第4回 ポーランド音楽の夕べ (やなか音楽ホール)
出演者の方よりご連絡頂きまして、出かけてまいりました。
<出演>小早川朗子さん 津原和典さん(ピアノ) 岡村実和子さん 渡邉豊子さん(ソプラノ) 佐藤智孝さん(チェロ)
曲目については過去記事。
http://naoping.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-f837.html
私が(単なる気まぐれで)ポーランドラジオを聴き始めて一年弱になるわけですが、今回の「ポーランド音楽研究会」なるグループの方々は知らなかったし、自分の鑑賞の方向性とほぼ一緒の音楽をされる方々が日本にいらっしゃるなんて、本当にびっくりしましたし嬉しく思いました。
で、手短に感想・・・というかそういうのもなんかものすごく失礼なので曲の素直な印象を。
会場は「やなか音楽ホール」という西日暮里にあるコンサート専用の建物。普段からピアノや室内楽のコンサート等をしている所のようだが、存在を全く知らなかった。西日暮里なんかたまに布買いに行くくらいだもんね。観客は80人ほど入るのかな。中央にスタインウェイがあり、客席はそれを半円に囲む感じ。二階席もある。二階席のほうが良かったかも。一階だと少しピアノに近すぎるので。
(JR沿線にあるせいかたま~に電車の音が遠くに聴こえるのが残念。)
お客の中にはポーランド大使館の方らしきポ人が何人か。ポ語を生で初めて聴いた。全然わからんが。
MCをされてらした小早川朗子さんは、ポーランド留学もされすでに素晴らしい実績のあるピアニスト。(本当は「さん」とかじゃなくて「先生」って呼ぶべきである。いや私からすれば「師匠」って呼ばせて頂きたいくらいである。) 当然ながらポ語もペラペラ。(ショパコンで色々な人の演奏で何回も聴いた)バラ1を見事に弾かれてた。
凄く恥ずかしいことだが、私はピアノのコンサートというものに行ったことなく、ショパンをプロの演奏家さんが弾くのを初めて生で見聴きした(おおおお)。素直に凄いと思った。指先からショパンが、ポーランドがぽろぽろと出てくるような感じ。情熱的な曲だ、バラードという名前に偽りなし。
プログラム前半はほぼショパン。ポーランドラジオを聴いていると月に一回は出てくる「願い」という歌曲は本当にいい曲なのだ。今回難しいポーランド語の歌曲を2人の歌手の方が果敢に挑戦されていた。ちゃんとポーランド語っぽく聴こえてたのでかなり特訓されたのだろう(聴いてるだけでは意味はさっぱりわからないが)。
ショパンはチェロ・ソナタはラジオでよく聴くが、今回のチェロの曲「序奏とポロネーズ」は多分初めて聴く(まあラジオのどっかで耳にしてるかもしれんが)。まあショパンらしくピアノが主な感じ。
ルジツキのポーランド舞曲集はピアノの前に立てられた楽譜を遠目で見ると・・・なんか凄い秘曲なんだなあ感があって凄く感慨深かった。日本でルジツキを聴いてるってのがほぼ信じられないんだけども。
休憩のあとは、全部珍しい作曲家編。
もう一人のピアニストの津原さんという方はザレンプスキの研究家でおられるという(ということでザレ様の解説はやたらと充実)。演奏はザレンプスキへの愛に溢れていた。歌曲も素晴らしかった。歌曲は15歳の作曲ながらいかにもザレンプスキという作風で「あ、あれは・・・ここは・・・」みたいな感じで楽しく聴いた(そんなにザレンプスキは知ってるわけではないけど)。歌われた岡村さんというソプラノの方も素晴らしかった。これに懲りずに?レパートリーにポーランドものを広げて欲しいなと思った。
続くカルウォーヴィチとガブレンツの歌曲も素晴らしかった。ピアノ伴奏も素敵。もっともっと色々聴きたくなった。ガブレンツって作曲家の曲は一回だけ管弦楽の曲「ピルグリム」を聴いただけだが(ファンタジア・ポルスカでも登場回数は少ないほうかと)、作風はR・シュトラウスに近くて好きな雰囲気であると思う。
(そういえば、カルウォーヴィチの歌曲の「おだやかで明るい黄金の日々を僕は思い返す」っていう題名の日本語訳も何かグッと来た。これ歌詞もいいんだよね。カルウォーヴィチって何だか親近感がある、何故だろう。ポーランド音楽聴き始めたきっかけだったからかな。)
最後のザレンプスキの連弾は、ザレンプスキ夫婦の愛情が感じられる曲だなと思った。きっとよく連弾を楽しんでたんだろう。カルウォーヴィチとともに早死にが惜しまれる。
ということで、このシリーズは一年に一回(位)されているそうで、次回もまた珍しいものを期待しております。色々と勉強になりました。(小早川さんともお話しできてとてもうれしかったでした。)
いいコンサートを本当にありがとうございました。
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コメント
よかったですねぇ。
実は自分も、この前ザレンプスキのピアノ五重奏、CDをオーダーしました。楽しみです。
ただDux盤は時間かかりそうだったので、別のを…でもDuxの方がクルカ先生はじめメンバーがよさそう。失敗だったかしらん。
投稿: ぜん | 2010年11月29日 (月曜日) 11時48分
>>ぜんさん
よかったですよぅ。
おお、ザレンプスキ買われるんですね!どんどんザレ感染者?が増えているようで、いい事です。
DuxでないというとBearton盤ですね。私、それは売ってるの見たことがありません(そっちも欲しいです)。Dux盤はお店で見つけたのですが。
クルカ先生、ヤブウォンスキ先生のDux盤は前にリンクしたこの音源(たぶん。演奏者の記述がないので)。↓
http://www.youtube.com/watch?v=X3367pk7wk4&feature=related
投稿: naoping | 2010年11月29日 (月曜日) 22時23分