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2011年1月10日 (月曜日)

ネットラジオでヴンダーのコンサートを聴く

過去記事:ネットラジオでトリフォノフのコンサートを聴く

ポーランドで行われた、去年のショパンコンクール第2位のインゴルフ・ヴンダーのコンサート。月曜休みだから心置きなく演奏が聴けるぜ。

(寝る前「夜中の3時に起きる3時に起きる」と呪文を唱えて就寝、2時55分に起床)

前半はソロで。後半は1番コンチェルトのオール・ショパン・プロ(もちろん!)。オーストリア人だからって容赦はしない。というか2位と3位のコンサートの内容に差が。トリフォノフのときは前半はオケの別作曲家の曲だったす。現地でのヴンダ君人気は一番のようだ(たぶん)。今もヴンダーが優勝だって信じてるポーランド人もいるんじゃないかなあ。
。今回ショパコン二度目の挑戦、それとオーストリア人なのに習った先生がハラシェヴィチってのも好感度大なのかも(ポーランド人にとって)。

彼は・・・あの容姿とか(イケメンでないが年上の女受けしそうな感じ)、ステージマナーとかインタビューの誠実そうな受け答えが好感が持てるっつーか、演奏とは関係ないところでも票が高い気がする(彼は性格的にきっといいヤツだ)。もちろん演奏もいいんだけど。早くドイツ&オーストリアものも聴いてみたいものだ。ベートーヴェンのソナタとか弾くとこ想像するだけでなんかわくわくする。

Program

Fryderyk Chopin: Nokturn H-dur op. 9 nr 3, Ballada f-moll op. 52, Polonez-Fantazja As-dur op. 61, I Koncert fortepianowy e-moll op. 11

Wyk. Ingolf Wunder - fortepian, Orkiestra Kameralna Polskiego Radia "Amadeus", Agnieszka Duczmal - dyrygent

ヴンダーはトリフォノフの何かに取りつかれたような演奏とは全然違い、まるでモーツァルトでも弾くような素直で真摯な感じの演奏である(と思う)。評判のよかった(賞も取った)幻ポロも演奏。演奏は、あたしから言わせるともっと苦悩してもいいんじゃないかとか思うが・・・現時点ではこれでいいんだろう。聴衆を唸らせるような、魂をつかみとられるような幻ポロはもっとオッサンになってからだ。

協奏曲。ラジオの音が悪いわああ。木管聴こえねーし。つか、そもそも管楽器いないのか。アレレ。弦しかいない版のようね。びっくり。なんか欲求不満よ。演奏は素直に素晴らしい。というか何も(この弾き方っていったいどうなの~?的な)イラっとするところがない演奏。2楽章など聴きいってしまうほどよかった。弦ばっかりでこんなパンチのないオケなのに、終わったら拍手大ブラヴォー。人気あんのな、やっぱり。女性客の「キャー」もちょろっと聞こえ。アイドルか。アンコール3曲。マズルカ(何番かとかよく知らん)とボレロ。

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コメント

あけましておそようございます。
弦楽オーケストラ版のショパンのコンチェルト、去年のラ・フォル・ジュルネでもさかんにやってましたが、なんとなく物足りないというか煮え切らない感じがしましたね。弦楽四重奏版なんてのも他で聴きましたが、こちらは別の面白さがあって悪くないと思いました。

ところで、これ見ましたか?東京・春・音楽祭、なかなかいい企画を立てるなと感心しております。

http://www.tokyo-harusai.com/program/page_723.html

投稿: 白夜 | 2011年1月10日 (月曜日) 18時28分

>>白夜さん
おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
ゆうべのショパンのコンチェルトのオケがまさか弦だけなんて。HPには一個も書いてなかったもので、「生放送だから集音マイクが管楽器のところが故障しちゃったのかしら??」とか一瞬思ってしまいました(世界的コンクールでさえ停電する国ですから)。弦楽四重奏版はなかなかいいかもですね。

東京ハルサイはローエングリンしかチェックしてませんでした。なんか凄いよさそうですね。お財布に優しい値段設定も魅力的です。

投稿: naoping | 2011年1月10日 (月曜日) 22時52分

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