・・・感じだった。彼女がエキサイトして弾いている様は・・・見ていて何と言うか「赤の他人の出産をたまたま覘き見てしまった」ような気分になった。いたたまれなかった。天も地もはり裂けよとばかりの表情、そして弾き方だった。演奏してるというより、ピアノと格闘(いやもっと・・・もしかしてアレ?)してるみたい。まああれが・・・いいんだろうな、うん。多分。

あれから、テレビや街角でジャズのピアノが流れてくると、思いだしてちょっと怖くなる。トラウマを植え付けられたかもしんない。ファンの方ごめんなさい。

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コメント

テレビあまり見ないので分からないけど、そのジャズピアニストの人は上◯◯◯さんですか?ランランと同じで、あの人、音だけ聞いていると中々良いと思いますけどね。因に彼女の同級生の三◯◯◯枝さんのシマノフスキーは画面付きも中々なんですよ

投稿: シロクマ雄 | 2011年6月 4日 (土曜日) 01時11分

ピアノ、自宅を作ってから「フツー」の名もなきメーカー(大所帯のピアノ・メーカーが嫌いだったので)の中古買いました(今、そのメーカーは無い)。ただ、アパートに入っていたときには、電子ピアノを2台買い替えまして・・・。今は10万位で、あの当時の20万を超えるピアノよりいい音がしますね。技術の進歩は凄いです。
naopingさんの場合は、音楽がどうあるべきかというものを分かっていらっしゃるから、練習すれば何にも音楽のことを知らない人より上達が早いと思いますけど。
是非チャレンジしたらいかがでしょう。ちなみに、中程度の技術レベルであれば、結構、巷で有名な作品、楽しめます。

投稿: IANIS | 2011年6月 4日 (土曜日) 18時59分

山中千尋さんなら苦しい表情も素敵でしょうけれど、ジャズ・ピアノはもっと余裕のある音楽性を聴かせてほしいものですね。トミー・フラナガンやレイ・ブライアントのような味わいのある名ピアニストをお手本にしてほしいと思います。それに対して、わがクラシック音楽界の女流ヴァイオリニストたちの台頭はすごい。ヒラリー・ハーン、ユリア・フィッシャー、ジャニーヌ・ヤンセン、庄司さやか、神尾真由子、みんな音楽性が天才的なのに加えて、美貌も一流、耳も目も楽しませてくれます。

投稿: toutelanuit | 2011年6月 4日 (土曜日) 20時54分

それ、◯◯◯◯みさんだとしたら、彼女のソロ・コンサート、年末にオペラシティで聴きました。彼女の変顔コンテストはある意味特別だと思いますが、近年クラシックに進出目覚ましい山下洋輔や小曽根真にしても、ダイナミックな表現を得意とするジャズ・ピアニストにはアクションも顔の表情も派手な方が大勢いらっしゃいますな。

投稿: 白夜 | 2011年6月 4日 (土曜日) 21時37分

>>シロクマ雄さん

そう、上◯◯◯みさんです。
ランランさんは映像でも結構楽しく(お笑いとして?)見ることはできるんですけどねえ。ランラン角刈りの頃のラフマニノフの映像を昨日見ましたが、面白かったです。外見はちょっと大江裕(演歌歌手)みたいでしたが。

投稿: naoping | 2011年6月 5日 (日曜日) 11時37分

>>IANISさん

残念ながら狭いマンションでピアノ置くとこないし(おそらく一番の理由はコレ)、お金も勿体ないので買うことはないですね~。近所の商店街のピアノ屋を横目で見て「いいなあ」と思います。

私のレベルはブルグミューラー程度、むかーしむかし「月の光」「雪は踊っている」「ゴリウォーグのケークウォーク」グリーグ「ちょうちょ」までは独学で練習して弾けました。もう無理かも(笑)。

投稿: naoping | 2011年6月 5日 (日曜日) 11時38分

>>toutelanuitさん

うーん、何かこうジャズって「大人の落ち着いた音楽」って勝手に解釈してたもので(じゃあクラシックはなんだろうって感じですが)、彼女(上◯◯◯○さん)は久しぶりに見てショックでした。デビュー当時はよくテレビで見てたけど(上原彩子さんとともに)、こんな感じじゃなかった気がしました。

ヴァイオリニスト綺麗な人多いですよね・・・(ピアニストも。ラ・サールとか)。まあお化粧もあるのかも知れませんが。こうなると外見に恵まれない演奏家って可愛そうに思います。やっぱりどうせなら綺麗な人で聴きたいですものね、殿方は。

投稿: naoping | 2011年6月 5日 (日曜日) 11時39分

>>白夜さん

白夜さんはジャズも行かれるのですね。彼女が生で目の前で弾いてるのを見たら恐ろしくて圧倒されそうです(泣くかも)。そういえばこないだ私が観に行ったブルーデルマッハーさんも凄い演奏でしたが、弾く表情は意外と涼しいものでした。

投稿: naoping | 2011年6月 5日 (日曜日) 11時40分

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