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2010年11月 3日 (水曜日)

よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代~大阪発・60年ぶりの復活演奏~NHK BS2

今日は久しぶりに実家に帰った。
今私の住んでいる所はBSは契約してないので、実家に帰るとBSを見たくなる。文化の日なのに、今日はそんな目ぼしいものはなかったけんども。

しかし。たまたま見た標題の番組は結構面白かった。母親は「全然面白くない。早く家帰れ」とうるさかったけど、私はじっと見ていた。時間的に遅くなると道が暗いので、途中で帰ったためあとのほう30分は見てない。

よみがえる「ラジオ歌謡」とその時代~大阪発・60年ぶりの復活演奏~
 ~NHK大阪ホールで収録~
85年の歴史があるNHK大阪放送局(BK)の倉庫から、手書きの楽譜が百点以上も見つかった。日本を代表する作曲家が手がけた往年の人気番組「ラジオ歌謡」の数々や、朗読付きの歌物語、大阪弁の会話が活きているラジオ音楽劇など、見つかった楽譜を中心に、BKの委嘱で20世紀半ばに生まれた作品を復活演奏する。戦前の大阪の街並みなど、歴史的な映像も豊富に交えながらお送りする。

【曲 目】
「たそがれのワルツ」「愛のこみち」「あしおと」、ラジオ・ミュージカルス「待てど暮らせど物語」、合唱物語「金の魚の話」、交響曲「大大阪」 ほか
【出 演】
石橋栄実(ソプラノ)、松本薫平(テノール)、寺田農(語り)、大阪センチュリー交響楽団(管弦楽)、ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団(合唱)、本名徹次(指揮)
【ゲスト】 西村朗(作曲家)、岡田晴美(ソプラノ歌手) ほか
【司 会】 上田早苗アナウンサー

まあ、最初のほうのラジオ歌謡に関して言えば全然知らない曲ばっかりで正直退屈であった(その時代の歌謡曲を好きな私でも)。やはり後半のクラシックの範疇の曲が印象に残る。まあ覚書的に感想を。

101023c 大栗裕作曲:歌劇「夫婦善哉」 (断片)
全編大阪弁による珍しいオペラ。まあ、原作は森繁久弥さんの映画とかになってるアレであろう。全曲公演があったら聴いてみたい感じ。歌詞は「買物ブギ」を思わせる感じだが管弦楽はいい感じであった。大栗さんは「大阪俗謡による幻想曲」という曲で有名。名前は知ってたけんども。

ラジオ・ミュージカルス「待てど暮らせど物語」 (断片)
これも大栗さんの作曲なのかしらん。こちらも全編大阪弁のミュージカル。就職が決まった夫とそれを支える妻の話。この番組のメインで出演してた石橋さんというソプラノ歌手が清澄な素晴らしい声で「クーポン券でワイシャツ買うで~」みたいな歌詞を歌うのは非常に違和感があったが(笑)、商店街のシーンの合唱がイッツ昭和な感じで良かった。こっちも機会があれば全部聴いてみたい(しかし東京住まいのため全く機会はなさそうだが)。

101023b 三善晃作曲:合唱物語「金の魚の話」
若かりし頃の若杉弘さんが、若かりし頃の三善さんに合唱曲を頼んで作られたというラジオ放送用の合唱曲。三善さん自身も全く自分で聴いたことはなく、今回の蘇演を大変喜んでいらっしゃった。プーシキンの原作による、女声合唱と室内合奏団、バリトンと語りによる曲。当時のラジオ放送ではプーランクの合唱曲の次に放送。三善さんの曲もまるでフランス音楽のように素敵。打楽器や木管を多用した合奏は大好きな「赤毛のアン」の主題歌を思わせる。
今回の番組では寺田農さんの語りで上演(ウチの母親に「寺田さんはこないだ「魔笛」で木の着ぐるみを着て出演したんだよ」と言ったら大層驚いてた)。

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コメント

 はじめまして、「オペラの夜」と申します。何時も
楽しく拝読しております。

 この番組、僕も観ました。三善晃さん、最近は全く公けに
姿を見せず、心配しておりましたが、お体は大分弱られた
ようでも頭は冴えているご様子で、少し安心しました。

 40年前のBKには荒牧亀太郎と云う有能なプロデューサーの居て
大阪放送合唱団はヤマカズや森正や岩城宏之や若杉さんを客演に
呼んで超高性能を誇り、僕のような関西でコーラスをやっていた
連中の間で、伝説として語られていました。

 でも、何で大阪の放送局にそんな上手い合唱団が要るんだ?と云う
批判に晒され、通称アラカメの東京転勤と共に消滅しました。
定年退職後のアラカメは、東京混声等のプロ合唱団の育成に
関わりますが、昔を知っている人に言わせると、
何れも大阪放唱には及ばないそうです。

 今回の放映は、当時のBKの音楽番組のレヴェルの高さを
端的に示していたのでしょう。三善の「金の魚の話」の
委嘱にも、そんな背景のあった訳です。

投稿: Pilgrim | 2010年11月 6日 (土曜日) 12時48分

>>Pilgrimさん
初めまして。拙ブログを読んで頂いてどうもありがとうございます。
三善さん、遠い昔にコンサートでお姿を拝見したことがあり「ずいぶん痩せている方だなあ。(←ちょっと心配)」という印象でした。でもご高齢ながらしゃんとしてらっしゃいましたね。凄く昔の自作の事も覚えてらしたみたいだし。

私は関西の楽壇関係については全く疎いので(昔も今も)、このような世界があるとは全く知らずにおりました。曲も全く知らない曲ばかりでしたし、大阪放送合唱団の存在ももちろんしりません。色々と勉強になりました。また、今回出演のオペラ歌手の方も全く知らない方ばかりだったのですが、実力のある方が何人かいらっしゃいました(とくに石橋栄実さんはナマで聴いてみたい)。

「金の魚の話」はもう一回見たいなと思いました。

投稿: naoping | 2010年11月 6日 (土曜日) 22時49分

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