クラシック音楽の短いお話集
昨日。会社を早々に引きあげ、楽しみにしていた「ビートたけしの超常現象」と「やりすぎコージー・都市伝説スペシャル」を見たのだった。楽しみにしてた心霊映像も見たことあるの半分、いや普通に合成でしょ?半分。うーん、こういうのに慣れすぎてるな私。
何回もやってるフリーメイソンの話も、「だから何?」って感じ。普通に「魔笛」を見ているせいかそんなに恐ろしくも感じない。
で、ここはクラシック音楽のブログだから、クラシック音楽の都市伝説っぽいものはないな?とか思ったんだが。・・・そんなに怖い話はないな。
「第9交響曲を書くと死ぬ」とか言うのも定番だし。死なない作曲家もおるけどな。
ということで、私の頭の中にある短い話をいくつか(別に怖くない。オカルトじゃないし)。
・とあるウラディーミル・ド・パハマンの「葬送行進曲」のSPレコードを所有すると、その人は不幸になるという話。そのSPは色々な人の手にわたったが、仕事がうまくいかなかったり所有者が死んだりした・・・という話を昔NHK-FMで聞いた。演奏も番組中流したんで聴いたけど、録音が古いからおどろおどろしい印象だった。
・ストラヴィンスキーの「春の祭典」。今でこそポピュラーな名曲として知られているが、昔はそんなでもなかった(たぶん)。私が小学生の頃?FMで音楽を聴いていると、ハルサイをやるという。初めて聴いたので「へえ、こんな曲か」と思った。しかし・・・考えられないほど早く終わった。NHKったらなんとレコードの回転数を間違えたのだ。途中で気が付かなかったのかしらん。
・女流ヴァイオリニストのジネット・ヌヴーが飛行機事故で亡くなったのは有名だが、ヴァイオリニストのジャック・ティボーがヌヴーの訃報に接し、「自分も最期はかくありたいもの」などと発言したらその何年か後、来日の途中エールフランスのヌヴーと同じ機種の飛行機でアルプス山脈に衝突して亡くなったという。ヘタなことは言うものじゃないねえ。
・ヴァイオリニストのアルマ・ロゼの話。マーラーの妹ユスティーネの娘である。名前は伯母さんから拝借。勿論ユダヤ人だったので時代的にナチスに翻弄される人生。オーストリアからロンドン、オランダ、フランスに流れ流れてついにアウシュヴィッツ収容所送りに。しかしアウシュヴィッツでは何故か女性オーケストラが結成されていて、入団してヴァイオリンの腕を発揮、貢献した。オケの団員は他の収容者よりははるかによい待遇(食事・部屋など)だったという。
彼女は1944年にアウシュヴィッツ内で食中毒のため解放直前に37歳で亡くなった。
・ビルギット・ニルソンとアストリッド・ヴァルナイは同い年である。活躍した年代から考えるとヴァルナイのほうが年上に感じるが。ヴァルナイは両親がオペラ歌手ということもあり、舞台に立つのも大変に早かった。片やニルソンはスウェーデンの農場の娘だった。ヴァルナイが22歳で華々しくメトデビューした頃はニルソンはまだ畑で野良作業をしていた・・・と自伝に書いてあった。アレ??怖くないじゃん
うーん・・・なかなか、怖い話というのはないものだねえ。
(この項続く??)
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コメント
ヴァルナイは若い頃から大役を歌っていたのでピークが早かったんでしょうね。イゾルデやブリュンヒルデを歌わなくなったのはいつ頃なんでしょう?
怖い話。父が倒れたとき、朝5時に自宅に荷物を取りに帰り何気なくラジオをつけたら音がしない。何かな?と思っているとモーツァルトのレクイエムが始まりました。そのときの衝撃は忘れられません。その後のことはお察しのとおりです。
以来誰かの追悼でなく、単なる鑑賞としてモツレクを聴くと決まって良くないことが起こります(気のせいでしょうか?)
投稿: 大分のワグネリアン | 2010年12月23日 (木曜日) 16時25分
ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲を演奏すると、オーケストラが潰れる…とか。「ウィリアム・テル 序曲 迷信」で検索すると、ちょっと似た話は出てきます。でもよく引き合いに出される東京の某オケ以外にも、バタバタとたくさんのオケが潰れたんでしょうか?たぶん無いでしょうねぇ。
投稿: ぜん | 2010年12月23日 (木曜日) 20時36分
面白いデシタ(笑らうた)。
迷信に深入りしないせいか、意外にそういう話にあわないし、聴いたこともありませんでした。もっと面白い話、聞かせてください(シリーズになったりして)。
投稿: IANIS | 2010年12月23日 (木曜日) 22時03分
西洋では13を忌避しますが、数秘術に凝っていたシェーンベルクも誕生日が13日であることを不吉に感じ、
7+6=13であることから自分は絶対に76歳で死ぬと信じていたそうな。
そして76歳の7月13日、この日は金曜日だったこともあり1日中引きこもって警戒していたのですが、
日付が替わるちょうど13分前に亡くなったそうな。
最後のは後付けに思えなくもないですが(笑)
投稿: フィディ | 2010年12月24日 (金曜日) 19時28分
>>大分のワグネリアンさん
いやー、それは気のせいかと(モツレク)。
ヴァルナイはショルティ・リングのワルキューレでフリッカを打診されていたのですが、色んな事情で承諾しなかったと。残念な話でした。
投稿: naoping | 2010年12月25日 (土曜日) 09時23分
>>ぜんさん
「ウィリアムテル」の話は初耳です。ネットで探したらぽろぽろ出てきましたが、確かに有名曲なのに意外と演奏されませんね(気のせいですかね)。他にそういう曲あるんでしょうかね。
エレクトラを歌うと、その歌手は声がつぶれる・・・これは迷信でもないし。
投稿: naoping | 2010年12月25日 (土曜日) 09時28分
>>IANISさん
これが私の(今のところ)せいいっぱいです。思い出せばまだあるのかもしれませんが。 ホラーの本場、イギリス音楽関係でもっとあればいいんですけどね。
投稿: naoping | 2010年12月25日 (土曜日) 09時31分
>>フィディさん
ほほう。シェーンベルクもベルクも師弟揃って数字にこだわる人ですねえ。ベルクは23歳の7月23日に最初のぜんそくの発作が起こったので、生涯「23」という数字にこだわったようです。そういえば昨日はベルクの命日でした(12月24日)。
投稿: naoping | 2010年12月25日 (土曜日) 09時43分