普通の演出のオペラが観てみたい。
こないだ。
CDを買いに行ったら、来年のフィレンツェ歌劇場とバイエルン歌劇場のちっちゃいパンフレットが袋に入っていた。
フィレンツェは行く予定がないが、バイエルンは・・・行くんだろうなあ。ワーグナーとシュトラウスをやられた日にゃあ。しかもなかなかのキャストである。
しかし。
舞台写真を見て、少し暗澹としてしまった。やっぱり・・・。普通の演出ではない感じである。
ああ、心から私は思う。
普通の演出の引っ越し公演のワーグナーやシュトラウスが観てみたい、と。
素晴らしい声の饗宴。観る人に視覚的な余計な邪魔をさせない演出。
美青年の騎士。ドレスで着飾った美女。中世のお城。
何故これを観ることができないのだろう、高いお金を払って。
しかもカウフマンとマギーにマイヤーだぜええ。声はもちろん視覚的にも申し分ないだろう。
(そんなに言うならメトへ行けばいいじゃねえの?と思われるかもしれんが、あたしはレヴァインは苦手なのさっ)
ああ、一度でいいから(スーパーマンのTシャツでなく)毛皮を着たジークフリートを観てみたいよう。
ああ、サヴァリッシュで来日の頃は良かったなあ・・・。
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コメント
こんばんは。
師匠、全面的に賛同。当方は演奏会形式が最も好みです。オペラの魅力は声と音楽だと思います。最近のホールオペラもうんざりしてきました。トンネルの呪縛から抜け出すのに20年かかりました。
投稿: Mie | 2010年11月10日 (水曜日) 22時37分
>>Mieさん
現代においてはコテコテに普通の演出でやってくれたほうが逆に新鮮だと思います。
サヴァリッシュのリングの映像なんて歌手が豪華なだけに、最後とかベーレンスがかわいそうで泣きたくなります。シェローの演出がまだ古典的な感じです。
投稿: naoping | 2010年11月10日 (水曜日) 22時59分