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2010年12月 8日 (水曜日)

ベルク/ピアノ・ソナタ 作品1 バレンボイム

P1110571ベルク:ピアノ・ソナタ 作品1
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)

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ベルクもたまにはいいかな・・・というわけでピアノ・ソナタ。ベルクがシェーンベルクに作曲を習い始めて、作品番号がついた最初の作品。22歳から23歳の頃の作曲。

最初は3楽章の予定だったんだが第1楽章を書いたあと、次の楽章がどうにも先が続かず。はてどうしよう?と思ったら師匠に「これで言いたいことは全部言っちゃったんだからこれはこれでいいんじゃね?」的なことを言われて、はあ納得。ということでこのピアノ・ソナタは1楽章しかない。そしてこのCDでは11分半しかかからない。みじけえ。

しかし、この曲はカッコイイと思う。後年のベルクの音楽のカッコよさが垣間見える。トリフォノフが弾いたらきっとすごく似合うだろう(最近こればっかりだ)。

CDでこれを弾いているのはバレンボイムである。そもそもピアニストであるということを私はすっかり忘れてしまってたが、忘れちゃいかん。そういえば私はバレンボイムはナマではオペラ振っているのしか観たことない。

(話はガラっと変わって)

夕べ、たまたま夜中に目が覚めたので、ネットラジオで放送していたバレンボイム指揮スカラ座のワルキューレを聴いた・・・第一幕の後半だけ。まあ、ネットでやるくらいだから以下のような豪華メンバーであった。あ、ポーランド語なのはキニシナイ。

Ryszard Wagner Walkiria – dramat w trzech aktach

wyk. Simon O’Neill – tenor, Waltraud Meier – sopran, John Tomlinson – bas, René Pape – bas-baryton, Ekaterina Gubanova – mezzosopran, Nina Stemme – sopran, Danielle Halbwachs – sopran , Carola Höhn – sopran, Ivonne Fuchs – mezzosopran, Anaik Morel – kontralt, Susan Foster – sopran, Lean Sandel-Pantaleo – mezzosopran, Nicole Piccolomini – mezzosopran, Simone Schröder – mezzosopran, Chór i Orkiestra La Scali, dyr. Daniel Barenboim

しかし・・・サイモン・オニールという今売り出し中のテノール(ニュージーランド出身だそうな)はどうなんだろう。あたしはイマイチあの鼻にかかった声が好きになれなかった。ネット放送だから本質は伝えてないだろうけども。

あと、W・マイヤーもずいぶん・・・老けたなあという印象。外見は見えないけど、少なくとも声に関してはかなりジークリンデにはキツくなったなあと思った。日本でイゾルデを見聴きした時はこんなだったかなあ。パペはいつも通りだったけど。第一幕が終わって間髪入れず沢山のブラヴォー。さすがはワルキューレ。さすがイタリア。

で。第二幕以降は聴かなかった。だって翌日会社だもの。ニナ・シュティンメのブリュンヒルデは聞きたかったが・・・うむ。

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