« 桜in六本木2011 | トップページ | 節電しながらネットラジオでチェリビダッケのコンサートを聴く。 »

2011年4月13日 (水曜日)

エルガー&ペイン 交響曲第3番 アンドリュー・ディヴィス

icon

エルガー:交響曲第3番(アンソニー・ペイン補筆完成版)
サー・アンドリュー・デイヴィス指揮BBC交響楽団

過去記事:尾高忠明&札幌交響楽団/エルガー 交響曲第3番

東京はまたしても、余震の日々が戻ってきた、一昨日くらいから。一昨日大きいのが夕方に来て、帰りにまた電車が止まってしまい慌てて会社を後にしたのだが、電車はすぐに動いてくれていつもより早く帰宅。地下鉄も慣れてきたみたいだ、地震に。強風や大雨などにすぐに影響されて「ぼくちん動かないでしゅ」とばかりにストップするヤワな電車(私は利用してない)東西線も、最近は根性が座ってきたようだ。みんな頑張んなきゃ、そういう気合が色々な所で感じられる。

とはいうものの。

私は結構もうかなり来てる(アレレ)。地震とは全然関係ないんだが会社がガッペーしたせいで、ガッペーしたぶんの相手の会社の仕事まで引き受けることになってしまった。周りを見ると私が一番忙しそうである。しかし誰も容赦しない。こんなに忙しいのに一番最初に電話を取り、入口から遠いのに来客の応対をし、お茶を出し、ヤマト便を出し。誰か手伝ってくれよ~と思うんだが。泣きたくなる。被災地の人はこんなもんじゃないもっともっと辛いんだ、と思いつつもやっぱりおかしいと思う。みんなヒマそうなのに。しかも余震でまためまいがぶり返してるし。

で、まあグチもなんなので音楽関係に話題をもどすと。

そういえば全く演奏会に行ってない。やってんだろうか・・・やってんだろうな。そもそも行こうと思った演奏会全部払い戻し。本当はメータさんの第九に行きたかったんだけど、いかんせん値段が高いのと(もうこれ以上寄付できないよ~)、この頃ホントに忙しいので一日くらい体を休めたかった。でもやっぱり行けば良かったかな~とも思う(NHKニュースを見ると)。でも、感動しすぎて大泣きしてしまいそうでそれも怖い。

このところ、本当に涙もろい。クラシック以外の音楽でも軽~く泣けてしまう。ニュース見てて被災地で誰かが音楽を奏でてるのを見るだけで泣いてしまう(「ふるさと」とか、アウト)。「いかにも」な復興応援ソングみたいなのでも泣いてしまう。そもそもあんまり涙腺弱くないのだが。

地震関係ないけど、最近最も「キタ」のはこのCMで。

http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU

東京ではやってないんだが、こんな素敵なCMが九州でしか?やってないなんてずるいわ。歌が大好きで最初ノリノリで聞いているんだけど、皆の笑顔がまぶしくて楽しそうで、何だか涙をこらえて最後まで見ることができない。東日本だって地震前はおんなじくらい元気だったのに、今は瀕死のアンフォルタスみたいな状況。酷いよもう。

で。(どっからエルガーに話をもっていこうか思案中)

日本がまだ元気だったころを思いだす、エルガーの3番。ン年前に尾高さんの指揮で実演を聴いた。それ以来この曲聴いてない。実演は本当に素晴らしいと思ったんだけど、そのあとCDを聴くと実演の感動が薄れてしまうような気がしたので。でも、もう今では実演は耳にさほど残ってないので(凄いブラヴォーで盛り上がったのは覚えてるんだけど)、全然構わず聴く。この曲の印象としては・・・まあ確かにエルガーの曲なんだけども、やっぱり少し違うと感じる。エルガーが100%だったらこんなじゃない。シンバルとか打楽器がちょっとキンキラしすぎである。

とはいうものの、やはりこの曲はいいな。号泣とまではいかないけど、かなりクル演奏である。サー・アンドリュー&BBCの熱のこもった演奏は、やっぱり「自国もの」の自信が感じられる。

---

P1110647 唯一明るい(自分の)話題としては、LED小型懐中電灯が手に入ったこと。町の電気屋さんで「ちょっとだけ入荷しました」と手書きでちっこく書いてあったのを発見。早速入手。ホント、懐中電灯どこにも売ってなくて困ってたんだ。これで輪番停電になっても大丈夫だ。

←お店の人の手書き(明るく 長寿命、等)のシールがカワイイ。




icon

|

« 桜in六本木2011 | トップページ | 節電しながらネットラジオでチェリビダッケのコンサートを聴く。 »

コメント

こんにちは。
余震お見舞い申し上げます。

数年前の尾高によるエルガーの3番って、オペラシティで行われた札響の東京公演でしょうか?もしそうなら、私もその会場にいました!

投稿: MUUSAN | 2011年4月14日 (木曜日) 13時00分

>>MUUSANさん

お見舞いありがとうございます。しかし被災地に比べたら赤ん坊のような余震です。

そうそう、オペラシティのです!!素晴らしいコンサートでしたね!

投稿: naoping | 2011年4月14日 (木曜日) 21時01分

こんばんは。
4月の忙しさと、災害後のこと、余震、なにかと落ち着きませんねぇ。
わたしのようなものは、リッケルトリーダー状態で、茫然とするばかりの日々です・・・。

音楽会は、神奈フィルいがい、まったくなし。
明日と明後日は、ノリントンN響のエルガー1番ですが、行く気力と財力もありません(涙)

N響は、尾高先生が3番をやりますね。
それは絶対に行かなくちゃ、と思ってます。

投稿: yokochan | 2011年4月16日 (土曜日) 00時52分

>>yokochanさん

こんばんは。リュッケルトって、もしや、この世に忘れら・・・アワワ。
N響、このコメントを頂いて行く気まんまんだったのですが(ノリントンのエルガー、前に実演で聴いたので)。昼前の地震と急な天気雨で気分が萎えました。演奏中に地震が起こったらと思うと・・・それと誰かの携帯鳴りそうで恐いです。

投稿: naoping | 2011年4月16日 (土曜日) 22時32分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: エルガー&ペイン 交響曲第3番 アンドリュー・ディヴィス:

« 桜in六本木2011 | トップページ | 節電しながらネットラジオでチェリビダッケのコンサートを聴く。 »